ダン狂~くるみ(偽)とリリのダンジョン探検~ 作:ヴィヴィオ
「きひっ!」
ダンジョンが何度か震えてからどこもかしこも地獄が展開されて、皆が皆、死力を尽くして冒険しないと生き残れない地獄が九階層という上層部で展開されております。巻き込まれた適正レベルの一般人は巻き込まれただけで即死間違いなしという、まさにこの世の地獄ですわね。
「なんだか楽しそうだね」
「ええ、とっても楽しいですわよ。というか、楽しまないとやってられないというのが正直の感想ですわ」
「そんなにそのゴブリンが強いの?」
ダンジョンの内部をロキ・ファミリアの方々と最短で突き進むわたくしにティオナが話しかけてきました。ちなみにわたくしはアイズさんにお姫様抱っこされております。速度差が凄まじいので仕方がありません。何れは追いつき、追い越したいですわね。
「いえ、ゴブリンから相手が別の物に代わりまして……もうまもなくわかるかと」
「それならば急ごう。すぐそこだ」
フィンさんの言う通り、すでにかなり近づいております。その証拠に奥の方から複数の轟音と
「誰か来るぞ!」
奥の方から冒険者であろう方々が血を流しながら必死に逃げてきます。
「たっ、助けてくれぇぇぇぇっ!」
「死にたくない死にたくない!」
そんな彼らの後ろから骨の形をした
「させるかっ!」「おりゃぁっ!」「てりゃぁぁっ!」
ベートさんとティオネさん、ティオナさんの三人が骨の尻尾を攻撃することで勢いを殺していきますが、そのまま三人ごと吹き飛ばされます。ですが、その間にフィンさんが二人の冒険者を掴んでいつの間にかわたくしとアイズさんの隣にやってきていました。
「クルミ。これがゴブリンの代わりかな?」
「そうですわ。全部で六体居ますの」
「……聞き間違いかな? ジャガーノートが六体?」
「この子達はジャガーノートとおっしゃるんですのね。ええ、ジャガーノートが六体。それで間違いありませんわ」
「そうか。それでクルミ。君は何をしたんだい? 正直に答えてごらん?」
「わ、わたくしがやったとおっしゃるんですの?」
アイズさんに降ろしてもらいます。アイズさんはすぐに戦闘に参加していきます。三人だけなら辛かったようですが、そこにレベル6であるアイズさんが加われば普通に戦えているようですの。
「ゴブリンというのはフレイヤ・ファミリアだ。大手である彼等はジャガーノートが生み出される理由を知っている。だから、これはそれを知らない者がやらかした事だろう。そんな事が可能であろう冒険者を僕は君以外に知らない」
「わたくしだって不可能ですの」
プイっとフィンさんから視線を逸らして高速戦闘をしているアイズさん達の方を見ます。
「じゃあ、こう言おうか。人と精霊の融合体であり、精霊の発展アビリティが出ている君ぐらいにしか、そのような奇跡は起こせないし、ダンジョンがジャガーノートを六体も生み出すことなんてまず有り得ない」
「なんでわたくしのアビリティを知っていますの?」
「グレイから聞いたからだけど?」
「あの子はっ!」
「で、何をやらかしたのかな?」
「わ、わたくしは無実です。ええ、わたくしは悪くありません」
「それを判断するために教えてくれないかな? ジャガーノートの対象までは契約外だ。このまま撤退してもいい」
「……襲われたので新しく習得した魔法を使いましたの」
「もしかして、
「いえ、ゴブリンさんに向って数人で撃ちました。威力が高すぎてコントロールも効かないので範囲攻撃をしましたの」
「もしかして、それで外れてダンジョンの壁を粉砕したと?」
「その通りですわ。もう周りが粉々で危うくわたくしも死に掛けましたわね」
フィンさんは痛そうに頭を手で押さえました。ですが、やはりわたくしは悪くありませんの。だって、生き残るためにやったことですし? 責任があるなら試練とか言って襲撃してきたフレイヤ・ファミリアの皆さんでしょう。
「わたくしは被害者で、自らの命を守るために危険な魔法を使っただけですの。ですので、問題はありません。ですよね?」
