独立島   作:ジョン フルシアンテ

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ジョギングしてたら思いついたので書いてみました。
良ければ読んでくださるとうれしいです。


第一話 砲撃

独島。

 

又の名を、竹島。

大韓民国と日本がそれぞれ自国の領土だと主張し合う島だ。

そんな島を祖国を守る一心で守る、ある韓国の兵士たち。

 

その兵士たちに、地獄が振り掛かろうとしていた。

 

20xx年10月25日

 

その日は急に訪れた。

 

 

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『おいソンユン!早く持ってこい!』

『ひぃ〜!少し待ってくださいよパク軍曹〜!』

 

急いで走るが弾薬箱を落とし、マガジンをぶち撒ける。

 

『おいおいしっかりしろよソンユン!』

『あいつまたやったのか!』

『ソンユンに銃を持たせたらマガジンが勝手に落ちるんじゃないか?』

『ハハっ!それ言えてる!』

 

 

弾薬箱を持ってみんなの所に走る冴えない男はキム ソンユン

今日は独島での軍事演習だ。

この軍事演習で日本に政治的な威圧を見せる様なやり方はどうも好きじゃない。

俺は日本が好きで日本語を必死に勉強して日本に留学したかった。けれど、その夢は叶わなかった。

両親が死んで何もできなくなった俺はそのまま18歳となり徴兵され、訓練を受けて独島に行かされたんだ。

そこでは最悪。おどおどした俺はいつも馬鹿にされている。

しかも階級は下っ端だし、パシリになってる。みんな俺よりガタイが良く、他より図体が小さい俺は衛生兵として勤務している。

 

 

『痛てぇ…』

『ソンユン早く拾って持ってこい!』

『おっとぼけ野郎!早くしろ!』

 

あぁ、なんでだ。

なんでこんな事になったんだ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

演習終了後

 

午後9時30分

 

食堂

 

『おいソンユン、大丈夫か?』

『あぁ、今日は本当に【最高】な日だったよ。』

『お前なぁ…』

『言い返せばまた拗れるし…』

『だけど言われっぱなしじゃないか。少しは言い返すべきだと思うぞ』

『ミンジェ…』

 

こいつはパク ミンジェ、幼馴染みの大親友だ。

元々愛国心のある奴で最初から軍隊に行くつもりだったらしく、ちょうど同期になった。

 

『ほら、俺に惚れる時間があったら明日に備えて早く飯を食え。栄養が無いと動けなくなる』

『へいへい。わかりましたよ』

 

俺はキムチを箸で掴んで口に入れようとした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのとき、地が揺れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

轟音と共に警報が鳴り響く。それを言葉に表すなら、混乱。

大きな砲撃が聞こえ、地が揺れる。

 

 

【敵襲ー!敵襲ー!】

 

まさか北の奴らが竹島に?!

食堂にいた兵士達が急いで装備を持って外に出る。

汗が吹き出て、体が熱い。

今から戦いが始まるのだ。

K2を両手で握りしめ、出口に仲間と共に走る。

ぶっ倒してやる。

 

だが俺は外に出たとき、熱くなっていた体は芯から凍った。

 

そこには【化け物】が存在した。

人間の形をした、【化け物】が。

憎しみ、殺意、冷気…あらゆる感情が打ち付けられているような感覚だ。

海に浮かび、此方を見ている。

化け物は一匹ではない、五匹存在した。

周りには運悪く石の破片をぶつけて血を流しながら倒れたや、砲撃をもろに受けて破片となった者がいた。

俺のように、そいつを冷や汗をかいて見ている者も居た。

 

『ミサイルを撃て!早く撃て!』

『そ、それが許可の連絡及び本土との通信が取れなくて…』

『黙れ!緊急事態だぞ!』

『もうわかりましたよ!…〔此方小隊長よりミサイルの発射を許可!派手にやれ!〕』

『〔ラジャー、発射まで52秒〕』

『早くいいから早くしてくれ!!!』

〔演習の後なのにこんな予想自体予測できないだろ!〕

 

「シズメ…シンカイ二…シズメッ!」

『日本語…!?』

化け物が発した言葉はなんと日本語だった。

どう言う事だ?!

考える隙も与えられず化け物は砲撃を行なってきた。

 

バゴォーーーーーン…ドゴォーーーーン!!!!!!!!

