ヒロアカに転生して炎の個性を得たけど、俺のせいで平行世界化したんだけど   作:孤狼 龍

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あらすじ
自身の素性をA組に明かした紅煉はみんなに受け入れてもらえる。
そして再誕したヤサ紅煉。
体育祭当日では爆豪と轟ちゃんに宣戦布告を受け、選手宣誓では皆の意識を高めた。
そして、第一競技が始まる


第10話 火群と障害物競走

 皆の意識を高めた紅煉は、第1競技が何かを聞く準備に入ってた。

 

「第1競技はこれよ!!」

 

 スクリーンにデカデカと『障害物競走』の文字が映し出される。

 

「内容は計11クラスによる総当たりレース! コースはこのスタジアムの外周、距離は約4㎞よ!因みに個性の発動は自由!コースさえ守れば何でもありよ!!そしてスタート地点はあの門!」

 

 そう言い、ミッドナイトは狭い門を指差す。

 

「……理解した」

 

『さあ、早く準備して!もうすぐ始まるぜ!!』

 

 そう言われ、生徒たちはスタートラインに並ぶ。そんな中、紅煉は不死鳥を発動させ、合図を待つ。

 そして....

 

『スタート!!』

 

 スタート同時に一斉に走り出す。だが、そん中でも紅煉は例外。生徒らの頭上を不死鳥の翼に変えた腕で羽ばたいていく。ちなみにスタート位置の通路は狭くぎゅうぎゅうで通勤ラッシュの電車の様に密集している。

 

「なるほどな、つまりこれが、最初のふるいというわけだな」

 

 そう呟くと同時に前方から冷気を感じ取った。紅煉はさらに上に飛ぶ。轟の氷結攻撃をかいくぐることに成功した。前を見るとクラスの連中が飛び出していた。

 

「クハッ!そう来なくっちゃァなぁ!!面白くねぇよな!」

 

 そして実況席では実況が始まる。

 

『開始早々轟ぶっぱなしたァ!!てか火群飛んでね!?どうなってんだ!?』

 

『アレは火群の個性。不死鳥(フェニックス)。自身の体、もしくは1部を不死鳥の姿に変える事が出来る。ちなみに攻撃されて傷がついても再生の炎と呼ばれるあの青い炎で傷を癒す。他者も癒せる優れものだよ』

 

『チート級に強え!!』

 

『さぁ!スタートダッシュで先頭に立ったはAクラス轟だ!さらに後続の妨害に氷結攻撃!しかし実力者はそれを躱し轟を追いかける!!さぁいきなり障害物だ!!まずは手始め……第一関門ロボ・インフェルノ!!』

 

 一般ヒーロー科の入試の時にお邪魔ヴィランとして立ちはだかった巨大ロボが今回もお邪魔としてコースに立ちはだかる

 

「入試んときの0ポイントヴィランじゃねぇか!!!」

 

「まじか!ヒーロー科あんなのと戦ったの!?」

 

「多すぎて通れねぇ!!」

 

「一般入試用の仮想敵ってやつね」

 

「どこからお金出てくるのかしら……」

 

 轟は見上げながら冷静に分析し、八百万はお金の使い方に若干の呆れている様子だった。

 

「でも、もっと凄いの用意して欲しいわ……クソな父親が見てるのだから」

 

 轟は氷結で巨大ロボを凍らせ倒壊させる。そのまま走り抜ける。そして皆が出来た道を通ろうとすると奥からまた巨大ロボが

 

「通れねぇじゃん!どうすんだよ!!」

 

 峰田が叫ぶと空から青い炎が…紅煉だ。一直線に巨大ロボに向かう。

 

『アレは火群か!?』

 

『何する気だ?あいつ……』

 

 すると紅煉は一回転してその勢いを利用し右脚を上に向けると、炎を吹き出させ、巨大な炎の大剣の形を模す。その大きさは巨大ロボをも超える。

 

「「「「「えっ?」」」」」

 

『『えっ?』』

 

「いくぞ……」

 

 皆が驚く中、その大剣を振り下ろす。いや、脚から出てるから蹴り下ろす?踵落としの容量なのかもしれん。

 

「《火之迦具土神(ひのかぐつち)》!」

 

 そうして振り下ろした炎の大剣は巨大ロボを一刀両断し爆発させる。さらに大地まで軽く抉れた……

 見た目は某超次元サッカーのイギリス代表のチームのキャプテンだった男が使ってた超ロングシュートを紅煉風にアレンジしたものである。

 

『……なんだそりゃァァァっ!!?』

 

「「「「ええぇぇえええッ!?」」」」

 

 プレゼントマイクとみんなが一斉に驚く。轟も轟だったが、紅煉も紅煉でやばかった。そのまま紅煉は飛翔する。

 そして轟を抜き一気に進むと、第二関門まで来る。

 

