───タンッ、タンッ、タンッ
相も変わらず黒板には自習と殴り書きされ、ビッチ先生がiPadを苛立たしげに叩く音が静かな教室に響いていた。ああ、予想通りめっちゃストレスだったみたいだね。
「あはぁ、必死だね。ビッチねえさん。
「......笑える...カルマ......?」
「あはは、気になるだけだよ」
「...普通....?」
カルマにさっきの渚ちゃんに対してビッチ姉様がキスした時のやってよ。って発言についてされたいのかと聞いたら気になると言われ普通のならすると話してたら、ビッチ姉様はこっちを睨んでくるような目で見てきた。その瞬間を磯貝君が見逃すことなくビッチ姉様に声をかける。
「先生」
「・・・何よ」
「授業してくれないなら殺せんせーと交代してくれませんか?一応俺ら、今年受験なんで」
「はん!あの凶悪生物に教わりたいの?地球の危機と受験を比べられるなんて・・・ガキは平和でいいわね〜。それに聞けばあんた達E組って・・・この学校では落ちこぼれだそうじゃない。勉強なんて今さらしても、意味無いでしょ」
その発言にみんな反応する。確かにボク達はこの学校では落ちこぼれかもしれないけど、少なくともそれはこの学校ではの話だ。普通に他校なら優秀だったりするしボクとカルマのように成績自体は優秀だってのも有る。一人一人自分の将来を考えて進みたい道を考えてる。それをね、勝手に役目放棄した阿婆擦れなんかに否定されるってのは喧嘩を売ってきたと捉えても問題は無いはず。
「そうだ!!じゃあこうしましょ、私が暗殺に成功したら一人五百万円分けてあげる!!無駄な勉強するよりずっと有益でしょ。だから黙って私に従い・・・」
───ビシッ
言葉を遮るように消しゴムがビッチ姉様の顔の横を通り過ぎ、黒板に当たりそのまま跳ね返り教卓の上に落ちる。そこでビッチ姉様は気がついたんだろう。E組の怒りが限界を迎えていたことを。
「・・・出てけよ」
「出てけくそビッチ!!」
「殺せんせーと変わってよ!!」
「なっ・・・何よあんた達その態度っ!殺すわよ!?」
「上等だよ殺ってみろ!!コラァ!!」
「そーだそーだ!巨乳なんて要らない!!」
茅野ちゃんだけ主張が違うし、巨乳は要らないってなるとボクそれなりに大きいから出ていかなきゃ行けないんだけど。カルマに押し当てて弄って遊んだりできるから、ボクとしては嫌いじゃないんだけどね。でもまぁ、みんなの意見は一致していた。このままなら教師として認めないって。
休憩時間に皆は烏間先生から教わったトレーニングである暗殺バドミントンをやっていた。なんでも、動く目標に正確にナイフを当てる練習であるとか。実際、これやるとわかるけど普通のバドミントンよりも難しい。シャトル替わりの殺せんせーデザインのボールはシャトルよりは大きいから当てやすいと思うかもしれないけど、ナイフは小さいから当てずらくボールもどこに行くのか分かりずらい。お、ちょうど杉野くんが刺突で点を決めた。
「暗殺対象と教師、暗殺者と生徒。あの怪物のせいで生まれたこの奇妙な教室では・・・誰もが2つの立場を両立している。お前はプロである事を強調するが、もし暗殺者と教師を両立できないならここではプロとして最も劣るという事だ。」
ああ、これは烏間先生によるお説教かな?ボクは少し離れたところにいたから聞こえたけど、多分彼らは聞こえてないでしょう。さ、バレないように教室に戻っとこう。
皆、教室に戻り集まって喋っているとヒールのカツカツと言うべきかなぁ?なんかヒール特有の音が廊下から響いてきた。この旧校舎でヒールなんてものを履くのはビッチ姉様しかいないから皆誰が来たかわかり少し構える。ガラリと扉を開いたビッチ姉様がボク達を見ることも無く黒板になにか英文を描き始める。えーっと?You are incredible in bed?・・・なんてものを書くんだこのビッチは。
「You are incredible in bed.repeat !ホラ!!」
「「「・・・ユ、ユーアーインクレディブルインベッド」」」
ボクが意味に引いていたらビッチ姉様はみんなに言わせようとする。皆は唖然としながら席について渋々繰り返すとビッチ姉様はその英文の意味を解説し始める。
「アメリカでとあるVIPを暗殺した時、まずそいつのボディーガードに色仕掛けで接近したわ。その時彼が私に行った言葉よ。意味は・・・「ベッドでの君はスゴイよ・・・♡」」
((((中学生になんて文章読ませてんだよ!!))))
