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優斗「俺にまだ何か用があるのか............鞍馬音美」
音美「・・・」
特訓を終えそれぞれの人物達は元の世界に戻った、しかし音美は残り優斗に近づいたのだ。
音美「私優斗さんに聞きたいことが一つあったんです。」
優斗「なんだ?言ってみろ」
音美「二課の人達が2年前の、あのライブの後に起こったライブの生存者迫害の件を放っていた事を優斗さんはどう思っているのか知りたくて」
優斗はこの問いに少し考える、音美はこの事で二課に対して不満を持っているのだと思いそう言うべきか悩む。しかし悩んだが結局優斗は自分の考えをそのまま伝える事にした。
優斗「・・・これは俺個人としての意見だがそれでも良いか?」
音美はコクリと頷く、確認をした優斗はポケットに手を入れると音美の目を真っ直ぐ見つめ自分の答えを言う
優斗「俺としては二課にも事情があったのかもしれないと割り切っていたな。」
音美「ッ!優斗さんは迫害について何も思うことはなかったんですか!あの危険で多くの人が命を!」
優斗「落ち着けナーゴ、何も全てを飲み込んだ訳じゃない。
だが向こうにも向こうの事情があるんだ、俺の世界は奏が重症だったし黒幕が遅らせる為にノイズを多く召喚していた。
それにツヴァイウィングはアイドルでもあるんだ、世間から狙われれば翼と奏は歌を歌えなくなる可能性もあるんだ。俺の世界は奏は救えたがお前の世界は奏は絶唱で亡くなった。それなら翼のメンタルだって相当参っていた筈だ。」
音美は納得がいかない顔をしており顔を俯け、手も強く握っていた。
優斗は一度深呼吸すると言葉を続ける
優斗「それにどれだけ言っても死んだ人間は戻ってこない。ナーゴお前は救えなかった命に囚われている、どんなに頑張っても救えない命はあるんだ。
俺やお前達の様に前世での事故死や病死が良い例だ、それに俺だって両親を救えなかった。だからこそ俺は俺の手の届く範囲で救える命は全力で救う」
音美「でも私にもっと力があれば........」
優斗「甘えんな、どれだけ強い力があろうと付け焼き刃で上手くいくわけねぇだろ、それを使いこなせなきゃ逆に多くに命を失うぞ。
結局時間が必要なんだ、お前はこれから慣れていって経験をつめそして多くの命を救え、それでも無理なら仲間を頼れ。いつまでも過去の事を引きずるんじゃねぇ!これからの未来を変えていけ!
お前にも頼れる仲間は居るだろうが!」
最後の一言に音美は顔をあげる、ナーゴはエース達デザイアのライダー達が頭をよぎる。
音美「うん.......ありがとう優斗さん!私これから頑張ってみる!」
優斗「そうしとけ、それじゃあさっさと帰れ帰れ俺はエースに用があるんだ」
音美「はい!さようなら!」
音美はそう言うと出口へ向かった、優斗はそう言うとその場に胡座で座る。
しばらく座って待っているとエースもといフォークスがやってくる。
エース「悪いなナーゴの相談にまでのってもらって」
優斗「こんなの向こうの世界でも結構やってるよ、それより俺はもうそろそろ帰るよ。あまり長居しすぎると悪い影響を及ぼしそうだしな」
エース「そうか、短い間だったがアイツらを鍛えてくれたことを感謝する、今度来る時は盛大に迎えてやるからな」
優斗「そうか、それなら楽しみにしておくよ。俺も俺が目指す未来に向けて頑張らないとな。」
優斗の何気ない言葉にエースは興味を持ち質問した
エース「お前が目指す未来ってなんなんだ?」
優斗はエースに向かって微笑みながら答える
優斗「俺の
エース「なるほd.......は?お前今なんて!」
エースは聞き返そうとしたが優斗はカーテンを出現させその場から消えていた。
残されたエースは頭をかきながら呟いた
エース「・・・マジかよ」
場所:神風写真館
神風写真館へと帰宅したら優斗は椅子に座りお茶を一口飲み思い出した。
優斗「やっべ、蒼汰の事完全に忘れてた..............まぁアイツなら大丈夫だろ」
と優斗は特に心配する事なくお茶を再び飲む、蒼汰の事に対して此処まで心配していないのは単に見捨てているのか.........或いはそれなりに信用しているからなのか............
それは優斗にしかわからない
場所:???
???「ようやくだ.......ようやく我々の神を顕現する事が出来る!」
どこかの研究所で男は1人で怪しく笑う
???「クハハハ!遂に..................遂に遂に!我々が人類を統治し世界を納め新たなステージへと向かうのだ!」
男はメスを握りしめてその後自身の腕に突き刺す、そして男の後方には旗があり独特なマークがあった、手術で使うメスをクロスさせたようなマーク
これが表すのはただ一つ・・・黒森龍樹の世界にあったシェム・ハを信仰する組織........『執刀教』