契約書にサインをした私と葛城くんはさっそく契約書に従い行動を開始しました。
「それでは葛城くん、第3条について指定いたします。今からこの場に馬グループと兎グループのメンバーで葛城くんが信用できる人を一人ずつ呼んでください」
「わかった。今連絡する」
そしてAクラスの人がやってきました。無人島で見たことのある人ですね……
確か葛城くん派閥の人です。
Aクラスの彼らにも契約書を確認してもらい、今の状況を理解していただきました。
「それでは始めます。まず兎グループは優待者に綾小路清隆くんを打ち込んでください。そして馬グループは井の頭心さんの名前を打ち込んでください。打ち込み終わったら私に携帯を見せてください」
二人は携帯に名前を打ち込んで私に見せました。
「では送信してください」
『兎グループの試験が終了いたしました。兎グループの方は以後試験へ参加する必要はありません。他の生徒の邪魔をしないよう気をつけて行動してください』
『馬グループの試験が終了いたしました。馬グループの方は以後試験へ参加する必要はありません。他の生徒の邪魔をしないよう気をつけて行動してください』
学校にメールを送った直後、2通のメールが1年生全員のもとへ届きました。
「それでは葛城くん。これにて私たちの契約は終わりです。また夜8時にグループディスカッションでお会い致しましょう」
私が個室から外に出ると、各クラスの生徒が慌てて走り回っていました。
「なにこれ、どういうこと!?」
「試験終わったってことはもう俺行かなくていいのか!?」
私はそんな中を通り抜けるかのように歩き去り、そして……ある人物に電話をしました。
こうして2回目のグループディスカッションの時間が訪れるのです
夜の午後8時。2回目のグループディスカッションの時間になりました。
『これより2回目のグループディスカッションを開始します』
アナウンスが流れます。、
私たちDクラスの3人は1回目の時と同様に何も話しません。そして、それは葛城くんも同じでした。
「月野少しいいか?」
神崎くんが私に話しかけてきます。
「はい、なんでしょうか?」
「今日の午後、兎グループと馬グループの試験が終了したことについて何か知っているか?」
「いいえ、知らないです。そしてDクラスは試験の話し合いに参加しないことをクラスとして決めています。申し訳ありませんが、これ以上は発言できません」
「そうか、すまない」
その後、誰も話すことなく2回目のグループディスカッションも静かに終わりました。
そしてその日の夜23時頃……
『虎グループの試験が終了いたしました。虎グループの方は以後試験へ参加する必要はありません。他の生徒の邪魔をしないよう気をつけて行動してください』
『蛇グループの試験が終了いたしました。蛇グループの方は以後試験へ参加する必要はありません。他の生徒の邪魔をしないよう気をつけて行動してください』
『羊グループの試験が終了いたしました。羊グループの方は以後試験へ参加する必要はありません。他の生徒の邪魔をしないよう気をつけて行動してください』
『鼠グループの試験が終了いたしました。鼠グループの方は以後試験へ参加する必要はありません。他の生徒の邪魔をしないよう気をつけて行動してください』
『鳥グループの試験が終了いたしました。鳥グループの方は以後試験へ参加する必要はありません。他の生徒の邪魔をしないよう気をつけて行動してください』
『猪グループの試験が終了いたしました。猪グループの方は以後試験へ参加する必要はありません。他の生徒の邪魔をしないよう気をつけて行動してください』
『牛グループの試験が終了いたしました。牛グループの方は以後試験へ参加する必要はありません。他の生徒の邪魔をしないよう気をつけて行動してください』
『猿グループの試験が終了いたしました。猿グループの方は以後試験へ参加する必要はありません。他の生徒の邪魔をしないよう気をつけて行動してください』
『犬グループの試験が終了いたしました。犬グループの方は以後試験へ参加する必要はありません。他の生徒の邪魔をしないよう気をつけて行動してください』
『竜グループの試験が終了いたしました。竜グループの方は以後試験へ参加する必要はありません。他の生徒の邪魔をしないよう気をつけて行動してください』
私たちの携帯に全てのグループの試験の終わりを知らせるメールが届きました。
こうして私たちの船上試験は1日で終わりを迎えたのです
氏名 神崎隆二
クラス 1年B組
学籍番号 S01T004662
部活 無所属
誕生日 12月5日
評価
・学力B
・知力B
・判断力B
・身体能力B
・協調性D+
担当官からのコメント
成績表では欠点らしい欠点もなく、Aクラス候補であったが面接における消極的な言動と態度には成長の余地があり、改善を求めたい部分である。交友関係は浅く、人付き合いを苦手としているため、そちらの面の向上にも今後期待していきたい。