ダン狂~くるみ(偽)とリリのダンジョン探検~ 作:ヴィヴィオ
懐中時計を見詰めていると、分身達がオラリオの街中でアイズ・ヴァレンシュタインを見つけたと連絡を入れてきました。
アイズさんが見つかったので、皆さんを連れて街へと移動しました。移動した場所は屋台がある市場です。そう、屋台がある市場なのです。
「ここにアイズが居るの?」
「はい、お姉ちゃん。あそこですわ」
視線の先にある屋台には紫色の露出が激しいドレスに身を包んだアイズさんが、無表情で注文しておられます。
「ジャガ丸くん。小豆クリーム味三つ……やっぱり、五つ」
「毎度あり!」
そう、ここはジャガ丸くんが売っている屋台なのです。
「は? ちょっと待ちなさい。まさか、ジャガ丸くんを食べたいがために隣界*1から現実世界に静粛現界したっていうの!? 時空震も起こさないで!?」
「被害を出したら食べられませんものね」
「いやいや、まさかそんな……」
信じられない。そんな表情をしている琴里お姉ちゃんですが、事実なんですよね。その証拠に他の方々は納得しておられます。
「アイズさんならあり得ます……」
「はい。アイズ様ならありえますね」
「確かにヴァレンなにがし君はジャガ丸くん屋台の常連だよね」
はい。ベルさんやリリさん、ヘスティアさんが認めるようにアイズさんはジャガ丸くんを食べにやってきたわけですね。わざわざ世界を越えてです。本当、どんだけ好きなんでしょうか。
「本当にずっともしゃもしゃ食べているわね」
「おお、本当にいい食べっぷりだな! 私まで何だかお腹が空いてきたぞ!」
呆れている琴里お姉ちゃんの言葉に続いて十香さんがお腹を撫でながら呟きました。確かにその通りで、食べたくなってくるほどいい食べっぷりですね。
「くくっ、異世界のジャガなる物……それは抗いがたき
「少し黙っていて」
耶倶矢さんが中二病を炸裂させていると、折紙さんが耶倶矢さんの口を止めました。まあ、他のお客さん達の視線が集まってきていますから仕方がありませんね。
「楽しそうですね、クルミ様……いえ、くー様」
「楽しいですからね。出羽亀しているだけですし」
「なんですか、それ」
呆れたような声色で告げてくるリリさんの手を握り、そのままジャガ丸くんの屋台の方へと向かいます。
「どうするんですか?」
「買いますよ」
「荷物持ちですか。わかりました」
「トマトクリーム味も含めて全て、四つずつくださいな」
「毎度あり!」
「こっちもトマトクリーム味」
リリさんと注文していると、アイズさんも食べ終えたのか追加注文なさいました。わたくしは気にせずに品物を受け取ってから皆さんの所に戻ります。その間に琴里お姉ちゃんがベルさんに色々と説明しておりますね。
「それじゃあ、私達は離れて監視だけしておくから後は任せるわよ」
「そんな!?」
「ベル君には無理じゃないかな?」
「と、言っても通信機も小型の高性能
「それがなんだかわからないが、ボク達が傍でサポートしたら駄目なのかい?」
「簡単なことよ。サポートを受けてデートしてるなんてのを見られたら、対象の好感度が下がっちゃうでしょ?」
戻ると琴里お姉ちゃんがこちらに話を振ってきたので、リリさんが答えてくれます。
「まあ、それはそうかもしれませんが……ベル様にできるんですか?」
「どうにかしてデートの雰囲気を盛り下げず、陰からガッチリサポートするのが私達のやり方なんだけど、流石に道具がないのよね。くー。そういう魔導具とかってないの?」
「残念ながらありませんわね。時間がアレば開発するのですが……」
