ダシマ式BanG!Dream「全バンド一貫! バンドリ学園!」   作:ダシマ

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第6話「ガールズバンドとは」

 色々あったが、Poppin’Partyのメンバーと食事をする事になった飛鳥。好奇の目で見られている。

 

飛鳥「まあ、そうなりますわいね…」

有咲「同情するよ」

飛鳥「あ、どうも。えーっと…」

有咲「市ヶ谷有咲。宜しく」

飛鳥「あ、一丈字です…」

 

 そして全員が食事を運んでいたが…。

 

飛鳥「どこも混んでますね」

有咲「こっち来て」

飛鳥「え?」

 

 飛鳥達の目の前に、木造の特別スペースがあった。

 

飛鳥「何ですかこれ」

有咲「うちら専用の特等席。ファンに囲まれてゆっくり食事が出来ないから、ここで食べてるの」

飛鳥「へー…」

 

 飛鳥のリアクションに有咲が困惑した。

 

有咲「…あまり驚かないんだな」

飛鳥「いえ、皆さんが結構絶大的な力を持っているという事は、事前に教えていただいたので…」

有咲「そんなんじゃねぇよ。とにかく来な」

飛鳥「本当によろしいんですか?」

有咲「本当は男子禁制だけどな。あそこの黒服さんには事情を話してるから、通してくれるよ」

飛鳥「へ、へえ…」

 

 都会の学校ってすげぇな…と思いながら、香澄たちと共にパスを受け取って特別スペースに入った。

 

 そして大きめのテーブルに6人で座ったが、滅茶苦茶見られていた。

 

有咲「な、なあ。別の所にしようぜ/////」

りみ「恥ずかしい…//////」

飛鳥「私のせいでしょうね…」

 

 有咲、りみが恥ずかしがると飛鳥が申し訳なさそうにする。

たえ「二人とも気にし過ぎだってー。一丈字くんも」

香澄「そういう所も直していかないと!」

有咲(ああいえばこういう…!!)

 

沙綾「あ、そういえば自己紹介まだだったね」

香澄「あ、そうだ! 挨拶しないと!」

 

 沙綾の言葉に香澄は思い出して飛鳥を見た。

 

香澄「私Poppin Partyのボーカル担当の戸山香澄! 宜しくね!」

たえ「花園たえだよ。ギター担当」

りみ「う、牛込りみです…。べ、ベース担当…です…」

沙綾「ドラムの山吹沙綾だよ。宜しくね」

有咲「さっきも自己紹介したけど、キーボードの市ヶ谷有咲」

飛鳥「宜しくお願いします」

 

 飛鳥が一礼した。

 

香澄「そういえば仮装大会の時にライブをしたんだけど、どうだった?」

飛鳥「とても良い演奏でしたよ」

有咲「本当か?」

 有咲がジト目で見つめた。

 

飛鳥「…音楽の事はあまり詳しくないんですけど、直感的に良いと感じました」

たえ「そういえばあなた、ピアノ習ってたの?」

飛鳥「いえ、独学です」

 

 飛鳥の言葉に皆が驚いた。

有咲「ど、独学って…。テキストとか見てないのか?」

飛鳥「楽譜は一応読んでますよ。じゃなきゃわかりませんもんね」

 

 と、飛鳥が苦笑いした。

 

有咲「つくづく変わった奴だな…オマエ」

飛鳥「良く言われますねぇ」

 

 有咲の言葉に飛鳥が愛想笑いをするが、有咲はますます飛鳥が怪しく感じた。

 

 そしてその様子を羨望と嫉妬の眼差しで見つめるファン達。ほとんどが男子生徒だったが。

 

「あの野郎…!!」

「オレ達みたいな凡人が入れない聖域に…!!」

「オレ達にもお恵みをぉぉぉぉぉぉ」

 

 と、嘆き悲しんでいたのを香澄とたえ以外の4人が感じ取っていた。

 

飛鳥「…思ったんですけど、いつもこんな感じなんですか?」

有咲「そうなんだよ。気持ち悪いったらありゃしねぇ…。りみなんか迂闊に外で歩けなくて困ってるんだよ…」

りみ「……」

 

 飛鳥と有咲がボソボソ離すと、りみが指をツンツンした。ちなみにりみは3年生に姉がいる。

 

香澄「あ、そうだ飛鳥くん。Poppin’Party以外のバンドの子とはもう仲良くなった?」

飛鳥「えーっと…2組の人たちとは一度お話ししました」

香澄「Afterglowだね! メンバー全員の名前は知ってる?」

飛鳥「はい。名前を教えて貰いましたよ」

たえ「言ってみて」

飛鳥「美竹蘭さん、青葉モカさん、上原ひまりさん、宇田川巴さん、羽沢つぐみさん」

香澄「すごーい! 全員正解!」

 と、香澄が笑顔で飛鳥を褒めると、

 

「オレもメンバー全員の名前言えるよ!!」

「褒めてぇえええええええええええ!!!」

「ていうか何でそいつだけ!!」

 

 男子生徒達は気持ち悪い表情で訴えたが、黒服の男たちに止められて、飛鳥、有咲、りみ、沙綾の4人はドン引きしていた。飛鳥と有咲に至っては、「いつかストーカーで訴えられるんじゃないかな…」とまで思っていたが、香澄とたえは男子生徒達の真意に全く気付かなかった。

 

香澄「他のグループは? パスパレやハロハピ!」

飛鳥「いえ。無知なもので」

香澄「ムチ?」

たえ「馬を叩く奴でしょアレ」

有咲「知らないって意味だよ」

香澄「そっか! じゃあ教えてあげるね!」

 

 と、香澄が他のグループの事を教えた。

 

香澄「…っていう訳!」

飛鳥「ああ。分かりました。ありがとうございました」

 結構人数多いんだなぁ…と飛鳥は思っていた。

 

 そして話し込んでるうちに昼休憩が終わろうとしていた。

 

香澄「あ、もうすぐ昼休憩終わっちゃう! 教室に戻ろっか」

飛鳥「そうですね…」

 

 香澄たちは黒服の男たちにパスを返し、自分達の教室に戻っていった。

 

飛鳥(スクールカースト上位って、どの学校にでもいるもんだなぁ…)

 飛鳥がそう考えていると、

 

「一丈字」

「?」

 

 クラスメイト達が話しかけた。

 

 

「お前、香澄ちゃん達と一体何の話をしてたんだ?」

飛鳥「他のバンドの人たちの事について教えてくれましたよ」

「そ、そうなんだ…」

 

 と、クラスメイトの女子生徒が相槌を打った。

 

「それにしても…いいなぁー。ポピパと飯食えてよ」

飛鳥「そ、そうですか…」

「そうですかって、お前あの子たちは高嶺の花だぞ!?」

飛鳥「でしょうね…」

 

 飛鳥が苦笑いした。本当にこれからどうなるんだろうなぁと思いながら…。

 

 

おしまい

 

 

 




キャラクターファイル06
市ヶ谷 有咲

Poppin'Partyのキーボード担当にしてツッコミ役。
見た目とは裏腹に男勝りで毒舌な喋り方をする。
以前は不登校を繰り返していたが、香澄たちの出会いで改善された。
実家は質屋である。
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