しゃべるフェレットであるユーノとの出会い、そして自分が今いる世界に転移した原因である宝石はジュエルシードという使い方を謝れば取り返しのつかない代物だと判明したのであった。
ジュエルシードを狙っている存在に追われていたユーノは敢て巴にジュエルシードを預かってもらうことにした。
「封印しないとね」
「ああ」
『それじゃあ、始めるよ‼』
流石に封印しないわけにはいかないので巴が手に入れたジュエルシードを封印することにした。
「これで大丈夫」
『後、巴、キミはなるべく戦わないでいてほしい』
「わかった」
「(年齢制限でもあるのかな)」
無事にジュエルシードを封印を完了したが、まだ小学一年生の巴を巻き込んでしまったことにユーノは申し訳なさそうに巴になるべく戦闘への参加は控えるように言った。
ユーノとの会合を終えて時が過ぎて行ったのであった。
「月村の家行くの初めてだったな、巴は」
「うん(成り行きとはいえ、一緒に行くことになろうとは)」
『月村家ってどんなところなんですか?』
変身できるようになってから一週間が経ってなのはと巴はジュエルシードの封印と入手を学業と平行しながら二足の草鞋状態で行っていた。
現在は兄恭也ともに月村すずかの家に向かっている最中で巴は物凄く緊張していたのであった。
元の世界では保護プログラムの所為で他人の家など訪問しようものならば即転校という手段を取るほどの集団と一緒にいたのだから無理もないのだ。
そうこうしているうちに無事に何事もなく月村家に到着したのであった。
「・・・」
「巴‼ しっかりしろ‼」
「いらっしゃいませ、お待ちしておりました。恭也様、なのは様、巴様」
月村家に到着したのだが巴があまりの豪邸に緊張のあまり燃え尽きたのか固まってしまったところに月村家の使用人がやって来たところで巴は我に返って中に案内されたのであった。
「なのは、巴を頼むぞ‼」
「わかったなの‼」
途中まで案内されたが途中で兄恭也がある場所へ向かうべく一旦別行動になりなのはと巴が使用人について行くことになったのであった。
もちろんユーノもフェレット状態で。
「なのは~‼ 巴~‼ こっちよ‼」
「アリサちゃん‼ すずかちゃん‼」
「こんにちわ・・・」
「巴、大丈夫?」
使用人に案内されるがままついて行った先に猫達に囲まれて寛いでいるすずかとアリサがおり、なのはと巴がやってきたので声を掛けてが、巴は初めて見る猫の大群に真面目な顔が崩れそうになりながら挨拶をしたのである。
巴は自身が知っている限り猫に触れた覚えがない上に一匹だけならまだしも月村家の猫の大群を見たので思わず捕まえようとしてしまいかねなかったのかアリサが声を掛けたことで我に返り椅子に座ったのだ。
『なんか、気配を感じる』
椅子に座った巴は何かの気配を感じ取っていたらしく、警戒を強めていたのである。
『お姉ちゃん、猫が巨大化してる』
『わかったなの‼』
巴は警戒を解かなかったことが功を奏したらしく、月村家で飼育されている猫の一匹が巨大化していることに気が付いたのでなのはに念話で告げて、すずかとアリサを引き留める役を引き受けてなのはとユーノは現場へ急行したのであった。
「ユーノ君‼ 猫が‼」
『猫が大きくなりたいという願いをジュエルシードが叶えたんだ‼』
「行くよ‼ レイジングハート‼ セットアップ‼」
現場に到着したなのはとユーノは明らか間違ってジュエルシードが猫の願いである大きくなりたいということを曲解したようで巨大化した猫がそこにいたのだ。
これはすずか達が気づくのは時間の問題と判断してなのははレイジングハートというインテリジェンスデバイスを掲げてバリアジャケットを纏ったのだ。
『避けてください‼』
「え?」
なのはがバリアジャケットを纏い終えた瞬間上空から雷が飛んできたのでレイジングハートに言われるがまま、なのはは避けたのであった。
雷が飛んできた方向を向くと、
「わたし、高町なのは、キミの名前は?」
「・・・‼」
『なのは、危ない‼』
黒いバリアジャケットを纏いマントを靡かせて手には斧と槍が合わさった武器であるハルバードを手にした金髪で真紅の瞳を持ったなのはと同じ歳くらいの少女が佇んでいたが、なのはが名乗った瞬間、問答無用言わんばかりに手に持っているハルバードを振り下ろしてきたのであった。
「セットアップ‼」
「!?」
「巴!」
「巴、じゃない‼ わたしが来なかったら・・・」
「ごめん‼」
なのはが完全に油断しきっていたところに振り下ろしてきたハルバードをなんとかすずか達を撒いて来た巴がバリアジャケットを纏いユーノに習ったわけでもなく一瞬で纏い抜刀しなのは目掛けて振り下ろされたハルバードをはじき返したのであった。
金髪赤眼の少女は自分より小柄であるはずの巴に自分の攻撃が弾き返されたことに驚いたのであった。