そう、このビッチは中学生にそんな文章を読ませたのだ。周りを見れば顔を赤くした人や顔を赤くしたと思いきや青くしてる人もいる。まぁ意味通じちゃうよね。いくらなんでもそれは無いと思うんだよねぇ。確かに外国語を勉強したければ恋人を作るのがいいとか言うけど。
「外国語を短い時間で習得するにはその国の恋人を作るのが手っ取り早いと言われるわ。相手の気持ちをよく知りたいから、必死で言葉を理解しようとするのよね。私は仕事上必要な時・・・その方法で新たな言語をみにつけてきた。だから、私の授業では・・・外人の口説き方を教えてあげる。プロの暗殺者直伝の仲良くなるコツ、身につければ実際に外人と会った時に必ず役に立つわ。」
「外人と・・・」
「受験に必要な勉強なんてあのタコに教わりなさい。私が教えられるのはあくまで実践的な会話術だけ。もし・・・それでもあんた達が私を先生と思えなかったら、その時は暗殺を諦めて出ていくわ・・・そ、それなら文句無いでしょ?・・・あと悪かったわよいろいろ」
「「「・・・・・・、あははははっ!」」」
態度が急変したビッチ姉様を見て、みんな耐えきれずに笑い出す。ボクはさっきの烏間先生との話を少し聞いてたからわかるけど、皆は殺すとか言ってたのに唐突に態度が変わったように感じたんだろう。
「何、ビクビクしてんだよ。さっきまで殺すとか言ってたくせに」
「なんか、普通に先生になっちゃったな」
「もうビッチねえさんなんて呼べないね」
「・・・!!あんた達・・・わかってくれたのね」
自分が認められたことを嬉しそうにし、少し涙を瞳に浮かべながら口を手で押えながらボク達の話を聞くビッチ姉様。けど、そんな感動で終わることがないのがボク達E組である。
「考えてみりゃ、先生に向かって失礼な呼び方だったよね」
「うん、呼び方変えないとね」
「じゃ、ビッチ先生で」
「えっ・・・と、ねぇキミ達せっかくだからビッチから離れてみない?ホラ、気安くファーストネームで呼んでくれても構わないのよ」
「でもなぁ、もうすっかりビッチで固定されちゃったし」
「うん、イリーナ先生よりビッチ先生の方がしっくりくるよ」
「そんな訳でよろしくビッチ先生!!」
「授業始めようぜビッチ先生!!」
「キーッ!!やっぱりキライよあんた達!!」
「ビッチ...先生......」
「何よっ!ん?あんた発音出来てるのね。」
「あん、な...キス......どうや、るの...?」
「誰かしたい相手でも居るの?まぁいいわ、気になるなら教えてあげる」
「実習は...いい、けど...とりあ、えず.....教、えて......」
前書きにも書きましたけど、原神面白いんですよ。グラフィックもかなり綺麗で、ストーリーも面白い。まぁ、ニーアとかブレスオブザワイルドのパクリとは言われてますけども。そーいうの気にしない人なら普通に楽しく出来ると思いますよ。ただまぁ、コンボとか少ないのとレベリングが面倒臭いってところはありますけど、まだ許容は出来ますしね。なんにせよ、1度やって見ることをおすすめします