優斗視点
四日後、優斗はホテルのチェックアウトを済ませ、オートバジン(ビークルモード)に跨り帰路につく。
5時間もすれば復興している街が見えてくる、優斗は速度をあげ帰りを急ぐ。
写真館のあった場所に向かうとやはり倒壊していた。
優斗(やっぱりか......まぁ写真なんかはこっちのボストンバッグに入れてたから問題は無いけど、家をどうするか.......)
優斗がこれからの生活に悩んでいると
弦十郎「やぁ優斗君、今帰ったか」
弦十郎が袋を片手に近づいてくる。
優斗「お久しぶりです弦十郎さん」
弦十郎「すまないな君の写真館が......」
優斗「大丈夫ですよ。新しく建てれば問題は無いですし、写真関係はこっちのバックに入れてますから」
優斗はそう言ってボストンバッグを叩く。
優斗「今はとりあえず、生活する環境が無くなって困っていますね。しばらくはホテルなんかの宿泊施設で暮らそうか思ってます。」
優斗は今後の事について話す。そんな優斗に弦十郎は
弦十郎「それなら二課の施設に来ると良い」
優斗「えっ?」
二課臨時本部
響「優斗さん!お久しぶりです!」
優斗は弦十郎に連れられ二課が現在使用している臨時の本部に来ていた。そこにはシンフォギア装者に了子、緒川やオペレーターの2人に二課職員がいた。
優斗「・・・俺が来て良いんですか?確か装者なんかは死亡した事になっている筈じゃ........」
優斗は自分が今機密の現状を覗いている事に指摘する。
弦十郎「なに!口外しなければ問題はない!」
優斗(それで良いのかよ........)
弦十郎の言葉に優斗は心配になる。
奏「まぁまぁ、そう固い事言うなって」
奏がそう言いながらこちらに近づいてくる。
優斗「奏か......なんか久しいな。」
奏「あたしもだよ。突然いなくなったから心配したんだぞ?今までどこに行ってたんだ?」
優斗「少し風景を撮りに旅行」
奏「お前ホント自由だな........コッチはどれだけ疲れたと思ってるんだ.......」
優斗「お疲れ〜」
奏「吹っ飛ばすぞ?」
奏と少し談笑をする。そこへ翼やクリスそして響と未来もやってくる。
翼「奏落ち着いて」
クリス「本当に久しぶりだな。もしかしてあたしが向かった時にはもう出て行く所だったのか?」
優斗「そんな感じ......んでお前が出て行った後にそのままバイクで出てった。」
翼「雪音は司令達と会う前に優斗の所へ向かっていたんだな。」
未来「クリスも......油断出来ない」
響「未来?」
未来「なんでもないよ。」
優斗(なんか一瞬殺気を感じた気が.........気のせいか)
俺は、その後荷物を纏めて荷物庫に置いた。そして改めて向こうで出会った奴らと比べ
優斗(やっぱりコッチが違和感無いな.......)
落ち着くそして先程の場所に戻ると
了子「久しぶり〜」ピラピラ
了子(今回の主犯)がそこにいた。
優斗「・・・・お久しぶりですね了子さん」
俺はなんとかボロを出さずに挨拶をする。そして帰ってきて思ったことは
優斗(なんで奏と未来とクリスは顔を赤くしてるんだ?)
3人は顔を赤くして俯いていた。
優斗(響はなんか驚いた表情だし........翼はなんか目瞑ってるし)「なぁ何かあったか?」
赤面3人「「「なんでもない!(です!)」」」
優斗「?」
なにをそこまで必死で言うのか不明だがまぁ気にしなくて良いだろう。
了子「優斗君貴女って本当に罪な子ねぇ〜」
優斗「はい?」
了子「自覚無しか......これは苦労しそうね。」
了子さんは罪な子と言ってきた
優斗(まさか正体がバレたか?でもいつ?やっぱり写真旅行か?今は様子をみるか......)
