転生先は大好きな世界でした   作:Monburan

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むぎゅむぎゅ

みーちゃんにUFOキャッチャーで熊のぬいぐるみをとってあげた私は、豪華客船の旅を再開しました。

 そして色々な雑貨が置いてあるお店を見て回っていました。

 

「あっ、栞だぁ。ひとり?」

 

「心ちゃん、うん。ひとりだよ」

 

ルームメイトの井の頭心ちゃんを発見です!

 

「なんか栞が一人って珍しいねぇ。いつも女の子連れて歩いてるのにぃ」

 

「えっ、私ってそんなイメージなのっ!?」

 

「うんっ、きっとみんなそう思ってるよぉ」

 

それは外聞がよろしくないですね……

 あ、けど友達が多い人って思われてるかも。

 それなら大丈夫そうです。

 

「心ちゃんはお買い物?なにか欲しいものあった?」

 

「うん、豪華客船とか乗ることなんてもうないと思うし、うろうろしてたんだぁ。んーこれってのはないかなぁ。あ、このキーホルダーはこの船限定のものらしいよぉ?」

 

心ちゃんからキーホルダーを見せてもらいますっ。この豪華客船をモチーフにしたキーホルダーですか……

 なかなか露骨ですね。

 全然ほしいと思えないです……

 

「そういえば栞、みーちゃん見なかったぁ?途中まで一緒にまわってたんだけど気づいたらいなくなっててぇ」

 

あっ、そぉなんだ……

 けどお互いに全然探す気がなさそうだけど大丈夫かな?

 あの子たぶんまだUFOキャッチャーやってるよ。

 

「みーちゃんならさっきゲームセンターでUFOキャッチャーしてたよ?捕まえにいく?」

 

「うん、捕まえにいこうかぁ」

 

私たちはみーちゃんのいたUFOキャッチャーのゾーンに歩きました。

 みーちゃんはUFOキャッチャーの前で難しい顔をしています。

 

『捕まえた』

 

私と心ちゃんは二人で片方ずつツインテールを掴みました。

 

「みぃ!?」

 

「みーちゃん、勝手にはぐれてなにしてるのぉ」

 

「みーちゃん迷子なら迷子ってさっき教えてよっ。てかいつまでUFOキャッチャーしてるのさ」

 

「ちがうんだよ、このウサギが私を呼んでるの!」

 

みーちゃんが指差す先にはさっきの熊よりも大きなぬいぐるみがいました。

 

「じゃぁこれとったら移動するからねぇ」

 

心ちゃんはそういって学生証をピッとしてUFOキャッチャーをはじめました。

 ふふっ、心ちゃん。

 UFOキャッチャーって難しいんだよ?

 そんな簡単には……

 

「ガコッ」

 

「はいっ、とれたぁ。いくよぉー」

 

なんでぇぇ!?

 もしや心ちゃんもチート持ちなんじゃ……

 その後も私たちは3人で船内を巡り夜になるまで遊びました。

 

「ただいまぁ」

 

「あっ、おかえりなさい。月野さん、みーちゃん、井の頭さん」

 

あぁ、また明日から忙しい日々がきてしまいます……

 私はみーちゃんを目の前に座らせて後ろから抱きつき、むぎゅむぎゅしながら考えていました。

 

「栞ちゃん、私はペットじゃないんだよっ!」

 

「ん?知ってるよ。みーちゃんだよね?」

 

「そうだよっ!」

 

「みーちゃんよしよしー」

 

「ふふぅ!」

 

「また栞が女を弄んでるぅ」

 

「みーちゃんはペットだからっ」

 

「ふふぅ!って違うよ!?」

 

 

 

こうして私たちはむぎゅむぎゅするのです

 

 

 

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