おジャ魔女どれみ パニックマジック   作:レイガース

2 / 9
前話では、恐るべく力で魔女たちが魔女ガエルの呪いを再びかけられ、危機を知らされたどれみたちは魔女界の女王様とハナちゃんの計らいで送られた手紙とマジックタップでマジョリカとララの家に向かう。

ここから様々なオリジナルキャラが出てきます。お楽しみに。
読み終わったら、この小説に評価をお願いします。


第2話 : 新たな力と立ち塞がるシーズンMAHO堂

どれみたちは、女王様の馬車でマジョリカの仕切っていたマキハタヤマ リカのMAHO堂に着く。

 

「さあ、皆さん。先ほど、自分たちの水晶玉をはめ込んだタップを以前のようにして着替えてください」

 

まず、どれみが自分の水晶玉をはめ込んだタップを、小学6年時代のように吹きかけるように見習い服へと着替える。だが、これまでの見習い服とは違い、最初のボタンのところに小さい水晶玉が付いている。

 

「あなた方はもう魔女の資格を得た魔女見習いです。さあ、皆さんも!」

 

はづきあいこおんぷももこ「はい!」

 

どれみに続き、4人もそれぞれタップで見習い服に着替える。

 

「プリチーウィッチあいこっちい!」

 

「プリチーウィッチはづきっちい!」

 

「プリチーウィッチおんぷっちい!」

 

「プリチーウィッチももこっちい!」

 

みんなの見習い服を感激しながら見るハナちゃん。

 

「では、ポロンを出してみてください」

 

どれみたちは水晶玉を叩き、ポロンを取り出す。

 

「マジョリン、例の物を・・・」

 

「はい」

 

マジョリンは、水さな以前魔法玉を入れていた袋に近いようなものを出す。

 

マジョリンは5人にそれぞれ少しずつ玉を分けて渡す。

ハナちゃんは目を輝かせて、その玉を見る。

 

「ハナちゃんとパオちゃんからは、もう話してあります。既にOKをもらいました」

 

「どういうことですか?」

 

おんぷはハナちゃんとパオちゃんが関係していることに、疑問を抱いて女王様に尋ねる。

 

「この玉は、この一ヶ月で溜まったパオちゃんのウンチです」

 

まだ倉庫にたくさん保管してあります。とマジョリンは言う。

 

「え〜、嘘〜!」

 

MAHO堂面々は唖然としているが、

 

「ほんとだよ。これはパオちゃんのウンチだよ」

 

「ハナたんの言うとおりパオ。これはウンチだパオ」

 

どれみたちがあんぐりとしている中、

 

「今取り出したポロンは、マジックポロン。パオちゃんのウンチ、いえ、ビーズは魔力がロイヤルシードより強いため、普通の魔女見習いのポロンでは使えません。ですので、魔女の資格のあるあなた方魔女見習いやハナちゃんくらいしか扱えないのです。説明はこれくらいにして、MAHO堂を改装しましょう。情報が少ない今、これまでのMAHO堂より扱いやすいお店にリニューアルしましょう!」

 

どれみたちは、ハナちゃんも加わり、6人でマジカルステージを行う。女王様は仕上げに、いつもの魔法を使い、

 

「MAHO堂よ、変われ!」と叫ぶ。MAHO堂は小学6年生の時と似たような姿に戻った。しかし、これまでとは違い、いくつか懐かしいアイテムが追加されていた。

 

「中を見ますか?」

 

どれみたちは中を見回すと、最初の頃にあった魔法グッズの材料、フラワーグッズの花々、花壇。そして、雑貨屋の機織り機やビーズメーカー。さらに、隣の部屋には、お菓子作りのクッキングストーブやキャンディー製作機など、全てのアイテムが揃っていた。

 

「今までは、魔女界と人間界の交流を復活させることやどれみちゃんたちに魔女としての責任などを前提に試練を送ってきました。ですが、行方不明の元老院魔女を除き、原因究明のため、8人の元老院魔女の方々と話し合い、もう一度皆さんに力を貸してほしいと、こうして魔女見習いに戻してもらったのです」