「先頭が変わって火群!さっきのヤバかったな!そうこう言ってる間に第二の仕掛けまで到達!!火群、第一がそんなにぬるかったか? ならこれはどうだ!! 奈落に落ちたら即アウト!!ザ・フォール!!空中での移動は厳禁!地面スレスレかその下、つまり土台を避けて飛ばないといけないぞ!』

 

「なら問題ないな……はぁ!!」

 

 すると、紅煉はその姿を青い炎の鳥に変える。その姿はまさに……不死鳥

 

『おぉっと火群!姿が変わって……なんだアレ!?』

 

『昨日見してもらったがあれが不死鳥の完全形態だ。あの状態だとどんな物理攻撃も効かないらしい』

 

『マジかよやべぇ!!』

 

 プレゼントマイクらがそう言ってる間に不死鳥の姿になった火群は地面スレスレを猛スピードで進む。

 

『とかやってるうちに第二関門突破されたァ!!ん?あれ?後ろから誰か来てるぞ!?』

 

 後ろを見た火群は、一気に笑みを零す。後ろから現れたのは……

 

「待てやこの鳥野郎!!」

 

「逃がさないよ!」

 

「僕だって負けてらんないんだ!!」

 

 宣戦布告した3人だ。爆豪は爆破の推進力で一気に飛んで来て、轟は氷の個性を使ってスピードスケート、緑谷はフルカウルで攻めてくる。

 

「いいねぇ!最高だよお前ら!!」

 

 不死鳥状態から元の姿に戻り背中に翼を生やして飛ぶ。

 

『おっとぉ!一気に3人駆け上がってきたァ!!このまま最後の第三関門に向かう!!第三関門の内容は一面地雷原!怒りのアフガンだ!』

 

「「「「関係ねぇ!!」」」」

 

 プレゼントマイクの紹介も虚しく、爆豪は爆破で、紅煉は背中の不死鳥の翼で空を飛び、轟は氷結で無効化し、緑谷は一気に駆け抜けて地雷が発動する前に走り抜けて行く。

 

『あの4人地雷をものともしねぇ!!自由か!おいイレイザー!お前のクラスどうなってんだ!?どんな教育してんだよ!』

 

『俺は何もしてねぇよ、あいつらが火をつけあってるだけだ』

 

 実況席も驚くくらいの大接戦。そしてそのまま通路に入って行く。

 

「「「「負けてたまるかァァァァァっ!!」」」」

 

「超・爆速ターボ!」

 

「ホワイト・スライド!」

 

「フルカウル!上限20%!!」

 

「爆炎ブースター!!」

 

 爆豪は両手から一気に爆風を出して推進力を、轟は地面を凍らせ滑ってスピードを、緑谷はフルカウルの上限になって走行速度を、紅煉も手から炎を吹き出して素早さを高める。

 それぞれがお互いにスピードの出る様に個性を使いゴールする。ほぼ同時にゴールした。

 

『ゴーーーーーールッ!!てか誰が一位だ!?』

 

『ほぼ同時にだったな。ミッドナイトの判断に任せよう』

 

「肉眼ではわからないので、ビデオ判定に入ります!」

 

 ビデオで確認するが、4人とも同時にゴールしてるようにしか見えない。となると……

 

「一位通過は!爆豪くん!緑谷くん!轟さん!火群くん!」

 

『同率一位!!こんなことってあるのか!!?』

 

 会場から一気に歓声が上がる。この結末は誰も予想してないらしい……むしろ誰が予想出来たか?

 

「あはは、こんなことあるんだね」

 

「ちっ、次こそ俺が1位だ」

 

「いや、私がなる」

 

「あっ!?俺が……「いーや」」

 

「「「あ(え)?」」」

 

「俺が優勝してやる」

 

 緑谷が乾いた笑み浮かべ、爆豪は舌打ちしながら次の試合の1位宣言をする。轟も同じだ。だが紅煉はその先、優勝するという宣言をする。

 

「上等だ。てめぇを真っ先にぶっ潰してやる」

 

「望む所だよ、火群くん!」

 

「火群……貴方を倒すのは私……」

 

 3人ともやる気満々で結構。さてさてさーて。後ろはどうなってるのやら……と、思いながら見てみる。

 

 そして続々とゴールする人々。峰田が八百万にくっついてたので少しキレたらすぐに離れたので良しとする。

 

ーーーーー

 

 42位までゴールし、スクリーンに結果が発表された。

 

1位 火群紅煉

1位 爆豪勝己

1位 轟凍火(とうか)

1位 緑谷出久

5位 塩崎茨

6位 骨抜柔造

7位 飯田天哉

8位 常闇踏陰

9位 瀬呂範太

10位 切島鋭児郎

11位 鉄哲徹鐵

12位 尾白猿尾

13位 泡瀬洋雪

14位 蛙吹梅雨

15位 障子目蔵

16位 砂藤力道

17位 麗日お茶子

18位 八百万百

19位 峰田実

20位 芦戸三奈

21位 口田甲司

22位 耳郎響香

23位 回原旋

24位 円場硬成

25位 上鳴電気

26位 凡戸固次郎

27位 柳レイ子

28位 心操人使

29位 拳藤一佳

30位 宍田獣郎太

31位 黒色支配

32位 小大唯

33位 鱗飛龍

34位 庄田二連撃

35位 小森希乃子

36位 鎌切尖

37位 物間寧人

38位 角取ポニー

39位 葉隠透

40位 取蔭切奈

41位 吹出漫我

42位 発目明

 