「ああ、そうだね。だが、今後は出来る限り使用禁止で頼むよ。もちろん、生命の危機があった場合はその限りではない。ただ君の場合は本体さえ地上に居れば問題ないだろ?」
「それだと冒険にならないではないですか。そんな者はボウケンシャーではありません。ましてやてそんな者は時崎狂三でもありませんの」
「君は君なのだから、何を言っているかはわからないが……確かに安全な場所から分身を送り出すだけでは冒険とは言えないか」
「はい。ですのでダンジョンには入りますの」
「まあ、僕としては君が無事で居るのならそれでいい。ロキ・ファミリアから護衛を送るのも考えよう」
「あら、随分と過保護なのですね。別のファミリアでしてよ?」
「それだけ君の価値は高いという事だ。僕達ロキ・ファミリアにとっては特にね」
フィンさんがアイズさんを見ながら伝えてきた内容を精査する限り、ロキ・ファミリアは……いえ、アイズさんはわたくしか、精霊に関係するとみていいでしょう。なんとなくアイズさんは同類に近いような、そうでないような不思議な感じがしますしね。
「さて、そろそろ僕も行くとしよう」
「頑張ってくださいまし」
「ああ、問題ない」
フィンさんが駆け抜け、槍をジャガーノートに思いっきり投擲しました。それはジャガーノートの頭部に命中し、大きく体勢を崩します。そこにアイズさん達が畳みかけようとしましたが、背後から現れた全身怪我だらけの大きな人によってジャガーノートの首が切断されて霧へと代わりました。
「おい! コイツは俺達の獲物だぞ!」
「いいや、俺の獲物だ」
その方は無骨な大剣を肩に乗せて、もう用はないと奥へと走っていきます。奥の通路からは身体中の骨が欠けてボロボロになっているジャガーノート二体がその方に襲い掛かっていきます。彼はそのまま突撃して振るわれている爪を掻い潜り、もう一匹の爪を大剣で弾き、相手の爪を掴んで引き寄せてもう一匹にぶつけて体勢を崩させます。そして、大剣を突き刺して一匹が苦しんでいる間にもう一匹へと接近して腕を叩き込んで骨を砕き、それだけでは飽き足らずに一部の骨をへし折りました。
「これで残り一匹だ」
全身から血を噴出させ、骨が刺さって折れている腕を無視しながら獰猛に笑う彼に残ったジャガーノートは数歩後退り、即座に突撃して飛び上がります。彼は構えを取ってジャガーノートを待ち構えますが、ジャガーノートはそのまま天井を蹴ってわたくしを目指してやってきました。
「愚かな」
彼が即座に転がっている大剣を手にもって投擲すると、大剣はジャガーノートの首を切断して天井に突き刺さります。ですが、ジャガーノートは首だけになりながらもわたくしの下までやってきて噛みつこうとしてきます。
「させない」
「甘い!」
ロキ・ファミリアの皆さんが弾いてくださり、わたくしは椿さんに掴まれて後ろに下がらされました。ジャガーノートの頭部は壁へと激突して止まりましたが、こちらを恨めしそうに見ながら塵へと消えていきます。
「オッタル。随分と派手にやっているようだね」
「そこの小娘が原因だ」
「責任転嫁は止めていただけます? そちらが襲ってきたのが原因ですの」
「だが、ダンジョンに直接的な被害を出したのはお前だろう」
そう言いながら、わたくしにジャガーノートの残った骨の一部を掴んで投げてきました。意味もわからず受け取ると倒れそうになりましたが、ティオナさんとアイズさんが支えてくださいました。
「迷惑料ですの?」
「違う。今すぐ俺を治療しろ。まだ残っているからな」
「ああ、治療か」
「そうだ。十分なはずだ」
「毎度ありがとうございますわ。<
<
「ふむ。血液も戻るか。便利だな」
手を握ったりして確かめた後、彼は即座に大剣を天井から引き抜いて奥へと踵を返していきます。わたくしはジャガーノートの骨に抱き着いてしっかりと時間を回収します。ジャガーノートさんの骨から回収できた時間はなんと一八九年分。流石はレベル6。美味しすぎますわ!