 

任せてください!とどれみは意気込む。マジョリカも久々の開店を喜び、ララと一緒に目を輝かせる。

 

「パオちゃんのビーズ玉はデラに届けさせるので、後ほどまたお送りします」

 

マジョリンは一礼し、馬車に戻る。

 

「こちらからも何か分かり次第、ハナちゃんに連絡係としてお知らせします。とにかく、人間界のことは頼みましたよ」

 

MAHO堂一同「はい!」

 

馬車が空へと上がり、魔女界に帰っていく。ハナちゃんとパオちゃんも一緒に帰っていく。

 

「さて、もう日も暮れる。あいこやももこの親も心配しているじゃろう。とりあえず、どれみとはづきとおんぷで、お前たちが復帰できるまで持たせるから、今日は帰るといい」

 

「そうね。急な呼び出しと、大変な騒ぎだったもの。今日はこれで帰ったほうがいいわ」

 

マジョリカとララがそう言ってくれるので、どれみたちはそれぞれの家に帰ることにした。あいことももこは見習い服になり、箒を出してあいこは大阪へ、ももこはもう一度魔女界を通ってアメリカに戻る。MAHO堂メンバーは、笑顔の表情で別れたが、美空市の市街地では、あいこが見たもう一つのMAHO堂が5人のメンバーを従えて、動いていた。

 

ー魔女界ーマジョドンの裏庭。

 

そこには、4人の元老院魔女たちがいた。

 

「春の季節!闇のシーズン!」

 

「夏の季節!闇のシーズン!」

 

「秋の季節!闇のシーズン!」

 

「冬の季節!闇のシーズン!」

 

4人の元老院魔女たち「マジカルステージ!闇のシーズン!」

 

奥にある閉ざされた黒い扉が開いていく。開いた扉からは、魔女界のあの女王様の服を色違いにしたかのような黒や赤などの服をまとった魔女が現れた。

 

「お待ちしておりました、マジョハーデン女王様」

 

【やはり、この魔女界は少し暗いほうがいい。天界と同じ明るさでは、地獄魔女は動きにくいですからね。こちらの準備は出来ています。我らの魔女見習いたちは今どこに?」

 

地獄の魔女界の女王は、桃色の髪をした魔女を見る。

 

「このマジョスプリング。そして、後ろにいるマジョサマー、マジョオータム、マジョウィンターの選んだ魔女見習いたちは、次なる計画に移っております」

 

【長きにわたり、マジョトゥルビヨンが施した魔女ガエルの呪いがあったために、私は奥深くで忍んできた。ようやく、私のための道が歩める】

 

ー人間界ー次の日の朝。

 

どれみはぽっぷを連れて、新しくなったMAHO堂に向かった。中では、はづき、あいこ、おんぷ、ももこがもう待っていた。

 

「あ〜、プニュちゃんに戻ってる〜!」

 

ぽっぷはマジョリカに抱き締める。

 

「はい、ぽっぷ。一級合格のタップだよ。ついでに水晶玉も。これからはぽっぷもパティシエ服着れるよ。まずは、自分の水晶玉をタップの中にはめ込んで見習い服を着てごらん」

 

ハナちゃんと同じ形のコンパクトケースだが、中には窪みがあり、ぽっぷ用の水晶玉をはめ込める形になっている。ぽっぷは水晶玉をはめ込み、音を鳴らして見習い服に着替える。

 

「プリチーウィッチぽっぷっちい!」

 

ぽっぷは初めて着た一級合格の見習い服に目を輝かせ、どれみに説明してもらいながら、胸ボタンの水晶玉を軽く叩き、マジックポロンを取り出す。けれど、だだのポロンなので、おんぷに尋ねる。おんぷはぽっぷに自分用のビーズ玉袋を渡す。

 

「さっき、ハナから手紙が届いた。そのビーズ玉はパオのウンチだが、魔力は少しの魔法では一つも減らんようじゃ。ぽっぷ、唱えてみぃ」

 

「うん!」

 

マジョリカに言われ、ポロンに一つのビーズ玉送り、魔法を唱える。

 

