僕のヒーローアカデミア:Be ULTRA   作:マーベルチョコ

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6.戦闘訓練

ヒーローを目指す者達にとって最高峰と言われる雄英高校と言えど、学校は学校。

プロヒーロー達が教師をしてくれるが感想は皆、普通と答えた。

そして、昼休みを挟んで皆が待ち望んでいた授業が始まる。

 

「わーたーしーがー!!普通にドアから来たー!!!」

 

ドアを開けて現れたのは現日本のNo.1ヒーローであり、今年から雄英高校の教師となったオールマイトだった。

 

「やっベー!本物のオールマイトだ!!」

「銀時代のコスチュームだ……!」

「迫力が違い過ぎて画風が……!」

 

憧れのオールマイトの登場で1-Aの生徒たちは一気に色めき立つ。

 

「やべぇぞ!明銀!本物のオールマイトだ!」

「お、おう」

 

つい先日、ある一件で峰田から敵から同志と格上げされた新星は興奮して話しかけてくる峰田の言葉に応えながら、オールマイトを凝視していた。

 

(父さんと共に戦ったいた……)

「ヒーロー基礎学!ヒーローの素地をつくる為様々な訓練を行う科目だ!そして……今日行なうのはコレ!!」

 

オールマイトはBATTLEと書かれたプラカード手に持って皆に見せる。

 

「戦闘訓練!!そして戦闘訓練を行う際に着るのがぁ、これだ!!」

 

壁が動き出し、中からアタッシュケースが現れる。

アタッシュケースの中身はそれぞれがサポートアイテム会社に頼んだヒーローコスチュームだ。

それぞれが各々のコスチュームを手に取って更衣室に向かうが、その中で新星と飯田が困惑して立ち止まっていた。

それに気づいた耳郎が新星に声をかける。

 

「新星、どうしたの?」

「いや、俺のコスチュームが無いんだ」

「君もか。俺のも見当たらないんだ」

 

困惑する2人にオールマイトが声をかける。

 

「明銀少年!飯田少年!君たちのコスチュームはこっちだ!!」

「「?」」

 

新星と飯田は共に首を傾げた。

オールマイトが先頭に歩くのを新星と飯田は黙って付いて行っていると新星が飯田に話しかけた。

 

「そういえば、まだ話したことなかったよな。俺は明銀 新星。よろしくな」

「ぼ、俺は飯田 天哉。よろしく頼む」

「飯田のことは結構印象に残っているんだよ。ほら、あの……ツリ目のヤツ、ええっと……」

「爆豪君のことか?」

「そう!爆豪だ。アイツに初日、注意してたからさ」

「最高峰である雄英のヒーロー科で学んでいくんだ。不逞行為は注意しなければいけない!」

(委員長タイプだなぁ)

 

真剣な顔で語る飯田を見て、新星はそう思った。

そんなことを考えていると新星達は外に出た。

 

「さぁ!君たちのコスチュームはあそこにあるぞ!」

 

オールマイトが指差す先には大型トラックとその隣に立つリッカの姿があった。

 

「おーい!こっちこっち!」

「リッカ?なんでお前がここにいるんだ?」

「なんでって、もちろん君のスーツのためじゃないか!できはしたけど最終調整ができてないからここですることにしたんだ」

 

新星とリッカの間に飯田が割って入ってくる。

 

「お話中申し訳ございませんが!私のコスチュームはどこに!?」

「あっ、ごめんね!えっと飯田 天哉君だよね?飯田さんちのコスチュームはもうできてるよ!」

 

リッカはそう言って手に持っていたデバイスを操作するとトラックの側面が開き、白いフルアーマーのコスチュームが出てくる。

 

「飯田さんのコスチュームは全員ウチで作っているから、すぐにできたよ」

「全員?全員ってどういうことだ?」

「俺の家族は父も兄もヒーローをしているんだ。インゲニウムという名のヒーローは知っているかい?」

「あー、知ってる!」

「インゲニウムは俺の兄なんだ!」

 

飯田は自身の兄を誇らしげに語り、新星は一家全員がヒーローということに驚きながら飯田の話を聞く。

オールマイトは親交を深めている2人を止めるのは少し忍びないが、教師としているので彼等に注意する。

 

