優斗は潜水艦で1日検査と治療を受けるとすぐにシミュレーションルームに入り起動させた。
30分後
優斗「チッ.....やっぱりただの一定の動きしかしない敵じゃ訓練にならないな........」
優斗は出現させた仮想敵を全て倒すと装置を止め一旦休憩に入る。
水分を摂ると携帯を取り出し蒼汰へと連絡を入れるが
優斗「蒼汰は.......でないか、いやまず世界に居ないか。アイツ何処ほっつき歩いているんだか。はぁ、しゃあねぇ久しぶりにラーメンでも食いにいくか。」
優斗は装置を落とし着替えるとラーメン屋へと向かう
街中
街中では今日も異常はない、優斗が戦闘をして1日しか経っていないが人々はいつも通りに過ごしている。
優斗は考える
優斗(何故通常のノイズが出現したのか、バビロニアの宝物庫は閉じているから今現状の脅威は錬金術によって作られたアルカ・ノイズだけ、だけど現状ノイズは出ている。そしてあの仮面の剣士達あんな奴らが居たなんてな........)
優斗は昨日戦った剣士達について考える。
優斗(黒い奴は二刀流が本来の戦闘スタイルだろうな、剣撃の速度も途轍もない速さだ。白いやつは剣術に関してはあまりわからないが地形を操作する能力は厄介だな。となればやっぱり蒼汰と協力して戦うしか......ん?)
優斗はラーメン屋に向かう中アイスクリーム屋の前で液晶ケースに顔をつけている紫髪の女性を見かける。
アイスクリーム屋の店員も困った表情をしており、ため息をつきながら優斗はアイスクリーム屋に近づく
店員「お客様困ります。他のお客様も寄って来れないのでそろそろお暇して下さい」
???「え〜、とっても美味しそうなのに......」
優斗は紫髪の女性の後ろにたち財布を取り出し
優斗「すいませんコイツ俺の連れなんです。おい買ってやるから早く選べ」
突然現れた俺に店員は安堵の表情を紫髪の奴は少し驚いたが注文をする。
紫髪の女性を連れ優斗は近くのベンチまで移動し話をする。
優斗「んで?お前はどうしてあそこで顔をケースにつけてたんだよ?」
???「いや〜お金なくしちゃって、美味しそうでつい」
優斗「落としたのか、それは災難だったな」
ユウキ「助けてくれてありがとうね。僕の名前はユウキって言うんだ。」
優斗「俺は優斗、神風優斗だ。ユウキはどこから来たんだ?」
ユウキ「うーん、此処とは違うとっても遠い所かな?」
優斗「なんで疑問系なんだよ」(にしてもコイツ雰囲気や明るさが響と似てるな。声もだけど)
ユウキ「うーん!美味しかった。奢ってくれてありがとうね」
優斗はユウキがアイスを食べ終わるのを確認すると立ち上がる
優斗「金は無くさないようにしとけ、んじゃ俺は行くわ。」
ユウキ「バイバーイ」( ^∀^)/
ユウキは手を振りながら見送る。
優斗は本来に目的であるラーメン屋へと再び足を進める。
ユウキ視点
ユウキ「さっきの人とっても優しかったな〜、それになんか強そうだった。」
さっきの優斗って人は見ず知らずの僕に優しくしてくれたし食べ終わるまで面倒見てくれたな〜、お兄ちゃんってあんな感じなのかな?
それに気が緩んでいるように見えて凄く警戒をしていた感じがしたなぁ、なにを警戒してたんだろう?
