戦姫絶唱シンフォギア 転生者はディケイド!   作:攻月レイド

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第三十三話 再会と貴方は

優斗視点

 

優斗「アンタは!」

 

俺は目の前の人物に驚愕する。それもそうだ、また会えるとは思わなかったからだ。

 

優斗「()()()!」

アダム「久しいね......1000年ぶりかな?この様に会うのは」

 

そこにはタイムスリップをして出会った人物アダム・ヴァイスハウプトがいた。俺は何故此処にいるのか気になり質問した。

 

優斗「どうして此処に.....と言うかなんで」

アダム「見ていたのさコラボライブを、会おうと思ったのさ、前々から渡し物も渡したくてね。ついでに」

優斗「渡し物?悪い今ノイズが出てんだ。後にしてくれ」

 

俺はノイズの殲滅を優先しようして飛び出そうとするが、肩を掴まれる。後ろを見ると蒼汰が

 

蒼汰「ノイズは僕に任せたまえ、君はアダムから渡し物を受け取っておくと良いさ」

 

蒼汰はそう言ってカーテンを出現させると、その場から消える。

 

優斗「それで渡し物って何なんだアダム」

アダム「あぁ、これさ」スッ

 

そう言ってアダムはスーツの中から()()()()()を取り出した。当然俺は驚き

 

優斗「これは!?なんでお前が持ってるんだ」

アダム「見つけたのさ、君と別れた後に。君のだと思ったのさ、色合いが似ていたから。だから持っていたのさ、今までね。」

 

アダムはそう言って俺に差し出す。俺はケータッチを受け取り

 

優斗「ありがとなアダム。今まで持っていてくれて」

アダム「当然の事さ、友人としてね」

???「嘘は良くないですよ()()

 

俺とアダムが話していると店の外から女性の声がした。

 

優斗「アダムそっちは?」

アダム「優秀な部下さ、僕のね。紹介しよう、彼女を」

 

アダムがそう言うと扉から1人の女性が入ってくる

 

???「失礼します」

 

女性は整った顔をしており、落ち着いた表情をしている。初めての筈だが何処か懐かしさを覚える。

 

サンジェルマン「サンジェルマンと言います。お久しぶりですディケイドさん」

優斗「サンジェルマン........あぁ!あの時の!」

 

アダムと会合した後の時間旅行で出会った少女だと思い出し優斗は手をポンと叩く。

 

サンジェルマン「あの時はありがとうございました。お陰で私は母と幸せな時間を過ごす事が出来ました。」

優斗「また会えるとは思わなかったよ。」

サンジェルマン「あれから数百年経ってますから.....」

優斗「・・・そういえばなんで生きてるの?」

サンジェルマン「貴方と別れて母を亡くした時私は旅に出ました。その時錬金術について知り勉強しました。私はどうやら元々錬金術に向いていたらしくトントン拍子で力をつけていきそして身体を完全なものに作り変えた事でこうして長生きしてるんです。」

優斗「・・・まぁ、大体わかった。けど嘘は良く無いってどういう事だ?」

サンジェルマン「局長は物の管理が良く無いんです。だから何度か宝物庫でそのデバイスを見失ってるんです」

優斗「えぇ......」

アダム「言えないね、なんとも」

 

暫く雑談をする優斗達場の雰囲気で忘れていた優斗は慌てて思い出し

 

優斗「って和んでいる場合じゃねぇ!すまないアダム!サンジェルマン!ちょっと出掛けてくる!変身

 

優斗はそう言ってベルトを装着しカードを装填しカーテンをくぐる

 

アダム「慌ただしいね昔から。」

サンジェルマン「それでは局長一度本部に戻り再度確認しましょう。()()()()()()()()()()()を」

アダム「そうしよう彼もいる事だ。楽しいだろうねこれからが」

 

アダム達はそう言って地面にピンクの液体が入った瓶を投げその場から消える。

 

 

 

優斗が現場に訪れる少し前

 

響はギアを纏いノイズを殲滅していくしかしそれに伴って響の身体は熱を帯びていた。

 

響(体が熱い......内側で何かが暴れてるみたい........)

