ヒロアカに転生して炎の個性を得たけど、俺のせいで平行世界化したんだけど   作:孤狼 龍

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あらすじ
上鳴がすごくかっこいい。


第40話 火群と仮免試験ー2ー

 その頃、別のエリアでは飯田と峰田が他の受験者達に囲まれてピンチを迎えていた。

 

「峰田君!ターゲットは無事か!?」

 

「2つやられちまった!もうやべぇよ!」

 

「くっ....どうすれば....っ!危ない!」

 

 飯田は咄嗟に峰田のコスチュームのマントを取り、ボールから避けさせる。

 

「飯田、まずいって!オイラが囮になるから、その間に逃げるか何とかしてくれ!」

 

「なっ!?何を言ってるんだ!?」

 

「オイラのターゲットは残り一つ。お前がオイラを庇ってたら共倒れになるくらいならお前に二次試験に向かってくれ!」

 

「ふっ!ふざけるな!君もヒーローになりたいんだろ!ならここで諦めるべきではない!」

 

 飯田は峰田にそう怒鳴る。

 

「そりゃあオイラだって諦めたくねぇよ!けどこれしかねぇんだ!!」

 

「峰田くん!!僕は諦めない!君も、僕も!合格するんだ!!」

 

「よく吠えた。それでこそ委員長だ!飯田!」

 

「「えっ!?ほ、火群(君)!?」」

 

 ピンチな飯田と峰田と前に現れたのは紅煉だった。

 

「何故ここに!?」

 

「皆を探しに来た。お前と同じだよ飯田。さて2人とも、いい案がある。乗れ」

 

「「……分かった!!やろう(ぜ)!」」

____________________________________________________

 

「雄英は何処だ?」

 

「まだ見つかんねぇのか!?」

 

 他の受験生達が雄英生徒らを探してる。すると

 

「《炎戒・火柱》!!」

 

 紅煉は敵地のど真ん中に立つと炎の柱を立たす。

 

「な!?雄英!?」

 

「この炎、見た事あるぞ!奴だ!」

 

「っ!(気付けよ、残ってる皆!!)」

 

 突然、受験者達の周りを鳩が飛び回り始める。

 

「なんだ!?鳩!?」

 

「どこから!?」

 

「鳥達よ!その場で旋回するのです!」

 

 すると鳩の中から黒い影が見え、テープが伸びて受験者を攻撃していく。

 

「火群!助太刀する!」

 

「わかりやすくて助かったぜ!」

 

 さらに攻撃され受験者よろけた先の足元には見覚えのあるボールがあり、それに身動きができなくなっていく。更にそこへ1-Aの残りのメンバーが続々と集まっていく。

 

「取れるやつからとってけ!!」

 

「他に取られる前に!先にさせてもらう!」

 

「お先ね!」

 

 そう言い、次々と通過していく1-Aメンバー達。そして飯田と紅煉は近くの受験者に接近し、ボールをターゲットマーカーにぶつける。

 

「飯田!ぜってぇ合格すんぞ!!」

 

「ああ、勿論だ!!」

 

〘終了〜!!現時点で通過者が百人となりましたので一次試験これにて終了〜!〙

 

 飯田と紅煉がターゲットマーカーにぶつけた瞬間、一次試験終了の合図を知らせる放送が流れる。それは一次試験通過者の待機室まで流れた。

 

「一次試験全員通過だぁー!!」

 

「「「「やったァァァァァっ!!」」」」

 

「……ふぅ……っしゃあァァァァァァァァァっ!!」

 

 紅煉は上を向いて叫ぶ。

____________________________________________________

 

 無事一次試験を終えた1-Aメンバーは二次試験が始まるまで待機室にて談話などをしていた。そんな中、紅煉は部屋の端で壁にもたれて目を瞑り精神統一をしていた。

 

『えー、一次試験通過した100名の皆さん、モニターにご注目』

 

 全員、モニターに視線を移すと一次試験試験に使われたステージのあちこちが爆破され、建物などが崩れる様子が映されていた。

 

(何故ーーーーー!!?)