ユウキ「まぁ良いか、それよりキリトやアスナは居ないかな〜」
ユウキは街の中へと消えていった。
戻って優斗視点
目的のラーメン屋へと到着し優斗は扉を開ける。
ラーメン屋の外見は少し古びているが内装はそこまでとなっており昔ながらのラーメン屋という雰囲気である。
此処は名店でも無いが好きな人はちょくちょくいるようだ。今日はまだ誰も来ていないようで優斗は適当にカウンターへと座る。
此処は店長1人で切り盛りをしている。
前に店員を増やさないのか聞いたが面倒という事で増やさない。
ちなみにグラサンをかけタオルを頭に巻いており、いかにもラーメン屋であると主張している。
店長「・・・ご注文は」
優斗「いつものチャーシューのキクラゲ多め」
店長は注文を聞くと作業に取り掛かる。優斗はスマホを取り出しニュースを見る。
装者達が担当していた場所はニュースに出ているが装者に関しては触れられていない。多分弦さん達が黙らせたのだろう。
優斗「これからまた物騒になって来そうだな」
優斗がそんな事を考えているとガラガラと扉が開きグレーの髪を束ねた歳は35くらいの男性が入ってきた。
男性「隣良いかね?」
優斗「構いませんよ」
男性はそう聞き優斗も許可する。
男性が腰を下ろすと店長が近づいてくる。
店長「・・・ご注文は」
男性「ふむ、ではラーメンを一つ」
男性がそう注文すると店長は少し顔をにやける。
優斗は内心で「なんのラーメンだよ......」と軽くツッコミを入れる。
店長は先程と同じように奥へ消えてゆく、店内には俺と男性の2人そしてお互いにラーメン待ちとなっている。
優斗「・・・・・・」
男性「・・・・・・」
互いに無言
奥から豚骨と醤油と海藻の匂いが漂う
奥から店長が丼を二つ持ってくる。同時に作り終えたらしい
店長「おまち」
優斗「ありがとうございます」
男性「感謝する」
店長は作り終えると新聞紙を広げて円形の椅子に足を組み座る
優斗(てかこの時代に椅子に座って新聞読んでる人とかまだ居るんだな.........)
優斗はそう思いながら出来たラーメンを見る
ラーメンの上にはキクラゲにメンマ、卵にメインのチャーシューが4枚ほど、スープは醤油此処は醤油がベースだチャーシューの出汁でたまに豚骨麺も作っているとか、割り箸を割りまずはキクラゲをいただく。
優斗(コリコリの食感がとても良い、醤油の出汁も効いていて美味しい。次にメンマをいただく程よく柔らかい文句無し。
チャーシューを一口、これもうまい。
次にメインの麺を頂こう、箸でしたから掬い上げ息を吹きかけ少し冷やす。口に入れ啜りよく噛む。醤油の味にキクラゲが少し入っていたりチャーシューの味も混じってとても美味しい。)
優斗は頷きながら食していく
優斗「うん、やっぱり此処は美味いな」
男性「その口ぶりから君は此処の常連なのかね?」
優斗がラーメンの感想を呟くと隣の男性は話しかけてくる。
優斗「いや、たまにくる程度さ。だけど何回来ても此処のラーメンが俺は好きだな」
男性「そうか、私はラーメンが好きでねこれまでかなり食べてきたが此処のラーメンは初めて食べるかとても美味しいと思う。食べ歩きの知人から聞いて正解だったよ」
どうやらラーメンを食べ歩く隣の男性は知人から聞いてきたらしい。
優斗は適当に受け流しながら聞いていると
男性「それに歌姫と共に世界を二度も救った英雄君とも巡り会えたのだからな」
その言葉に優斗は箸を止めて固まる。
男性は歌姫つまりシンフォギア装者の事を知っており更に優斗がディケイドである事を知っている人物なのだ。
優斗は箸を一旦下ろし話しかける
優斗「・・・アンタ一体何者だ?」
男性「なに、只のラーメンが大好きな一般人だとも」
優斗「そうかかなり博識だな?研究者か?」
男性「元はそうだったさ。しかし今となっては
「この世界」と言うワードに優斗の警戒心はMAXになる。
優斗の脳内では隣の人物は世界を消えてやってきた人物である事が確定した。そしてこちらの情報を持っており実力は不明となる。優斗はこれまで接敵したことのない人物に警戒をしていると
男性「箸を止めるのは店主に失礼だ。君も早く食べ終えたまえ」
男性はそれだけ言うと食べ終えたのか丼を上に置き勘定を済ませ扉に向かっていく。
男性「一つ良いことを教えよう」
優斗「なんだと?」
男性「黒と白の仮面の人物達は敵ではない。和解することをオススメする」
男性はそれだけ言うと外へ出ていった。
残された優斗は置いた箸を手に取り、再びラーメンを食べる。
その表情は先程と困り険しい顔をしていた。