そんな事を考えていると弦十郎がやってきた
弦十郎「優斗君君の新しい写真館が建設させる事が決定したぞ!」
優斗「えっ!良いんですか!?此方としてはとても嬉しいですけど.......」
弦十郎「君の働きを認めて貰えたらしい。やはり君の写真と修理が好評のようだ。」
弦十郎がそんな事を言ってくる。住む場所が建てられるのはとても嬉しいそれにまた写真館と修理屋を始められる。俺は弦十郎に感謝をして新しい機材などの確認をするために部屋を後にする。
三人称視点
優斗が去った後の部屋では
奏「あたし.....もう顔を向けられなさそうだ.......」
クリス「フィーネが余計な事を言うから.......」
了子「悩める乙女の相談に乗ってあげただけじゃない♪」
未来「優斗さんにバレてないかな?」
了子「それなら大丈夫だと思うわよ、彼鈍感らしいから......」
翼「しかし奏以外にも小日向や雪音も優斗の事を好いていたんだな。」
クリス「まぁアイツは優しいしなんていうか落ち着くんだ近くにいると」
未来「うん......それにハグして貰った時にとても落ち着くんです.......」
響「そうなんだ......」(どうしてだろう......なんだか胸の辺りがチクチクする)
響は自身の胸の痛みに疑問に感じる。彼女は知らない......それが恋である事に
未来「それにしても翼さんが優斗さんのことを異性として見ていなかった事に驚きです。名前で呼んでいるのでてっきりそうなのかと。」
翼「確かに優斗にはかなりお世話になったりもした。しかし長年の付き合いであれば名前でも呼ぶさ」
奏「そうそう翼は優斗よりもディケイドの方に恋してるもんな」
翼「ちょっと!奏!?」
響「ディケイドさんに?」
クリス「でもあいつ正体不明だぞ?」
了子「もしかして......ディケイドの人柄の良さに惹かれちゃった?」
翼「ッ〜!」
翼は顔を真っ赤にして俯く、図星らしい
実は翼はディケイドと一緒に戦って以降ディケイドの強さそして弱気者を労わる心そんな人柄に惹かれたようだ。
そこからガールズトークは熱を上げ翼はかなり絞られたらしい。
優斗視点
弦十郎「機材の確認はこれくらいで十分か?」
優斗「はい。カメラは3個有ればなんとか使っていけます。修理機材をいくらか調達出来ればすぐにでも修理の方は再開できます。」
俺は機材の確認を終え、次は新しい写真館を建てる場所を決める事になった
弦十郎「差し当たって建設する場所なのだが....実はリディアンも新設する為今までの場所だと少し遠くなってしまうんだ。彼女達の希望では前回と同じ様にリディアンの近くに建てて欲しいらしい。」
優斗「そうですね.....でもリディアンの近くだと奏がかなり目立ちますから」
そう奏は仕事が早く終わったり休みの日には頻繁に写真館に足を運ぶのだ。別に迷惑と言うわけではないが、そこら辺に記者がいてスキャンダルにならないかヒヤヒヤする。
優斗「出来れば、少しだけ場所を離したいですね。スキャンダルが怖いので......」
弦十郎「そうだな......流石にマスコミを抑えることは俺達には無理だからな。わかった俺から彼女たちを説得しておこう。」
優斗「ありがとうございます。弦十郎さん」
俺は弦十郎に感謝を述べ部屋を退室しようとする。その時一枚の紙が目にはいる。
優斗「?これは.......」
弦十郎「ん?ッ!それは!?」
その紙を取ってみると.......なんと婚姻届だった。
優斗「婚姻届?相手は........えっ!?」
俺は相手を見て驚くそれもそうだろうなんせ相手が
優斗「了子さん!?」
弦十郎「参ったな.......内密にするつもりだったのに俺とした事が.......」
優斗「弦十郎さん.......これは本当なんですか?」
俺は驚きのあまり本人に確認をとる
弦十郎「あぁ、本当さ」
どうやら本当らしい。
優斗「一体いつ間に.....」
弦十郎「実は大きな戦いの後に了子君と飲みに行ったんだ。その時に俺の気持ちを伝えたら.......」
優斗「オッケーを貰った......と」
まさかフィーネである彼女と弦十郎が結婚するとは......誰が予想したのか。
優斗「この事は?」
弦十郎「俺と了子君以外では君と緒川とうちの親父だけだ。」
優斗「親父?それは一体......」
弦十郎「風鳴 訃堂......元二課の指令であり俺と翼の父親の親.....今では100を超えた規格外の親父さ」
どうやら緒川さんも知っているらしい。まぁあの人なら知ってそうか
それにしても弦十郎の父親か.......想像できないな。
優斗「因みに.....結婚式もするんですか?」
弦十郎「まぁな、やろうとは考えているんだがこの事を皆に知らせるべきか悩んでいる。彼女の事をよく思っていない人物はいないと思ってはいるが彼女がな.....」
弦十郎.....というよりは了子の方が心配しているらしい。それもそうだろう何せ今回の事件の主犯にして黒幕そして一度裏切っているのだから。
優斗「.....やりましょう!結婚式!」
弦十郎「しかし......」
