ヒロアカに転生して炎の個性を得たけど、俺のせいで平行世界化したんだけど   作:孤狼 龍

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前回のあらすじ
救助訓練レースを行い、見事1位を取った紅煉。
とうとう期末試験が近くなりその準備を始めた。


そしてだんだん近づいてくる悪意……影から伸びる手はもうすぐそこまで来ていた。


火群と期末テスト
第24話 火群と期末テスト準備


 期末テストまで残すところ一週間を切っていた。

 

「全く勉強してねー!!」

 

「あはははー」

 

 上鳴が叫び芦戸の渇いた笑い声も聞こえる。

 

「体育祭やら職場体験やらで全く勉強してねー!!」

 

 二人が騒いでるとふぅーとわざとらしい溜息が吐かれた。そこを見れば峰田が椅子に偉そうな態度でふんぞり返っていた。

 

「演習試験もあるのが、辛ぇとこだよな」

 

 上鳴と芦戸が騒ぐ。

 

「あんたは同族だと思ったのにぃ!!」

 

「お前みたいな奴はバカではじめて愛嬌出るんだろうが!そこそこ出来やがって、どこに需要あんだよ!」

 

「世界かな…」

 

 そんな二人に救世主が…

 

「お二人共、微力ながらお手伝いしますわ」

 

「「ヤオモモ!!」」

 

「お二人じゃ無いけどウチもいいかな?二次関数の応用つまずいて……」

 

「悪い八百万!俺も頼む!」

 

「俺も」

 

 二人がそれに乗っかると耳郎さん、瀬呂、尾白も便乗していく。

 

「いいですとも!!」

 

 昼休み、食堂にて…紅煉、緑谷、麗日、飯田のいつものメンバープラス凍火で昼食を食べてようと席を探していた。

 ちなみに紅煉は飲み物を買いに行ってる。

 

「演習試験か〜内容不透明で怖いね」

 

「突飛な事はしないと思うがな…」

 

「筆記試験は授業範囲でやるから何とかなるしな」

 

「何とか…」

 

 期末テストについて話し合っていると……

 

「いてっ!?」

 

 緑谷の頭を誰かが小突いた。

 

「ああ、ごめん。頭が大きいから当たってしまったようだ!」

 

「B組の物間君!?よくも!!」

 

 すると物間は煽るような表情を作りながら騙り始める

 

「君らヒーロー殺しに遭遇したんだってね」

「体育祭に続いて注目を浴びる要素ばかり増えてくよねA組って」

「ただその注目って決して期待値とかじゃなくてトラブルを引きつける的なものだよね」

「あー怖い!いつか君たちが呼ぶトラブルに巻き込まれて僕らにも被害が及ぶかもしれないなぁ!あー怖い!」

 

 紅煉が居ないからだろう。いつもより多く煽れると思っているのか煽りまくってる。

 だが緑谷達には届いていなかった。なぜって?そんな煽ってる物間の後ろに鬼神(紅煉)が居るのだから言葉も失う。

 

「どうしたんだい!?僕の後ろに誰かいる……の……か……い…」

 

「「「「あっ……」」」」

 

 ようやく緑谷達の変化に気づいた物間が後ろを振り返ると完全ブチ切れモード……ヤサ紅煉が居た。

 

「……選べ」

 

「は、はい?」

 

 冷たいトーンで言葉に重みを乗せながら呟く。物間は何選べばいいのか聞いて見ることにした。

 次の瞬間、最初の選択肢を聞いて全て後悔していた。

 

胸筋から腹筋にかけてのほんの少しの皮を全て剥がされて神経むき出しにした状態で指でなぞられるか……ちなみに0,2mmある表皮を削ったら神経があってそれをなぞられるとバーナーで炙られてるみたいらしいよ?治るまでどれくらいかかるかな?もうひとつの選択肢は俺の怒りの鉄槌が下る前に今すぐ飯田に土下座して謝るかってあるけど……どうする?ちなみに俺は後者を勧めるよ……前者は俺もやりたくないんだ。仮にもヒーロー志望だからね……でも君が前者を選ぶなら喜んでやらせてもらうよ」

