蒼汰視点
影との接触後逃げた蒼汰は、街を転々とし桐ヶ谷邸に向かっていた。
蒼汰「景観はアニメを観ていたから覚えている。後はあの影と接触しない事を祈るだけだね。」
カーテンからマシンディエンダーを呼び出し向かって行く。
それを観ているモノクロの存在
???「あ!ちょっと!君が出会ったら駄目だって!折角魂を分けたのに!」
モノクロの存在はまた影を作り出し蒼汰に差し向ける。影はカタカタと震えると高速で蒼汰に接近して行く。
蒼汰もそれに気づき速度を上げて行く
蒼汰「やっぱり追ってくるよね!」
蒼汰は急いで向かうが向こうが速い。
追いつく寸前で蒼汰は急ブレーキをかけると車体を傾ける。
影は蒼汰の上を通過し壁に激突すると、その姿を霧散させて消えた。
蒼汰「はぁ.......はぁ.........間一髪、任務以来だよこんなにヒヤヒヤしたのは。」
蒼汰は車体を起こし今度は法定速度を守り目的地へ向かって行く。
モノクロの人物は
???「ありゃりゃ、流石は元スパイ..........っとどうしようか、影は暫く出せないし.......ハァ、しょうがない。本当はこの手段は使いたくなかったんだよな。」
モノクロの人物はそれだけ言うと姿を消す
蒼汰は桐ヶ谷邸に着くとディエンダーをカーテンの中へしまい家の中へ侵入し中を見る
蒼汰「キリトとアスナはリビングアリスとユージオも庭で話しているね。不法侵入だけど、話さないとわからないよね。」
件の人物達を見つけ接触を図ろうとすると
???「ごめん、それだけは勘弁して」
蒼汰「な!?ムグッ‼︎」
モノクロの人物は後ろから口を塞ぎ、オーロラカーテンを出現させ共に消えて行く
和人「ん?」
明日奈「どうしたの?」
和人「いや、誰かの声が聞こえたような気がして........」
明日奈「ちょっと!こんな昼間から怖い事言わないでよ!」
和人「ご、ごめん」(確かに聞こえたと思ったんだけどな..........)
蒼汰はカーテンの中でモノクロの人物から離れるとディエンドライバーを取り出し向ける。
蒼汰「君は何者なんだい?」
???「はいはい銃口下ろして、俺武器持ってないから」
蒼汰「いきなり連れ去っておいて何を言っているんだい?信用ならないよ、それにあの影を送ってきたのもしかしなくても君だよね?」
???「いやだって原作の世界に介入してくるとは思わないじゃん!折角君たちが個人で独立した世界を
蒼汰「ん?生み出した?」
蒼汰の指摘にモノクロの人物は「やっべ......」と言うと口を片手で抑える。
蒼汰は目の前の人物が何者なのか追求しようとするが
???「兎に角!これ以上は介入させないから。
あ、そっちにいる原作の人物達によろしく言っておいて、君たちはその世界で生きて貰いたいって、今ユジアリ組は日本に向かってるから拾ってあげて、キリアスユイは優斗君の写真館に居るから!」
蒼汰「待ちたまえ!」
蒼汰は呼び止めようとしたがモノクロの人物は姿を霧散させてその場から消えた。
蒼汰はカーテンから出るとビルの屋上に居た。
蒼汰「まさか、創造主と出会ったのか?でもシンフォギアやSAOにはあんなモノクロの人物が居なかった。一体.........」
優斗視点
あのニュースから少し経つと優斗達は街に出かけていた、4人は公園で移動販売しているクレープ屋に赴いていた。
優斗「あそこがかなり有名なクレープ屋だな」
明日奈「うわぁ、美味しそう!」
結「美味しそうです!」
和人「でもやっぱり人が多いな.......」
優斗「まぁ、人気の屋台だからな。なんでも色んな味があって食べると不思議な感覚になるとかなんとか」
和人「おいそれ安全なのか?」
優斗「それだけ美味しいって事だろ.........多分」
和人「今多分って言ったよな!?」
優斗「と言うかお前の嫁と娘並んでいるぞ?」
和人「嘘だろ!?」
和人と優斗がコントの様に話をしていると明日奈と結はすでに行列に並んでいた。優斗と和人も急いで入り4人は順番を待つ
程なくして回って来るとメニューを見る4人