「それ、魔法を完全反射する装甲殻なんだが……」
「にゃんですってっ!?」
フィンさんの言葉に既に遅く、ジャガーノートのドロップアイテムは力を失って綺麗さっぱりなくなってしまいました。
「待ちやがれ!」
「ちょっ!」
悲しんでいると、ベートさんとティオネさんがオッタルさんを追っていったので、わたくし達も進んで行きます。通路の奥では槍を持った男性がジャガーノート二匹相手に超高速でダンジョンの壁を足場に駆け回り、翻弄して着実にダメージを与えて足止めしていっています。
「邪魔すんな! くそ犬!」
「あんだとくそ猫がぁっ! 一匹寄越せって言ってんだ!」
「断る!」
彼の腕はよく見るとなくなっており、服を切って縛っているだけです。その状態で高速移動しながら着実に削りとっていますの。
「まだだっ! もっと速く! 速く速く速く!」
ジャガーノートが口を開けた瞬間、自ら飛び込んだのか、いつの間にかジャガーノートの体内におり、内部から馬鹿みたいな速度で移動して槍で骨を次々と砕いておりました。
ジャガーノートの一体がボロボロになって崩れると、そのままの勢いで転がって地面を削りながら壁に激突して腕をへし折りました。そんな状態でも彼は近くに落ちた槍の持ち手に噛みついて残ったジャガーノートに突撃していきます。
「うわぁ、すごっ」
「いいわね。あそこまで全力で戦うなんて……少し見直したわ」
「だね~。ただの口悪い猫じゃなかったんだ! 流石はフレイヤ・ファミリアの副団長だね!」
「まあ、彼もレベル6だしね」
「絶対に追いついて……追い越してやる」
彼等を見ながら
先程回収した一八九年の内、一五〇年を
「助けるならあっち?」
「止めてもらおう。まだその時ではない」
オッタルさんがガリバー兄弟さん達を見守りながら、待機しております。彼等は三人で頑張って相手をしております。
「ベーリングが居ないから辛い!」
「「それな!」」
槍、大槌、大剣を持った鎧姿のゴブリンの臭いをさせる三人が連携してジャガーノートを翻弄しております。一人が狙われたら、即座に他の二人で相手の攻撃を弾き、残り一人が噛みつこうとしてくる頭部や尻尾を弾いていきます。三人共、鎧はボコボコになっておりますが、普通に戦えております。
「ベーリングだけ楽をしてズルい!」
「「まったくだ!」」
あちらを無視してわたくしは椿さんと一緒にリリさんとベルさんの所へと向かいます。ですが、わたくし達の前にオッタルさんが立ちふさがります。
「あちらも手を出すな」
「わかっておりますが……」
「死にそうになったら手を出させてもらう」
「死ぬのならばそれまでだ。邪魔をするというのなら……」
「なら、そうなったら僕達が止めさせてもらおう」
「本気か? 遠征の最中だろう」
「だからだよ。戦争になるが、こちらは遠征をしている最中だ。戦う先が深層からフレイヤ・ファミリアに変わるだけさ」
「……いいだろう。だが、それを判断するのは奴だ」
「ああ、もちろんだとも。僕達は予定通り救援に向かう。行くぞ」
「ちっ」
皆さんでオッタルさんの横を駆け抜けて更に奥にあるルームに入りました。そこでは有り得ない光景が起こっております。
「なんで椿が二人も居るの!?」
「うむ。アレは確かに手前だな」
椿さんとリリさんが共闘して一人の鎧を着た……もうガリバー兄弟でいいですわね。そのガリバー兄弟の内、大戦斧使い、ベーリングさんと激しく戦っております。
大戦斧と二振りの大剣が激闘し、その隙をリリさんの戦斧が襲います。椿さんの戦い方は椿さんにそっくりです。体格もまったく同じです。
「これはどういう事なんだ?」
「まさかお前も分身しやがんのか?」
「いやいや、手前には無理だ。アレは手前の弟子であるリリが変身した姿であろう。しかし、手前が見てもそっくりであるな。面白い」
「リリさんの魔法は分身と変身です」
「しかし、なんで彼女はあんな大きなバックパックを装備しているんだ?」
「捨てたほうがいいよね~」
「スキルの関係だな」
