ヒロアカに転生して炎の個性を得たけど、俺のせいで平行世界化したんだけど 作:孤狼 龍
爆豪と紅煉の救出作戦に来た緑谷達は発信機の示す場所につくとそこでは脳無が量産されていた!
だがそこにヒーローが到着し事態は終わりに向かっていたが、最悪の存在オール・フォー・ワンが登場し事態は一変!
さらに爆豪も強制的に連れてこられる!そこをオールマイトが助けに来た!!
爆豪と紅煉はどうなるのか!?
神野の廃工場、その工場でオールマイトとオール・フォー・ワンはぶつかり合っていた。
「随分と遅かったじゃないか。以前の君ならもう少し早かっただろう?衰えたねオールマイト」
「貴様こそ何だその工業地帯のようなマスクは!だいぶ無理してるんじゃないか!?」
「言うじゃないかオールマイト」
「もう私は五年前の過ちを犯さん!爆豪少年は取り返す!お前と連合を刑務所に打ち込んでやる!」
オールマイトがはオール・フォー・ワンに向かって拳を構える。するとオール・フォー・ワンは腕を上げ、オールマイトがの方へ向ける。
「それは…やることが多くてたいへんだな。お互いに」
そして手を出した瞬間、オールマイトに衝撃が襲い、後方へ吹き飛ばされる。
「オールマイトぉ!!」
「心配しなくてもあれくらいならば死なないよ....だから弔、ここは逃げろ。彼を連れて」
するとオール・フォー・ワンの指が黒くなり、黒霧に伸び、突き刺さる。
「黒霧!彼らを逃がすんだ!」
「ちょっと!?黒霧は気絶してるのよ!?それにあんたがすればいいでしょ!?」
「それはできないんだマグネ。僕のはその人に関わる場所や人しか無理なんだ。黒霧のようにはいかないのさ」
すると黒霧から黒いゲートが開く。
「さあ、行け」
「せ、先生は....?」
消え入りそうな声で死柄木はオール・フォー・ワンに問いかけるがそこへ先程吹き飛ばされたオールマイトが戻ってくる。
「逃さん!」
「常に考えるんだ弔、君はまだ成長できる」
「行こう死柄木!あのパイプ仮面がオールマイトを食い止めてくれている間に!コマを持ってよ!」
Mr.コンプレスは気絶した志々雄を個性で玉に変え、トォワイス達は勝己の方に向く。
「めんっ....どくせえー....」
爆豪はそう吐き捨て、今の状態を打開する方法を考えていた。連合側も必死なのか爆豪を強引にでもとらえ連れて行こうと躍起になる。
「爆豪少年!!今行くぞ!!」
「させないさ、そのために僕がいる」
オールマイトもオール・フォー・ワンに邪魔をされ助けに行けない。
すると緑谷はこの状況を打破するための策を思いつき飯田達もそれに乗る。
「僕のフルカウルと飯田君のエンジンの推進力!そして切島君は硬化して壁をぶち破る。それと同時に轟さんは氷を展開する。なるべく高く、跳べるように……」
緑谷はフルカウルになり飯田はエンジンを吹かし、硬化した切島を担ぐ。
そして耳郎と八百万の合図とともに二人は壁をぶち抜き、それと同時に轟が巨大な氷のジャンプ台を形成し、そのまま走り抜け、空に跳び出す。
「奴らは僕らに気づいてない!これまで散々出し抜かれてきた相手に、今度は僕達がそれをできる立場にある!そしてそのまま手の届かない高さから戦場を横断する!ヴィランのボスはオールマイトを食い止めてる、これは逆もまた然り!!
