英語なんか誰も喋っていない   作:シューズ

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メイス・ウィンドウの特別な才能

何故か故郷の問題解決に私も赴く事になった。既にこの仕事に取り掛かっている機関メンバーが2名いるらしいが、救援を求めたらしい。金属という広範囲かつよく使われる素材が腐食していく環境下だから星の地上では通信の為に機器への腐食対策が望ましいと、意思決定部に報告してあるのに、通信が途絶えているらしい。で、近い時期にあの星へ行った事がある私が送られる、と。

仕事中に行方不明になる機関メンバーは中位までなら偶に出ているが…殉職は、記録庫でも長い間とても少ない。危険な仕事が多いのに。通信出来ないメンバー2人の内包するチカラが、意思決定部の高位メンバー達にも感じ取れないらしいから、珍しく殉職者が出た可能性が高い。私と弟子の2人を追加で送るだけでは充分でないと思うけど…

 

未来は狭い範囲の一瞬先以外はかなり曖昧にしか分からないけど、この仕事には危険を感じる。私が生まれた星での行方不明者についての出来事は、チカラの過去の動きを感じ取る事で、今回は機関所属者が関わっているからかなり正確に分かる筈。機関のメンバーの足取りは会話でも星に居る者達から探れるし、死んでいても見付けられるとは思うが…

 

ま、不安はチカラの悪の面に繋がっていくらしいからチカラを使ってでも抑えておこう。

…不安にさせるのは望ましくないが私の弟子にも懸念は伝えておこう。機関メンバー2名が殺されたかもしれない場所に行くのだと。

 

 

 

チカラを使っても弱点、脆い部分を見抜くというのは難しい。しかし、私の故郷に到着して先住民と移住者との対立に関わっていくと、意識しなくてもチカラを通じて感じ取れる様になってきた。生活の仕方の相反を原因とした小競り合い自体の解決には役立たないが、決闘や狩りなどを通して強弱で優劣を決めたがる先住民側との交流は、楽になった。容易く挑んできた人々を負かせるから。チカラを扱える者達と生死をかけた対立をする経験は以前は無かったからか、別に欲しくも無かった技能を身に付けてしまった。

 

チカラを用いて過去を知る技能の方は劇的な変化はなく、行方不明のメンバーは2人ともまだこの星での足取りがよく分からない。移住者側が殆どを占める点在する宇宙港とその周りの街を巡って移住者側の権力者達と交渉していたのは誰とも話さなくても分かったけれど、その場に実際に行かないと過去は読み取りにくい上にはっきりとは感じられないから、私と弟子は星の地上の行き来で時間がかかっている。

腐食から身を守りにくいし道も整備されていない森に踏み込むと歩くか走るしかなく更に時間がかかる。森の中では野生生物の危険な植物も動物もいるし火山も多くガスで呼吸が難しい場所も結構ある。チカラを操る先住民とも、森の中で決闘や競争させられるし…私の出身の一族は野蛮だ。少し前よりも野蛮になっている。

 

行方不明の機関メンバー達の交渉を引き継ぎ、武力による衝突をやめるように言っているが、森を切り拓く商業活動は停められないから、先住民側の散発的な反撃は心情的に止めにくい。移住者側の方も一部が先住民を惨殺しているし、知的種族の死者は先住民側の方が多い。

機械技術を使う方が有利なようだ。もう一方がチカラを使えても。まあ機関ほどチカラの知識は持っていないようだが。口伝は先住民にもあるが、結局チカラは感覚的にしか使えないし、素質があってもやはりチカラに関する技能は難しいようだ。

 

証拠は見付からないが、直感的には消えた機関メンバー2名は森で死んで死体は獣に食われたのだろう。持ち物とおぼしき呼吸器か通信機か通貨や情報を操作する端末、出来れば神聖武器を回収出来ればもう本部に戻りたい。弟子と遠くに離れず行動し続けてきたが、武力衝突はなくなったので、手分けして交渉と捜索を続けるべきかな。

 

 

 

 







(
メイス・ウィンドゥの特殊な能力って
シャッターポイント
というものですね。
シャッターポイントが見えるのはフォース感応者でもレアです。
}
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