「その時間は指輪に使ったものね。仕方ない。なら、原始的な方法でサポートするわよ」
「原始的な方法ってなんだよ?」
「カンペよカンペ! もしくはプラカード! それをアイズ・ヴァレンシュタインの死角からベルだけに見えるようにするの。幸い、人海戦術は可能だしね」
まあ、それぐらいしかやる方法がありませんね。仕方がないのでその辺りはお任せしましょう。こちらはこちらでやることがありますし。
「大丈夫なのか、コレ……」
「多分?」
「面白そうではあるが、きっと無理だな!」
「うむ。私でも無理だとわかるぞ……」
「ま、まぁ……とりあえず置いておきましょう。それよりも作戦に移るわよ! 目標はアイズ・ヴァレンシュタイン。識別名<ソード・プリンセス>! ベル・クラネルは目標を速やかにデレさせ、左手薬指に指輪を嵌めて精霊の力を封印すること──」
「は、はい……!」
「さぁ、
始まりました。ベルさんとアイズさんの嬉しドキドキな
おもしろおかしいデートを観察するだけの簡単なお仕事です。まあ、わたくしは次の事を考えて無線機ぐらいは作る準備をしておきましょう。アレば色々と便利ですからね。
◇◇◇
「ジャガ丸くん、トマト大福味も……」
「あ、アイズさんっ!」
「それから、激辛ソース味も。チーズましましで」
「聞いてないっ!?」
屋根の上に移動して、ベルさんが見えるように琴里お姉ちゃんの言葉をプラカードに書いて伝えていきます。
『落ち着きなさい、ベル。まずは対象の興味を引くのよ』
「そ、そんなことを言われても、どうしたら……」
ベルさんの言葉は彼の影に潜む別のわたくしから伝えていただき、それを琴里お姉ちゃん達に伝えていきます。その言葉を受けてプラカードで返していくわけですわね。面倒ですわ。
「ふ。さっそく
本当は人工知能が解析して提示してくれます。それが
「アイズはジャガ丸くんが好きなのだろう? だったらそれでいいではないか。うむ、美味しいな」
「確かにその通りだと俺も思う」
「士道がそう言うなら、それが正解」
「まあ、アイズ様ならジャガ丸くんですね」
「うむ。間違いないな」
「わたくしはアイズさんのことを詳しく知りませんのでお任せしますわ。興味もありませんし」
「興味はありますが、お任せしますわ」
「我は家に連れていくのがいいと思うぞ!」
「いやいや、それは……」
「なんや、面白そうなことしとるやん! うちも交ぜて~! というか、交ぜろ」
「いいよ」
やってきたロキさんに説明していきます。あちらも一応は片付いたのでしょう。その証拠に護衛の人もいますし。
「で、アイズたんを誘う方法か。それで、ジャガ丸くんを使って誘うか、家に誘うかやな」
「そうだよ」
「ちゃうな」
「え? 間違ってる?」
「アイズたんはジャガ丸くんをストイックに食べる子や。ジャガ丸くんをダシにして声をかけるとか、地雷になりかねん。アイズたんの意識をジャガ丸くんから引き離すんやったら……」
「だったら家に誘うのかしら?」
「ちゃう! ここで第三の選択肢を発動や! クルミたんを使う!」
「なんでわたくしですの!?」
「グレイたんと一緒で妹のように可愛がっとるクルミたんを使えば気を引けるはずや!」
「なるほど。それはそれでアリね。やってみましょう」
強制的に決められました。そもそも選択肢があったとしても、琴里お姉ちゃんが納得した選択肢が選ばれるのであって、多数決ですらありませんからね。黒いリボンのお姉ちゃんは暴君だとわかりますね。
「では、take1」