優斗「大丈夫ですって!皆んな祝ってくれますよ。俺が保証します!それに俺が結婚式の写真を撮りますよ」
弦十郎「そうか......そうだな!よし!そうと決まれば了子君と話し合って式をあげるよ。写真は頼んだぞ?」
そう言って弦十郎は俺の方に手をおく、俺は笑顔になり
優斗「任せてください!」d(^_^)
サムズアップをする。
三人称視点
弦十郎が優斗からのアドバイスを受けその日の晩に了子と話し合いをした。
最初は了子自身嫌がっていたが弦十郎の必死の説得により承諾を得ることが出来た。式は2週間後に行われる事になった。了子と弦十郎はこの事を二課の職員と装者達に知らせた。
皆の反応は祝福の言葉だけであった
誰も了子の事を恨んだり蔑む事はなかった
2週間後には近くの結婚式を貸し切り式が行われた。タキシード姿の弦十郎とウェディングドレス姿の了子に皆拍手を送る。
式場の中庭で集合写真を撮る。そこに映る顔は花の様な笑顔が一杯だった。
そしてブーケトスの際には一部の者たちが白熱していた。結果的にブーケは響と未来そしてクリスや翼に奏の5名で掴んでいた。
その3日後には、写真館が建てられ早速結婚式の写真を現像させる。そして大きな額縁に嵌め込みよく見える位置に飾る。
そして優斗は、二眼レフから現像した並行世界の写真も現像させる。
流石にこちらは置くことは出来ないので自室の一角に飾る。
優斗「いつか......また........」
その写真を見つめながら優斗は就寝する。
その1週間後にはリディアンが新設され響達も日常に戻っていく。どうやらクリスもリディアンに通うらしい。
クリスがその報告に来た時クリスの両親とも顔を合わせた。
ソネット「あの時は助けてくれて本当にありがとう」
雅律「君のおかげで私たちは夢を追い続ける事が出来た。本当に感謝している。」
優斗「気にしないでください。自分がやりたい事をしたまでなので」
感謝の言葉を受け取った優斗はお茶をだし3人と雑談する。その際に現在彼女居るのかどうかを質問された。どうやら2人は優斗にクリスを預けようと考えているらしい.......
次の日、2人はバルベルデに戻っていった。
次の日には弦十郎に呼ばれ弦十郎の親......訃堂という人物に出会った。最初は威圧感が半端なかった。しかし
訃堂「時に優斗よ......」
優斗「なんでしょうか、訃堂さん?」
訃堂「お主はワシの可愛い孫の翼とその親友の奏.....どちらと付き合うのだ?」
優斗「.......はい?」
何故かお付き合いの話になった........
答えはあやふやにした優斗どうやら訃堂も翼もしくは奏を預けようとしているようだ。
優斗は帰路につくとため息を吐き帰って行く
そんなこんなで2か月が経った頃
優斗「Queen of music?」
奏「あぁアメリカで今話題のマリア・カデンツァヴナ・イブとコラボライブする事になったんだ。」
翼「最初に3人で歌った後にツヴァイウィングの私たちが歌いその後マリア・カデンツァヴナ・イブがソロで歌うんだ。」
優斗「かなり大掛かりなライブだな」
響「そりゃぁ!あの歌姫と言われたマリアさんですから!そこにツヴァイウィングがコラボするとなればこれくらい普通ですよ!」
優斗「お前凄く嬉しそうだな.......」
未来「歌姫マリアの歌について調べるって言ったら嵌ってしまって......CDまで買って来たんです」
クリス「コイツらしいな......」
1ヶ月後に行われるライブの詳細を聞いていた。
奏「絶対に来てくれよな!」
響「はい!.......っと言いたいところですけど」
クリス「あたしとこのバカはソロモンの杖の護衛に向かわなくちゃいけないんだ。」
優斗「あらら......」
未来「でも早く終われば間に合うんだよね?」
響「そう!だから絶対に間に合わせます!」
翼「任務もしっかりこなす事」
響「わかってますよ〜♪」
奏「優斗は大丈夫か?」
優斗「そうだな......仕事が何も無ければ大丈夫だ」
優斗はそう返事を返す。その夜はそこに居た者達で夕飯を食べた。(食費は奏と響に持っていかれた。)
ライブまであと1週間、優斗は今写真を整理し修理に出されていた。オルゴールを直していた。
優斗「......ふぅ〜、あとは動作を確認するだけだな。」
優斗はオルゴールに取り付けられてあるネジを回し動作を確認する。オルゴールからは優しいメロディーが流れる.......問題はない様だ。
優斗「これで修理する物は終わったかな?ライブには行けそうだな.......」
優斗がオルゴールを閉め休憩に入る。
優斗(それにしてもマリア・カデンツァヴナ・イブか........こっちではどんな奴なのか......)
優斗は並行世界で出会ったマリアとこの世界のマリアについて考えようとしたその時
カランカラーン♪
店の入り口に付いている鐘が鳴った。どうやら客らしい
優斗「いらっしゃいませ、ようこそ神風写真館へ」
俺は来店して来た客に対して接客を行う。客は
???「修理を頼みたいのだけれど......いいかしら?」
優斗(ん?この声は.......)
