ダン狂~くるみ(偽)とリリのダンジョン探検~ 作:ヴィヴィオ
壊れたので注文した新しいパソコンが届きました。ユーザー辞書登録も頑張ったので再開します。
とりあえず、魔法について説明を少し修正しました。
魔導書を読んでいると、不思議と引き込まれるような感覚に襲われました。抵抗しようかとも思いましたが、なんとなく嫌な感じはしなかったので、そのまま引き込まれてさしあげます。
するとわたくしは何時の間にか真っ暗な宇宙空間のような場所に居ました。周りには様々な無数の時計や時計盤が存在しています。その時計盤などの陰から見た事があるような、ないような子供達が赤ん坊の世話をしながらこちらを覗いているではありませんか。
「もし、少しよろしいでしょうか?」
「っ」
声をかけてもすぐに逃げて隠れられるので追いかけっこをご所望かと思って追いかけると、転んで泣いてしまいました。仕方がないので抱き起こして頭を撫でてあげると、小さな女の子は可愛らしく笑ってくれました。
「迷子なのですか? でしたら、一緒に探してあげますが……」
「違うよ。でも、遊んで欲しいかも!」
「……まあ、いいでしょう。遊びましょう!」
他の子達と一緒に色々と遊んでいると、満足したのか子供達は眠り出しました。どうしようか、途方に暮れていると、別の女の子がやってきて、わたくしの手を引いてくれます。
女の子の他愛無い遊んだ話を聞きながらしばらく歩いていくと、テーブルと椅子がありました。女の子はわたくしをそこに座らせると、何時の間にか居なくなっていました。向かいの席は空席のままですが、ティーセットが置かれています。
「あらあら、あの子は随分と優しいのですわね」
「楽しかった~!」
「もっと遊びたいけど、駄目?」
「ご迷惑をおかけしてはいけませんわ。あの子はまだまだやる事がありますのよ」
声が聞こえてきた方を向くと、そこには男の子と女の子の二人と手を繋ぎながらやってくる少女がいました。彼女の服装は赤と黒を基調としたフリルのあしらわれたワンピースドレス。肩紐で支えており、脇や背中は開いており、とても露出が多いです。それに首にはチョーカーまであります。もちろん、ヘッドドレスやガーターベルトまで完備しており、まさにわたくしが理想とする姿です。
つまり、
「お待たせしてしまいましたか、くるみ」
「いえ、今来たところですわ、わたくし」
「あらあら、そうなのですね。ですが、それでしたらまるでデートの待ち合わせですわよ?」
「間違いではありませんの。わたくし達にとってデートは特別ですもの」
「それもそうですわね。確かに特別ですわ」
彼女は子供達の手を放してから、しゃがんで見送った後、わたくしの前にある席に座りました。
「さて、わざわざご足労を頂いたのは魔法についてですわ。本来、会うはずもないのですが、魔導書の力が変に作用したみたいですわね」
「色々と聞きたい事がございますの。わたくしはわたくしですの?」
「ええ、間違いはありませんわ。そうでないのなら、<
「では、わたくしはわたくしになりましたの?」
「そこは秘密ですわ。全て教えてしまうのは面白くありませんもの。ですから、くるみはくるみの好きなように生きてくださいまし。それがわたくしの目的でもありますので、ここから楽しく見学させて頂きますわ」
「そうなんですね。わたくしがわたくしであるのならば何の問題もないでしょう」
それにどうせこれは夢ですもの。まあ、夢でも大人のわたくしに会えたのはとても嬉しいですわ。
「ええ、ええ、何の問題もありませんわ。わたくしにとって可愛い子供ですもの。時が来るまでこの世界を十分に堪能してくださいまし」
「わかりました。それでその、魔法は発現しますの?」
「要りますの? <
「欲しいですわ!」
「あらあら、欲張りなのですね。ですが、せっかくここまで来てくださいましたし、他の子達とも遊んでいただけましたし……差し上げましょう。魔導書の力など、わたくしがどうとでもできますもの」
「では、質問いたしますので答えてくだいまし。くるみにとって魔法とはなんでしょうか?」
「<
「……くるみにとって魔法とはどのような力でしょう?」
「<
「…………くるみにとって魔法のイメージとはどのようなものですか?」
「<