影に潜むわたくしをベルさんの横に立たせて、言われた通りに不安そうな表情でベルさんに腕を掴んでもらいながら教えた通りに答えてもらいます。
「あ、アイズさん! クルミの事で話があります! 僕と一緒に来てください! そうじゃないとクルミが大変なことに……」
「……あ、アイズさん、お願い……」
お願いしてみると、アイズさんがジャガ丸くんから視線を外してこちらに向いて……すぐにジャガ丸くんに向かいました。ほほう、いいでしょう。
「……うぅ……アイズ、お姉ちゃん……おねがい……たす、けて……」
上目使いの涙目で服の裾を掴んでお願いすると、アイズさんがわたくしをしっかりと見た後、ジャガ丸くんと交互に見た後……わたくしを抱きしめてジャガ丸くんを食べだしました。
「あ、あの、アイズさん……アレ? アイズさん? アイズさ~ん!」
次の瞬間にはアイズさんはわたくしごと消えていました。
「アイズたんをロストした!」
「何処行った!」
「隣界に戻ったのだと思うぞ」
「くそっ! 時間をかけすぎたわね!」
「というか、くーが連れ去られてますわね」
「ですわね~」
「いや、狂三も連れ去られた本人もなんでそう呑気なんだよ」
「いやですわ、パパったら……リンクが繋がって……切れましたわね。流石に世界の壁を越えられませんでしたか。惜しい子を亡くしました」
「全然そう思ってないよね」
「いえいえ、そう思っていますわ。
頭を撃ち抜いて分身を再生成します。これで使った分は大丈夫です。生き残っている可能性もございますが、わかりませんしね。
「とりあえず、しばらくはベルを練習させないといけないわね。士道、ベルに指導してあげて」
「わかった」
とりあえず、場所を此花亭に移動します。そこで士道さんの姿を見てベルさんはお勉強です。わたくしは隣でママを椅子にして設計図を書きましょう。ママはママでわたくしの髪の毛を弄って遊んでいるので問題ありません。
それから何度もアイズさんを見つけては挑戦しましたが、ことごとく失敗しております。あはははは!
「やあ、花のように美しいお嬢さん。俺は、今日君に会うために生まれてきたんだと確信したよ」
士道さんが目を瞑りながらしっかりと立ちながら、スタイリッシュな感じで決めていきます。彼の目の前には十香さんがいます。
「次」
「あぁぁぁっ! 俺をなじって! 罵倒して! 踏んづけてくださいぃぃぃ! 下僕! そう俺は貴方の下僕ですぅっ!」
頬を赤らめながら上気した感じで叫ぶ様は正に変態です。お茶を持ってきた柚さんが思わずわたくし達の後ろに隠れましたね。
「次は折紙の時ね」
「あぁ? 俺とデートしたいなら、スクール水着に猫耳、首輪くらいはマストだろうがっ!」
「……」
「と、まあ……精霊とデートする時はこんな感じで振る舞うのよ」
「嘘ですよね? 絶対に嘘ですよね!? 最初の奴以外、絶対に口説こうとしてませんよねぇ!?」
「私はどれでもイケる。実際にやった」
「うそだと言ってぇぇぇぇぇっ!?」
ベルさんの絶叫が響きますが、事実なんですよね。折紙さん、本当に旧スクール水着に猫耳、首輪でデートしましたからね。尊敬はしませんし、憧れもしません。でも、ホテルとか部屋の中でなら見たいですし、させたいです。今度、リリさんにさせてみましょうか。ガチの猫耳と尻尾装備でスクール水着とか、良さそうです。
「っ!? なにか悪寒が……」
リリさんが身体を抱きしめて震えています。可哀想なので、分身のわたくし達で抱きしめて暖を取ってあげましょう。むぎゅー!
