戦姫絶唱シンフォギア 転生者はディケイド!   作:攻月レイド

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調査と再会

 

優斗「此処が被害があった現場か」

 

 優斗は今金属の生命体に襲われたと言われる現場に来ていた。場所はビルとビルの間の路地裏しかも昼間でもかなり陰で暗く見えにくい、唯一の救いが道までそれほど距離がなかった事だろうか。

 

優斗「被害者は夕方仕事終わりに近道でこの道を通りその時に遭遇、ゆっくりと近づいてくる金属生命体に腰を抜かしている時上から黒と銀の2つの人物が降って来た。金属の生命体と闘い始めて被害者は無我夢中で走り道に出て警察に保護その後現場に戻ってくるとそこにはなにも痕跡は残っておらず監視カメラは全て一時的に機能が停止していたと........」

 

 優斗は携帯をなおし現場を見渡す、争ったと書かれていたが現場には何処か破壊された後も何かが抉れたような痕跡もなかった。まさしくいつも通りの現場

 

優斗「・・・・・・気持ち悪いな、なんだか」

 

優斗はそう言って現場を後にしようとした時足元に何かが当たる。

 

優斗「ん?なんだこれ?」

 

 優斗は足元のソレを拾う。それは金属の欠片、微弱だが怨みなどの悪意の波動が感じられる。

 

優斗「危険性は感じないが破壊しておくか」

 

優斗は手に気力を集中させ金属の欠片を握りつぶす。手を離すと風になって空へと消えていった。

 

優斗「ふぅ、どうするかな。和人やユージオとゲーセンにでも行こうかなぁ〜」

 

 優斗がそんな事を感じながら歩き路地裏を出ようとした時、目の前を黒髪ロングのアゲハ蝶だろうか、そのコスプレのような姿をした人物がピンクの豚を腕に抱えて出て来た。

その人物は先日見かけた少女だった。

 

優斗「おっと、悪い大丈夫か?」

???「いや、こちらこそすまない。少し余所見をしていた。」

 

黒髪の少女はそう言って路地裏へと脚を進めていく

 

優斗「おい、ここら辺は謎の生命体が出たって所だぞ。大丈夫なのか?」

 

優斗は心配してそう声をかけるが黒髪の人物は微笑み答える

 

???「安心して欲しい、私には頼りになる騎士が1人いるのでな。」

 

 少女はそう言って再び脚を進めた。優斗は頬をポリポリとかくと軽くため息を吐き携帯を取り出し和人へと電話を入れるのだった。

 

 

 

 

 

???視点

 

???「さて前に獣が現れた場所に来たが春雪君何かわかるか?」

 

少女がそう言うと少女の持つピンクのブタが目を開きキョロキョロと周りをみる

 

???「ダメです、やっぱり此処も気配が残ってないです。」

???「やはり時間も経ってしまっているから難しいか、だが此処はそこまで経っていない筈だったが、アテが外れたか」

 

 少女が落ち込んでいるとピンクのブタの肩に小さな白い服の羽を生やした人物が現れる

 

???「いえその勘はハズレではありません」

???「それってどう言う事なのメタトロン?」

???「私もつい先程まであの獣の邪悪な気配を感じていました。しかし突如としてその気配が消えたのです」

???「つい先程まで?.........まさか先程すれ違った者の中に!?」

???「可能性はあるでしょう、あれはそう言う存在ですから」

???「先輩!急いで追いかけないと!」

 

 ピンクのブタは街に走り出そうとしたが少女はブタを担ぎ静止をかける。

 

???「待ちたまえ春雪君、我々の姿は学内アバターとデュエルアバターのみだ。私は学内アバターでなんとかできるが君は両方ともこの世界では」

???「ッ!そう......でした。すいません急いでしまってつい」

???「そう落ち込むな、歩いていればまたすれ違うかもしれない」

 

 少女はブタを手に持ち小さき人物は姿を消す。少女は路地裏から出ると街中を歩いていく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

優斗side

 

優斗「オッシャ!俺の勝ち!」

和人「おいユージオなんで途中妨害したんだよ!」

ユージオ「和人に一位取られるくらいなら優斗さんに勝たせたいから」

 

 優斗はあの後和人とユージオを誘いゲームセンターにてレースゲームをやっていた。側から見れば学生2人と大人が1人遊んでいるように見えるが、どうやら和人とユージオはこの姿で成人しているらしい。

その事で一回話したら「身長よこせ!」って言われた。いや俺が180あるだけでお前らも平均的に見れば高い方だからな?