 

「大変に失礼かつ心の傷をえぐるような真似をしヒーローを目指すものとして間違ってると自覚しました!!本当に申し訳ございませんでした!!!」

 

「き、気にしてないとも……」

 

「「「……」」」

 

 物間に対して絶対に放送してはならない言葉を並べた後にもう1つの選択肢を与えると即飯田に謝る物間。

 それを見た凍火達は絶対に紅煉は怒らせないようにしようと心に誓ったのであった。

 

 物間がガタガタ震えながら戻った後、期末テストの話をする紅煉らの後ろから近づいてくる人物。

 

「せめて実技の内容が分かればいいんだがな」

 

「私、知ってるよ!テスト内容!ねぇねぇ、教えて欲しい!?」

 

「「「「「っ!!?」」」」」

 

 その時、水色のロングヘアの誰もが振り向くであろう美女が元気良く話に入ってきた。

 

「……失礼ですが、あなたは?」

 

「私?私は3年の波動ねじれ!よろしくね!」

 

「1年の飯田天哉です!」

 

「同じく緑谷出久です」

 

「同じく麗日お茶子です」

 

「同じく轟凍火です」

 

「同じく火群紅煉です」

 

 飯田が自己紹介したのでみんな自己紹介する。すると波動先輩は紅煉の名前を聞いて歓喜の表情を浮かべる。

 

「君が火群紅煉君なんだ!」

 

「え、ええ。はい」

 

「ヒーロー殺しをやっつけたんでしょ!?凄いよね!なんで髪の毛伸ばしてるの!?短いの嫌いなの!?」

 

 グイグイ来る波動先輩に気圧される紅煉がそこに居た。

 

「ヒーロー殺しにも立ち向かった彼が気圧されるとは」

 

「所で波動先輩」

 

「ねじれちゃん」

 

「えっ?」

 

 頬を少し膨らませ怒ったような感じの波動先輩。なんで?という感じに見てると続けて言い放つ。

 

「私の事はねじれちゃんって呼んで欲しいな」

 

「……えっ?波動先輩?何を言って」

 

「ねじれちゃん」

 

「ね、ねじれ先輩」

 

「ね・じ・れ・ちゃ・ん!」

 

「ね、ねじれちゃん……」

 

「うん♪よろしい!」

 

 紅煉はどうしたものかと緑谷達を見ると飯田は静かに顔を背け麗日さんはニコニコ笑顔で微笑み緑谷は明後日の方向を見てて凍火は少し怖い顔をしてる。

 

「そ、それでねじれちゃん……テスト内容についてですが……」

 

「うん、それはねー…」

 

 

 

 

 

「「ヤッターーーっ!!」」

 

 教室に上鳴と芦戸の歓喜が響く。

 

「んだよ、ロボなら楽勝だぜ」

 

「ホントホント」

 

 ねじれちゃんが教えてくれた…演習試験はロボとの戦闘だと。紅煉らはその事をクラスの皆に伝えた。

 

「お前等は対人だと個性の調整大変だもんな」

 

「ああ!ロボならブッパで楽勝だー!」

 

「私も溶かして楽勝だー!」

 

 

 

「人でもロボでもぶっ飛ばすのは同じだろ!何が楽チンだアホが!!」

 

「アホとはなんだ!」

 

「うっせえな!!調整なんて勝手にできるもんだろ!!アホが!!」

 

 爆豪の怒鳴り声が響く。

 

「なぁ火群……」

 

「ん?」

 

「てめぇ、まだなんか隠してるだろ」

 

「「「「「えっ!?」」」」」

 

 爆豪のその一言にクラスの皆が紅煉を見る。

 