 ……原作通りだな、俺と爆豪と轟ちゃん以外……てか轟ちゃんの名前って凍火なんだ……初めて知ったよ。

 

「普通科とサポート科が1名ずつ……宣戦布告した奴が勝ち上がってきやがったか…いいね、面白くなってきたってもんだ」

 

「あ?まぐれだろ」

 

「そうとも限らねぇさ……」

 

「どういう事?」

 

 爆豪が鼻で笑うと否定する紅煉。それを聞いた緑谷は問い掛けてくる。

 

「まぐれでここまで来るのは有り得ねぇってことさ……誰もが個性を使う中……ここまで来るのは素晴らしいと思うぜ……」

 

「……ちっ」

 

 事実を述べられ舌打ちをした爆豪は結果を見る。合計42人。これほどの人数が次の相手となるか……原作を知ってるがザ・フォールの際少し違ったからどうなるか……

 次の競技の内容で……すべてがわかる。

 

ーーーーー

【他の生徒がゴールする直前の緑谷と紅煉のお話】

 

「ところで緑谷。お前いつから上限を上げること出来たんだ?」

 

「昔っから体は作ってたんだよ。かっちゃんと一緒にね」

 

「えっ?爆豪と?!」

 

さすがに驚く。原作でもいじめられっ子だったはず……いったい何がどうなってるんだ?

 

「かっちゃんは口は悪いけど、ヒーローになりたいって言った僕の為に少しだけど身体を鍛えてもらったんだ。だから自由に動けるのは8%までだけど直線的な動きなら20%まで耐えられるの」

 

「へ、へぇ……」

 

 衝撃な真実に戸惑いを隠しきれない紅煉氏。そこにさらに追い打ちをかける一言が……

 

「それに、かっちゃんと一緒に海岸を掃除したしね」

 

「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ〜〜〜っ!?」

 

「だ、大丈夫?顔、変だよ?」

 

 今日1番の驚きを見せる。某ひとつなぎの大秘宝を巡る物語の自称神の驚いた顔と同じ顔になる。

 だって原作だとそんな描写ないし、そもそも知るのはもっとあとのはずだし

 

「ま、待て待て……じゃあ、あの時、個性把握テストの時爆豪が怒ってた理由は?」

 

「え?『まだ個性制御出来てねぇのかデクこらぁ!』って怒られてて」

 

「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーっ!?」

 

 さらなる衝撃な事実を突きつけられ目が点になるぐらい驚く。

 

「あの、つかぬ事をお聞きしますが……ヘドロ事件の際……爆豪君助けたあとどうなったの?」

 

 原作だと爆豪は緑谷に会って感謝じゃない感謝を述べた後帰ったはず…

 

「えっ、えっと……」

 

「俺がデクのとこ行って礼を言ってたらこいつの親戚のおじさんが来てな、一緒に駄弁ってた」

 

 緑谷が少し困惑すると爆豪君乱入。だけど詳しく教えてくれたよやったね。じゃねぇよ。親戚のおじさんが来た?そんな描写はない。つまりオールマイトが来た……てことは、爆豪は始めっから緑谷が『ワン・フォー・オール』持ってる事を知ってる…?そういや俺の知ってる爆豪はもっと緑谷に突っかかっているけどしてないし、少し丸い気も……まぁ、うん……また今度考えるとしよう。

 

「そうか、無粋な質問したな。悪かった」

 

「だ、大丈夫だよ!」

 

 爆豪は何も言わずモニターを見る。もう話は終わったし俺もモニター見よ。

 続々とゴールしていくのを見ていると観客席を見る。そして吹き出した。

 

「大丈夫?!どうしたの!?」

 

「ゴホッゴホッ……な、なんでもない」

 

「そ、そう?」

 

 紅煉が吹き出した理由。それは観客席にエンデヴァーが紅煉を見ていてたのだ。そりゃ吹き出す。

 そうこうしてるうちに42位まで戻ってきて第1競技は終了した。

 ここで順位の結果発表のシーンまで戻るというわけだ。




これにて、第1競技は終い。
1位を紅煉と爆豪、緑谷と轟にした理由は今後の展開的に面白そうなことを考えたので1位にしました。

緑谷出久と爆豪勝己の仲直り的ものに関しては原作のままだととてもじゃないが険悪過ぎるのであえて仲直りさせました。
原作のままがよかった人ゴメンなさい。

次回も楽しんでくれることを願っています。
それではまた次回!
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