転生先は大好きな世界でした   作:Monburan

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捕まえました

船上試験の説明を受けた私たちは一度部屋に戻り、再度平田くんの部屋に集合して、みんなで今後についての話し合いをすることになりました。

 

平田くんの部屋にはいると、部屋の中にはクラスメイトたちがおそろしく密集して詰め込まれていました……

 

 

「……平田くん、ちょっと狭くないかな?」

 

「ごめんね、月野さん、ちょっと詰めてもらえるかな?」

 

あっ、このまま続けるんですね。そうですかっ……

 私は4つ角の端に座りました。すぐ後ろには桔梗ちゃんだけで、詰めすぎのせいで桔梗ちゃんに抱き抱えられながら、斜めを向いて真ん中にいる平田くんを見ているような状態です。

 

 

「みんな、試験の説明は聞いたね?今回は優待者がキーポイントになる。クラスに優待者がいるのといないのでは全然違うし、誰が優待者なのか把握してるかどうかによっても作戦は変わってくると思うんだ」

 

 

 

「……ん」

桔梗ちゃん、身動きとれないからって……

 後ろから胸揉むのはダメですっ。

 

これ、痴漢ですよっ?

 私は後ろに座っている桔梗ちゃんに振り向き、目で訴えましたが、なにっ?って顔をされたので、桔梗ちゃんの両手を握って行動を止めました。

 

 

「平田、Dクラスに優待者がいなかったらどうするんだ?」

 

「幸村くん、それについても今からみんなで話し合おうと思っていたんだ」

 

みんな、ん~っと悩んでいます。中には船上試験のルールについて、まだ上手く理解できてない人もいるでしょう。

 

ちなみに原作では優待者はランダムではなく決めるための法則があり、各クラス3名ずつの計12名で、私たちのクラスでは桔梗ちゃんと軽井沢さんと南くんという男子でした。

 

「月野さん、あなたは今回の試験どう考えているの?」

 

堀北さんが私に尋ねてくるなんて珍しいですね……

 

「ん~今の段階ではなんとも言えないかな、けど優待者が大切なのは間違いないから、明日メールが届いた時点で優待者の人は平田くんに申告してくれたら嬉しいかな。そして朝の9時に集まってもう一度作戦会議をしたいなっ。

優待者の情報がわかれば、作戦も立てやすいし。もしかしたら優待者になるための法則みたいなものがあるかもしれないしねっ」

 

私は桔梗ちゃんの両手を握りながら言いました。 

 みんながうんうん納得してます。

 

「そうだな。月野のいうとおり、今の段階で話し合っても机上の空論だ」

 

「うん、わかったよ。じゃぁ明日メールが届いたら、優待者の人は名乗りをあげてもらえるかな?」

 

「わかったぁ」「了解だよっ」

「平田くんに送るねぇ」

 

「それじゃぁ今日はここまでにしよう。みんなありがとう」

 

そういってみんな解散していきました。

 私も部屋に戻ります。

 ……んっ?桔梗ちゃんはどうしてついてくるんですか?

 えっ?手を握られてるから仕方なく?

 そうですか……

 じゃぁ私の部屋に連れて帰りましょう。

 

 

 

こうして私は桔梗ちゃんを逮捕するのです

 

 

 

部屋に戻った私は桔梗ちゃんを、私のベッドの牢獄に閉じ込めて試験のことについて話しました。

 ここで少し反省してください。

 

「栞ちゃんは今回の試験はなにをするのっ?」

 

「ん~っ、前回はAクラスに捕まっちゃったし。今回こそDクラスのクラスポイント増やしたいかなぁ。

さっきの説明でも聞いた通り、今回の試験ってポイントたくさん増えるみたいだし!」

 

ルールとしてはたくさん書いてありましたが改めて要点をまとめると……

 

 

◯結果1

 

グループ全体で優待者を共有してクリアする

 

◯結果2

 

最後の解答を誰かが間違えて優待者が勝利する

 

◯結果3

 

裏切り者が優待者を見つけ出す

 

◯結果4

 

裏切り者が優待者の判断を誤る

 

この4つになります。

 

 

ちなみに私は原作知識で優待者になる予定の12名を全て知っています。

 ただ無人島の試験と同じように今回も有栖は本来参加じゃなかったはずなんですが……

 

……同じグループにいます。

 

少し不安な気もしますがまずは明日の優待者メールを待つことにしましょう。

 桔梗ちゃんと今後のことについてお話しした私は、明日からの作戦についての考えをまとめてから、試験のために早めの眠りにつくのでした。

 

 

……あれっ、なんで桔梗ちゃんまだいるんですかっ?

 えっ?捕まってるから出られない?

 ……そうですか、桔梗ちゃんは釈放です。

 

もう戻ってきちゃダメですよ?

 

 

 

こうして私たちは試験初日を迎えるのです

 

 

 

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