夜空に浮かぶ二つの星〜たとえ離れても私達は〜 作:里村紅葉は可愛い
ついに4月になった。私は普通に登校してクラスを確認した。そして名前の欄に(星井美希)の名前を見つけた。
『あぁやっぱり同じクラスになったんだ。』
私は先生に言われた事を思い出し、クラスに入った。
『おはよう、空野ちゃん』
『おはよう』
私はクラスメイトに適当に挨拶をした後に星井さんの席を探してると、机に突っ伏してる金髪の女の子を見つけた。
『あれが星井さんかぁ』
その子の顔とかはまだ見ることができてないけど、周りを見ても話しかけづらそうに見てる。だから私は星井さんに話しかけてみることにした。
『星井さん、おはよう』
私が挨拶をすると、星井さんは眠そうに起き上がって声を出した。
『おはようなの。あれ?なんで私の名前知ってるの?』
『前に席順が貼ってあるし、星井さんは結構有名だよ?』
『そうなの?』
『うん。』
そこまで話して初めて星井さんの顔を見て驚いた。凄く可愛いことは予想できたけど、まさか心構えしてたのに一瞬でも見惚れてしまってあぁ可愛いってこういう事なのか…と実感してしまったほどであった。
『どうしたの?急に黙っちゃって?』
『あ、ううん。大丈夫、ちょっと星井さんが噂より可愛いくて愛想も良かったから。』
『そうなの?私は普通にしてるつもりだったんだけど、でも話しかけてくれてありがとうなの。』
『なんでいつも寝てるの?』
『いつもちゃんと寝てるのになぜか眠いの』
『枕が悪いのかな?それとも眠りが浅いとか?』
と星井さんが眠くならないように真剣に考えてるとチャイムが鳴った。
『じゃあ星井さん。また声かけていい?』
『うん、大丈夫なの』
そう言って私は自分の席に座った。
今日は新学年になったばっかだから午前中で終わったので星井さんと一緒に帰ろうと声をかけてみようとしたところ、星井さんが起きてるのが珍しいのか周りに人がいっぱいいて、凄く星井さんがいづらそうにしていたのがわかって、
『星井さん、一緒に帰ろう』
と言って星井さんの手を引いて連れ出し昇降口まで早歩きで連れて行った。
そして学校から出て近くの公園のベンチに座ってから一息つくことにした。
『ありがとーなの。えっと、名前聞いてもいいの?』
『あぁ、そういえばまだ名乗っていないよね。私は空野美守です。』
『空野美守ちゃんかぁ。美守って呼んでいい?』
『いいよ。私も美希って呼ばせてもらうね。』
『うん、わかった。さっきはありがとうね。ちょっと困ってたから…』
『だろうなと思ったから引っ張っちゃった。痛くなかった?』
『うん。優しく握ってくれたから大丈夫だったの。』
『そっか、よかった。 そういえば美希はいつも眠いんだよね?』
『うんなの。』
『ならさ、私の膝を使う?』
『膝?なんでなの?』
『少女漫画でさ、膝枕するシーンがあってね、気持ちよさそうですに寝てるから、もしかしたらよく眠れるんじゃないかなと思ってさ。』
『へぇ〜そんなのがあったなの。じゃあ膝借りてもいいの?』
『うん、いいよ。おいで』
と言って膝をポンポン叩くと美希は素直に頭を膝に乗っけてきた。程よい重さを膝に感じながら頭が近くにあるから頭を撫でてあげる。髪のサラサラ感とかにびっくりしたり、美希のふわりと漂う匂いにドキッとしながら撫でていたらいつのまにか寝息が聞こえて少し覗き込むと、ぐっすり寝ている美希の寝顔が見えた。
『気持ちよさそうに寝てるなぁ。今日初めて会った人の膝で。信頼してくれるのかな?』
と言いながらも美希の手を握りながら、鞄に入れてるおにぎりを頬張りながら美希が起きるのを静かに待つことにした。
そして空が赤みがかってきた時、美希がまだ膝の上で寝てるので体を揺すって起こすことにした。
『美希〜起きて』
と言って頭を撫でながら言ったら美希が目を覚ました。だから
『おはよう、美希。よく眠れた?』
と首を傾げながら頭を撫でながら言ったら美希は目をパチパチさせながら寝ぼけながら私に抱きついたので私は苦笑いをしながら頭を撫でて甘えさせていく。なんか妹みたいだなと思いながら見てると美希がちゃんと目を覚ました。
すると美希は顔を赤くしながら私の膝から顔を上げて、慌てたように言った。
『ずっと膝を借りててごめんね。痛かったよね?』
『ううん。全然平気だよ?美希の寝顔が可愛かったしね。見てて飽きなかったよ。』
『そ、そうなの…ちょっと恥ずかしいの』
美希はそう言って立ち上がり、
『今日は帰るね。またなの、美守』
『またね。美希』
そう言って美希と別れ、家に帰った。
やっぱり美希は可愛い