ヒロアカに転生して炎の個性を得たけど、俺のせいで平行世界化したんだけど   作:孤狼 龍

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あらすじ

同率一位になった紅煉と轟と爆豪と緑谷。
お互いさらに火をつけあって次の試合で1位を取るのを自分だと争ってる中、紅煉は優勝を狙う発言をする。それによりさらに火がつく面々。さて、次の競技はなんだろうか


第11話 火群と騎馬戦

 さて、第1競技が終わり次からいよいよ次からが本選だ。

 

 はりきって司会進行を務めているミッドナイト先生が宣言する。

 

「さーて第二種目よ!! 私はもう知ってるけど~~~~……何かしら!?」

 

 彼女の背後のモニターからドラムロールのような音を鳴ったかと思えば、『騎馬戦』の文字が表示された。

 

 二種目は個人競技ではないらしい。爆豪が露骨に舌打ちしたのが聞こえた。

 

「参加者は2人から4人のチームを自由に組んで騎馬を作ってもらうわ! 基本は普通の騎馬戦と同じだけど、一つ違うのが先程の結果にしたがい各自にポイントが振り当てられる事!!」

 

 

 騎馬戦のルールを聞いてると、紅煉は騎馬戦の例の図に気を取られていた。

 なんで優に200kgを越えていそうなオールマイト(後に聞いた出久ぺディアによると現在255kg。全盛期は274kgだったとか)が騎手で、13号先生とスナイプ先生、プレゼント・マイク先生が騎馬をしているんだろうか。

 

 確かに騎手は強いかもしれないが、明らかにバランスが悪いと思う……てか悪い。

 聞きたいけど、あえて聞かんでおこう。

 

「そして与えられるポイントは下から5ずつ! 42位5ポイント、41位が10ポイント……といった具合よ」

 

(なら1位は210ポイントか。結構細かい計算をして騎馬を――)

 

(って、緑谷は考えてるんだろうなぁ……でも、現実は甘くない)

 

 緑谷が考え事をしてるのを見て予想付けた紅煉。そして1位のポイント発表がされた。

 

「そして1位に与えられるポイントは、1000万!!!!」

 

「「えっ?」」

 

「はっ?」

 

「ふっ…」

 

 ぽかんとする3人と笑う1人。言うまでもなくぽかんとしてるのは緑谷と轟と爆豪。目を丸くしてる緑谷、仰天してる轟、顔を引き攣らせてる爆豪。流石の点数配分に驚きを隠せないようだ。

 そんな中紅煉は楽しそうに口を歪ます。すると理解したのか爆豪も口を歪ます。

 紅煉達4人に視線が集まる。

 

「……の、つもりだったんだけど、1位が四人という事で、一人250万ポイントに変更します!!」

 

 視線は減らなかったがポイントはちょっと減った。けどそれじゃあ面白くない。そう思ってるのは紅煉だけではなかった。

 

「そんな訳で、上位の奴ほど狙われちゃう……下剋上サバイバルよ!!! 上に行く者には更なる受難を! 雄英に在籍する以上何度でも――」

 

「待てや審判」

 

「待ってくださいよミッドナイト審判」

 

 説明するミッドナイト先生の言葉を遮って、爆豪と紅煉が口を挟む。2人は顔を見合わせてニヤッと笑う。

 

「ちょ、ちょっと、まだ話の途中……」

 

「本来なら1位は1000万なんですよね?なら話は簡単だ。なぁ爆豪?」

 

「あぁ、そうだ。デク、轟、火群…俺の馬になれ」

 

「……えっ」

 

「……あー、成る程」

 

 紅煉と爆豪の爆弾発言に、会場がざわめき始める。

 緑谷は納得したらしいが、轟は意味が分かってない様子、紅煉はともかく爆豪はらしくないとしか思えないと思ってる人が多数いた。

 

「轟さん。かっちゃんも火群君もポイントを分散したくないんだと思う」

 

「大正解だ緑谷。さすがだと褒めてやるよ」

 

「1位の価値が下がるよりは、テメェらと組んで格の違いを見せつけた方がマシだって事だ」

 

「……そういう事…」

 

 つまりそうだ。1位が複数いるより1位を統一させる。こうすれば1000万は必然的に1位の物。あとはそれを奪われるか守れるかのサバイバルというわけだ。下克上?させねぇぜ!!