ぽっぷはみんなの分のジュースを出す。その後、ぽっぷは中のビーズ玉を取り出すが、やはり残っていた。

 

「ホントだ。パオちゃんのウンチって凄かったんたんだ」

 

どれみは改めてパオちゃんに拝む。

 

「さあ、話は終わりじゃ。お菓子作りはももこと妖精たちに任せるにして、グッズ屋、花屋、雑貨屋、どれをしたいかの?売り上げ上、花屋が大変儲かったぞ」

 

マジョリカの性格はいつも通り。その時、扉がバタンと音を立てて開く。出てきたのは、魔女問屋のデラだった。

 

「もう、頭に来ちゃう。私より稼ぎがいいからって、まったく!」

 

プンスカ怒っているデラを見て、目が点になっているMAHO堂のみんな。

 

「どうしたの、デラ?」

 

デラは魔法でどれみたちのところに降りる。

 

「どうにもこうにもないわよ。美空市街にあるもう一つのMAHO堂の問屋魔女サラ、私に向かって何て言ったと思う?そっちは売る荷物が多くって、筋肉質になりませんの?だって!」

 

え、もう一つMAHO堂があるの?とどれみ。世界中に魔法堂があることは知っていたが、近くにも他の魔法堂があるとは知らなかった。

 

「世界中だけじゃないわよ。この日本各地にも、たくさんの魔女界に通じる扉があるの。それが改装されて魔法堂が出来たの。昔は井戸の底だったり、壁だったりね」

 

とりあえず。とデラは杖でいくつか追加の材料を出した。

 

「ところで、今回は自由なお店みたいだけど、私も大変だからいくつかに絞ってね」

 

「じゃあ、マジョリカも言ってたけど、お菓子以外は4ヶ月毎に品物を入れ替えるってどう?そうすれば、一回目の4ヶ月は、花屋ができるんじゃないかしら」

 

「そうだね。フラワーショップに看板を変えよう!」

 

こうして、看板をマジョリカがフラワーショップに変え、デラが持ってきた花や鉢植、肥料などを片付けて、今日は店じまい。本格的な開店は、明後日になり、明日はマジョリカの育ての親であるマジョリリカを呼ぶことになった。お菓子の場所とお花の場所は別々の部屋で出すことにして、本日は閉店した。

 

そして、デラの言っていたことが気になったもう一つのMAHO堂を見に行くことにして、マジョリカやララも同行した。

 

上空からもう一つのMAHO堂に着いた一行は、デパート並みの高層を誇る5階建てのMAHO堂を見る。多くのデパート従業員を見かけるが、肝心の魔女見習いの姿が見えない。しかし、小さくなって5階から見てみると、階毎に店の造りが違っていた。それに、1階の奥にはライフウッドなる木の寝床があるではないか。

 

「まさかこんなところに、しかも近くにMAHO堂が存在していたとはのう。通りで街中が流行っとるわけじゃ」

 

マジョリカは腕を組んで冷や汗をかいている。

 

???「お褒めの言葉ありがとうございます。ようこそ、シーズンMAHO堂と」

 

見慣れぬ声が上から聞こえる。どれみたちは屋上を見上げると、1人のパティシエ服を着た少女が立っていた。

 

「私は北風 春美。春のシーズン魔女見習いです」

 

新しい魔女見習い。しかも、何やら普通の魔女見習いとは違う様子。

 

「世界一不幸な魔女見習いの春風どれみさん。私はあなたにライバル宣言いたします。私はこの世で最も幸運な美少女ですから」

 

それを聞いたどれみは箒を降りて、春美と火花を散らした。いよいよ、新たな戦いが始まる。

 

ー第3話に続くー




次回予告。もう一つのMAHO堂にいる魔女見習い、北風 春美が中学で再び登場。あいこやももこも、女王様の計らいで親の転勤で転入。さらに、あいこやももこのライバルキャラになるシーズンMAHO堂の2人目、3人目の魔女見習いが現れる。コメディ健在の第3話どうぞお楽しみに(=゚ω゚)ノ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。