「なるほど、なるほど……よくわかりましたわ」
そう言いながら、
「いたゃぃれしゅ……」
「黙りなさい。そんなに<
「やりゃ、ほしぃれぇすの!」
「強欲な……」
「わゃたくしぃれすもの!」
「納得してしまいましたわ。ええ、ええ、納得してしまいましたの。でしたら、もう欲しい魔法を言ってくださいまし」
「えっと、死者の復活……」
「却下ですわ。そんなものリソースが足りませんし、わたくし達に必要がありません。死者を復活させたいのであれば過去を改変してくださいまし」
却下されてしまいましたわね。まあ、確かに無茶苦茶ですもの。外側だけなら本人と同じ物が作れたとしても、魂がないのですからそれはその人の力を持った人形でしかありません。まあ、その人形が欲しいのですが。
「戦力が足りませんの」
「くるみはまだ産まれたばかりですもの。仕方がありませんわ。むしろ産まれてから二ヶ月足らずでよくやっていましてよ」
「? まあ、頑張っていますもの」
二ヶ月というのはこの身体になってからの話でしょうね。そうでないと色々とおかしいですもの。まあ、わたくしがわたくしに生まれ変わってからというのなら、あっていますの。気にする事でもないでしょう。
「では<
「琴里さんの天使ですわね。まず結論から言って無理ですわ。そもそもわたくし達に適性がありませんもの」
「適性ですか?」
「そうですわ。わたくし達は時の精霊。時を操る事しかできません。まあ、くるみは他のも混ざっているので多少は使えるかもしれませんが、全てのリソースをわたくしと<
「じゃあ、読み込んだ人達の記憶を魔導書にしてその人の魔法やスキルを他者に習得させたりは……」
「そんなものでよろしいんですの?」
「え?」
「だって、それって普通に作れますわよ?」
「いやいや、無理ですわよ」
「何を言っていますの。魔導書を作る感じでやればいいんですの。それ用の魔導具を用意すれば問題ないでしょう。要は魔導書に書かれている内容を読んだ方に植え付ければよろしいだけですもの」
「っ!? 脱帽ですわ! 言われてしまえば確かにそうですの!」
アレです。とある魔術の禁書目録とかに出て来た
「固定の魔導書や技術書が出来れば戦力増強に繋がります。感謝いたしますわ」
「喜んで頂けたら幸いですわ」
「じゃあ、魔法はどうしましょうか?」
「そうですわね……貴女達、なにか意見はございます?」
「わたし達はずっと遊びたい!」
「わたしも!」
「わたしも~!」
「時間いっぱい~」
「それがいいね~」
「ふむふむ……なるほど。では、決めましたわ。貴女達も手伝ってくださいまし」
「「「「「は~い!」」」」」
「どんな魔法ですの?」
「それは発現してからのお楽しみですわ」
「意地悪ですわ」
「可愛い子には意地悪したくなるものですわ。くるみもリリさんに意地悪をしているでしょう?」
「否定はできませんの……」
差し出された紅茶を一口飲むと、とても美味しくて思わず言葉に出してしまいます。
「……美味しいですわ……わたくしが淹れるのと違って……」
「淹れ方がまだまだ甘いのですわ。どうせなら覚えて帰ります?」
「お願いしますわ」
「ええ、では紅茶の淹れ方から女の子としての知識も教えてさしあげましょう。子供であるくるみに教えるのはわたくしの役目ですもの」
「……いらないのもあるんですが……」
「却下ですわ。子どもの頃とはいえ、わたくしと同じ姿なのですからしっかりとしていただきますわ。ええ、拒否権は認めませんとも」
「それでも拒否したらどうなりますの……?」
「ぶち殺しますわ」
「是非教えてくださいまし!」
「よろしいですわ」
紅茶の淹れ方を手取り足取り教えていただきました。膝の上に乗せられながらなのでとても嬉し恥ずかしの体験でしたわ。胸が凄く柔らかくてドキドキしました。それに失敗したらやり直させられましたが、成功したら優しく撫でていただけて大変気持ちが良かったです。なんだかとても安心しますの。流石は
「では、次は女性としての行動ですわね。足技は基本的に使わないようにしてくださいまし。するのなら、ちゃんとスパッツでも穿きなさい」
「パンチラは男の子の夢でしてよ?」
「捨てなさい。今は女の子なんですから。だいたい他の男に見せるなど論外ですわ」