「まあ、折紙がエクストラ・イージーモードなのは否定しないわ。士道限定だけど」
「ベル。こういうのは慣れだからさ。慣れれば自然と台詞も出てくるんだ。本当だよ? ほんとほんと、ラクショーさー……」
「士道……目が死んでるよ……」
「いい、ベル? 私達はもう何度もアイズと接触を試みて、これに失敗しているわ。声をかけてみても無視! くーは連れ去られるし意味無し。 もはや攻略以前の問題! まずは目標の興味を引くためにスキルアップが急務なの!」
「わかってますけど……」
「苦労なさってますね……」
「まあ、ベル君からしてみれば一番無縁というか、荷が重い話だしな~」
「あの折紙っちゅう子、めっちゃ美少女のくせに攻めでも受けでもイケる口やなんて……あかん、胸が滾ってきたわ」
「君はどこ見てるんだよ」
ヘスティアさんがロキさんを冷めた目で見詰めていきます。
「あ、そこ間違ってますわよ」
「え、どこですか」
「ここですわね」
「本当ですわね。ありがとうございます」
ママに指摘された場所を修正して
「……ぼ、僕をなじって、罵って……ふ、ふ……踏んづけてっ……ぶ、ブヒィー!」
「だから恥ずかしがってたら意味がないでしょ!? 自信のない男の言うことなんて、誰が聞いてくれるのよ!」
「そもそも自信満々に言うことじゃないですよぉ!?」
「……致し方ない。ベル、これを」
「お、折紙さん……? なんですか、この小瓶のようなもの……?」
「飲むとドキドキが止まらなくなる不思議な薬」
「ファッ!?」
人はソレを媚薬といいます。とっても強力な奴でしょうね。なんせ折紙さんが常備しているようなものですし。
「これをアイズに飲ませて押し倒せば全て上手くいく」
「いきませんよッ!!」
「……ごめんなさい。確かに安易だった。襲われて身も心も凌辱されてしまうのはベルの方だった」
「なに言ってるンですかァァァァッ!!?」
「あの薬、いったい何に使うつもりだったんだ……さ、寒気が止まらねぇ……」
それはもちろん、士道さんを襲うために使う予定だったんでしょう。もしくは襲ってもらうためにですか。折紙さんはどちらもいけますが、襲ってもらう方が色々と得ですから、きっとそっちでしょう。
「大丈夫ですわ、士道さん。わたくしが守って差し上げますから」
「すまない、狂三」
果たしてママはどのタイミングで助けるのでしょうか? 媚薬を飲まされた後? それともその前でしょうか? 楽しみですわね。
「……今ある情報を踏まえても、<ソード・プリンセス>は元々の好物であるジャガ丸くんを食べるために静粛現界をしたと見て間違いない。反転体といっても、おそらく十香とは違って少なからず元の人格と記憶を有していると考えるべきね」
「??? どういうことだ、琴里」
「つまり……<ソード・プリンセス>はベルの情報をちゃんと持っている。けれど、関心が限りなくゼロに近い状態にあるってこと。そこさえ覆えれば、攻略の糸口になるはずなんだけど……」
「……」
「とはいえ、どうする? 宿命を負いし運命の子がこのままでは、我々の求めし希望には依然遠く……」
「……時間も無い、か。こうなったら作戦を組み替えるわ! 士道、準備なさい!」
「へ……?」
今度は士道さんとママ、ベルさんでアイズさんの所へと出むきました。それ以外の方はお留守番ですわ。まあ、わたくしは分身を中継してみるんですけどね。
◇◇◇
「えっと、これって……」
「ダブルデートですわね」
「なんか妙なことになってきたな」
「ですが、仕方がありませんわ。ベルさんが使えないのなら、士道さんがお手本を見せて導いてさしあげるしかありませんもの」
「ご、ごめんなさい……」
そう、お姉ちゃんが提案した方法はダブルデートで士道さんの技術をベルさんがまねるということですわ。
当然、士道さんの相手は他の精霊さん達が立候補してきましたが、全て排除しました。ええ、全力で排除しました。ママが指輪を見せながら口撃して撃沈させました。彼女達は現在、部屋の隅でのの字を書くような雰囲気です。
「こちらに……ああ、居ましたわね」
ママの案内でアイズさんが居る場所まで無事に到着できました。
「いいかベル。まずはダブルデートに持ち込むんだ。でなきゃ、何も始まらない」
「う、うん……!」
「あ、アイズさん! 今は何を……」
ベルさんが声をかけますが、相変わらず無視されてそのまま歩いていきました。
「くぁ……!? やっぱり無視されて……!」
「──どうしたんだ狂三。ジッと屋台を見て、ジャガ丸くんを食べたいのか?」
「流石に同じ味付けばかりでは飽きてきましたわね」