「ヘイ!お二人さん!授業のことを忘れていないかい?」

「ハッ!申し訳ございません!只今、準備致します!」

「あ、すいません」

 

飯田は直角に腰を折って謝るとすぐさまコスチュームを持って更衣室に向かう。

新星はリッカの説明を聞いていく。

 

「新星くんのスーツは色々と調整しないといけないからここで着替えよう!」

「ここでか……恥ずかしいな」

「ははっ!ここで裸になるわけじゃないから大丈夫だよ。そして、これが君の『ULTRAMAN SUIT』だよ!」

 

トラックの中に鎮座してあった人1人は余裕で入る程の大きさがあるカプセルが開く

 

「これが……!」

 

 

少し時間が立ち、生徒達はそれぞれのコスチュームを着て、入試を行なった時に使われた市街地を模した運動場の前に集まっていた。

オールマイトから本日行なう授業について説明が終わると耳郎が手を挙げた。

 

「あの、オールマイト先生。シンセーはどうしたんですか?」

「明銀少年は着替えるのに手間取っていてね!もうすぐ来るはずだ。授業の説明については先にしてあるぞ!」

 

先程からいない新星を気にしていた耳郎が質問した。

すると、そこに走ってくる人影が現れた。

 

「遅れてすいませんでした!」

 

全員がその声に振り返る。

現れたのはコスチュームを着た新星だが、その姿に皆が驚いた。

それはスーツというよりアーマーだったからだ。

白銀のアーマーをベースに赤と灰色のパーツが所々にあしらわれている。

 

「なんだ、そのコスチューム!?」

「コスチュームっていうよりアーマーだな」

「強そー!」

 

皆がそれぞれ感想言う中、もっとも食いついたのはどこかオールマイトを意識しているコスチュームを着た緑谷だった。

 

「そのコスチュームは『ULTRAMAN』シリーズ!?超人ヒーロー『ウルトラマン』を始めとした色々なヒーロー達のコスチュームの元になったスーツだ!耐久性は勿論、様々な環境化で動けるようにサポート機能が付いている最先端のスーツだよ!S.S.Lが開発しているけど、その分着用者はS.S.Lが決めているって話だよ。今はキャリバーっていうヒーローだけがスーツを着ているはずだけど……」

「お、おう落ち着けよ。てか、誰だっけ?」

 

突然のマシンガントークに少し引いてしまった新星は引きつった顔をしながら緑谷に話しかける。

 

「あっ……え、えっとごめん。僕は緑谷 出久って言って、その……」

「ヘイ!今は授業中だぞ!はしゃぎたくなる気持ちはわかるが授業を進めよう!」

 

オールマイトに注意され、皆もう一度気を引き締める。

オールマイトはその様子を見ながら、新星について考えていた。

 

(まったく、明星と姿が被ってしまったぜ)

 

新星の姿にかつての親友を重ねてしまった。

 

 

屋内での戦闘訓練は二人一組を組んでヒーローチームと、ヴィランチームで行われた。

最初にヒーローチーム緑谷・麗日ペアとヴィランチーム爆豪・飯田ペアで行われた。

何か因縁があるのか激しく怒りを表す爆豪に対して緑谷も負けじと応戦するが天才的な戦闘センスを見せる爆豪に緑谷は追い詰められていった。

しかし、結果としては緑谷達の作戦勝ちで終わった。

緑谷は救護室に運ばれ、半壊したビルでは試験が続行できないので別のビルで再開となった。

 

「そういや授業で言い忘れていたけどさ」

「なに?」

 

別のビルに移動する際に新星が耳郎に話しかける。

 

「コスチューム似合ってるよ。カッコイイ」

「そ、そう?ありがと……新星も似合ってるじゃん。フルフェイスで顔見えないけど」

 

新星に褒められて照れる耳郎は新星のコスチュームも褒める。

 

「ありがとう。何だかこれを着ると父さんに近づいた気がするんだ」

「……そっか」

 

どこか嬉しそうにする新星を見て、耳郎も良かったと思った。

 

「チームが違うから、もし対戦相手になったら容赦しないよ?」

「ああ、望むところだ!」

 

 

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