モールス信号が鳴り響く会議室
韓国兵士達は思わず動揺する。
『こ、これは…』
『救援の知らせかも知れない!誰か解読してくれ!』
周りが歓喜で覆い尽くされるなか、数人が青ざめる。
そしてその一人の男は呟く
『…俺達は実に運があるみたいだな。これは《北》の信号だ』
歓喜は一気に絶望へと。信号は《朝鮮民主主義人民共和国》によるものだったのだ。
しかし、どうもおかしい。
『なぜわざわざモールス信号を?奴らも本土と連絡ができないのか?』
『いや、奴らはまるで《我々》に対して信号を送っている。内容は[降伏]だ。』
『降伏だと?』
『何度も降伏の信号を出してやがる…相当やられてるな』
『おい、今から助けにいこう。本土の状況が聞けるかも知れん』
『俺も賛成だ』
こうして、俺達は会議室を後にした。
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『羅津級フリゲートか』
『しっかし損傷が激しいな…』
『奴らと戦ったんだろうな、被害が大きいのは…俺らはともかくアイツらは海上だからな…仕方がない』
我々はボロ布のようになった《北》のフリゲートを確認する。
まるで亡霊の船だ。
『橋を架けろー!』
『負傷者の手当てを急げー!』
『医療機器を持ってきてくれー!』
韓国軍による救助が始まる。
北朝鮮軍は泣きながら生きていることに感謝していた。
もはや祖国への心残りはないのだろう。我々にこれでもかというくらいの感謝を伝えている。
これより北朝鮮兵への質問タイムが始まる、恐らく彼らは何もせず正直に話すだろう。
事実は残酷であった。
北朝鮮兵によると近海航海中に【謎の信号】を受けたのち、本土に帰ろうとすると、海に出て10分間の間で祖国のビルや建物が消えて荒れ地になっていたという。上陸しようとするも化け物に襲われ撤退。
そのまま逃げ切り、竹島に行く際にまた襲撃を受け、命からがらで生き残ったという。
まさに波乱万丈である。
【謎の信号】は韓国の基地にも届いていたという。
『韓国軍は日本との連絡は取れたか?我々はどうもダメみたいでな…』
『日本との通信はまだ取ってないな』
『ははっ!どうせ臆病なチョッパリの事だ。平和主義と言って自ら殺されているんだろう』
『化け物の対応に遅れている可能性はあり得るな』
『とにかく日本の海上自衛隊に弾薬や食料を貰える可能性がある。信号をおくってみよう』
我々は早速日本との交信を目標として行動を始める事にした。日本語を話せる韓国人と言えば…
『おい、キム ソンユン。仕事だ』
これは大変な事になりそうだ。
キム ソンユン
18歳 童貞 女性経験無し
日本が好きな韓国人で日本語を勉強して話せるようになった。
両親は死んで、一人っ子の為自分以外家族は居ない。
偶に泣く時がある。
好きな食べ物 母の作ってくれたキムチ