優斗は下げていた顔をあげる。そこにはサングラスと帽子を被った変装したように見えるがピンクの髪でバレバレのマリア・カデンツァヴナ・イブがいた。
優斗(・・・アホなのか?)
マリア「ん?どうした?なにか変かしら?」
優斗「え〜っと.....いらっしゃいませマリア・カデンツァヴナ・イブさん.......」
マリア「なっ!?何故わかった!」
マリア自身は完璧と思っていたらしく驚いていた。
優斗「それは......髪が隠れていませんし何よりサングラスだと逆に怪しいですよ......」
マリア「なん.....だと.......」
マリアは落ち込んだ。
優斗「取り敢えず修理する物を出してください。」
マリア「あぁ.....この腕時計なのだけど、どのくらいかかるかな?」
優斗はマリアが差し出した腕時計を見る。
優斗「これなら2時間程度で直せますよ。電話番号を教えてくれれば掛けますよ」
マリア「いや、大丈夫2時間程度なら待てる。」
優斗「それではそちらのソファーで休んでて下さい。お茶を出しますので」
優斗は隣の客間にマリアを誘導させソファーに座らせる。そしてティーポッドに紅茶を入れお湯で沸かしカップに注ぐ。
優斗「足りなくなったら言ってください。それじゃあ自分は作業にかかるので」
優斗が作業用の手袋を装着し、作業に取り掛かろうとすると
マリア「君は私を見てもさほど態度を変えないんだな」
優斗「そうですか?」
マリア「あぁ、普通なら話しかけたり握手や写真を頼んだりしてくるものさ。それなのに君は私の正体がわかっても態度を変えずに適切に接客をする。正直私は驚いている」
優斗「まぁ、アンタみたいな人は身近に居るしな、それにちゃんとした客にはそれ相応の態度をするって決めてるんだ。」(正直一度会っているからとは言えないしな)
そんな事を考えながら優斗は作業に取り掛かる。そうとも知らずにマリアは
マリア(この人は私のことを歌姫としての私としてではなくただのマリアとして見てくれているのか......偽りのない私として)
マリアは紅茶を一口飲み
マリア「良ければ作業の様子を見ても良いかな?」
優斗「う〜ん......構いませんよ」
優斗は承諾し作業に戻る。
マリアは立ち上がり側に近づく、今は小さなネジの部品を付け直している所。優斗はピンセットで丁寧に付け直し歯車を少し回し動作の確認。その様子をマリアは興味津々に見る
優斗「これで多分大丈夫.....」
優斗はそう言ってカバーを付け直していく。そして作業に使うドライバーを落としてしまう。優斗はドライバーを拾おうとするがマリアがしゃがみドライバーを手に取り渡してくる。
マリア「はいコレ」
優斗「あぁ、ありがとう」
マリアからドライバーを手に取り作業に戻る。最後のネジを止め作動を点検する。問題はない、しっかりと動く。
優斗「これで大丈夫ですね。はいお返しします」
優斗はマリアに修理した腕時計を渡すマリアは受け取り手首に付ける。
マリア「ありがとう.....代金なのだけど」
優斗「あぁ、それならサインをお願いします。知ってるやつが貴方のファンなんです。」
マリア「しかし、それでは......」
優斗「別にそこまで大層な修理はしてませんした本当にサインだけで大丈夫ですよ。」
マリア「わかったわ、君には感謝する。ぜひライブを楽しんで欲しい。」
優斗「はは、何も予定がなければ会場に向かいますよ......」
マリア「その時は楽しんでくれ、邪魔したわね」
マリアはそう言って店を出ようとする。
優斗「ちょっと待って下さい。これを」
優斗は引き止め。伊達メガネを渡す。
マリア「ありがとう。」
優斗「それと髪は帽子の中に入れて下さい。そしてメガネをかければ多分大丈夫ですから」
優斗はマリアの変装を手伝う。変装を終えたマリアは出入り口に立ち
マリア「何から何までありがとう」
優斗「はは、スキャンダルになるよりはマシです......」
マリア「ふふっそうね」
マリアは微笑み写真館を出て行く。
優斗「ありがとうございました」
優斗はお辞儀をして見送る。扉が閉まると優斗は一息つき
優斗「ふぅ〜、さてと夕飯の準備をするか.....」
夕飯の支度を始める。
場所:スカイタワー天上
そこには1人の青年が立っていた。
???「もうすぐ始まるね。次の戦いが楽しみだよ........
その青年の右手には
これから始まる新たな戦い。
その果てにあるのは果たして・・・・・・
ディエンドライバーの持ち主はどう動くのか......
G編乞うご期待!