ヒロアカに転生して炎の個性を得たけど、俺のせいで平行世界化したんだけど 作:孤狼 龍
林間合宿2日目、各々の“個性”を伸ばすため個性を多用する。
その夜、合宿の宿泊施設を見つめる怪しい瞳が……
林間合宿三日目、相も変わらず“個性”伸ばしの訓練をするA組とB組一同。
補習組は眠そうにしつつもしっかりと励み、他の生徒もしっかりとやっている。
そして紅煉はというと……
「ファイヤァァァァァァァァァっ!!……うん、絶対これじゃない感がすごいあるな……」
身体中から炎を絶やさずにずっと出し体内の酸素を抜いてから炎を出すのをやろうとしてるが武術を行っていた為かなかなか上手くいかないようだ。
「これで上手くいかないなら仕方ない……別のやり方思いつくまで別の技とか鍛えるか……何を鍛えよう……《ディアブロ・フォース》は問題無いし、《ドラゴン・フォース》は終わると寝るから時間ロスになる……あ、いいのがあったな。来い《禁忌「レーヴァテイン」》」
紅煉は炎の大剣を造り出すと軽く振るう。
「よしよし、後は他にも武器を作り出せるようにしないとな……よしっ」
そのまま個性を別方向の伸ばし方をする紅煉。相澤先生はそれを黙って見ていた。
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三日目の訓練と夕食作りと食事が終わり、皆が待ちに待ったイベントが待っていた。
「さて、腹もふくれた。皿も洗った!お次は…」
「肝を試す時間だぜ!!」
と、上鳴が嬉しそうに声を上げる。が、そこで相澤先生が残酷な報せを届ける。
「その前に大変心苦しいが、補習連中は……これから俺と補習授業だ」
「嘘だろぉ!?」
上鳴ら赤点者の体に瞬時に巻かれる包帯。
「すまんな。日中の訓練が思ったより疎かになってしまったので、こっちで削る」
「うわぁ!堪忍してくれぇぇ!!試させてくれぇぇ!」
すると、ピクシーボブからルール説明が言い渡される。
「相手に直接攻撃しなければ何でもOK!個性を使って、個人の創意工夫を凝らして驚かせちゃおう!」
「多くの人を失禁させた組が勝利となる!!」
「辞めてください…汚い」
ペアを決めるくじ引きだが――A組は三人が補習に行っているので残り17人。一人余るのだが……
「……一人余る…」
「クジ引きだから……必ず誰かこうなる運命だから……」
まさかここに来てまで緑谷のくじ運が無いとは、ちなみに原作と違うのは八百万のペアは芦戸さん。爆豪のペアは切島。凍火のペアは俺という点だろう……
「……ま、どちらにせよ俺がやることは変わらない…」
紅煉は不気味な雰囲気漂う森を見つめていた。
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始まって約10分経った頃、三番目に出発した俺らが感じたのは、焦げ臭さだ。
「紅煉。この匂い、何?」
「誰かが火をつけたんだろうな。凍火、お前はこの先にいる爆豪と合流しろ、3分後ってことはそう遠くは無い」
「分かった……紅煉はどうするの?」
「……嫌な予感がする。俺は焦げ臭い匂いがする方に向かう。なんかあったらすぐに逃げろよ」
そう言って紅煉は森の中へと走っていく。凍火は紅煉の言葉通り切島と爆豪と合流する。二人も異変に気づいてるようだ。
「おい半分女。この匂いなんだ?お前らのどっちか驚いて火をつけたんか?」
「私達じゃない。けどなんか嫌な予感するって紅煉が……」
「マジか!?どこに行ったんだ!?」
「わからない。けど私たちは施設に戻ろう」
「今はそれが最短だな……さっきガスが撒き散らされてるのを見たが……B組の奴らは大丈夫なんか?」
「わかんない」
とりあえず三人はここで立ち止まってちゃ仕方ないと歩き始める。
三人は気づいてないが彼らの見える位置で火は燃えている……黒く燻る炎が森を焼いているのだ。
その頃、紅煉はというと木の上に立ちゆっくりと回るガスの渦を見ていた。
「これがB組を困らせてるガスか……速攻で潰すのが最適だな。つーわけで新技試すか」
そう言って紅煉は炎を出して弓を引くように構えると炎の弓矢が完成する。勿論この技の元ネタは某消防隊の弓矢使いです。技名は無いけど勝手に付けるなら……
「行ってこい……《
そうして放たれた炎の矢は一直線にガスの中心地へと向かっていく。しばらくするとパキャンと乾いた音と「アッツ!?」という声とガツンというどデカい音が響く。
するとガスが霧散していく。どうやら上手くいったらしい……
「まさか当たるとは……ん?」
遠くの崖の方で巨大な土煙が舞うのが見える。てことは……
「あそこが緑谷とマスキュラーがいる位置か……それよりもラグドールを助けなきゃ……」
よく目を凝らすと脳無と交戦してるラグドールの姿が見えた。
「居た……よし」
そう言って不死鳥の翼を生やして一気に急降下しラグドールの傍に落ちるように着地し脳無の懐に入る。
「えっ!?君っ!?」
「《火拳》!!」
巨大な炎の拳で脳無を撃破させる。広範囲の攻撃と火力で当分は起き上がれないはず……
「ラグドール!B組の人達を連れてすぐ施設へ!」
「き、君はどうするの!?」
「俺も人命救助に専念します!」
そう言ってると紅煉は背後から嫌な気配を感じる。どうやらそれはラグドールも感じたようだ。
「ウハハハハッ!おめぇ見たぜ!
