篠ノ之箒が高町家の養子になって一週間が過ぎたのである。
「おにいちゃん、もう一本‼」
「すっかり、元気になったのね。最初はなのはに怯えてたのにね‼」
現在高町家の道場では義兄「高町恭也」を相手に日々剣術の稽古をしていたのである。
その様子を義姉「高町美由希」が微笑みながら見ていた。
箒が高町家の養子になったその夜のことだった。
「お父さん、その子が家の前で倒れてた娘? はじめまして、高町なのはだよ」
「来ないで~」
「え~なんで‼ わたし何もしてないのに‼」
「(もしかしてこの子の実の姉はなのはに声が似てるのだろ)」
と言った感じで高町家の次女であり実姉「篠ノ之束」と声が似ているなのはに怯えてしま高町士郎の背後に隠れてしまったのであった。
なんだかんだで実姉とダブっていたがなのはの根気が功を奏したのかちゃんと懐いてくれたのだがすぐに運動関係は追い越されたのは言うまでもなかった。
「この辺にして朝ご飯にしようか、学校に遅れるよ」
「うん」
「そうだな、巴」
美由希から朝食を食べに行くことを告げられたので稽古を切り上げて向かったのであった。
何故、箒ではなく巴と呼ばれているかと言うと養子になった夜、
「箒と名付けるってとんでもない」
「わたしはこの家の子です‼ だから、篠ノ之箒じゃなくて巴、そう‼ 高町巴で生きたいです‼」
「巴かいいじゃないか‼」
「それが良いわ‼」
と自ら「篠ノ之箒」改め「高町巴」と名前を変えて今に至るのである。
その後なのはと同じ「私立聖祥大付属小学校」に転入してなのはより2つ下の為1年生で、転入初日から直ぐにはいかなかったが打ち解けたのである。
そして朝食を食べ終えて制服に着替えて学校に向かうバスが出るバス停になのはと一緒に向かったのであった。
「なのは、巴、おはよう」
「二人ともおはよう‼」
「「アリサちゃん(さん)すずかちゃん(さん)おはよう(ございます)」」
バス停に到着した高町姉妹を金髪で元気がいい少女「アリサ・バニングス」と紫色の髪の少女「月村すずか」が出迎えてちょうどバスが到着したのであった。
二人はなのはの親友で同級生らしく巴がこの世界で数少ない頼れる存在で二人とも巴のことは実の妹のように可愛がっている。
「巴って超真面目ねぇ、なのはよりしっかりしてる感じするし」
「そんなことはないです」
「もう畏まらなくてもいいのに」
と言った感じで聖祥大付属小学校前に到着したのであった。
この時既に巴が人生のターニングポイントに直面するとは知る由もなかった