そうこうしていると、偽椿さんの攻撃をわざと腕のガントレットで受け、その衝撃を利用してやってきていたリリさんに大戦斧を叩き込んで吹き飛ばしました。そのリリさんは幻のように虚空へと消えてしまいます。そうなると、即座に偽椿さんは下がってきました。
「助かった! クルミ様、増援を連れてきてくれたのだな!」
「ええ、そうなんですが……」
「リリよ。お主はこのまま一人であやつの相手をせよ」
「は?」
「何、殺されはせん。ちゃんと助けてやるわ」
「いやいや、リリを助けてくださいよ!」
そう叫んだ偽椿さんは姿がブレて小さくなり、何時ものリリさんの姿に戻りました。
「あっ!? つい何時もの癖で叫んでしまいました……」
「解除されたか」
「なりきらないとダメなのですね」
「そのようです。で、本当にリリが一人で相手をするんですか?」
「うむ。師匠命令だ。やれ」
「ああ、もう! わかりましたよ!」
リリさんに
「クルミ」
「なんですの?」
「少しお願いがある。リリの武器はもう限界だ。一級品のアレと打ち合っていたのだから当然ではあるが……」
「新しい武器ですわね」
「そうだ。主神様のところから持ってきてくれ。八番のケースだ」
「了解しましたわ」
即座にくるみねっとわーくを通して、ヘファイストス・ファミリアで働いているわたくしに影へと入れさせます。大きな黒いケースを
ですが、リリさんは格闘戦に切り替えて戦っております。背中のバックパックを盾に……いえ、ハンマーのようにしながらドゴンドゴンと質量攻撃をしだしました。更にローブに仕込んだ爆弾や煙玉などなんでも使いだしました。
「ねえねえ、アレ毒物なんじゃない?」
「うん。毒だね」
「なかなか強かな戦い方だ」
観戦している方々の横で椿さんがケースを開けると、そこに黒色の柄に深紅の刃を持つ巨大な戦斧が入れられておりました。刃や柄には
「刀身と柄の外側は手前と主神様で鍛え上げて圧縮に圧縮を重ねたアダマンタイトを使用。持ち手の中心にはオリハルコンとミスリルの合金を内部にコーティングし、弾丸を挿入できるようにしてある」
「装填されている魔力は?」
「すべて充填済みだ。手前が今回の遠征で実験する予定であったからな」
「なるほど。システムはどうです?」
「ヘルメス・ファミリアのペルセウスから貰った魔導具も組み込んである。それをクルミが調整した奴だ。間違いはあるまいよ」
「ですわね」
「そして中心にはクルミから頂いた精霊の力が結晶化した
「弾丸は?」
「ソーマを蒸留して純度を99.9%にした物と魔石の粉末を混ぜ魔力を限界まで溶け込ませてある」
「
「恐悦至極じゃ。手前も主神様も十分に楽しませてもらった。問題は多々あるが、一応は完成であろう」
「(資金的な)問題はないです」
「そうだな! 試作機が金喰い虫なのは当然だ!」
椿さんは
「リリよ! 新しい武器だ! 受け取れ!」
「ちょっ!?」
相手側はそれを聞いて即座にその武器を壊しにかかりました。相手の大戦斧がリリさんの大戦斧と激突して……盛大に爆発しました。
「あら?」
「うむ?」
「君達は何をやっているのかな?」
どうやら、激突した衝撃でシステムが発動したようで、周りを燃え盛る炎で包んでしまいました。リリさんと相手は燃え盛る炎に焙られて必死に逃げ回っています。
「リリさん、サラマンダーウールのローブと手袋です」
「助かります!」
サラマンダーウールを渡してあげると、すぐにそれを着ました。ちなみにこのサラマンダーウールは白色で猫耳が付いている可愛いやつです。リリさんは気にせず着ました。
「あの、武器が明らかに壊れているんですが!」
「その程度では潰れんよ。なんせ
「いくらしてるんですかぁ!?」
「何億ヴァリスでしたっけ?」
「プライレスではあるが、十億……いや、二十……まあ、五十億はせんだろう。なんせ使っている素材が素材で新システムも搭載してあるからな!」
「ふざけんなですっ!」
リリさんが炎の中で大戦斧の柄を持ち上げようとしますが、重すぎて持ち上がらないようです。
「欠陥品ですか!?」
「認証をしておらんからな。その大戦斧の銘はイフリートだ。呼べ」
