戦姫絶唱シンフォギア 転生者はディケイド!   作:攻月レイド

67 / 110
今回はある人をお借りしました(°▽°)


幕話 急襲のW/ターゲットはリディアン!?

〜〜旧リディアン跡地にて〜〜

 

ブロウ「ありえねぇ……何なんだよあの立花響は!」

???「荒れておりますねぇ〜〜。しかし貴方の識る通りの立花響であれば幾らでもやりようはあるのでは?」

ブロウ「ほぅ? あれだけ出鱈目だとしても……か?」

???「えぇ……発想を変えるのですよ。彼女の火力が恐ろしいなら、()()()()()()()()()()()のです。まぁ……ここは私にお任せを。事が成せた暁にはあの立花響とて揺らぐ筈ですから」

ブロウ「やってみせろ。もしお前の案が成った時……今度こそ奴の心の闇に至るだろうな。しかし……お前がいて選択肢が増えるな井坂深紅郎

井坂「えぇ……そしてノコノコ出てきた仮面ライダー……お前の未来も終わらせてやる……」

 

ブロウの元からリディアンに向かった男……井坂深紅郎はWのメモリを所持する凶悪なドーパントである……

 

〜〜旧リディアン跡地にて(終)〜〜

 

龍樹達が人知れず多数の怪人達を退けたその数時間後に本部に警報が鳴り響く。

 

藤尭「リディアン近郊にて未確認のエネルギーを検知! しかし…………この反応は!?」

友里「強力な反応は1つではありません! まるで争うかのような波を確認! モニターに映します!」

 

モニターに映し出された反応の正体の1つはウェザー・ドーパントだった。しかしもう1つの交戦している人物は……

 

蒼汰「あれは……天使? しかし……何故デアラ天使の使い手がこの世界に? そして何故ウェザー・ドーパントと戦ってる??」

 

モニターに映る人物が纏っていたのは精霊と称された少女達が纏う城塞であり兵器、その力は世界をも滅ぼし得るチカラだ。

 

龍樹「優斗さん……おれの見間違いですかね? すごく……ものすご〜〜くあの天使に見覚えがある気がするんですけど……」

優斗「安心しろ龍樹。どうも幻覚じゃあなさそうだ。とはいえ……お前は戦闘後で俺は未だ万全じゃない。マジで困ったな……」

 

2人がモニターに映る光景に激しく動揺し半ば現実逃避をする中蒼汰は呆れたかのように告げる。

 

蒼汰「とりあえず……僕が行こうか? ウェザー・ドーパント相手に2人が動けない、とはいえ装者をここで出して人質に取られたら目も当てられないからね」

弦十郎「頼めるか蒼汰君? しかし…………あの規模の実力者となれば現状での捕縛は難しいだろう。ひとまずそのウェザー・ドーパントとやらの撃退を主軸に、可能であればもう一人の少年をここに連れて来て貰えると助かるのだが……」

優斗「頼む蒼汰……話は通じると思うから何としても連れて来てくれ。必要あれば殴っても良いと思うぞ?」

龍樹「まぁ……確かにあの人なら……大人しくしてくれます………………よね?」

蒼汰「ん? もしかして天使使いの彼は2人の知り合いなのかな? だとすれば話は早いかもね……」

 

2人「「頼んだ(頼みましたよ)蒼汰(さん)!!」」

 

蒼汰は2人の気迫に少し気圧されながらもリディアンへと急行した。当然ではあるが話し合いと並行してリディアンでの避難指示は行われている。

 

〜〜リディアン近郊〜〜

 

S.O.N.Gがウェザー・ドーパント達の存在を検知する凡そ15分程前まで時間を巻き戻す。

 

井坂「さて……はじめましょうか……」

???「井坂……深紅郎か? 何故アンタみたいな怪物がこの世界にいるかわからないが……僕はアンタを見逃す事は出来ないね」

井坂「おや……目撃者がいましたか。面倒ですが私の計画の邪魔になる以上排除は必至ですね」

 

WEATHER! 