 

 壊れたフィールドに全員が困惑する。

 

『これで最後の試験となります。この被災現場でバイスタンダーとして救助演習をして頂きます。』

 

「パイスライダー…?」

 

「バイスタンダー!現場に居合わせた人の事だよ!授業でやったでしょ!」

 

「一般市民を指す意味でも使われたりしますが…」

 

「む…人がいる」

 

「え…あぁ!!」

 

 そこには老人や子供の姿が見受けられた。

 

『彼らはあらゆる訓練において今引っ張りダコの要救助者のプロ!!「Help・Us・Company」略して「HUK(フック)」の皆さんです。傷病者に扮した「HUC」がフィールド全域にスタンバイ中。皆さんにはこれから彼らの救出を行ってもらいます。尚今回は皆さんの救出活動をポイントで採点していき、演習終了時に基準値を超えていれば合格とします。10分後にスタートしますのでそれまでにトイレとか済ましてねー』

 

 そうして待っていると士傑生徒がやってくる。どうやら肉倉という名の生徒が爆豪と紅煉に対して無礼を働いたと謝りに来たようだ。いい関係を築きたいと言って居たが、坊主頭の青年は凍火を睨む。

 

「ねぇ、そこの人。私、なんかした?」

 

「……ほォ?」

「いや、申し訳ないっスけど……エンデヴァーの娘さん。俺はアンタらが嫌いだ。エンデヴァーもあんたも、昔よりは幾分がマシになってるみたいだが……根本から変わることはないっスから」

 

「夜嵐、どうした?」

 

「何でもないっス!!……そんじゃあ失礼するッス」

 

「おい、待て、坊主頭」

 

 立ち去ろうとする夜嵐という名の男を紅煉は呼び止める。

 

「?」

 

「紅煉…」

 

「アンタに何があったか知らんが……俺の女を昔と同じと思うな……この救助試験で邪魔するようなら……それなりの対応はするぞ」

 

 夜嵐が振り向くとそう言う紅煉。

 

「……あんたもッスよ……プルトンの息子」

「アンタみたいな奴がヒーローを目指す?本当にいいご身分ッスね……アンタみたいなのはとっととヴィランとして捕まった方がいいんじゃないッスか?」

 

「夜嵐!!」

 

「っ!?し、失礼しました!!」

 

 夜嵐がそう言いながら紅煉を睨むと毛むくじゃらの士傑生徒が叱責する。それによって夜嵐は自分が失礼な事を言ったと自覚したようだ。

 

「気にすんな……プルトンの息子だってのは事実だ……だが言わせてもらおう……俺とクソ親父を一緒にすんな…」

 

「っ!」

 

 そう言いながら紅煉は、ハイライトの無い目で夜嵐を見る。それを見て夜嵐は息を飲む。

 その後、毛むくじゃらの士傑生徒は紅煉に謝りながら夜嵐を連れていく。

 

「……紅煉」

 

 凍火が紅煉を心配してると警報が鳴り響く。

 

『敵による大規模破壊が発生!規模は○○市全域建物倒壊により傷病者多数!』

 

「演習のシナリオね」

 

「え!?じゃあ....」

 

「これがはじまりの合図ですわね」

 

 警報音と共にその場にいた全員の気を引き締める。そして一次試験スタートと同様建物は外側に開き、外に開放される。

 

『道路の損壊が激しく、救急先着隊の到着に著しい遅れ!!到着するまでの救出活動はその場にいるヒーロー達が指揮をとり行う。1人でも多くの命を救い出すこと!!それではSTART!!!!!』

 

「僕達は都市部から行こう!!」

 

「「「「了解!!」」」」

 

 だが、爆豪らは別行動を始める。最初は皆が慣れない救助に戸惑ったが、その後は皆が落ち着いて救助をする。

 

「ふむ、皆さんいい調子ですね。最初は注意されてた人も多かったですが、例年と比べると少ない方ですかね……コレならいいでしょう」

 

 それを見ていた目良さんはある方々(・・)に連絡する。

 

「状況は?」

 

『概ね問題ないかと』

 

「市民を守るため、ヒーローは複合的な動きが求められる。即ち……」

 

「救護と」

 

「対敵」

 

「どう出る?ヒーロー!」

 

 怪しげな黒い影が3つ、受験場を見ている。




今回は少し短めですがここまでとなります。
次回で仮免編は終わりかな?
それではまた次回お会いしましょう!
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