 

響は熱を感じながらもノイズを倒し続ける。ノイズを倒し終えると右腕のバンカーを引き絞りネフィリムに向けて放つがそれを阻むものが現れる。

 

響「盾?」

調「なんと鋸」

 

響の一撃を調がヘッドギアから出した巨大な鋸で防いだ。響は後方に飛び距離を置く

 

調「この身を鎧うシュルシャガナは…おっかない見た目よりもずっと、汎用性に富んでいる。防御性能だって申し分無し」

切歌「それでも、全力の二人がかりでどうにかこうにか受け止めたんデスけどね.....」

 

よく見ると後方には地面にアンカーをさして踏ん張っている切歌の姿も見える

 

調「ごめんね切ちゃん、私のヒールだと踏ん張りがあまり効かないから......」

切歌「良いって事デス!それよりも今はドクターとネフィリムを回収するデス!」

 

調は鋸をヘッドギアにしまい切歌もアンカーを地面から抜く。響も戦闘の構えを取るが

 

響「ッ!」

 

突然胸に衝撃が走り胸を抑え膝をつく。

 

響(熱い.....それに胸が苦しい.......)

切歌「およよ?」

調「不調?」

 

調と切歌は突然膝をついた響の様子を伺う。響はフラフラと立ち上がりなんとか前を見据える。しかしその表情から苦しんでいるのは丸分かりだ。

そんな時

 

ディエンド「立花響、君はもう動かない方が良い」

 

そう言ってディエンドは路地裏から現れる。ディエンドの事を知らない未来達は

 

未来「あれは.....」

弓美「誰よあいつ」

創世「なんかディケイドと似ているね」

詩織「親戚の方でしょうか?」

 

と不思議そうな目で見る。一方で切歌や調、ウェルは

 

調「ディエンド......」

切歌「面倒臭いのがやって来たデス」

ウェル「忙しい時に...........」

 

ディエンドは銃を肩に担ぎ調と切歌の方に顔を向ける。

 

ディエンド「此処からは僕が相手をしようか?それとも退散するかい?」

切歌「舐めんじゃねぇデス!」

調「切ちゃん待って!」

 

切歌はディエンドに鎌を斬りつける。ディエンドはその攻撃を避けアタックライドブラストを読み込む

 

ATTCK RIDE BLAST

 

放たれた弾丸は切歌の足元を半円を描くように着弾する

 

切歌「あれだけ大きく言ったのにその程度デスか!」

ディエンド「勘違いをしないでほしいね。僕は今わざと外したのさ。その気になれば君に当てるなんて容易いさ」

切歌「そんなこと.......!調」

調「切ちゃん此処は撤退しよう?私達の目的はあくまでもドクターとネフィリムの回収戦闘をする意味はない。」

ウェル「そうです切歌さんそれに此処ではモタモタしていると二課の装者が集まってしまいます。今は早く撤退しましょう。」

切歌「・・・・・・わかったデス」

 

切歌と調はウェルとネフィリムを抱えて飛び去っていった。蒼汰はそれを確認すると響の方へ顔を向ける。

 

蒼汰(今回は絶唱を歌っていないが、あの様子だとかなり熱を持っていそうだ。さてとどうするか......)

 

蒼汰が考えているとカーテンが出現しその中からディケイド(優斗)が現れる

 

ディケイド(優斗)「おいディエンドノイズは!」

ディエンド(蒼汰)「安心したまえ立花響が全て倒した。だけど状態はあまり良くなさそうだけどね」

ディケイド(優斗)「どういう事だ?」

ディエンド(蒼汰)「取り敢えず彼女に大量の水をかけてくれ多分今結構熱を持っているはずだ」

ディケイド(優斗)「任せろ」

 

優斗はライドブッカーからアタックライドアクアブラストを取り出し読み込む

 

ATTCK RIDE AQUABLAST

 