 

リディアンの郊外に突如として雨が降り、井坂は【WEATHER】のガイアメモリを取り出すと自身へ使用する事でウェザードーパントとしての姿へと変わる。

 

???「まっ……止めろと言われて止めるような物分かり良い大人はガイアメモリ(そんなもの)なんて使わないんですから戦闘は確定ですよね。しょうがないか……いくよ〈神威霊装・三番〉(エロヒム)!」

 

しかし少年はそんな怪物相手に漆黒のドレスのような衣装に身を包み両手に拳銃を構え対峙する。

 

???「まずはコレだね! 【八の弾】(ヘット)!」

 

少年は自身へ弾丸を幾数も放ち、その度に少年と同じ人物が現れる。

 

ウェザー「ほほぉ……分身能力ですか。しかし…………フン!」

 

ウェザーは能力を一目で見極めると雷雲を顕現させて少年へと放つ。そして少年の身体を包むと雷雲から迸る稲妻が身体を焼き尽くそうといっそうの輝きを増した。

 

???「〈神威霊装・五番〉(エロヒム・ギボール)……焦がせ〈灼爛殲鬼〉(カマエル)…………【砲】〉(メギド)!」

 

しかし雷雲の中から呟きが聞こえ、直後に雲を吹き飛ばす砲撃がウェザーへと迫る。

 

ウェザー「なんと!? 中々良い火力をお持ちのようだが……ならば!」

 

ウェザーは大気を操り周囲が凍結するほどの冷気を発生させた。そしてその冷気を以て砲撃を防ぐ。

 

???「豪炎の砲撃を防ぎきる程の冷却力……やはりウェザーのガイアメモリは恐ろしい力ですね……。併せて貴方も恐ろしい手合いだと嫌でも解ります」

ウェザー「ほぅ……中々の慧眼の持ち主だが……少々貴方は消さねばならない人物なのが惜しい事で……ならば!」

???「ッ……」

 

少年の身体を突如として水流が包むが、その方向は一定ではなく異なる流れで対象の酸素を奪う水牢と化した。しかし…………その水牢は戦斧と大剣により切り裂かれた

 

ウェザー「…………なんと。あの水牢を力尽くで切り裂くとは……貴方……何者ですか?」

???「貴方と同じ並行世界の人間で天使の継承者さ。装者の平和を何よりも切望してる錬金術師……高崎勇だよ!」

 

戦慄を隠せないウェザーに向き直る少年はその正体を告げた。

 

〜〜リディアン近郊(終)〜〜

 

そして蒼汰が到着する頃には形勢がほぼ確定していた。

 

ウェザー「はぁ……はぁ……私の攻撃を尽く防ぐ癖に反撃が妙に少ないと思ったら……なるほど……」

 

ウェザーの視線の先には遥かに高い透明度で煌めく氷壁がそびえ立ち、戦闘の余波を漏らす事なく防ぎきっていた。そしてその氷壁を維持していたのは最初に発動した勇の分身体だった。

 

蒼汰「君はデート・ア・ライブの天使を所持する転生者で、〈刻々帝〉(ザフキエル)【八の弾】(ヘット)によって顕現した分身体……だよね? 僕の名前は狛神蒼汰……仮面ライダーディエンドだよ」

勇「なるほど……貴方がこの世界のディエンドですか。助かります。正直ウェザードーパントを()()()()()()容易なんですが事後処理まで考えると中々手を拱いてまして……」

蒼汰「で? 僕の役割は?」

勇「僕の攻撃から畳み掛けてトドメをお願いします。ディメンションシュートを構えていてください」

蒼汰「わかった。使う天使は?」

勇「〈灼爛殲鬼〉と〈鏖殺公〉(サンダルフォン)で、発動後の僕は氷壁の維持に全力を注ぎます」

蒼汰「わかった」

勇「〈灼爛殲鬼〉(カマエル)…………【砲】〉(メギド)〈鏖殺公〉(サンダルフォン)……【最後の剣】(ハルヴァンへレヴ)!」

ウェザー「ば……化物め! ゆるさん! 許さんぞおぉぉぉ!! 

蒼汰「追い詰められたといえど流石はウェザードーパント……振り絞る力が恐ろしいな。最後の攻撃に……え? 彼……防御する姿勢すら取ってない!? ……………………っと僕も構えなきゃね!」

 

FINAL ATTACK RIDE D・D・D DIEND! 