「認証する詠唱は教えておいたはずです」
「アレですね! わかりました!」
燃え盛る炎の中、リリさんの声が響きます。
「風は空に、太陽は天に、不屈の魂はこの胸に! この手に
その言葉と同時に神聖文字が光り、リリさんの髪の毛がツインテールになりました。そして、服装がイフリートの元ネタである<
『贋造魔法少女リリルカ・アーデの誕生です! 全てを焦がして灰燼に帰してやります☆』
「って、なんでリリの声でこんな発言しているんですかぁっ!」
もちろん、リリさんが発した言葉ではなく、イフリートに取り付けられている魔導具がリリさんの声で発しただけですの。声はわたくしが録音機器を作って、リリさんに子供達と遊ばせたときにとったものです。
「わたくしの趣味です!」
「ああ、あの意味のわからなかった魔導具のアタッチメントはこれであったか」
「はい。変身の様式美ですわ」
「うにゃぁぁぁぁぁぁっ‼」
そんな中、相手さんが炎をまとって突撃してきましたので、リリさんがイフリートを振るうとあら不思議。炎を纏って相手と接触した場所を爆発させました。そして、すぐに炎は消えました。
「なんですか、これっ!?」
「ああ、リリさん。カードリッジロード・
「か、カートリッジロード
ガコンという音とともに空の薬莢が排出……なんてされません。そんな物は流石にまだ作れません。システムとしてはショットガンと同じです。使い終わったら纏めて排出です。その場合は強度が落ちるので戦闘中に交換したり捨てたりするのはダメです。
「熱っ!?」
再び馬鹿げた熱量に大戦斧が包まれました。リリさんも炎に包まれていますが、サラマンダーウールで作られたあの服も魔導具として特別に仕立てた物なので被害は少ししかありません。長時間使うと肌が乾燥してひび割れたりするぐらいです。
「さあ、灰燼に帰すのです! 魔法少女リリルカ・アーデ!」
「ノリノリですね! やってやりますけど!」
リリさんがイフリートを振ると同時に炎が刃のように追従していくので普通に受けることもできません。近づくだけで火傷して、最後には燃やされます。特に鎧なんて着ていると、蒸し焼きか鉄板焼きですわ。
「さあ、貴方も冒険してくださいまし。貴方にも
「くそがぁあああああああああああぁぁぁぁぁぁっ!!」
鎧を脱ぎ捨てた彼は大戦斧の柄を自らの服で覆ってから持ち、全力で攻撃して炎を吹き飛ばして攻撃しますが、それ以上に供給される炎と勢いはリリさんの方が上です。そもそも重量も凄まじいですからね。
ちなみにこの炎はアストレア・ファミリアのアリーゼ・ローヴェルが使っていた武器から得た付与魔法、アガリス・アルヴェシンスの記憶と知識を使って魔導具として再現しました。
「ああ、成功だ! 間違いなく成功だ! 手前と主神様! クルミとペルセウスの協力があって手前達は新たな領域へと踏み入れた! これは偉業に間違いあるまい! 何せ魔剣に代わるあらたな武器であるからな!」
「ですわね!」
「フィン、アレの風がほしい」
「わたしもわたしも!」
「俺はいらん。あんなのやってられるか!」
「私は団長さえ……」
「いや、あんな馬鹿みたいなお金を支払えるわけないだろう。完全に趣味の領域だよ」
そもそも素材に
リューさんが見たらなんていうか楽しみ。
変身詠唱は魔法少女リリカルなのはから。風は天にはそのままにしました。あの姉妹と声が同じですし、こちらで一応服ももらっていますしね。
ヘスティア様はバイトとしてお手伝いです。お金をいっぱいもらえてホクホクです。ちなみにほとんど返済に使われました。
製作費事態は二億から三億ヴァリスくらいですが、クルミの代金を引いて新技術の提供と実験などのもろもろもあり、技術費と人件費をすべて省いてこの金額となります。もちろん精霊の欠片も計算されておりません。オリハルコンなどの素材の代金のみですね。代用品から作らないと話になりません。
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このまま|刻々帝《ザフキエル》のみ