「おい、葛城 ちょっと付き合え」
船上試験2回目のグループディスカッションを終えたオレは葛城を部屋へ呼び出した。
「なんの用だ龍園」
「フッ、まぁ座れよ」
「おい、葛城 オレと手を組め」
「なんだと?」
「このままだとお前、栞にやられんぞ?」
「どういうことだ?」
「ククク、それはてめぇが一番わかってんじゃねえのか?」
「……話はそれだけか?」
「まぁ、まて。坂柳が手を出してこねえ今がチャンスなんじゃねえのか?お前の派閥を立て直すにはよ」
「……龍園なぜその事を知ってる」
「ふっ、んなもん見てりゃわかる、そうでなきゃあの坂柳がおとなしく座ってるわけねえからな、この試験はお前が仕切ってんだろ葛城?」
「……ああ、そうだ」
「だったらオレと手を組め、この試験は時間との勝負だ。ちまちまやってると栞に先を越されちまう」
「……話を聞こう」
「ククク、これだ」
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特別試験における契約条項
第1条
CクラスはAクラスにCクラスの優待者3名を教える。
第2条
本契約に承諾したAクラス所属の生徒全員は毎月20000プライベートポイントを、月末までに龍園翔に譲渡する。本契約は龍園翔の在学期間中は継続するものとする。
禁止事項
本契約後に第三者へ契約内容を故意に伝えることを禁止する。
本契約に違反した際はクラスの全プライベートポイントを契約相手に譲渡する。
下記に署名した者は本契約内容に同意したものとする。
龍園翔 Aクラス全員の署名
(坂柳を除く)
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「ふむ。検討する余地はある」
「ククク、だろうな でなきゃ見せてねえ。どうせ長々やって優待者を当てられんなら、最初から金に変えたほうがいいからな」
「どちらにせよ、Aクラス全員の署名が必要になる。今すぐには判断できん」
「フッ、ずいぶんと弱気じゃねえか、ここで結果を残さねえとお前に未来はねえぜ?今日中だ、0時までは待ってやる。それ以上は無理だ」
「……わかった。少し待て」
そして23時頃。
「ククク、これで契約成立だ 優待者は今メールで送ってやる。ほらよ、確認しろ」
「ああ、確かに受け取った」
『虎グループの試験が終了いたしました。虎グループの方は以後試験へ参加する必要はありません。他の生徒の邪魔をしないよう気をつけて行動してください』
『蛇グループの試験が終了いたしました。蛇グループの方は以後試験へ参加する必要はありません。他の生徒の邪魔をしないよう気をつけて行動してください』
『羊グループの試験が終了いたしました。羊グループの方は以後試験へ参加する必要はありません。他の生徒の邪魔をしないよう気をつけて行動してください』
『鼠グループの試験が終了いたしました。鼠グループの方は以後試験へ参加する必要はありません。他の生徒の邪魔をしないよう気をつけて行動してください』
『鳥グループの試験が終了いたしました。鳥グループの方は以後試験へ参加する必要はありません。他の生徒の邪魔をしないよう気をつけて行動してください』
『猪グループの試験が終了いたしました。猪グループの方は以後試験へ参加する必要はありません。他の生徒の邪魔をしないよう気をつけて行動してください』
『牛グループの試験が終了いたしました。牛グループの方は以後試験へ参加する必要はありません。他の生徒の邪魔をしないよう気をつけて行動してください』
『猿グループの試験が終了いたしました。猿グループの方は以後試験へ参加する必要はありません。他の生徒の邪魔をしないよう気をつけて行動してください』
『犬グループの試験が終了いたしました。犬グループの方は以後試験へ参加する必要はありません。他の生徒の邪魔をしないよう気をつけて行動してください』
『竜グループの試験が終了いたしました。竜グループの方は以後試験へ参加する必要はありません。他の生徒の邪魔をしないよう気をつけて行動してください』
「なに!?……おい龍園どういうことだ」
「クハハ、さてな、話は終わりだ葛城。契約を忘れるなよ」
こうしてオレは葛城と契約した