 

『うぐぁ!』

 

体が吹き飛ばされる。

だが受け身をなんとか取ることができ、頭は守れたが身体中が痛い。

…まずいっ!周りにいた奴らは!?

 

『足が吹き飛んだ!誰か血を止めてくれぇ!』

『見えない!見えない!何も見えない!』

『なぃぃぃぃ!俺の足がぁぁぁぁ!』

『ァ…ァ…』

『痛いぃぃぃぃ!痛いぃぃぃぃ!』

 

地獄絵図だ…足が吹き飛び、目から血が出て、下半身がないなど…地獄だ…

そうだ!ミンジェ!ミンジェは何処だ!

 

『ミンジェ!何処にいる!』

『ソンユン!ソンユン!ここだ!助けてくれ!』

 

ミンジェの声がした。

心から安堵した。なんて悪運の強い奴だ。

急いで声の元に走る。

 

『岩に足が挟まってやがる。引っ張ってくれ』

『あぁわかった、引っ張ってみる』

 

どうやら爆風で倒れていた時に丁度近くの落ちてきた岩で足を挟まったのか。幸い高度から落ちた岩ではないため大丈夫のようだ。

全力で引っ張る。しかし抜けない。

 

『クソッ!待ってくれ、棒を用意し《ドゴォーーーーン!!!!

 

さらに砲撃がくる。しかし狙いは外れたようだ。

一部の味方は攻撃ヘリや機関銃を使って攻撃している。

そのおかげだろう。

 

『すまんな、今棒を『足を斬ってくれ』

 

親友は思わぬ事を言った。

 

『な、何を言って『斬れ!このままじゃ二人とも死ぬぞ!』

『今は大丈夫だから考え直してく『早くしろ』

 

その時、親友は無機質な声をしていた。

俺は息を呑み

 

『…わかった』

 

俺はナイフを取り出す。

そして消毒液と包帯を取り出し、足に消毒液をかけて布を閉め血を止めてナイフを親友の膝より下辺りに刺す。

 

『グァァアア!』

 

今までミンジェから聞いたことのない声が聞こえる。

ナイフをノコギリのように動かし、骨ごと斬っていく。

硬い、親友の叫び声は更に大きくなっていく。

まだ、切れないのか。変な汗が大量に出てくる。

 

片足を切り終え、包帯を巻く。

また、片足に消毒液をかけ、血を止めて足を切っていく。

 

 

 

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両足を切り終えた時にはすでにミンジェは痛みに耐えられず気絶していた。

岩の隙間から引き摺りだし、施設の壁に座らせて寄っかからせる。

 

その頃化け物をなんとか仕留めた方が出来たらしく、安堵の声が出る。

現代兵器で倒せる事が可能と言うことが実証された。

この後更なる襲撃が来るのだろうか。

そう考えていた。

その後俺は別の負傷者の手当を行なっていた。

 

【五体満足で生き残った者は会議室に集まれ、繰り返す。五体満足で生き残った者は会議室に集まれ】

アナウンスが鳴り響く。

なんだ…?

 

俺は会議室に着き、会議室に入るとそこには何十人の兵士がいた。

この島には何百人か兵士がいたはずだったが…

すると司令官が発言する。

 

『この会議室にいる人間のみが祖国へと逃亡する』

 

揃っていた皆は驚きの声を上げる。

 

『ど、どう言うことだ!』

『負傷者はどうする!』

『増援や救助は呼ばないのか!』

 

『本土との通信が遮断されている以上、救助も援助も期待できない。今回の目的は本土にいち早く戻り、いち早く独島に救助や増援を呼ぶことである。』

『しかし…!』

『負傷者は足手纏いだ。ここに置いておくしかない』

『そもそも独島にはイージス艦しか残ってないのに数十人でどう動かせば…!』

『操縦だけならなんとか大丈夫だろう』

『操縦だけって…襲撃を受けたらッ!』

『その時は死を待つのみだ』

『…地獄だ…地獄だ…』

 

負傷者は置いていく…?ミンジェも置いていくってことか…?

そんなクソッタレな判断をした司令官に皆は批判をしているが司令官はそれを聞く耳は無い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてそんな中、会議室で突然のモールス信号が響いた。

 

 

 

 

 

 




続きは好評と時間があれば、させて頂こうと思います。
誤字や脱字、及び評価をお願い致します。

「」ではなく『』であるのは、のちに韓国語と日本語を分ける予定だからです。ご了承ください。
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