よう実世界に転生したらなんか知らないキャラいるんだけど..... 作:ぱいんパイン
入学式がまじでチョロっと終わったので軽井沢に誘われた俺、洋介、佐藤、篠原、松下でケヤキモールへ行くことになった。
「それにしても、10万もくれるなんてこの学校太っ腹だよねっ」
軽井沢がそんなことを言ってくる。
「そうだね。でも金銭感覚がくるいそうで僕はちょっとこわいよ」
「えー? たしかにそうかもだけど、せっかく貰ったんだし思いっきり使わなきゃ損だよ!」
洋介、佐藤がそれぞれ反応する。篠原はどうやらポイントをあまり使っていないらしく、逆に松下は結構使ってたりする。そういや松下家ってちょっとお金持ちなんだっけ。
たしか11.5巻でそんなかんじのこと書いてあったはず。俺知ってるのはその巻までだし松下の活躍はあんま知らないけど、そこそこ優秀だってのも書いてあったはず。松下の活躍も楽しみだな。
「駿河くんは? あんまポイント使ってないけど平田くんと同じかんじ?」
「そうだなぁ、俺も結構こわいとこある。やっぱまだ高校生になりたてだし、ノーリスクで10万は引くでしょ」
「まじ? 男子って結構考えてんだね」
軽井沢が笑いながら失礼なことを言ってくる。いやぁ本当は来月のこと考えると今のショッピングも出来れば避けたかったんだけど、今後の友達付き合いとか考えるとどうしても初日は避けられないよなぁ。
ま、こんなこと考えても仕方ないか! よし、皆をカラオケに誘うぞ!
「よーし、今から皆でカラオケ行こーぜ!」
「「はーい!」」
佐藤と松下は俺に調子をあわせてくれる。こいつらノリいいなぁ、ほんとに初日かよ。それに続くように他の3人も賛成してくれる。そんなこんなでカラオケに行った。めっちゃ歌ったぜ。
「駿河くん、歌上手いんだねびっくりしちゃった」
「そりゃ、趣味で言ったくらいし。ある程度はできないと。それより晩飯どうする? このまま皆で食いに行く?」
「そうだね、せっかくだし皆で食べようか」
そしてそのまま皆でメシを食った、まあファミレスなんだけどね。その後は日用品をコンビニで買ってから寮へ向かった。男子の方が下の階だから、女子とはエレベーターで別れた。
「お! 洋介まさかの隣か!」
「本当だ。雅治くんが隣で嬉しいよ」
「俺も嬉しいぜ! 明日からも学校楽しみだな。おやすみ洋介!」
「うん。そうだね。おやすみ雅治くん」
洋介にそう言ってから自分の部屋に入る。いやぁ濃い1日だった。明日からも楽しみだ。とりあえずシャワー浴びて、今日は速攻で寝るか。
シャワーを浴び終えて寝ようとしたとき、1件のメッセージが届いていることに気が付いた。こんな時間に誰からだろうか。
「松下…千秋…」
はて、どんなメッセージだろうか。そう思いながらチャットを開く。次の瞬間俺は固まった。メッセージの内容はこうだった。
『明日、一緒に学校行かない?』
ま、ままままて。落ち着くんだ駿河雅治。前世ではこんな経験なくても今世では中学の時に既にあったじゃないか。
なに、不思議なことじゃない。今の俺は自分でいうのもなんだが結構かっこいい。それに、こういう時のために今まで自分を磨いてきたんだろうが。自分に自信を持て! ここでチキったら後悔するぞ。よし、やるぞ! 俺はやるんだ!
