ヒロアカに転生して炎の個性を得たけど、俺のせいで平行世界化したんだけど   作:孤狼 龍

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前回のあらすじ
救助試験開始!そして蠢く怪しい影。


第41話 火群と仮免試験ー3ー

 全員が救助をしている中、皆が協力していく。すると突然、試験所の壁が爆発する。

 

「な、なに!?」

 

 さらに他のエリアも誘爆していく。全員が予想外の展開へ唖然とする。そして救護所付近の壁の方の煙が晴れた先に現れたのは....

 

「さぁ、俺達から救助者を守れるかな?」

 

 プロヒーローであるギャングオルカ、そして全身スーツを着た軍団が現れる。

 

『えー、敵が姿を現し、追撃を開始しました。現場のヒーロー候補生は敵を制圧しつつ救助を続行してください』

 

「なんだって!?」

 

「やばいんじゃないこれ!?」

 

「おい、待て、あれ見ろ!!」

 

「嘘だろ!?」

 

「まじかよ!!」

 

 全員が見てるその先、そこにはもう二人のプロヒーローが居た。1人はラビットヒーロー“ミルコ”。

 もう1人は……No.2ヒーロー……“エンデヴァー”とそのサイドキック……“バーニン”と“アジュール”だ。

 

「俺たちを止めてみるがいい」

 

「止められるもんならな!!」

 

 その二人を見て緑谷達は驚く。

 

「嘘、エンデヴァーに、ミルコ!?」

 

「アジュールにバーニンもいるぞ!?」

 

そんな中、それに突っ込む風が……

 

「エンデヴァァァァァァァッ!!」

 

「夜嵐!!激情に身を任せるな!」

 

 夜嵐が自分の応援する気持ちを裏切ったエンデヴァーに向かっていく。すると、エンデヴァー達と要救助者の間に炎の壁が放たれる。

 

「なんだこれ!?」

 

「炎の壁!?」

 

「……来たか」

 

「ここは簡単には通しませんよ……ヴィラン」

 

 エンデヴァー等の前に立ち塞がったのは……紅煉だ。

 

「……来たか、ヒーロー」

 

「エンデヴァー!くそ!なんだこの炎!」

 

 夜嵐は全力の風で炎の壁を吹き飛ばそうとするが収まる気配なし。

 

「紅煉…?」

 

 凍火が少し心配そうに見てる。

 

「《赫灼熱拳“ジェットバーン”》!」

 

「《火拳》!!」

 

 エンデヴァーと紅煉の炎がぶつかり合う。その熱量は周りの大気を揺るがし、辺りを爆煙がたちこめる。

 

「……むっ!?」

 

「《火拳銃(レッドホーク)》!!」

 

「ぐおっ!?」

 

 紅煉は爆煙の中から姿を現しエンデヴァーに一撃を与えた。

 

「ぬるいわ!!《赫灼熱拳“ヘルスパイダー”》!」

 

「《炎戒・火柱》!」

 

「エンデヴァー!私達は先に行ってるぞ!」

 

「あぁ、そっちは任せる」

 

 バーニン等は避難所に向かおうとするが…

 

「やらすかぁ!」

 

「させない!」

 

「行かせない!」

 

 爆豪がアジュール。凍火がバーニン。緑谷がミルコを止める。そしてオルカを止めたのは夜嵐だった。

 

「てめぇは、プルトンの!」

 

「今はそんなこと言ってる場合か?俺がヴィランの息子だろうがなんだろうが今この場ではなんも関係ないだろ」

 

「あるね!アンタはプルトンの息子だ!そんな奴がヒーローを目指せるわけない!エンデヴァーは俺がやる!!」

 

「好きにしろ」

 

「喰らえ!!エンデヴァー!!」

 

 夜嵐はそう言うとエンデヴァーに向かって強力な風を放つ。

 

「ふん。《プロミネンス・バーン》!」

 

 エンデヴァーは夜嵐の風を受けてもこれといってダメージを負わずにかき消す。

 

「ば、馬鹿な!?」

 

「その程度の風。ぬるいわ!」

 

「くっ、クソォ!」

 

「敵を目の前にして何をしてる?」

 