 

「私は構わないよ」

 

「やろうか、かっちゃん」

 

 緑谷は乗り気で轟ちゃんも少し考えたが頷いてくれた。これで決まった。

 

「っつー訳ですぜ。ミッドナイト審判、これで俺達は1000万で文句は無いでしょ?」

 

「勝手に決めないの全く…………けど、そういう青臭いのは、好み!!」

 

 決定事項のように告げる紅煉にミッドナイト先生は溜め息を吐いたが、それはそれで面白いと思ったのか笑みを浮かべながら鞭を振るう。

 今更だけど、結構主審の自由に出来るのかい。

 

「という訳で、1位が全員同じチームになったので、そこを1000万ポイントとします!!」

 

 ちなみに言うと紅煉含めると四人居るので騎馬は完成した。……原作ぶち壊しだな。ごめんなさい

 

 そこからミッドナイト先生が細々としたルールを語ってくれた。

 

 制限時間が15分。騎手はそのチームの合計ポイントの表示されたハチマキを着けてそれを奪い合う。

 0ポイントでもアウトにはならないらしいので、かなりの混戦が予想できる。

 個性もありらしいが、あくまでも騎馬戦なので悪質な崩し目的なのは一発退場になる。

 

 まぁ、確信したことはある……このルールなら

 

俺達に敗北の二文字はありえない

 

ーーーーー

「というわけで作戦は簡単だ。『取られない』以上!」

 

「あぁ!?てめっ1位取りに行くんじゃねぇのか?!」

 

「だからこそ取られないようにするんだよ。轟ちゃんの氷結でも防ぐ奴は居るしな、それに下手に取りに行くより守る方が先決だ。だが、〜〜〜〜〜するってのはどうだ?」

 

「………ちっ、わーたよ」

 

「僕はその作戦で構わない」

 

「私も」

 

「よし、やるぞ!」

 

 作戦を話し終えると制限時間となって、他の騎馬もチームが決まったようだ。

 

『さぁ起きろイレイザー! 15分のチーム決め兼作戦タイムを経てフィールドに12組の騎馬が並び立った!!』

 

『…………なかなか面白ぇ組が揃ったな』

 

 それと同時に実況が復活した。そういえばあったな、てか寝てたのか、相澤先生……

 

『よォーし組み終わったな!!? 準備は良いかなんて聞かねえぞ!!』

 

 さて、始まるようだし、意識を切り替えていこうか。

 

 紅煉らの騎馬は騎手が爆豪、前衛が緑谷、右後ろが轟、そして左後ろに紅煉。

 

 この布陣なら、紅煉達は負けない。と確信がある。

 

『行くぜ!! 残虐バトルロイヤルカウントダウン!!』

 

「火群君、最初はお願いするよ?」

 

『3!!!』

 

「任せろ」

 

『2!!』

 

「かっちゃんと轟さんも、準備しててね」

 

『1……!』

 

「指図すんなわーっとるわ」

 

「うん」

 

『START!』

 

 さあ、騎馬戦もとい……戦争(クリーク)を始めよう。

 

ーーーーー

 

『さァ! スタートと共に1位の騎馬が一斉に狙われて……オォオオ!!?』

 

『ほぉ、攻撃ではなく守備、防衛戦と来たか』

 

「《炎戒(えんかい)》《火柱(ひばしら)》!!」

 

 スタートの合図と同時、紅煉は自分らを中心として広範囲の火柱を繰り出した。

 

「あっつ!!」

 

「近寄れねぇ!」

 

「クソっ!」

 

 だが、次の瞬間……信じられぬことが起こる。

 

「行くぞオルァ!!」

 

『爆豪!?飛び出してきたァァァっ!!!』

 

「「「「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?」」」」

 

 爆豪が飛び出してきたのだ。流石にこれにはみんな驚くしかない。完全に絶対防御の状態から出てきたのだから。

 

「死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーッ!!」

 

 爆破させながらあの昼食の邪魔をした金髪優男のポイントを強奪する。実は決めていたのだ。

 

ーーーーー

【数分前】

 

「とりあえずB組の金髪で優男っぽいやつのなら取っていいからさ……頼むわ爆豪。今は俺の作戦に乗ってくれ」

 

ーーーーー

 

「あ!取られた!!」

 

「何してんだよ物間!!」

 

『おぉっとーっ!爆豪!ポイントを奪ったァァァ!!』

 

 不意打ちだったのか対応もできず取られる物間。仕方ないよ、急だし、不意打ちだし……

 

「ドンマイ……と言うと思ったかバーカ!楽しい談笑昼食会を邪魔した恨み!ここで晴らしてやったり!!クハッ!!パツキン嫌がらせ小僧の貴様らしい最期だ笑ってやる!フハハハハハハッ!!」

 

 相当根に持ってたのか紅煉は隠すこと無くぶちまける。どことなく慢心王に笑い方が似てる気がする?気のせいだ。

 

『……火群、壊れた?』

 

『あいつなんだかんだで1番キレたら怖いし根に持つタイプだからな……』

 

『なんで知ってんの?』

 

『アイツの中学の担任から聞いた。震えながら話してたよ』

 