「そしたら切島君が一言、たった一言言うだけでいい。そうすればかっちゃんは必ず答えてくれるはずだ。僕や、飯田君、八百万さん、耳郎さんや轟さんじゃダメだ!入学してからずっと対等な関係を築けた君の言葉ならきっと!」
そして切島は爆豪がいる方に手を伸ばし、その一言を叫ぶ。
その声を聞いた爆豪は目を見開く。爆豪の次の行動に気付いた死柄木はすぐさま爆豪を掴もうとしたが次の瞬間、爆破で爆豪は離脱し、切島の腕をしっかりと掴む。
「……バカかよ!」
そう悪態をつくが爆豪の表情には「遅せぇよ」と言わんばかりの、小さな笑みがあった。
「爆豪君!俺の合図に合わせて爆風で!」
「あ"あ"!?てめぇが俺に合わせろ!!」
「張り合うなこんな時に!」
「思った通り向こうに釘付け!逃げるよ!」
「何処にでも、現れやがる!!」
「マジかよ…全く!」
そして緑谷達に注目されている隙に凍火達はその場から退散していく。しかし敵連合も動きを見せる。
「逃がすな!遠距離ある奴は!?」
「志々雄に黒霧!両方ダウン!!」
「あんたらくっついて!!」
マグネ!“個性”『磁力』!
自身の半径4.5mの人物に磁力の付加する!
全身、一部力の調節可能!男はS極、女はN極になるぞ!
なお自身に付加できない!
マグネは自身の個性をスピナーとMr.コンプレスに個性を付加する。
「行くわよ!《反発破局・夜逃げ砲》!!」
「《タイタンクリフ》!!」
「っだ!!?」
「Mt.レディ!!?」
「救出…優先、行って!バカガキ」
そしてMr.コンプレスは個性の反発で射出され、緑谷達の方へ迫っていく。
しかし突如、Mr.コンプレスの目の前に巨大化したMt.レディが現れ、Mr.コンプレスはMt.レディとぶつから、二人とも衝撃で気絶する。
「まだ間に合う!もう1発!…ウッ!」
「ごっ!?」
「がっ!」
「…あぁ!グラントリノ!!」
そしてマグネ達はもう一度夜逃げ砲を打とうとするがグラントリノによって阻止される。
「遅いですよグラントリノ」
「おめえが速いんだよ!それより俊典!またあのアイツ!緑谷!?っとにますますお前に似てきとるよ!悪い方に!!」
「保須の経験を経てまさか来てるとは……」
「しかし情けないことにこれで心置き無くお前を倒せる!!」
オールマイトはオール・フォー・ワンを見てそう言う。グラントリノは死柄木とトガと対峙して攻撃しようとするが、オール・フォー・ワンは動じた様子もなく言い放つ。
「やれやれ、一手できれいに形勢逆転か……仕方ない…と言うと思ったか?オールマイト!僕のコマはこれだけじゃない!!」
「「なにっ!?」」
「来たまえ!!」
「「「「うわぁぁぁっ!!」」」」
オール・フォー・ワンはそう言い放つと天に手を掲げ叫ぶ。すると、
「緑谷少年達!?」
「何故ここに!?それよりも今の炎は!?まさかプルトンか!」
「俺はここだよグラントリノ、にしても老けたなクソジジイ…驚いたぜ」
「なにっ!?では誰だ!!」
プルトンはオール・フォー・ワンが出た工場から姿を現す。とてもそこからでは四人を押し戻す炎は出せないとわかったオールマイトはその方向に目を向ける。
緑谷達も同様にその方向に視線を向けるとその目を疑った。
「紹介しようオールマイト。彼は僕達の新しいペット。記憶は消され、母親が殺されてる現場を君は通ったのに見捨てられ僕らに拾われたという新しい記憶を植えつけた、もはや
「そ、そんな、まさか……」
「あ、あの小僧は」
「ククククッ、いいねぇその顔、見て見たいと思ってたんだ」
「う、嘘だろ?そんな訳」
「な、なんてこった」
「マジかよ、クソが!」
「そんな、嘘だ!」
オールマイトやグラントリノ、緑谷達の前に現れたのは彼らのクラスメイトであり共に競い合ってきた仲間、そして……今回の林間合宿で爆豪と共に攫われていた筈の……
「スルトだ」
火群紅煉だったのだ。
「……鳩が豆鉄砲喰らったような顔してなに人の顔を見てるの?そんなにおかしい?」