優斗は銃口を上に向け引き金を弾く放たれた水の弾丸は空中で破裂し大量の水を辺りに撒き散らす。響に水が触れると水蒸気が出てくる。それだけ彼女がとても熱を持っているという事だ。暫く水に打たれた響はようやく熱がなくなりギアが解除される。優斗は駆け寄ろうとするが蒼汰に止められる。

 

蒼汰「暫くすれば二課が回収にくる......僕達は此処までだ。」

 

蒼汰はそういうとカーテンを出現させ中へと消える。優斗もカーテンを潜る際もう一度響を見てカーテンを潜る

 

 

 

 

 

 

 

 

それから2日後優斗は写真館でのんびりとココアを飲んでいた。

 

優斗「ふぅ〜......響大丈夫か?結構苦しそうだったし......はぁ〜」

 

そんな優斗の携帯に一通のメールが届く

 

優斗「ん?誰だこんな時に......未来?」

 

優斗がメールを確認する内容は『今響と一緒にいてなんだか元気がないんです。これからスカイタワーに向かうので優斗さんも来てください。』という内容だった。

 

優斗(特に予定もないし行ってみるか.....それに今の響の体調も気になるからな)

 

優斗は『わかった。準備したらすぐ行く』と返信し出かける準備をする。

 

 

 

スカイタワー入り口

 

優斗がその場に向かうと既に響と未来がいた。未来は優斗に気づき声をかける

 

未来「優斗さん来てくれてありがとうございます」ペコリ

 

未来は感謝の言葉を述べお辞儀をする。優斗はそれに対し

 

優斗「いや、丁度暇だったから俺は全然大丈夫だよ」

 

優斗はそう言って響を見る

 

優斗(確かに元気そうに見えて落ち込んでるな.....体の異常があるのは昨日見てわかったあとはいつヒーリングを使うかだな......)「取り敢えず中に入ろうぜ。スカイタワーからの景色も撮っておきたいしな」

未来「優斗さん.......休みの日くらいは写真を撮ることから離れたらどうですか?」

響「確かに優斗さん絶対カメラを持ってるもんねぇ」

優斗「いやぁ〜癖が付いたのかもな!」

未来「笑い事じゃないですよ」フフッ

響「流石プロカメラマン!」

 

響が少し明るくなったのを感じ3人はスカイタワーの中へと入っていく

中に入り展望デッキへと入ると街一帯が見渡せる。とても綺麗な景色に響は笑顔に未来は安心した顔になる。優斗はカメラを構え街の景色を数枚ほど取るとカメラを一旦しまい背筋を伸ばす。そんな優斗に響は後ろから抱きつく

 

響「えい!」

優斗「うおっ!ビックリした〜、どうした?いきなり」

響「最近会えてなかったから久しぶりに〜」

未来「むぅ〜......」

 

響が優斗に抱きついていると未来は頬を膨らませ優斗の左腕に抱きつく

 

優斗「おいおい、未来もか?」

未来「.......優斗さんのにぶちん

優斗「ん?」

未来「なんでもないです」

優斗「えぇ、でも明らかに不機g」

未来「なんでもないです!」

優斗「???」

 

未来の機嫌が明らかに不機嫌な事に気づくがその原因に気づかない優斗だった。そして響は何かを決意した表情になる。

優斗は周りの視線が少し集まってきた事に気づき2人を剥がす

 

優斗「取り敢えず、こういう公の場で今みたいな行動はするなよ。写真を撮られたりしたら面倒だからな」

未来「ごめんなさい」

響「えへへ、気をつけます」

 

未来は恥ずかしくなったのか顔を俯かせ響は照れながら反省する。

 

優斗「全く......「あの、優斗さん」ん?なんだ響?」

響「優斗さんに聞きたいことがあります」

 

響は真剣な表情で優斗にそう言う

 

優斗「・・・言ってみろ」

 

優斗は腰に右手を置き響に向かい合う。響は一度深呼吸をして

 

響「貴方なんですよね........

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ディケイドは」

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