『担任ビビらせるとかマジやべぇやつやん……怒らせんとこ』

 

 紅煉の壊れように実況席も引いてる。なんとも言えんのだろう。だがB組の反応を見る限り『またなにかしたのか物間』って思われてるみたいなので普通に続行する。

 

 ちなみに爆豪は轟ちゃんの作った氷塊で周りを囲み。落ちてくる所を緑谷がフルカウルで空中を軽く殴って風を起こして落下速度を落とし、紅煉が炎で氷塊を乗り越えた相手を寄せつけないようにし、爆豪が爆破で方向転換して騎馬に着地。

 

『これはありなのか!?』とみんなに言われたがミッドナイト審判は「テクニカルでOKよ。地面についてたらダメだったけど」だそうな。

 

 そのまま1000万に向かってくる人もいる中、自分らで奪い合う人達……特に物間は向かってきたが爆豪の爆破、轟ちゃんの氷結、紅煉の火炎、緑谷の風圧に耐えきれず何度も後退させられてる……見てて滑稽だと思ってしまったのはご愛嬌。

 

 周りを見るとやはりと言った所か……宣戦布告に来た普通科の子…心操人使……やはり洗脳系の個性……しかも言葉でかけにくる。

 やはりそこも原作通りというわけだとわかった。ちなみに原作だと轟ちゃんのチームだった八百万さん達の騎手を務めてるのは切島。そして爆豪のいたチームは騎馬が瀬呂くん先頭で麗日さんと発目さんになってて騎手を芦戸が務めている。え?心操チーム?そういえば騎馬ってB組の子と尾白と青山……気にしないでおこう。うん。そうしよう。

 

「往生せぇやァァァっ!4トップゥゥゥゥ!!」

 

 峰田の声が聞こえてきた。どうやら原作通り障子の複製碗の中にいるらしい。梅雨ちゃんもいるだろうから……よし、こうしよう。爆豪も気付いたみたいだし。爆豪と目を合わせニヤリと笑って言い放つ。

 

「「ア゙?潰すぞブドウ頭」」

 

「すいませんでしたァァァァァァっ!!」

 

「峰田ちゃん……気合を入れるのはいいけどあの二人を敵に回したらアウトよ」

 

 泣きながら叫ぶ峰田。そしてフォロー?する梅雨ちゃんという絵面を見せられた。うーん、これはあれだな……一言で言うならアレしかない

 

「……愉悦」

 

「なにが!?」

 

「えっ?」

 

「お前ら動けや!!」

 

 笑みを浮かべながら小声で言ったが、緑谷には聞こえてたようだ。物凄いびっくりした顔で紅煉を見てる。

 逆に轟は聞こえなかったようでぽかんとした顔で紅煉を見てる。

 爆豪はそんな3人を見てキレた。

 

ーーーーー

 

 そんなこんなで試合が終了した。ゼロポイントのヤツらほとんど1位のグループ……つまり紅煉達のを取りに来た……が、轟ちゃんの氷結、緑谷の拳圧、爆豪の爆破、紅煉の火炎により手も足も出ず終わった。ちなみに勝ち残ったチームは全て第3競技に出場する原作通りのメンバー達だった。やったね分かりやすくてやりやすい!!

 

 とにま昼休憩が挟むので挟んだが……紅煉と緑谷は轟ちゃんに呼び出されて話を聞く。原作通りの展開だったがひとつ違うのは紅煉も呼ばれたこと。緑谷と紅煉で別々に話したが緑谷にはオールマイトの隠し子かなんかを聞き、次は紅煉の番になったが紅煉の場合は自身の素性を話してこう言って来た。

 

「私は、氷で貴方に勝つ事により……あの男を完全に否定する。貴方はあの男と個性が似てるから……」

 

 これを聞いた紅煉はキレた。だが冷静に言った。

 

「エンデヴァーと俺の個性を同じにするな。言っとくが……俺とて簡単に負けるわけにはいかない…俺だってこの身に母と叔父の思いも背負ってんだ……俺に勝つって言うなら、本気を出せ」

 

「……分かった」

 

 多分この分かったは氷での本気という意味だ……だから、個人戦で緑谷が分からせてくれるはず……轟ちゃんの個性は轟ちゃん自身の力であると……

 

 しかし、紅煉は忘れていた。自分というイレギュラーが居ることを……この時、紅煉は緑谷に任せようとした事をハッキリと後悔することとなる。




というわけで騎馬戦。1位が4人居たので分散させると思いきや1位の差を見せつけるため、あえて4人でチームを組ませました。
なので詳細に書こうと思ったのですが無理でした。ごめんなさい。

次回はとうとう個人戦。どういう対戦表になるのかは次回のお楽しみです。
では、また次回!
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