いつもの暖かい表情ではない。冷たい表情で、ハイライトの無い目で緑谷達を見ながらまるで鉛のような重く冷たい声を滲ませながらそう呟く。緑谷達の知る紅煉では無い。
「オール・フォー・ワン!!貴様ァァァっ!!」
「僕のやりそうなことさ!そうだろ?オールマイト!!」
オール・フォー・ワンは指を黒い触手に変化させ、オールマイトに伸ばし、オールマイトは咄嗟に右に避ける。しかしその触手はオールマイトではなく、マグネに突き刺さる。
「っ!?」
「個性強制発動....磁力!」
すると敵連合のメンバー全員に磁力が付加され、ゲートの前にいるトガに向かって気絶したメンバーが全員引き寄せられる。
「え!?そんなに急に来られても!?ふがっ!?」
トガは敵連合のメンバーに激突し、ゲートの中へ消えていった。
そして死柄木も個性に抗いながらもその場に止まろうとする。
「先生!だめだ!その体じゃあんたは!」
「大丈夫さ。君はまだやることがあるだろ?」
「でも!俺は!!」
「弔....君は戦いを続けろ」
「しまった!!」
その言葉を最後に死柄木はゲートに消え、ゲートは消滅した。
「今助けるぞ!小僧ども!」
「させねぇよ」
「ぬっ!?」
「お前の相手は、俺だ。クソジジイ」
「退け青二才!!」
グラントリノが緑谷達を助けに向かおうとするとプルトンがその行く手を阻む。
「なんかの冗談だよな!?火群!」
「俺達は君を連れ戻しに来たんだ!火群君!」
「どうしちゃったんだよ!火群君!」
「デク!眼鏡!クソ髪!!下がってろ!!」
「「「っ!?」」」
切島と飯田、緑谷は紅煉に精一杯声を掛けるが、爆豪に下がれと言われる。その爆豪の顔は焦り顔が滲み出ていた。
「今のアイツには何も響きやしねぇ、俺はまだ戦闘許可を解除されてねぇ!お前らされてんだろ?!」
「かっちゃん!でも火群くん相手に一人じゃ」
「そうやってまた体をぶっ壊す気か!?今度は治してくれる鳥野郎は居ねぇんだぞ!?」
「敵を前に喧嘩か?余裕だな」
「っ!!?緑谷!爆豪!!」
「《炎戒・火柱》」
「「グアアァァァァァッ!!!」」
紅煉は爆豪と緑谷に青黒い火柱を放ち二人はそれをもろに食らう。
「緑谷少年!爆豪少年!!」
「いい眺めだなオールマイト。しばらく2人で見続けようじゃないか!」
「くっ」
オールマイトはすぐにでも助けに行きたいがオール・フォー・ワンに邪魔をされる。かと言ってオール・フォー・ワンと戦えば周りに被害が及び紅煉らを傷つけることとなる。
「さぁ、始めようか?雄英高校ヒーロー科の諸君。蹂躙だ」
紅煉は冷たく緑谷達に言い放つと緑谷達はゆっくりと構える。
「《赫灼熱拳“ジェットバーン”》!」
すると紅煉と緑谷達の間を縫うように炎が吹き上がる。その方向を見ると凍火と八百万さん、耳郎さんが立っている。
「轟さん!」
「八百万君に耳郎君まで!!」
「轟?そうか、あれがNo.2の娘か……」
「なにしてんの?紅煉……」
「どういう事ですの?爆豪さん達が吹き飛ばされたのを見て戻ってきたら……」
「どう見ても紅煉は操られてるだけっしょ!なんとか正気を戻さないと」
「でもどうやって?」
「今は様子を見よう」
緑谷達はなぜ来たという目で凍火達を助けに見て紅煉があっちに行ったら大変だと紅煉の方を向くと…
「女を痛めつける趣味はねぇ……アイツらは無視させてもらう。あまりにもしつこかったら炎の壁で閉じ込めればいいしな、それに最優先はそこの爆豪勝己だ」
「どうやら轟さん達が狙われることはなさそうだ」
紅煉は凍火達に興味はないようだ。最優先として爆豪の方を向きながら言う。
「爆豪。こっちに来い、そうすればそいつらは逃がしてやる」
「あ?寝言は寝て死ね!!てめぇこそ記憶がねぇのならぶん殴って思い出させてやらァ!!」
今回はここまでとします。
爆豪奪還作戦成功と思いきや意外な乱入者、紅煉の登場。
いつもの紅き炎とは違う青黒い炎を扱う。この炎については次回説明します。
それではまた次回!