「わかりましたの。とりあえずリリさんにお店を聞きましょう」
「それがいいでしょう。それと変な神にも注意するのですよ。奢って貰えるからって軽々しくついていってはいけません!」
「わかっておりますわ。ちゃんと逃走手段を確保しておりますし……」
「それでも危険なので止めなさい」
「はいです」
「次は……」
普通に立ち振る舞いや礼儀作法などのマナーを叩き込まれてしまいました。歩き方とかも矯正され、生理の時の対応などしっかりと教えられてしまいました。この身体に生理とかあるかはわかりませんが。
「後は……力の使い方でも教えるとしましょう」
「力なら使えていますが……」
「時喰みの城の使い方などが甘いですわ。それに貴女は何故空を飛ばないんですの?」
「え?」
「わたくし達は普通に空を飛べますわよ」
「人が空を飛べるはず……」
「まあ、完全に精霊になっていないので無理かもしれませんが……最低でも時喰みの城を展開中であれば空を飛べるはずですわ」
「っ!?」
「時喰みの城は影に異空間を作り出す事と結界を作る事は別です。そもそもわたくし達の戦いとは時喰みの城による結界を展開してからが本番でしてよ」
分身達を使って相手の影を踏んで身体を重くしてからですか。確かにその通りです。
「技術も拙いですし……指導してあげますわ。しっかりと覚えて帰りなさい」
「え?」
「おいでなさい──────〈
「ちょっ!?」
影から時計盤の天使を出しながら放り投げられました。空中で回転しながらそのまま落ちていきますが、ここが夢なら普通に着地できるはずです。そう思うとちゃんと着地できました。そして、改めて
「
文字盤にある四の数字から黄金の光が小銃へと吸い込まれ、
「さあ、始めますわよ。まず
「もちろんです。というか、本当にやりますの?」
「ええ、ええ、やりますとも。しっかりと教育してさしあげますわ」
「わかりましたの。<
互いに天使から銃弾を供給して自らを撃って加速した後、互いに撃ち合いを始めましたが、全ての技術があちらが上です。わたくしの理想とする動きを身体に叩き込まれていきます。
「小銃は射撃武器だけではありません。接近専用の武器としてもお使いなさい」
「壊れますけれど!」
「銃としての機能は壊れません。斬られたとしてもすぐに手元に作り出せるのですから、撲殺の道具としなさい。それと二丁拳銃についても練習なさい。小さな身体とはいえ、精密射撃をしなければ問題はありません」
「わかりました!」
くるみねっとわーくを使って全員の脳とリンクさせて演算領域を確保して
「では、次のステップです。わたくし達!」
◇◇◇
「よろしい。及第点ですわ」
「……あ、ありがとう……ございました……」
「まだまだ弱いですが、精進してくださいまし」
「頑張りますわ」
「っと、そろそろ時間ですわね。では頑張るのですよ」
「はい!」
大人姿に戻った
「「「「「ばいばい~!」」」」」
「「「「「またね~!」」」」」
子供達の声が聞こえた後、目を開けるとリリさんも起きていました。ですので、一緒にソーマ様の所に向かい、ステイタスを更新してもらいます。まずはリリさんからです。すると〈
「やりましたね!」
「クルミ様のお蔭です! リリなんかに魔導書なんて高価な物をいただけるなんて……」
「リリさん、なんかではありません。リリさんだから渡したのです。そこを間違えないでくださいまし」
「クルミ様……」
リリさんに抱き着いて頬っぺたをスリスリと擦りつけてあげます。大変柔らかくて気持ちが良いので、グッドです。
「あ、あの、こそばゆいです……それに次はクルミ様の番ですよ」
「そうでしたわね。ソーマ様、お願いいたしますわ!」
「わかった」
わくわくしながらステイタスを更新していただきます。勉強してある程度は読めるようになりましたが、不安なのでリリさんと一緒に読んでみます。
「
「ちょっ!? 詳しく!」
「えっと、待ってください! なんですか、これ!」
・結界型時間封印魔法 ・結界内部の流れる時間を封印し、使用者以外の時間を全て強制的に停止させる。停止させた時間の十倍、魔力か寿命を消費する。追加詠唱で効果上昇。 ・詠唱『時よ、止まりなさい』 ・追加詠唱『時の精霊たる |
|---|
「DIO様やメイド長、ほむほむごっこができますわ!」