『いいぜ! じゃあ朝エントランス集合な!』
『おっけーおやすみ』
『おう! おやすみ!』
ふっふっふ、俺だってやるときゃやるのさ。どうだい俺の華麗なメッセージテクは。え? そんなものはなかった? 知らないなぁ。まあいいとりあえず寝る! アデュー
はい、おはようございます。カーテンを開けると、本日も太陽の自己主張が激しく眩しいです。
そんなことはどうでもいいです。とっとと支度をしないと。よし完璧! 今日もバッチリ! じゃ、時間少し早いけど下行くかな。そうして俺が10分ほど待ってると松下が降りてきた。
「おはよ、駿河くん待たせちゃった?」
「いや、俺も今来たとこだ。おはよ、松下」
「そうなの? じゃ、行こっか」
俺たち2人は話しながら学校へ向かった。
「駿河くんってスポーツ好きって言ってたけど何か得意なのはあるの?」
「んーまぁどれが得意ってのはないけど、強いて言うならサッカーかな」
「じゃあサッカー部入るの?」
「いやぁそれはないかな。サッカーとかスポーツは好きだけどやっぱ部活は時間いっぱい取られちゃうし」
「だよねー。やっぱ高校生だもんね。自由時間いっぱい欲しいよね」
そんなことを話しているうちに、あっという間に教室に着いてしまった。なんか松下と話してるの、結構楽しいな。
教室に入ると、松下とは少し席が離れているからいったん別れる。っと、もう洋介いるのか早いなぁ。
「おはよ、洋介。早いな」
「おはよう、雅治くん。そっちこそ早いね」
そんな会話をしながら朝のホームルームむかえ、午前の授業が終わった。まあ授業といってもオリエンテーションだから特別何かをしたわけじゃないんだけど。
飯時になったから、とりあえず洋介を食堂に誘うか。
「洋介、食堂行かね?」
「うん、いいよ。でもちょっと待って、他の人も誘ってみるね」
「おっけー」
「えーっと、今から雅治くんと一緒に食堂に行くんだけど、誰か一緒に行かない?」
洋介がクラス全体に届く声で皆を誘う。この声に軽井沢達が反応する。が、反応したのは全員女子で、残念ながら男子はいなかった。正直男子も欲しいし、誰かいないものか。
そう思い教室をキョロキョロと見る。あ、1人いた。綾小路ぃ、そんな俺も誘ってくれアピールするなら自分から言えばいいのに。まあ、あいつには難しいしここは俺が誘うか。
「綾小路だよな。お前もどうだ?」
俺がそう言うとクラスの1部の視線が綾小路へ向く。いや、なんでそいつ誘ったってオーラ出すなよ皆。洋介は嬉しそうにしてるんだぞ。
「えっ、あーオレも行っていいのか?」
「当たり前だろ。俺から誘ったんだし。それに、綾小路とも仲良くなりたいしな」
「じゃあ、俺も行こうかな」
おお、めっちゃ嬉しそうだな綾小路。俺も仲良くなりたいのは本心だからな。
まあ俺の場合は打算的なものだけど。そうだ、ついでに堀北も誘っとくか。
「隣の堀北もどうだ? 大勢の方が楽しいし」
「なぜ、貴方が私の名前を知っているのかしら。教えたつもりはないのだけれど」
あ、やっべそういやそうだった。
「名簿見たんだよ。同じクラスだし名前くらい知っといた方がいいだろ? ちなみに俺は駿河雅治だ。よろしくな」
「私はよろしくする気はないわ」
「あはは、そっか。じゃまたな」
食堂に着いた俺たちは、各々品を運び、席に着く。俺の隣は綾小路と軽井沢、むかいに松下といった布陣だ。
ちなみに洋介は俺と1番席が離れている。おかしい、最初に洋介を誘ったはずなんだが。
しばらく話しながら食べていると、意外にも綾小路からこんな話題が出た。
「そういえば、駿河はさっき昼食に堀北を誘っていたが、あんな感じのやつが好みなのか?」
「「え? まじ?」」
軽井沢と松下の声が重なる。
「いやいや、たしかに可愛いけどそれはないよ」
本当にそれはない。たしかに堀北は可愛い。それは認めるが、俺は罵倒されて喜ぶ趣味はない。
「それより綾小路こそどうなんだよ。俺はお前と堀北の仲が良いと思って誘ったんだが」
「いや、俺と堀北は別に仲が良いわけじゃない。ただ偶然が重なっただけなんだ」
「ふーん、そっか」
俺興味なさげにそう返す。ま、知ってるしね。ていうかさっきから軽井沢と松下はずっと何を考えてんだ。
ずっとブツブツ言ってるし。早く食べ終われよ、昼休みもうすぐ終わっちゃうぞ。俺はそんなことを考えながら皆の完食を待っていた。
氏名 駿河雅治 (するがまさはる)
クラス 1年Dクラス
学力 B
知力 B-
判断力 B-
身体能力 B
協調性 B+
非常に優秀な生徒。どの分野でも平均以上のためAクラスの実力の持ち主だが、小学校6年生の2学期から中学校1年生の3学期にかけて学校へ全く行っていないためDクラスに配属する。