転生先は大好きな世界でした   作:Monburan

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船上試験終了

時は少し遡り。第1回目のグループディスカッションが終わり、私が葛城くんとの契約を終えたあと。

 

私が個室から外に出ると、各クラスの生徒が慌てて走り回っていました。

 

「なにこれ、どういうこと!?」

「試験終わったってことはもう俺行かなくていいのか!?」

 

私はそんな中を通り抜けるかのように歩き去り、そして……ある人物に電話をしました。

 

 

「こんにちは。龍園くん」

 

「おい、栞 さっきのメールはお前の仕業か?」

 

「……さぁ、私にはなんの事かわかりません」

 

「チッ、まあいい。何の用だ」

 

「試験のことでお話があります。これから龍園くんのお部屋にお邪魔しますので待っていてください」

 

 

 

 

そして10分後。龍園くんの部屋で私はアルベルトくんと腕相撲をしていました。

 

 

 

 

「OhOOOOOOO!!??」

 

「にゃぁぁぁぁぁ!!!!」

 

ズドンンッッ!!

 

……ふぅ、やっぱり私の身体能力様は最強のようです。

 

 

「You are number one」

 

 

 

「おい、てめえ何しにきた。あとなんだその力」

 

 

 

 

……そうでした、試験の話をしに来たんでした。

 アルベルトくんは部屋を出ていきました。

 

「はいっ、今日はCクラスと同盟を結びにきました」

 

「クク、またAクラスにでも寝返ったか?」

 

「ふふっ、今回はそのAクラスを蹴落とす作戦ですよ?上のクラスに上がるため、お互いの利害は一致しているはずです。あと、最初に伝えておきます。私は優待者の法則を見つけました。つまり、Cクラスの優待者も全て把握しています」

 

「言ってみろ」

 

「~の3人ですよね?」

 

「チッ、それで、同盟の内容はなんだ」

 

「はいっ、今回はこちらです」

 

 

________________________________

 

 

特別試験における契約条項

 

第1条

CクラスはDクラスが指定する1名を

Dクラスが指定するタイミングで学校に告げ、そのグループの試験を終了させる。

 

第2条

月野栞は龍園翔に優待者の法則を偽りなく教える。

 

 

第3条

CクラスはBクラスの優待者を学校に告げない。

 

第4条

DクラスはAクラスの優待者を学校に告げない。

 

第5条

龍園翔はこの試験終了後、月野栞に100万プライベートポイントを支払う。

 

 

禁止事項

この契約内容は特別試験中に限り話すことを禁止する。

またこの契約に関与したものについても同様とする。

 

上記項目に違反した際は自主退学する。

 

_________________________________

 

 

「ふっ、大方予想通りだな。つまりさっきの試験終了のメールの犯人はお前か栞。どうせ葛城あたりと契約してAクラスの優待者を当てねえ代わりに、Dクラスの優待者を外させたんだろ?Aクラスの優待者は話さねえが、法則は教えるってか?ひでえ契約もあったもんだぜ」

 

私は笑顔で言います。

 

「今回の試験、Aクラスは葛城くんが指揮をとるそうですよ。潰すなら今です」

 

「悪くねえ、確かに利害は一致した。だがそれなら、お前も少しオレの作戦に付き合え。

その方がおもしれえもんが見れるぜ」

 

 

 

ええ、もちろんです龍園くん……それも含めて、この契約なのですから。

 

 

 

こうして私たちは同盟を結びました

 

 

 

龍園くんと同盟を結んだ私は、龍園くんの作戦について聞いていました。

 内容としては、本日の2回目のグループディスカッションが終わった後に、CクラスがAクラスと契約をするので、その契約完了直後にAクラスを裏切るためのお手伝いです。

 

今回CクラスがAクラスに持ちかける契約項目は2つ。

 一つは、AクラスにCクラスの優待者を売ること。

 これによって、Aクラスは3つのグループを結果3で終わらせることができ、クラスポイント150とプライベートポイント150万を手に入れることができます。

 

その変わりにもう一つの契約、毎月Aクラスの全員(有栖を除く)が20000プライベートポイントを龍園くんに支払います。

 クラスポイントが150増えると言うことは、毎月15000お小遣いが増えるということですし、クラスポイントが増えることで、Aクラスはこの試験での勝機も見えてきますので契約はまず上手くいくでしょう

 更にプライベートポイントも150万入りますしね。

 

それに実は原作でこれと同じような契約を、葛城くんと龍園くんは本来ならば無人島試験で結んでいました。

 

有栖が試験に参加したことによって、少しタイミングがずれてしまいましたが、有栖が関与していない今回の試験で龍園くんが葛城くんにこの契約を持ち出すであろうことは予測していました。

 

あとはどう裏切るか……ですが。

 

「おい、栞。オレの部屋に盗聴機を仕掛けろ。オレが葛城に優待者をメールで送ってやるといったら合図だ。Cクラスの優待者を当てろ」

 

 

「わかったよっ、龍園くん。その試験終了メールを合図にCクラスがAクラスを当てて、DクラスがBクラスを当てる。そして最後に私が指定した人を送ってもらって試験終了。これでいいかな?」

 

「ああ、それでいい。これでAクラスは終わりだ」

 

そして私と龍園くんは話し合いを終えて計画を実行しました。

 

 

 

そして時は戻りその日の夜23時頃……

 

 

 

『虎グループの試験が終了いたしました。虎グループの方は以後試験へ参加する必要はありません。他の生徒の邪魔をしないよう気をつけて行動してください』

 

 

『蛇グループの試験が終了いたしました。蛇グループの方は以後試験へ参加する必要はありません。他の生徒の邪魔をしないよう気をつけて行動してください』

 

 

『羊グループの試験が終了いたしました。羊グループの方は以後試験へ参加する必要はありません。他の生徒の邪魔をしないよう気をつけて行動してください』

 

 

『鼠グループの試験が終了いたしました。鼠グループの方は以後試験へ参加する必要はありません。他の生徒の邪魔をしないよう気をつけて行動してください』

 

 

『鳥グループの試験が終了いたしました。鳥グループの方は以後試験へ参加する必要はありません。他の生徒の邪魔をしないよう気をつけて行動してください』

 

 

『猪グループの試験が終了いたしました。猪グループの方は以後試験へ参加する必要はありません。他の生徒の邪魔をしないよう気をつけて行動してください』

 

 

『牛グループの試験が終了いたしました。牛グループの方は以後試験へ参加する必要はありません。他の生徒の邪魔をしないよう気をつけて行動してください』

 

 

『猿グループの試験が終了いたしました。猿グループの方は以後試験へ参加する必要はありません。他の生徒の邪魔をしないよう気をつけて行動してください』

 

 

『犬グループの試験が終了いたしました。犬グループの方は以後試験へ参加する必要はありません。他の生徒の邪魔をしないよう気をつけて行動してください』

 

 

『竜グループの試験が終了いたしました。竜グループの方は以後試験へ参加する必要はありません。他の生徒の邪魔をしないよう気をつけて行動してください』

 

 

 

私たちの携帯に全てのグループの試験の終わりを知らせるメールが届きました。

 

 

 

こうして私たちは船上試験を終わらせたのです

 

 

 




氏名 山田アルベルト

クラス 1年C組

学籍番号 S01T004708

部活 無所属
 
誕生日 1月16日

評価

・学力C-

・知力C

・判断力C

・身体能力A

・協調性B


担当官からのコメント

口数が少なく、大人しい生徒のようですが過去に上級生と揉め事を起こしたこともあります。そのため学校側も監視を強くし、立派な生徒へと成長することを望みます。
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