「う、嘘だろ?なんで、この場に………いや、それよりもなんで…“
目の前に現れた男は、鎧を着ているがなぜか右肩を大きく露出していて、髪は獅子を思わせるボサボサの金髪で、その真っ赤な瞳は瞳孔がなく渦巻いている。
そう、その男は某妖精の尻尾の敵キャラ……その名は
「俺っちを知ってんのか?俺っちはザンクロウ!“
「ラグドール!!急いでここから離れて!!」
「えっ!?君は、どうするの?」
敵がどれほどやばいかを知ってる紅煉はとりあえずラグドールを逃がそうとする。だがラグドールは動かない。
「さっさと行け!!ここに居ると死ぬぞ!!それとも死にてぇのか!?」
「は、はい!!」
殺気と怒気を含んだ声で叫ぶと怯えた猫のように逃げるラグドール。
「ウヒヒッ、女を逃がしたつもりか?むしろ好都合だぜ!てめぇを連れていかなきゃ行けねぇからな!」
「さっきもそんなこと言ってたな……俺以外にもいんのか?」
「あぁ!爆豪勝己って奴だよ!」
[やっぱりか……だがコイツは正直に言うと厄介。ここで倒さないと……俺がヤバい。てかよく見たら黒い炎が燻ってやがる。夜だから気付かなかった!]
ザンクロウと対峙したままどうするかを紅煉は考えてると相手から仕掛けてくる。
「まぁ、さっさとやられちまえ!」
「っ?!《火拳》!!」
ザンクロウは手から黒い炎を紅煉に向かって放ち紅煉はそれを相殺しようとするが呆気なく紅煉の炎は呑み込まれる。
「何っ!?クソっ!《鏡火炎》!」
「おっ!俺っちの好物!頂きマース!」
そう言ってザンクロウは紅煉の放った炎を食べる。
「はァ!?嘘だろ!?」
「ふぅ、美味ぇなぁお前の炎。驚いてるようだが、たかが
個性【
神の炎と呼ばれる黒い炎を纏い、放出が可能!さらにこの炎は普通の炎では相殺出来ない!
さらに自身が使う属性を摂取すれば体力が回復し、力も強化される。
紅煉の個性の圧倒的上位互換とも呼べる個性!
「ちっ!厄介だな!くらいやがれ!!」
「おっ!?来るか!!?だが」
紅煉は両手に炎を纏うとザンクロウは片手に神の炎を纏う。
「《爆烈煌炎》!」
「効かねぇよ!」
両手の炎をザンクロウにぶつけるが、ザンクロウは片手で簡単に防いだ。
「なっ!?」
「神の炎の前には、全ての炎は無力なんだよ!!」
「ぐあぁあぁっ!!」
そのまま紅煉はザンクロウの神の炎に焼かれる。だが不死鳥の炎により火傷は治ってく。
「おっ!それが噂に名高い不死鳥の炎か!俺っちに食わしてみろよ!」
ザンクロウはそう言うと不死鳥の炎の一部を食らう。すると咳き込む。
「ごほっ!なんだこりゃ!」
「っ!?」
[不死鳥の炎が効いた?!]
