神風写真館
ライブでの出来事から4日優斗は写真館で考え込んでいた
優斗「マリア達の目的がわからねぇな.....」
優斗は考える。世界を敵に回してでもやり遂げること.....彼女達の目的が読めず考え込む。
優斗「だけど蒼汰は知ってるらしいけどアイツ何故か全然来ないんだよな最近」
そして同じ転生者で仮面ライダーディエンドの狗神蒼汰がここ最近姿を見せない。
優斗(まぁ最近出会ったばっかりだし来なくて当たり前か)「少し考える事から離れてみるか」
優斗はそう言って冷蔵庫からお茶を取り出しコップに注ぐ。そして口に含みリラックスをする。そんな優斗の所に
奏「邪魔するぜ!」
奏が扉を勢いよく開け店に入ってくる。そして優斗に近づいていく
優斗「ん?どうした奏?」
奏「此処にマリア・カデンツァヴナ・イブが来たって本当か!」
優斗「え?あぁ来たぞ。腕時計の修理を頼まれてな」
奏はその言葉を聞いて優斗に詰め寄り
奏「抱きついたり!頭を撫でたりはしてないよな!」
優斗「お、おぉしてないぞ」
優斗は奏の勢いに少し後ずさる。
奏「そっか〜」
奏は少し落ち着き近くの椅子に腰掛ける。
優斗は情報を得る為に奏に質問する。
優斗「そう言えば中継が切れた後どうなったんだ?」
奏「ん?あぁ、マリア達はテロリストとしてうちでは扱うつもりだ。あんなに堂々と宣戦布告をしたんだ。それにノイズまで.....とっ捕まえてやる!」
優斗「そうか.....そういやあのディケイドって奴は.....」
優斗はその後の言葉を発さなかった.....いや発する事を辞めた。奏がものすごく怒った顔で此方を見てきたからである。
優斗「......やっぱなんでもない。」
優斗は聞くのが不味いと思い中断する。
奏「別にお前に怒ってないよ。まさかディケイドのやつがあんなに他の女と交流関係があったからって別に怒ってないぞ?」
奏は笑顔でそう言ってくるが目が笑ってない。
優斗「そ、そういえばもうすぐ学祭だろ?お前は今回はどうするんだ?」
優斗は話を逸らす為に近頃行われる学祭について話題を出す。
奏「ん?秋桜祭のことか?そうだな.....今回は見て回ってみようって思ってる。翼達がどんな出し物をしてるか気になるしな。」
優斗「近頃アイツら全然顔出しに来ないんだよな。別にそこまで大掛かりじゃないだろうしいつも通り顔を出すと思ったんだけどな。」
奏「そうなのか?そいつは今回の学祭が期待できるかもしれないな」
優斗と奏はその後も談笑し時間を潰す。そして夕方に差し掛かった頃奏の通信機が鳴る。
奏「ッ!」
優斗「.....仕事か。頑張ってこい」
奏「おう!」
奏は通信機を手に取り写真館を後にする。そして優斗はお茶とカップをなおし玄関を閉めようと扉に足を運ぶと
蒼汰「やぁ、元気にしてたかい?」
入り口に蒼汰が立っていた。
優斗「....なんの様だ?今日はもう閉めるんだ用があるならさっさと言え」
蒼汰「つれないねぇ。僕からの用件は1つ今日のノイズの出現を察知しても現場には向かわないでほしい」
優斗「なんだと?」
優斗が驚いていると蒼汰は言葉を続ける。
蒼汰「今回は町外れの廃病院にノイズが出現するんだ。だから人的被害は出ない僕らが出る巻じゃないってわけさ」
優斗「・・・前回もそうだったがお前は何故少し先が見えているんだ?お前は予知能力でも持っているのか?」
優斗は蒼汰の未来を的確に言い当てた事に質問する。
蒼汰「別に未来を予知した訳じゃない。言っただろう?僕は前世で見たって」
優斗「どう言う事なんだ?前世でこの出来事があったのか?」
蒼汰は疑問に思う優斗に対しやれやれと言った感じで話す。
蒼汰「どうやら君はアニメをあまり見ないらしいね。この世界は「戦姫絶唱シンフォギア」って言うアニメの世界なんだ。僕が知る限りかなりの人気作品だったよ?グッズやフィギュアは沢山あるし、あまりアニメを見ない僕でも魅入ってしまう作品だったからね。」
優斗「前世って言っても俺とお前の前世が一緒の世界って可能性はないだろう。それに俺はアニメより特撮派だ。アニメをあまり見ないのは当たり前だ。」
蒼汰「僕も特撮は好きさ。それでもアニメは休みの日なんかにちょくちょく見てるって感じかな」
優斗「そうかよ」
蒼汰「とりあえず話が脱線したけど今日も大人しくしていてほしい」
優斗「断る」
蒼汰からの申し出に優斗は即答する。
蒼汰「ふむ、どうしてだい?」
優斗「俺はこの世界についてそんなに詳しい訳じゃない。でもな俺はノイズっていう災害が現れたら関係なくそれを倒す。だから今回はお前の申し出は断らせてもらう」
蒼汰「この世界は修正不可能な所まで来ている。君の身勝手な行動でこれから先の歴史が大きく変わってしまう可能性がある。今からでも修正をしないと最悪この世界は本来辿る筈っだった世界線から離れて消滅する可能性がある。君はそれを分かっているのか?」
優斗「それでもだ」
優斗と蒼汰はお互いの意見をぶつけ合う。そして蒼汰は優斗に背を向け
蒼汰「そうか....君がその気なら僕も僕で動く」
蒼汰はそう言って写真館を後にする。
夜 町外れの廃病院
二課の装者達はここ数日この病院に医療機器が運ばれていることがわかり調査にやってきた。4人は入り口から入り下へ降りていく。
響「なんだか夜の病院って雰囲気ありますよね〜」
奏「だな。幽霊とか出たりして」
クリス「ヒッ!なに言ってるんだよ!」
翼「3人とも遊びに来た訳じゃなのよ.....」
4人はいつもの雰囲気を漂わせ辺りを散策する。
そして気づいていない.....そのフロアに赤い霧状の何かが撒かれていることに.....
