戦姫絶唱シンフォギア 転生者はディケイド!   作:攻月レイド

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それぞれの日常

S.O.N.G潜水艦

 

蒼汰「なるほど、魔剣ダインスレイヴが少し欠けていたのは君たちが既に所持していたからなんだね」

キャロル「はい、このダインスレイヴはとても強力ですが人が扱うにはとても危険な代物ですので」

 

 潜水艦の研究室には蒼汰がキャロルの持っている聖遺物ダインスレイヴをみて成る程と言った感じで話す

更にそこへキャロルそっくりの髪の短い女性がやってくる

 

蒼汰「ん?エルフナインじゃないか来ていたのかい?」

エルフナイン「わわ!こんにちは!」

キャロル「どうして.......ってそうか蒼汰さんは私達の事を知っているんでしたね。」

蒼汰「まぁ、イメージは結構変わってるけどね。」

エルフナイン「あっ、キャロル!オートスコアラーの皆のエネルギーが尽きそうです。」

キャロル「他の3人はそろそろと思っていたけど、ミカはまたなの?」

エルフナイン「やっぱり戦闘特化にすると消費が激しいみたいです。」

 

 彼女.......エルフナインは原作ではキャロルがシャトーを効率よく作成するために用意したホムンクルスだったが、この世界ではシャトーは不要しかも優斗と敵対する事が全く無いのでエルフナインはキャロルの助手のような立ち位置でいる。

 協定を結んだ際はS.O.N.Gに技術研究者として着任しキャロル達がいる日本の本部とをテレポートジェムを使い行ったり来たりしている。

 

 見た目は大人のエルフナインを想像して下さい(by作者)

 

エルフナイン「それにしても蒼汰さんはよく思いつきましたね。ダインスレイヴの狂化の特性を使って暴走状態を純粋な力に転用するなんて」

蒼汰(まぁ、所詮は真似事なんだけどね.......)「でも問題はある」

キャロル「使用者の心が耐えられるかどうか、と言うわけですね」

蒼汰「そう、知っての通りダインスレイヴは呪いの魔剣それによって精神を汚染される可能性が高い。もし呑まれれば以前の彼女達には戻れないかもしれない。」

キャロル「蒼汰さんの持っている完全状態のダインスレイヴは今何処に?」

蒼汰「あぁ、それなら僕だけが知っている保管庫にあるよ。僕が持っている物全部普通には扱えない物だからね。欠片とは言え呪いの武器だ。先ずは慣らさないとね........」

 

 三人がダインスレイヴの運用に悩んでいる時研究室の扉が開く

 

プレラーティ「ようやく見つけた。」

蒼汰「げ、プレラーティ.........」

プレラーティ「女性を前にげっとは何よ、取り敢えず蒼汰ついて来なさい」ガシッ

蒼汰「断りたいんだけど........」ズズズ

プレラーティ「どうせ暇でしょ、良いから行くわよ」

 

 そう言ってプレラーティに首を掴まれ、引き摺られながら蒼汰は研究室を出て行った。

 

エルフナイン「プレラーティさん、最近蒼汰さんといる事が多くなりましたね。」

キャロル「そうね、最近プレラーティも笑顔になるのが多くなったんじゃない?まぁ、私はどうでも良いけど」

エルフナイン「キャロルは優斗さん一筋ですもんね」ニコニコ

キャロル「ッ!今は良いでしょ!それより早くプロジェクトイグナイトを進めるわよ!」

エルフナイン「ふふっ、分かりました。」

 

少しの談笑ののちに二人は再び作業へと戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦姫side

 

 此処はS.O.N.Gのとある一室そこには優斗に思いを寄せる戦姫一同が集合していた。

 

響「デート楽しかったよ!」

未来「響抜け駆けしないでよ!私も一緒に行きたかった!」

奏「デートスポットとか調べておいた方が良いのか?」

翼「でも優斗さんはそんな凝った場所よりも自由にぶらぶらとした方が良いんじゃないかな?」

クリス「ママに聞くべきか?いやでも.......あぁ〜どうすれば」

マリア「優斗の好きな食べ物ってなにかしら?」

セレナ「優斗さんは基本的に好き嫌いないですよね。この間料理を作ったんですが顔色変えずに美味しいって」

切歌「はぁ........優斗さんに会いたいデス」

調「今はしょうがないよ、でも今度一緒にお出かけに誘ってみよう?」

 