「どうやら俺っちには食えない炎みたいだな!だけどそれで攻撃しても俺っちは痛くも痒くもねぇぜ!」
ザンクロウはそう言って笑う。どうやら本当に食えないようだが効かないらしい。それが分かると紅煉は覚悟を決める。
「ちっ、使うしかねぇか……奥義」
「おっ?!」
「《煌龍波》!!」
紅煉は右手から炎の龍を上空に放つとそのまま龍は紅煉に落ちる。
「なっ!?てめぇ!自ら焼かれるとか馬鹿なのか!?」
ザンクロウは目の前の状況が理解出来ずにいたが、直ぐに理解すると笑みが零れた。
「てめぇ、自分の炎を、喰いやがったな!」
「……《ドラゴン・フォース》」
紅煉は自身に向かって煌龍波を放ち《ドラゴン・フォース》に覚醒する。
「竜の炎って訳か、それでも俺っちの神の炎には勝てねぇよ!」
「そうかな?やって見なきゃわかんねぇ!《火竜の鉄拳》!」
「おっと!っぶねぇってよ!」
ザンクロウは紅煉の攻撃を避けると紅煉はまた両手に炎を纏う。ザンクロウはそれを見るとザンクロウも両手に神の炎を纏う。
「竜の炎は全てを焼き、薙ぎ払い、終りを告げる息吹とならん」
「神の炎は神の息…この星に新たなる命の恵みを与えたまえ」
「《火竜の煌炎》!!」
「《炎神のカグツチ》!!」
2人の炎はほぼ同時に放たれ、2つの炎がぶつかり合う。しかし紅煉の方が徐々に押され始め、押し負けてしまう。
「ぐあっ!?」
「うひひっ!言ったろ?!神の炎には如何なる炎も勝てやしねぇ!知ってるか?人間に火という知性を与えたのは神だってよ。火を生んだのは人でも、動物でもない....神だ!」
「知ってるよ」
「あ?」
思わぬ返答にザンクロウは眉間にシワがよる。
「神の炎がすげぇのも、神の炎のおかげで俺らが生活出来てるのも知ってる……それでも、負けるわけにはいかねぇんだ!!《火竜のー」
「んなもん、ただの屁理屈じゃねぇかってよ!見せてやるよ!どんなに自身を鼓舞しても絶対に超えられない力があるってのを!《炎神のー」
紅煉とザンクロウは互いに息を大きく吸い込み始め、一気に解き放った。
「ー咆哮》!!」
「ー怒号》!!」
紅煉のブレスとザンクロウのブレスがぶつかり合う。お互いに1歩も引かなかったがやはり1歩及ばず紅煉が押し負ける。
「ぐあぁあぁっ!」
「何度やっても無駄だってよ!」
「くっ!滅竜奥義!《紅蓮爆炎刃》!!」
炎を纏った両腕を振るい、爆炎を伴った螺旋状の一撃を放つ。
「なにっ!?」
そのままザンクロウは炎の渦に飲み込まれる………だが…
「あっぶねぇってよ、俺が炎を食えなきゃやられてたぜ」
「くそっ……」
ザンクロウは紅煉の奥義を簡単に食い尽くした。
「へへっ!これで終わりにしてやるってよ!!神は炎を喰らうのが大好きなんだってよ!《炎神の晩餐》!」
そしてザンクロウは神の炎で紅煉を閉じ込める。
「ぐあぁあぁァああぁぁっ!」
「この炎に包まれたら最後、灰になるまで出る事は出来ねえ!最もてめぇの場合は不死鳥のおかげで死ぬことはねぇだろうよ!」
紅煉が神の炎に焼かれ意識を失うその瞬間、声が聞こえた。
『負けるな』
[誰……だ]
『まだお前は負けてない。神の炎なんか食っちまえ』
[無理だ。相手は俺より格上なんだぞ]
『火群の一族は炎の個性を得て生まれる。そしてお前のとザンクロウってのは同じような名前の個性だ。奪っちまえ、その炎を』
[どうやってだよ、無理に決まってる……奴の炎は俺よりも…]
『「己が視界に入る全ての人間を背負うもの」だろ?』
[!!?]
『自分の約束、破るのか?母親と、叔父にした約束を……自ら破るのか?』
[……そうだ、こんな所で、諦めてたら……]
「なに!?」
燃え盛る神の炎の中で目を見開く紅煉にザンクロウは驚く。
「守るべき物も、守れねぇよな!!」
「何言ってやがる!神の炎の前には全てが無……力…」
ザンクロウは目の前の光景に自身の目を疑った。何故か?神の炎を、紅煉は食っていたのだ。
「て、てめぇ!どうして俺っちの、神の炎を食えてる!!?」
「決まってんだろ……俺は、火群一族の火群紅煉!炎の扱いなら、神より長けてる自信があるんだよ!!」
そう言って《炎神の晩餐》によって紅煉を閉じ込めてた炎を紅煉が全て食い切る。
「ば、馬鹿な!?」
「いいこと教えてやる。俺の炎は……何度でも立ち上がる!何度でも燃え上がる!何度でも、仲間を照らす!!滅竜奥義!!《
「ぐあああああああああああぁぁぁっ!?」
紅煉は右手に怪焔王の炎、左手に怪炎神の炎を纏ってザンクロウに向かって放つ。
「な、めるなぁ!!この程度で俺っちは…なにっ!?」
だがザンクロウはダメージは大きかったが、気絶はしなかった。だが、それを予測していたかのように紅煉は次の“攻撃”の準備をしていた。
「喰らえ……俺の出せる最強の火拳…《
「ぐぎゃあああぁぁああああああああぁぁぁッ!!」
圧倒的な熱量を持つ《火拳》が炸裂し、今度こそザンクロウは意識を失い吹っ飛んでいく。紅煉は静かにそれを見届け自身の腕を見る。そこには未だに黒い神の炎が燻っていた。
今回はここまでとなります。
参戦した今回の敵はFAIRY TAILの敵キャラ。ザンクロウです。詳しく知らない人は調べて見てね
次回は包帯だらけの男の正体を出そうと思っています。お楽しみに!
ではまた次回!