 

優斗「さてと次は.....ん?」

 

 優斗は次にするゲームを探そうとすると人だかりがある一角を見つけた。

 

優斗「なんだあそこ?」

和人「人が集まってるな」

ユージオ「見にいってる?」

優斗「そうだな何もなければそれで良いし」

 

俺たちは少し警戒をしながらそこへ向かう、そこには1人の少女が不良に対して文句を言っている所だしかも

 

優斗「・・・なんでアイツが此処にいるんだよ。」

 

それは以前アイスを奢ったユウキだった。不良はユウキの後ろにいる子供を睨んでいる。なんとなく状況を理解し優斗は脚を進める

 

優斗「おい何してんだ?」

ユウキ「ん?あっ優斗さん!」

不良「あぁ!なんだテメェは!?」

 

不良は俺に対して高圧的に突っかかってくる。俺は取り敢えずどうなったのかを聞いた。

 

優斗「んで、どうして揉め事が起きてるんだ?」

ユウキ「そこの不良の人が子供のメダルを奪ったんだよ!」

不良「知るか!証拠はあんのか?あぁ!!」

 

 どうやらメダルを奪ったと言うらしいしかしメダルは特徴的な見分けがない。奪った所を直接撮影していない限りは難しいが

優斗は箱に入っているメダルを一回見ると不良に質問する

 

優斗「なぁ、アンタさっきまでどのゲームでメダル使ってた?」

不良「あぁ?なんでんな事」

優斗「答えろ」

不良「・・・〇〇のメダルゲームだけど」

 

続けて優斗は子供の方に質問をする

 

優斗「なぁ、どのゲーム機で遊んでたんだ?」

子供「〇〇〇.........」グスッ

優斗「ありがとう、すいませんちょっと良いですか?」

 

次に優斗は店員を呼び何処かへ向かった。

 

数分後

暫くして帰って来た優斗は写真を持っていた。

 

優斗「調べてみた結果そのメダルは子供にの物だった。」

不良「はぁ!?証拠はどこだよ!」

優斗「これを見ろ」

 

優斗はそう言って2枚の写真を見せる。

一つは先程言っていたメダルゲームで遊んでいる子供と不良の写真

それに対して不良は意味が分からず叫ぶ

 

不良「ただの写真じゃねぇかよ!これの何処に証拠があんだよ!あんまふざけてるぞぶち殺」

優斗「メダルの箱見たか?」

不良「あ?」

優斗「この写真、特に意味はないと思うがよく見るとお前の箱メダルが上まで見えてないよな?」

不良「それが.......ッ!」

 

 不良は気づいたらしいが優斗は逃さないと言わないばかりに証拠を突き出す。

 

優斗「そこにある箱は8割まで入っているそれがこの写真ではそこまで見えていない。それに比べて子供の方の写真はしっかりとメダルが写っている。

しかも時間は騒ぎが起きる2分前どんなメダルゲームも2分じゃ下まで映ってないメダルを一気に上まで持ってくる事は不可能だ!」

不良「〜ッ!」

優斗「お前は学生だがこれは立派な犯罪だ。反省するんだな。」

不良「テメェ!ぶち殺す!」シャキン‼︎

 

不良はポケットからバタフライナイフを取り出し優斗に突き刺してくる。

 

ユウキ「優斗さん!」

優斗「・・・フッ!」

 

優斗は両手を交差し不良の手首に抑えつける。

すると不良の腕は抑えられた所から動かなくなる。優斗はそれを確認するとすぐさま横腹に蹴りを入れ力が抜けた瞬間に腕を掴み体を入れ込み背中を不良の脇腹に入れ体を丸めて背負い投げをする。叩きつけられた不良はナイフを手放し苦悶の声を出す。

 

優斗「こんなんで人生棒に振おうとすんじゃねよ」

 

優斗はナイフを折りたたみ不良を拘束する。

 

ユウキ「スッゴイよ優斗さん!あんな動きできるなんて結構強いの!?」

 

ユウキは興奮したように質問してくる。優斗はうざったらしく感じ和人とユージオに助けを求める。

 

優斗「和人〜ユージオ〜助けてくれ〜」

ユウキ「え?和人?」

 

 ユウキが和人達の方に顔を向けると驚いた表情をしていた。和人も驚きと嬉しさの表情をしている。逆にユージオは少し分からない様な顔をしている

 

ユウキ「ッ!キーリートー!!!」ガバッ!