「いや、何言っているのかわかりません」
つまり、停止している世界の中でわたくしだけが動いて色々と出来るというわけです。これは強いですわ(断言)。ちょこっとわたくし達に試させてみましょう。ちょうどインファントドラゴンと遊んでいますしね。
「ひっ!?」
「どうしました? 喜びから一転して恐怖に染まっていますが……」
「分身とインファントドラゴンが消し飛びました。後、ダンジョンに大きな穴を開けました」
「は?」
「リリさん、知っていますか? 速くなると質量が増大していきますの。時間が停止している中で動いた物体はどのような速度になるのでしょうか?」
「……えっと、よくわかりませんが、物凄くはやいのではないですか?」
「正解です。では、その速さに身体が耐えられるでしょうか?」
「無理、だと思いますが……まさか……」
「はい。解除した瞬間、爆発しました。後、時間停止中は全ての物が破壊不可のようで、動くのもかなり力が入りますわね」
「……はい、使用禁止ですね」
「うぅ……せっかくの魔法が……ただの自爆魔法……ぐすっ……」
「よしよし。大丈夫です。クルミ様は普通に強いですから。それにレベルアップすればどうにかなるかもしれませんよ」
「そう、ですわね。それに賭けましょう」
リリさんが抱きしめて慰めてくれたので、涙を腕で拭ってなんとか立ち直ります。レベルアップすればまともに使えるようになるかもしれません。それに使い方が無いわけでもありません。要は自爆覚悟で攻撃すれば火力が大幅に上がるというだけの事です。つまり、
| 【名前】くるみ・ときさき |
|---|
| 【レベル】2 |
| 【基礎アビリティ】 力 I 0→I 084 耐久 I 0→I 181 器用 I 0→I 093 敏捷 I 0→H 106 魔力 I 0→C 661 |
| 【発展アビリティ】 精霊I*1 |
| 【魔法】 「< 「神威霊装・ 「 ・結界型時間封印魔法 ・結界内部の流れる時間を封印し、使用者以外の時間を強制的に停滞または停止させる。停滞させた時間の十倍の時間か魔力を失う。停止させた時間の百倍、魔力か寿命を消費する。詠唱で停滞。追加詠唱で時間停止。 ・詠唱【時よ、止まりなさい】 ・追加詠唱【時の精霊たる |
| 【スキル】 「時喰みの城(150)」*4 「くるみねっとわーく」*5 |
| 【名前】リリルカ・アーデ |
|---|
| 【レベル】2 |
| 【基礎アビリティ】 力 I 0→B 756 耐久 I 0→H 102 器用 I 0→I 099 敏捷 I 0→I 051 魔力 I 0→I 009 |
| 【発展アビリティ】 闘争I*6 |
| 【魔法】 「シンダー・エラ」*7 「〈 ・この世に存在するあらゆる生物や様々な無機物に変身することができる。詳しく対象の事を知っていればいるほど*8再現度は上昇する。本体か分身が変身している場合は変身ができない。 ・変身詠唱【 ・十分間だけ活動できる能力と魔法、全てが同じ自らの分身を一体のみ生成できる。 ・分身作成詠唱【 |
| 【スキル】 「 「怪力」*10 |
空間レベルで時間を停止すると、空間の時間まで止めると周囲の大気も固まってしまうため、生きながらにして動けず、何も見えず五感も効かない状態になるが、くるみの場合は時の精霊なので身体が重い程度で動けるし、感覚なども正常に作動する。ただし、仲間をこの空間に引きずって動かすとこのような状態となる。
時間停止した世界でポイントAからBへと動き、時間停止を解除すると移動した場所に瞬間移動した事になる。
時間が停滞した中で動いたことで超高速で質量が移動した事になる。これにより発生した運動エネルギーは天文学的な数値となり、摩擦によって消滅ないし大ダメージを受けて衝撃波を発生させる。
時間が停止した世界では全てのエネルギーが停止するため、時間を操る事が出来る存在以外では生命活動すら停止している。そのため、一切のダメージが発生せず傷つく事も破壊される事もない。なんらかの力で対象の時間を動かせられれば活動は可能になる。ただし、その行きつく先はお察しください。
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