暫く探索していると数体のノイズを確認する。装者一同はギアを纏い撃破を開始する。しかし数体のノイズを倒すのに少し手間取ってしまう
奏「なんだよこれ!体が重い」
クリス「クソ!ギアが馴染まねぇ!」
翼「この周りにある霧か!」
響「それでも!」
装者達は普段より馴染まないギアでなんとかノイズを撃破する。そして奥にいた黒く大きいノイズに向け攻撃をする。
そのノイズは.....
響「そんな!」
クリス「炭化しない!?」
翼「ノイズではないのか!?」
奏「しゃらくせぇ!」
奏は勢いに任せて槍で攻撃する。その黒いなにかは壁に激突する。
そんな息が少し上がっている4人に拍手する音が聞こえる。
???「いやぁ〜素晴らしい。流石はルナ・アタックを乗り越えた人達です。Anti LiNKERが効いている筈なのに
奥の影から白いスーツを纏いメガネを掛けた人物が現れる。
奏「なんだと.....」
翼「何故貴方が此処に!?」
クリス「あの時襲われたんじゃ無かったのか!」
響「どうしてですか.....
その人物に4人は驚くそれもその筈岩倉でノイズに襲われ行方がわからなかったウェル博士が今こうして目の前に佇んでいるのだ。
そして通信機から了子が驚いた声をあげる
了子『ネフィリムですって!?』
奏「知ってるのか了子さん?」
了子『えぇ、聖遺物を喰らい己の糧とする暴食の完全聖遺物それがネフィリムよ....当時アメリカで機動実験が行われて失敗と聞いていたけど....まさか持ち出していたなんて』
ウェルはネフィリムの横に立ち懐からソロモンの杖を取り出す。
翼「ソロモンの杖!?」
クリス「そうか.....あの時の襲撃もライブのノイズも全部アンタの仕業って訳か!?」
クリスの言葉にウェルは肯定する様に杖を見せつける
ウェル「如何にも、ノイズを操るなど後にも先にもこのソロモンの杖を介さずして他に無し。列車の時にすでにアタッシュケースから取り出しこのスーツの懐に隠し持っていたのですよ。」
クリス「ソロモンの杖を返しやがれ!」
クリスは激怒して腰部にミサイルポッドを出現させ射出する。しかしミサイルを放ったと同時にクリスのギアから火花が散る。
クリス「ガァァァ!」
響「クリスちゃん!」
響はクリスに近寄り体を支える。
ミサイルはネフィリムが口を開きそれを食べる。
奏「聖遺物を喰うってのは本当らしいな.....」
翼「下手に近づけば食われる.....」
奏と翼はネフィリムに警戒し様子を伺う。そんな中ウェルはネフィリムを後退させゲージに入れ飛行タイプのノイズを出現させる。
翼「なにをするつもりだ!」
ウェル「目的は果たしました。今回はもう引きます」
奏「逃すと思うか!」
逃亡しようとするウェルを奏は槍を突きつける。ウェルは両手を上げ降参のポーズをとる。
奏「翼!早くネフィリムを追いかけろ!」
翼「わかった!」
奏「響!クリス!コイツを連れていくぞ」
響・クリス「はい!(わかった)」
翼は外に出てネフィリムが入っているゲージを追いかける。奏と響そしてクリスはウェル博士の身柄を抑え外に出る。
翼がゲージを追いかけると目の前に海が見える。
翼(天羽々斬の機動力なら......駄目だ足りない!)