 

ウェザーは最後の力を振り絞るかのように炎弾と雹弾に雷雲……更には竜巻を勇の周囲へ展開する。しかし勇は一切防御する素振りを見せず直撃を受けた。しかし蒼汰は先程のやり取りを思い出しディエンドライバーにカードを装填しディメンションシュートをウェザーへと放った。

 

井坂「なぜだ……なぜ……わたしの……」

 

煙が晴れた時には既にメモリブレイクが完了し、井坂深紅郎の身体が砂になるかのように朽ち果てた。

 

蒼汰「やっぱ恐ろしいね……天使の力って……」

勇「あ…………そろそろ良いかな?」

 

ウェザードーパントや自身の攻撃の余波を完全に防ぎきれ、且つモニターに高い精度で映せる程の氷壁を維持しながらの片手間に撃破を完遂させた実力者の勇が気の抜けた表情で……いや、()()()()()()()()()()()に視線を向けて来たのだ。

 

蒼汰「えぇっと……今の今までウェザードーパントを倒した人物と同一人物……だよね? というか君は……優斗や龍樹君の知り合い…………なんだよね?」

 

困惑に困惑を重ねる蒼汰だが、勇は不思議そうな表情を浮かべるも龍樹や優斗から自身の存在を知らされていなかった事を察した。

 

勇「あぁ〜〜なるほど僕の事は知らされて無かったんですね? ならばお互い自己紹介をしましょう。僕の名前は【高崎 勇】……出会ってるかわからないけど龍樹君や鏡香と同じ様に並行世界の人間です。転生特典は【デート・ア・ライブの天使と霊装】……ついでに向こうでは結社で上位序列の錬金術師です」

蒼汰「僕の名前は【狗神 蒼汰】……特典で仮面ライダーディエンドの力を手に入れた転生者だ。今回は使うまでも無かったけどコンプリートフォームとケータッチも一応持ってるよ?」

勇「えぇ!? マジ!? 見せて見せて! 3分で良いから! 目の前で良いから貸して! 

蒼汰「おぉ……キャラが変わる程の食い付き……もしかしてそんなに興味津々とは……」

 

戦闘時とのギャップに困惑し続ける蒼汰に構う事なく勇は〈囁告篇帙〉(ラジエル)を展開してディエンドライバーの構造の理解と解析を行っていた。

 

蒼汰「そう言えば確かその天使は〈囁告篇帙〉だっけ? 錬金術師を名乗るなら自力で解析は出来ないの?」

勇「あぁ〜……まぁ出来ない訳じゃあないんですよ。師匠……サンジェルマンさんやカリオストロさんぐらい洗練された錬金術師なら補助無しでも余裕で解析出来ると思います。でも僕は()()()()()()()()2()()()()なので天使や装置が無いと………………っと、解析終わりました。コレはお礼です」

 

勇は早速解析を終えたディエンドライバー及びケータッチを蒼汰に返却し、加えて幾つものカードの入ったカードケースを追加してきた

 

蒼汰「コレは…………ライドカードだね。最初は平成2期2号ライダーのカード、次にケータッチに追加する追加カード…………僕と会話中に並行して………………って君は何処まですれば気が済むのかい!? 

勇「え……? ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

蒼汰「いや……当たり前のように1()()()()()()()()()()()()()()()()()()……さぁ?」

勇「えへへ……それほどでもぉ〜〜」

蒼汰「褒めては……無い。でもここまでするには目的があるよね? 何が望みかな?」

勇「あっ……じゃあ……この戦いが終わったら優斗さんのディケイドライバーも解析したいので協力してください

蒼汰「うぅ〜〜ん……まぁその程度で良いならまぁ……さり気なく出来れば……ね?」

勇「約束ですよ! 絶対ですよ! 

 

約束が結ばれた為に興奮冷めぬ勇は蒼汰の手をブンブンと振るう。しかし……次の瞬間に気配を変えた。

 

勇「確認ですがこの直前に多数の雑兵っていませんでした?」

蒼汰「確かあった……とは思う。龍樹君と向こうの立花響が対処にあたった……とか」

 

勇「そうですか……なら()()()()()()()()()。強力なエース級が退けられて雑兵の数押しも退けた。僕が戦術を組み立てるなら()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()でしょうね。相手の戦力分析を誤認させる……ソレは戦争の定石ですから……」

 

蒼汰「わかった……優斗に伝えるよ。君は…………()()()()()

勇「はい。任せてください」

 

蒼汰は勇からの伝言を伝える為に本部へと転移した。そして勇はふと視線を周囲へ向ける。

 

勇「さて……それじゃあ僕は新しく手に入れた力の実験でもしますか……」

 

勇は新しく手に入れたディエンドライバーを構える……

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。