 思い人に対してあぁだこうだと言っている戦姫一同、そんなところをモニターから見る1人の女性

 

 

 

 

 

 

 

了子研究室

 

了子「ふふ、全く恋する乙女って見ていても良いものよね」

 

 櫻井了子はそう言ってニヤニヤと見続けるそんな了子へ声をかける人物が

 

サンジェルマン「全く、覗きは感心しないわよフィーネ」

了子「今の私は恋する科学者.......いえ、愛に生きる1人の妻櫻井了子よ、貴方もあそこに混ざらなくてよかったの?」

サンジェルマン「私にはまだやる事がある、それに思いを伝えられただけでも進歩はしている。」

 

 サンジェルマンは胸に手を当て嬉しそうに言葉を言う。しかし了子は悪い顔をして

 

了子「そんなんじゃいつの間にか彼女達の誰かに取られちゃうわよ?あの子達やる時はやる子達だから」

サンジェルマン「な!そ、そんな事は無い!第一優斗さんがそう簡単に誰かのものになったり........」

 

 言い淀むサンジェルマンに了子は追撃を入れる

 

了子「ふぅ〜ん?でも貴方を含めて11人よ?それだけ彼が魅力的なら多少強引な事をやってくる子もいるんじゃない?」

サンジェルマン「そ、それは.......」

了子「命短し恋せよ乙女!恋愛の先輩としてのアドバイスよ」

 

 了子はそう言ってグッ!っとサムズアップをする。サンジェルマンは少し微笑み

 

サンジェルマン「まさか貴方から助言をもらう日が来ようとはな」

了子「参考にはなったかしら?」

サンジェルマン「えぇ、少しだけね」

 

 サンジェルマンはそれだけ言って了子の研究室を後にする。

サンジェルマンを見送った了子はモニターの画面を一度見返しそして電源を落とすと懐かしむように空を見る

 

了子「私だってかつて一度とはいえ命の戦いをした相手にアドバイスをするなんて思わなかったわよ。これも皆や弦十郎君と()()()のお陰かしらね?」

 

 了子はそう言って腹部を撫でながら目を閉じる

そして今この場所に迎えに来ているであろう旦那の事思い口元を綻ばせる。

 

 

 

 

 

 

 

オペレーターside

 

 

S.O.N.Gの潜水艦メインルームでは機械を操作しながら藤尭朔也は愚痴を溢す

 

朔也「次の纏まった休みはいつ来るんだろうか........」カタカタ

あおい「愚痴を言ってる暇があったら仕事を早める。はいあったかい物どうぞ」

朔也「あったかい物どうも、........ふぅ〜にしても異世界からやってきてこの世界に住んでたなんて聞いた時は信じられなかったや」

 

 オペレーターの2人は先日優斗から紹介された異世界からの漂流者達の説明を受けた。聞いた当初はどこにでも居る一般人のようだったが目の前で剣を出現させたりして、一発で納得した。

 

あおい「それにしても優斗君には度々驚かされるわね」

朔也「5歳からノイズと戦ってその間に何人もの人を救っては、更に神様と交友関係で過去に飛んだりとか、一度亡くなって2度目の人生を歩んでるとか........もう彼は出来ないことないんじゃ無いかな?」

あおい「でもだからこそ心配になってくる。彼が誰にも頼らずにこのまま寂しく生きていくんじゃ無いのかって」

 

 悲しそうな表情をするあおいに朔弥は手を止めてカップを置き、両手を後ろで組んで話す。

 

朔也「まぁでも、その心配はしなくても良いかもね。なんせ11人から告白されてるんだから」

あおい「確かにそうね、もし彼が1人寂しく生きていこうとするなら装者の皆が抱きついてでも止めそうね」

朔也「だから俺たちはそれをサポートするんだ」

あおい「そうね、さてそれじゃあ作業量を増やしましょうか」

朔也「うへぇ、余計な事言ったな〜」

あおい「終わったら奢ってあげるから頑張りましょ?」

朔也「ヘーイ、頑張りますか」

 

 2人はそう言って仕事を再開する。心なしか先ほどよりも早くなったような感じであった

 

 

 

 

 

 

 

FIS保護者side

 

 Dr.ウェルとナスターシャ教授は潜水艦の2人に設けられた研究所にて紅茶を飲んでいた。

 