優斗「《ハニーハニークレープ》《スッキリミントクレープ》なんか独特なネーミングのやつが多いな........」
和人「こっちなんて《ベリーベリーストロベリークレープ》《ミックスグレープクレープ》とかもあるぞ........」
結「ママ!この《キラキラお星様クレープ》とっても美味しそうです!」
明日奈「そうね、私はこの《幸せハッピースマイルクレープ》にしてみようかな」
店主「あら奥さん貴方見る目があるわね☆それはどんなに気を落とした人でも食べ終えた頃には幸せな笑顔になる秘密のクレープなのよ!」
店主らしきオネェの人物は明日奈に向けて説明する
優斗「・・・変な薬とか入れてないよな?」
店主「あら!失礼しちゃうわ!!私はそんな野蛮なもの使わないわよ!金額倍に払ってもらおうかしら」
優斗「わ、悪かったよ.........」
ぷんぷんと怒る店主に謝る優斗、優斗はスカッシュクレープ・和人はマロンクレープ・明日奈は先ほどの幸せハッピースマイルクレープ・結はキラキラお星様クレープを注文する。程なくしてそれぞれのクレープが出来上がる。
優斗のスカッシュクレープはレモンなどの柑橘系を使った酸味のありそうなクレープ
和人のマロンクレープは蒸した栗とマロンクリームがふんだんに使われたクレープ
明日奈のクレープは全体的にオレンジや苺などが使われておりクリームは生クリームとチョコクリームが混ぜ合わせており笑顔のクッキーがのせてある。
結のクレープは星空のクリームに天の川をイメージしたムースが使われている。
4人は『いただきまーす!』と言うと一口食べる。
優斗「ん!この酸っぱい感じレモンの他にも酢橘?それにこれは晩柑じゃないか!滅茶苦茶美味しい!」
和人「うん、栗の味が出てるし蒸した栗を一緒に食べると更に美味しいな」
結「ハグッ!ん〜なんだかお星様を食べているみたいでとっても美味しいです。」
明日奈「うん.......使われているのはオレンジや苺だけど隠し味に塩かしら?ちょっとした変化が美味しい。ふふっ、確かに少し面白い味かも」
俺たちの食べる姿に店主は頷きながら笑顔になる。
店主「やっぱり美味しそうに食べてくれるっていいわね。見ているこっちも嬉しくなっちゃうわ」
店員「店主!見ていないで手伝って下さい!なんか客足が増えてきてるんですよ!」
店主「あらやだ、待って手伝うわ〜」
4人のいる公園は笑顔に溢れていた。
しかしそこへ悪き存在が近づいて来る。
???「見つけたぜぇ〜........キリト!!」
滲んだ黒に近い深い緑のフードを被った人物は腰からナタのような物を取り出すと大きく跳躍する。
男が跳躍したことで辺りはその男に視線がいく
周りがザワザワと騒いだ事により4人も視線を向けると
和人「なっ!?」
明日奈「嘘......」
結「あの人は!」
和人たち3人は驚き行動が遅れる
フードの男がナタを振り下ろし和人の頭に届きそうになり
ガキィィィン!!
優斗「邪魔してんじゃねぇよ.......,ハァ!」
優斗はライドブッカーをソードモードにして和人とナタの間に挟み込み攻撃を強制的に止め弾き飛ばす
フードを被った男は口元が見えておりその形は怒りを表していた
フードの男「オイオイ、つれない事をすんなよ折角会えたんだからよぉ」
優斗「それならそんな物騒なものは出さずに声を掛けるべきだったな、と言うかお前何者だよ。名乗れクソフード」
優斗の辛辣な言葉に男はクククッと笑う。
フードの男「アンタ、優しそうな見た目してるのに口悪りぃな.........」
優斗「知るか、折角平和だったのにお前の所為で台無しなんだよ。」
和人「なんで、お前がここに居る!PoH!!」
フードの男、もといPoHはフードを捲り上げると素顔を晒す。
PoH「言った筈だぜ俺は何度でもお前の前に現れるってな!さぁ!殺し合いをしようぜ!キリト!!」
PoHはそう叫び再び斬りかかるが優斗がまたも間に入り、剣撃を弾いていく。
目の前で起こる光景に周りの人々は逃げ去り和人は明日奈と結を守る様に前に出ている。
PoH「テメェさっきからなんなんだよ!いい加減に死にやがれ!!」
PoHはナタの様な武器.......