「……その根拠は?」

 

「てめぇの《ディアブロ・フォース》だかなんだか……見てて思った。使い慣れてるように見えた……だがお前は「修行に丁度いい」って言ってたな……」

 

「読唇術まであるのか……」

 

「それってそのスタイルが初めてなだけで別の強化形態があるんだろ……そしてそれは《ディアブロ・フォース》より上」

 

「………」

 

 爆豪がめっちゃ考察し的確に自身の憶測を紅煉に叩き付ける。それに対して紅煉は沈黙をする。

 

「黙るってことはそう見ていいんだな。そして体力を持っていかれるのは《ディアブロ・フォース》よりも楽なんだろう?」

 

「それは違うな」

 

「あ?何が違うんってんだ?」

 

 爆豪が少しキレ気味な口調になる、よほど違ったことにイラついたのだろう。

 だが臆することなく紅煉は話す。

 

「《ディアブロ・フォース》より楽なんじゃない……むしろその逆、使ったら戦えなくなるんだ」

 

「「「「「えっ!!?」」」」」

 

「……っんだと?」

 

 クラスメイトと爆豪が驚きの表情をする。

 

「と言っても数時間戦えないだけなんだけど……ただ、その形態だと俺が本気で戦えるのは30分あるかないかだ。ハイリスクを伴うのが《ディアブロ・フォース》だとしたら俺が今言ってる形態はハイリスクハイリターンなんだよ。つまり簡単に言うなら超短期決戦型……放つ技の一発一発は全力かつ全開だ」

 

 そう言う紅煉の顔はずっと表情が変わってない。嘘は何も言ってないようだ。

 

「……いつから使えてるんだ?」

 

「プルトンが両親を殺した際に使った技がそれと聞いてな……復讐の為に調べて使って何度も腕を焦がしアレンジした時だからな……6歳とかそんくらいから使って完全に極めたのは14歳だ。まぁ今となっちゃ復讐なんかどうでもいいが……」

 

 嘘である。使い始めた時期や極めるに至るまでの過程は本気(マジ)本当(マジ)だが使い始めた理由は全く別の理由。ただの憧れである!

 ちなみに憧れてるのは勿論父親(プルトン)ではないぞ!

 

「待って?極めたって言ったよね?」

 

 緑谷が割り込んで来るがその発言にクラスの皆がハッと息を飲む。

 そう、紅煉は極めたと言った。そう言ってなおかつリスクが大きいと言っているのだ。

 その時、クラス全員の思ってることは一致した。

 

[どれほど危険な技なんだ!?極めたのにリスクが高いなんて!!]

 

「あぁ、どんなに極めようがどれほど使おうが避けようがないリスクに見舞われる。俺も使うのなら一撃必殺を覚悟してる」

「まぁ今回はロボが相手だからな、使うことは無いだろう……相手がオールマイトとかなら別だが」

 

「「「それは無いだろ〜!」」」

 

「ちっ!使えや!」

 

 紅煉が冗談じみたことを言うと上鳴と切島と瀬呂が否定してくる。爆豪は舌打ちして文句言ってきた。酷い。

 

 そして残りの期間、紅煉は死に物狂いで勉強に漬け込んだ。

 因みに中間の結果は6位とそれなりに高いのだ。伊達に学生を二度してないということだろうか?




今回はここまでとさせていただきます。
どうでしたか?最近はたくさんの方から評価を頂いて本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。評価して下さってる皆様には感謝しています。
たとえどんなに低くても評価して下さってるだけで自分がまだ至らない所があると創作意欲をさらにかき立てられるのでありがたく思っています!
感想も多い時は4件くらい来る時があり励みになっております!
これからもこの作品の方をよろしくお願いします!
アンケートは今日までなので参加をお待ちしております!

それではまた次回!

オリ主の期末試験の相手

  • 緑谷とペアでオールマイト
  • 切島とペアでセメントス
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