ウェル「こんなにのんびりとした時間を過ごすのはいつ以来でしょうか」

ナスターシャ「おおよそマリア達がギアの適正試験を受けるまでの生活保証期間以来ですかね」

ウェル「懐かしい......今では考えられませんね僕達が日本政府の庇護下に置かれ今では世界を救う為に仕事をしているのですから。」

 

ウェルはそう言って紅茶を一口飲み思い返す

 

 最初の頃は英雄と言う象徴に憧れ自分もそれを目指した。しかし色んなものを見る中でディケイド........優斗の姿を見つける。彼の行動はまさに英雄のそれだった。弱き物を助けノイズと言う脅威にたった1人で立ち向かっていく姿、そして誰かを守る為に自身が傷ついていく姿に。

 この時にウェルは自分とディケイドとの格差を目の当たりにし、いつしか英雄願望は消えていた。

これからのことを考えていたウェルは気まぐれにFISの子供達を手助けするとそのまっすぐな心からの感謝に心を打たれ以降は子供達に優しい近所のお兄さん的立ち位置になった。

 ネフィリムの起動実験の際子供達を避難させ仲の良かった研究員達と共にその身を犠牲にした。左腕には今も火傷跡が残っているが

 

ウェル『これは僕の勲章です。未来ある子供達を守れた勲章、そして僕が僕の意思を忘れない為に』

 

と言っていた。

ナスターシャは紅茶を一口啜り

 

ナスターシャ「貴方もディケイドによって良い方向に変わってくれましたね。」

ウェル「違いますよ、教えて貰ったんです。優斗君に.........」

ナスターシャ「そうですか」

ウェル「早く孫の顔を見てみたいですね」

ナスターシャ「貴方はまだそこまで言う歳では無いでしょう。」

 

その光景は側から見れば近所に住む年寄りとお兄さんが年寄りの孫を待つようなそんな風景だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神風写真館にて

 

優斗「ん〜.........っと、ようやく依頼されていた修理がひと段落ついた。にしてもなんでこんなに多いんだっけ?」

 

 優斗は入口入ってすぐの修理コーナーにて依頼されていた修理の方を終わらせ背伸びをしていた。

その種類した物は、電子レンジにオーブントースターさらにはパソコンにと様々、

 

優斗「にしても写真と修理をするのは間違ったかな?修理は副職な感じでやろうと思ったんだけど、この間なんか出張でコンサート用のパイプオルガン修理したし........まぁ年期物で思い出の品って聞いたら残しておきたいよな。」

 

優斗はそう言って写真立ての写真を見る。

 錬金術師達とS.O.N.Gが合併して新しく撮った写真だ。中心に優斗それを囲むように、優斗に想いを寄せる人物達響や未来などの装者達にキャロルやサンジェルマンそしてその後方には指令である弦十郎と妻の了子、逆サイドには結社の長であり優斗の友人であるアダム、弦十郎のサイドには緒川やS.O.N.Gの職員面々、アダムの方には幹部のカリオストロとプレラーティそしてその隣に蒼汰、さらには蒼汰が優斗と合流する前に出会ったヴァネッサ・ミラアルク・エルザの3人とかなり大所帯な写真だ。

 そしてその隣には草原にて笑っている5歳の頃の優斗それを両サイドから抱きしめる優斗の両親である雄吾と真美

 

優斗「もう15年.......いやまだ15年って考えた方がいいのかな?」

 

優斗は立ち上がりキッチンへと向かっていく

 

???「そ〜っと、そ〜っと.........あっ!見てみて!これがおじいちゃんとおばあちゃんの写真だよ!」

???「本当だ!しかもこれお父さんが子供の頃の唯一の写真!中々見せてくれなかったよね」

 

 優斗がその場所を離れてすぐ玄関のベルは鳴らずそこへ2人の中学生くらいの少女がやってきた。2人が写真を興味を惹かれるように見ていると

 

???「ちょっと2人とも!さっさと帰らないと叔父さんに見つかるかも知れないから!」

 

 2人は優斗が5歳の頃の写真を見ながら話していると、後方から関係者と思われる同じく中学生くらいの少年がやってきた。

少年は2人を捕まえるとゲートを出現させその場から消えた

それと同じ頃に優斗がまたやってきた

 

優斗「ん?誰か居たと思ったんだが.........蒼汰か?気のせいか。」

 

優斗はキッチンへと戻りご飯を作る。

 その後装者一同や蒼汰そしてサンジェルマンとキャロルにエルフナインを含めたメンバーで食事を楽しんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼が彼らと出会うのは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まだ先である

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