「ははっ、悪い悪い。確かにそうだよな。けど、俺は食べたくなってさ。一緒にジャガ丸くん巡り、しようぜ? 新しい味に出会えるかもしれないし、見たことも聞いたこもないようなジャガ丸くんがあるかもしれない」
「……そうですわね。それでしたら士道さんにお付き合いいたしますわ。ですが、全部は食べられませんので、二人で一つのを食べましょう。ふふ♪」
「ああ、それでいい」
楽しそうにパパの腕に抱きつくママ。いい感じです。ベルさんも二人の姿を見て動きだしました。
「……!! アイズさん! 僕と一緒にジャガ丸くん巡りをしませんか!?」
「……ジャガ丸くん巡り?」
「は、はい! 僕、いっぱいジャガ丸くんを食べたくなっちゃって……美味しいお店も知っているんです! どうですか?」
「……行く」
とりあえずは第一段階をクリアしました。これからが問題ですが、なんとかしてくれるでしょう。ですが、一応は保険の準備もしておきましょう。
「あのアイズさんを一発で呼び止められた……!? すごいっ! 士道しゅごいいいいいいいぃぃぃっ!!」
「いや、俺もデートの達人ってわけじゃないんだが……ベルがいると逆に客観的になれるというか、冷静になれるというか……とりあえず、俺が全力でサポートするぜ! ついてきてくれ、ベル!」
「一生ついていくよ、師匠! じゃない、士道!!」
こしょこしょ話が終わってから本格的にデートが開始されました。さてさて、どうなるか楽しみですわ。
「狂三、あっちにジャガ丸くんスペシャルサンデーが売ってるぞ。一緒に食べないか?」
「アイズさん、あっちでジャガ丸くんジャンボパフェが売っています! 一緒に食べに行きませんか?」
「「行く(行きますわ)」」
お店に入った四人はそれぞれ近くにある別の席に座って注文していきます。ジャガ丸くんスペシャルサンデーとジャガ丸くんジャンボパフェ……意味がわかりません。すぐに注文した商品が店員さんによって届けられました。
「狂三。ほら、あ~ん」
「あ~ん。ふむ。なかなかいけますわね。では、次はこちらから……」
ママがパパが持っていたスプーンを手に取り、そちらで同じように差し出しました。パパは少し恥ずかしがりながらもしっかりと食べさせっこしていきます。とりあえず、わたくしに写真を撮ってもらっておきます。
「アイズさん、ど、どうぞ。あ~ん──」
「──はむっ」
「ほぁぁぁぁぁっ!? 指っ、僕の指食べてますからぁアイズさぁぁぁぁん!?」
あははは、最高です! どんどん撮っていきましょう!
「狂三。ジャガ丸くんが口に付いてるぞ。取ってやるからじっとしてろ」
「あら、ごめんくださいまし。士道さん、舐め取ってくださる?」
指を唇に当ててニコリと微笑むママ。絶対にわざとつけましたわね。士道さんも何か覚悟を決めたようにママの顎を掴んで上に向かせて……指で拭って口に入れました。ヘタレやがりましたね。
「あらあら、舐めてくださっても良かったですのに……」
「流石にベルが真似できないだろ」
隣を見ると、ベルさんがアイズさんに挑戦していっておられます。
「あ、アイズさん、ジャガ丸くんが口に付いていますよ? とってあげます! じっとしていてください……」
「……ん」
アイズさんが唇を差し出したことでベルさんが止まりました。どうせ、キスをするみたいだと思って彼女の唇を見詰めてしまっているのでしょう。
「……ベル、まだ?」
「い、今、とりまぁぁすっ!」
「えい♪」
「「あっ」」
おっと、つい手を出してしまいました。具体的にはベルさんの頭と背中を押してあげました。
「あ、あああぁぁぁ、アイズさん……」
「ん、取れた?」
「は、はいぃぃっ!?」
「唇で強制的に取らせやがった」
「あらあら、まあまあ……」
いともたやすく行われるえげつない行為をしてしまいましたが、仕方がありません。もっと進展させたいですから。
原作では十香がデートをしていますが、今回のルートでは狂三に変更です。是非もないよね!
|太陽の魔導書《ブック・オブ・ヘリオス》は誰の手に?
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ヘスティア・ファミリア
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ロキ・ファミリア
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フレイヤ・ファミリア
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豊穣の女主人
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その他(タケ、此花亭)