 夜嵐はさらに攻撃しようとするがギャングオルカが迫っていた。

 

「しまっ!?」

 

 避けようとしたが、ギャングオルカは超音波を放つ。

 

「ぐあっ!?くそっ……」

 

「敵を前に一つのことに集中しすぎだ……」

 

 オルカはトドメを刺そうと拳を振り上げる。それを見た夜嵐はエンデヴァーしか見てなかったことに後悔したその時だった。

 

「《火拳銃(レッドホーク)》!!」

 

「ぬっ!?」

 

「えっ!?」

 

 オルカは急にやってきた男の炎の拳をモロに食らって吹っ飛び、夜嵐はその男の姿を見て驚愕した。その男こそ紅煉だったからだ

 

「常に冷静でいろ。激情に身を任せるな……士傑高の夜嵐」

 

「あ、あんた」

 

「余所見してる場合か?」

 

 しかし、そんな二人の前に現れたのは、エンデヴァーだ。

 

「エンデヴァー!?」

 

「しまっ!」

 

「《赫灼熱拳“ヘルスパイダー”》!!」

 

 夜嵐は咄嗟に目を瞑る。しかし何も来ないので目を開けると

 

「あ、アンタ……なにして」

 

「知るか……身体が勝手に動いたんだよ」

 

 紅煉は夜嵐を庇うように立ち、ヘルスパイダーをモロに食らっている。

 

「仲間を守るとはな……いい心掛けだが、防御面は甘いな」

 

「うる、せぇ……」

 

 口ではそう言ってるが、実際防御面が甘いのは事実。ディアブロ・フォースで防御面も上がるが、それでも目立つ上がり方をしてるのはスピードやパワー。素でも防御面はあまり意味を成してない。

 いくら不死鳥の炎で傷が癒せると言っても体力は無尽蔵ではない。

 

「ちっ!(どうする?これじゃあいくらやっても意味無い。炎で鎧が作れれば……炎の、鎧?なんで俺は怪焔王で作ろうとしてるんだ?不死鳥の炎も操れるのなら……そうか、その手があった!最初っから形を自在に操る炎を使えばよかったんだ!)」

 

 そう確信つくと、立ち上がる。

 

「ほう?次はどう来る?ヒーロー!」

 

「スゥ〜……いくぞ……エンデヴァー!!」

 

 そして高らかに吠えると不死鳥の炎が紅煉を覆い尽くす。そしてその青き焔は、紅煉の体に纏わり、鎧となる。

 

「こ、これは!?」

 

「コレが、俺の最強の鎧。名付けるとしたら、そうだな……“不死鳥の聖衣(フェニックス・クロス)”!」

 

 そう言って構える紅煉。もちろん見た目は聖闘士星矢のフェニックス一輝の鳳凰星座の青銅聖衣そのものだ。

 

「不死鳥の炎で、鎧を?」

 

「ふむ、ならその性能。試してみよう!《赫灼熱拳“ヘルスパイダー”》!」

 

 相澤先生が紅煉の鎧を見てそう呟くとエンデヴァーは少し笑みを浮かべて攻撃を放つ。すると……

 

「……」

 

「なに!?」

 

 涼しい顔をしてヘルスパイダーを手の甲で弾き消したのだ。

 

「………凄いな。それが君の本来の力というわけだ」

 

「もっと上があると思うけどな」

 

 そうしてエンデヴァーと紅煉は互いを見つめ合う。その異様な光景は皆の動きが止まるほどであった。

 

「どちらがフレイムヒーローとして強いか、決めようか」

 

「受けて立つ」

 

 今此処に、フレイムヒーロー、エンデヴァーVS豪炎ヒーロー、スルトのカードが対決する。




今回はここまでとさせていただきます。
短いのはご了承ください。
そして続きが気になってる方々に申し訳ありませんが、今日から当分の間は第1作目の映画、2人の英雄を書き進めていこうと思います。
以前書けなかった原因は単純に見てないだけでしたので、今回映画公開記念ということで、地上波で初の映画を公開するということなのでそれを見て書いていこうと思います。
ご理解の程、よろしくお願いいたします。

では皆様、また次回会いましょう。Plus ultra!!
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