翼が諦めかけたその時通信機から
弦十郎『飛べ!翼!』
了子『貴方達装者を支えるのは私達の役目よ!』
翼はその声を聞き速度を上げ飛ぶ
弦十郎『仮設本部!急速浮上!』
弦十郎の声と共に海から潜水艇が現れる。翼は浮上した本部を足場に跳躍する。
そして刀剣でノイズを切り裂き落下するゲージをキャッチしようとするその時
漆黒の槍が飛んでくる。
翼「ぐぁ!」
奏「翼!」
槍は海面に浮きそこにギアを纏ったマリア・カデンツァヴナ・イブが立ち落下するゲージをキャッチする。
翼はなんとか姿勢を立て直し脚部のバーニアを使い海面に浮く
クリス「アイツは!」
ウェル「時間通りです。
響「えっ!?」
クリスが驚きウェルはフィーネと言った。響はその言葉に驚く
海面で佇むマリアと翼、翼は剣を持つ手に力を込め脚部のバーニアを使い突撃する。マリアはマントを使いその攻撃を防ぐ
翼「くっ!」
マリア「シッ!」
マリアはそのまま翼を弾く翼は二課の潜水艇の甲板に着地する。マリアはその隙にゲージを上へ投げる。すると何処から現れたのか飛行艇がそこにはおりゲージを回収する。それを確認したマリアは槍を片手に突進する。翼は剣で受け止め鍔迫り合いの状況となる。
奏「翼!」
奏が手助けしようとした時頭上からギアを纏ったセレナ達が降って来る。
奏「こんな時に!」
響「クッ!」
セレナ「マリア姉さんの邪魔はさせません!」
切歌「てやぁぁ!」
奏はLiNKERを使ってギアを纏い戦っている。Anti LiNKERによって適合係数を下げられ纏っているのもやっとの状態更に響とクリスも適合係数を下げられクリスに関してはギアのバックファイアでダメージを負っている。そんなコンディションでまともに戦えるわけもなく防戦一方になる。
奏「ギアが馴染まねぇ」
セレナ「やぁ!」
一方で潜水艇の甲板で戦っている翼とマリアは
翼「はぁ!」
マリア「セイッ!」
お互いのアームドギアをぶつけ合い戦っている。翼もAnti LiNKERにより十分に戦えずにいた。お互いに後方に飛び又も様子を伺う。翼は息を整えマリアも息を落ち着かせる。
マリア「流石ね。Anti LiNKERによって出力が下がっているのに私と戦えるなんて」
翼「貴様らには聞きたいことが山ほどあるのでな。それに世界を敵に回してまでなにを成すつもりだ」
マリア「貴方達政府側の人間には言っても無駄でしょう。」
翼とマリアは再び己のアームドギアを構える。そこへ
ディケイド『はぁ.....はぁ........
翼「ディケイド!?」
マリア「いつの間に!」
ディケイドが
翼「今まで何処でなにをしていたんだ」
マリア「それに何故そんなに傷を負っているの?」
ディケイド『はぁ........ちょっと.......祭りに誘われてな......はぁ........それで少し.......遅れた。』
翼「祭りだと?」
マリア「こんな時間に何処で.....」
ディケイド『細かい事は良いんだよ。それよりマリアって言ったか?お前らがこんな事をするのはお前らなりの正義を持っているからなのか?』
マリア「鋭いわね.....えぇそうよ。私達は私達の信念の元に集まり正義では救えない命を救う為に戦っているのよ。」
翼「正義では救えない命だと?」
マリア「その為には私達では力が足りない......だからディケイドもう一度言う私達に手を貸して欲しい!」
ディケイド『悪いな......それでも俺はノイズを使ってまでやる事じゃないと思っている。俺はノイズとは敵対するって決めている。』
マリア「そう.......残念だわ。」
マリアはそう言ってアームドギアを構える。その時マリアは誰かと通信機越しに話している。そして悔しいそうな顔をして
マリア「やはり
ディケイド『ッ!』
翼「時限式.....まさか奏と同じくLiNKERを!」
マリアは槍を投げつける。翼は油断していた為反応に遅れるがディケイドが前に立ちその攻撃を代わりに受ける。槍は跳ね返りマリアの元に戻っていく
ディケイド『グッ!』
翼「ディケイド!」
翼は突然の事に驚いている。その隙にマリアは跳躍し飛行艇に乗る。響達と相対していた装者達のウェルを連れ飛行艇に乗り込む。
クリス「逃すかよ!ソロモンの杖を返しやがれ!」
クリスはクロスボウを変形させ大型のスナイパーライフルを出現させる。
RED HOT BLAZE
そして狙いを定めると同時にバイザーが下がる。クリスをロックオンし引き金を引こうとした時飛行艇が
クリス「なっ!?」
奏「消えた!?」
了子『まさか!
二課は消えた飛行艇を眺める。翼は自分の代わりに攻撃を受けたディケイドを支える。
翼「何故、私の代わりに......」
ディケイド『さぁ......な........気づいたら..........体が..........動いてた........』
ディケイドはそう言ってフラフラと立ち上がり立ち去ろうとする。しかし此処に来るまでに受けたダメージの所為か。少し離れた所で倒れてしまう。
そしてディケイドの体がモノクロになりはじめる。強制変身解除だ。そしてディケイドとしての姿が消えそうになった時........
ATTCK RIDE SMOKE
ディケイドの周りを煙が包む。
そして姿が見えなくなり代わりに
ディエンド「間一髪かな?」
ディエンドの声が聞こえる。そして煙が晴れた頃にはディケイドの姿は何処にも無かった。