優斗は腕に気力とオーラパワーを混ぜたものを纏わせナタの起動斬撃を予測する。振り下ろされる腕を見て剣をナタにぶつけて弾く
PoH「おいおい、お前本当に何もんだよ?」
優斗「・・・そうだな、別に名乗るほどの者でも無いからな。
通りすがりの仮面ライダーだ、覚えておけ!」
優斗は左手に剣を持ちPoHに斬りかかる。PoHは友切包丁で防ぎ滑らせる様に刃の部分を通り優斗に友切包丁を切りつけていく
明日奈「あぶない!!」
和人「避けろ!」
和人と明日奈は叫ぶが優斗は目線を友切包丁から離さずにジッと見つめる。
懐に入ったPoHは不適な笑みを浮かべ「勝った」と確信したが
ダァン!!
PoH「あ?」
爆発と衝撃により友切包丁が優斗の右顔をすり抜け隙を晒す。
優斗は空いている右手を強く握り拳を作ると、この間の戦闘の時の様に気力とオーラパワーを混ぜたエネルギーを拳一点に集中させPoHの腹に目掛けて叩き込む。
紅黒の稲妻がPoHの腹部を捉えメキメキと音をたて吹き飛ばす
PoH「グホッ!」
PoHは5m離され勢いが無くなると腹部を抑え顔を優斗に向ける。
PoH「テメェ本当に人間かよ.........にしても仲間が来てやがったか、今日は此処いらで引かせて貰うぜ。」
PoHはそう言うと煙玉を使い姿を消していった。
優斗はソードモードのライドブッカーをブッカーモードに戻し仕舞うと和人達に近づく
優斗「さてと色々言いたい事があるが」
和人「お前何者なんだ?」
優斗「言ったはずだ通りすがりの仮面ライダーってな?」
和人「いや、それだけ言われてもわからねぇよ.......」
優斗がそう言うと和人は頭を抱える。
今度は明日奈が話に割り込み聞いてくる
明日奈「それよりさっきの狙撃は一体誰が?」
優斗「ふぅ、どうせ居るんだろ?出てこいよ蒼汰」
優斗がそう言うと森の方からフロンティアの際に使用したバレットを担いだ蒼汰が出て来た。
蒼汰「やぁ、随分な祭りだったけど楽しかったかい?」
優斗「ざけんな、コッチは平和に過ごしてたのにそれをぶち壊されて怒り心頭だわ」
蒼汰と優斗は軽口を叩くと右肘同士をぶつけ合う。
蒼汰「それでそっちが和人に明日奈に結だね?」
優斗「なんだよ知り合いか?」
蒼汰「それはもう、有名人だからね。黒の剣士に閃光そしてその娘の事は」
蒼汰がそう言うと和人と明日奈は驚きの表情になるが、すぐさま距離を置く
和人「お前SAOサバイバーなのか........」
明日奈「私たちのリアルを割ってどう言うつもり........」
警戒して話す2人に蒼汰は笑顔で言う
蒼汰「残念だけど僕はSAOに入ってもいないし何よりあの世界のことは部分的にしか知らない。それと君たちはもう気づいているかもだけどこの世界にSAOなんて物やフルダイブマシンは無い。」
優斗「おい、もしかしてコイツら」
優斗は話の内容で察して蒼汰に聞く、蒼汰は軽く頷く
蒼汰「彼らは異世界の人物さ、しかも彼ら以外にも少なくとも後2人はいる。」
優斗「敵なのか?」
蒼汰「それは君がよく分かっているだろう?」
優斗は和人達を見るとため息をつく
優斗「それで今回はどんな厄介ごとなんだ?」
蒼汰「それは後の2人を連れて来てから話そう先ずは君の写真館で休息と行こうじゃ無いか」
優斗のその問いに蒼汰は笑顔で答える。