和人「うおっ!いきなり飛びついて来るなよユウキ!」

ユウキ「だって!だってー!ようやく知っている人と会えたんだもん!それにキリトが居るならアスナも居るよね!今何処にいるの!早く合わせてぇ!」

和人「お、落ち着け!取り敢えず離れろ!明日奈がこんな場面を見たら.........」

明日奈「私が見たらどうなるの?か・ず・と君?」

結「浮気はダメですよ!パパ!」

ユウキ「アスナ〜!ユイちゃんも久しぶり!」

和人「あ、明日奈さん!?アリスと服を見てたんじゃ.........」

 

 和人の言葉にアリスは携帯を見せる。

そこにはユージオから「大変な事になってる」と言うメッセージが、多分これは不良がナイフを取り出した時に送ったもの、しかし移動で時間が進み着いた頃にはこの状況という事だろう。

 

優斗「うんこう言う時ってあるよな......」

 

 優斗は身に覚えがあり遠い目をしていた。和人はニッコリ明日奈に詰め寄られ...........と言うか胸ぐらを掴まれている。

その間に優斗は不良を駆けつけた警備員に渡した。目の前の光景に事件かと聞いてきたが「痴話喧嘩」というと何故か苦笑いと敬礼と共に不良を連れて行った。

 

明日奈「和人君ってユウキにも手を出してたの?ねぇ?答えてくれる?」

和人「落ち着いてください明日奈さん!俺は決して誰にも手を出してない!それに俺よりユウキとの付き合いが長いのは明日奈だろ!」

結「パパは他の方にも優しくし過ぎです!パパの魅力でもありますが少しは自重して下さい!」

和人「結まで!?ユージオ!アリス!なんとか弁明を!」

 

 和人は親友のユージオとその恋人のアリスに助けを求めるもユージオは頬をかきアリスは顔を逸らしていた。

 

 

ユージオ「和人、頑張って」

アリス「これは和人の不始末です」

和人「・・・優斗!」

 

 和人は遂に優斗に助けを求めた。優斗は面倒くさそうにに嫌な顔をするが明日奈に近づき肩に手を置き

 

優斗「明日奈一旦落ち着け、和人はそう言う奴じゃないだろ?俺はそこまで知らないがお前は付き合い長いんだから少しは信じてやれ。」

明日奈「・・・・・・わかったわよ、ごめんなさい和人君つい......」

和人「いや俺こそすまないもし良かったら今度久しぶりに2人で出かけないか?」

明日奈「ッ!和人君!」

 

とイチャイチャし始める。優斗はそのオーラを間近で浴びている。少し離れた場所にコーヒーが売ってあったので兎に角ブラックを即購入し一口飲むが

 

優斗「おかしいな、ブラックなのに甘い感じがする.........」

 

と被害に遭っていた。

 

結「パパ私はお留守番ですか?」

和人「あ〜そうだな結も一緒に行くか?」

結「・・・いえ!パパとママだけで楽しんで来てください!その日はユージオさんとアリスさんと一緒に過ごします」

明日奈「ユージオ君アリス大丈夫?」

ユージオ「うん、結ちゃんなら構わないよ」

アリス「明日奈任せて」

ユウキ「あっじゃあ僕もその時一緒にいるよ」

 

 とワイのワイのと話が進んでいく。優斗は少し離れてカメラを構えその光景をパシャリと撮る。

 

優斗「・・・良いなこういうのも。」

 

そこに写った写真はゲームセンターの光もありとてもキラキラと輝いている様に見えた。

その後は夕方と言うこともあり優斗と和人達は別れそれぞれの帰路に着いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その翌日重傷を負いボロボロとなった優斗が家の中で倒れていた。

傷は何か大きな刃物で斬られたようになっていた。

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