始末屋キリカ~【推し】に人生を捧げるまでのお話し   作:☆エイラ★

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 アフターストーリー、アカメが斬るの続編、ヒノワが往く編開幕!
 ヒノワを読んで無い方でも大丈夫なように書かせて頂きます。元々、打ち切りのような形で終わってしまった作品のため、回収されなかった伏線や設定が多々。

ワコクの地
 100年以上戦国時代が続いている。統一国家だった頃は【神和】と呼ばれていた。国が4つに別れ【永久】。そのあと細かく国の別れた現在を宝珠の時代と呼ぶ。


ワコク(推し活)
壱斬 始末屋


 ナイトレイドと共に戦い、帝国の民を圧政から解放して早一年。

 私は南国経由で変装に必要な諸々を入手しつつワコクへ帰還した。現在は異形バレしないよう、額の(つの)を隠す触覚形のかつらと唐傘、金眼を黒色に誤魔化す為の特殊なレンズを眼球に填め、手には仕込み杖を持ち巡礼者の装いで躑躅(つつじ)国の雑木林を歩いている。

 躑躅(つつじ)国はワコクの東側、海洋に面した位置にあり、沿岸地域は多くの異形が跋扈している。集落なども殆ど無いため、こっそり上陸するにはうってつけの場所だった。

 時折、私の様子を伺う異形の気配を感じるが、積極的に襲ってくることはない。小舟で海洋を旅していた時もそうだったが、異形達にとって私は人間かどうか判別し辛いようだ。

 異形の鬼から人間に戻る事を目的とした旅路。

 鬼神伝説のある地はここから西へ進み、燎原(りょうげん)という小国を超えた更に先にある大国、山塊(さんかい)国。ただし、鬼の本体を見つけだせば人間に戻れるなんて都合の良い話はたぶん無いだろう。薬の補充を含めて異形に詳しい専門家を探す必要もありそうだ。

 それにしても、かなり内陸まで進んだというのに躑躅(つつじ)国の警備に出くわさないのが不思議だ。異形の発生が多すぎて沿岸部の統治を諦めたのだろうか。

 まあ、兵士などに出くわさないのは有難い。昔から国同士の小競り合いが絶えないワコクの地。トラブルに巻き込まれないのが一番だ。

 

――無事ワコク入り出来ましたし、早くお魚以外が食べたいです。

 

 数週間、船上で魚類系の異形を狩って生で………いや、お刺身で食べ続けた為、米や肉が恋しくなっている。一先ず街を目指して夕暮れ時の林道を進んでいると前方から血まみれの男がよたよたと走ってきた。

 

「ッ! 何かあったのですか?」

 

 倒れそうになる男に駆け寄り身体を支える。

 

「うぅ………みんな、やられたぁ」

「やられた?」

「た、頼む! 女房と子供の、無念………これ、を………し、始末屋に――――」

 

 最後の力を振り絞って懐から小銭をばら撒き息絶える男。

 

「………三途の川の渡し賃。始末屋、黒狐が確かに受け取りました」

 

 小銭の中から血に塗れた一枚を掴み取ると気配を感じた為、素早く茂みへ身を隠す。

 

「このあたりだろう」

「たぶんな………」

 

 甲冑姿の兵士が二人現れた。

 

「ん? 野垂れ死んだか。それならいい」

「なんだぁこれ? 小銭が散らばってるぞ」

「死ぬ間際の奴が考える事なんざ分からんよ。あんがい始末屋でも頼もうとしたんじゃないか」

「はん! そんな奴らとっくの昔に居なくなってるだろ」

「ああ。一時期あちこちで捕まって処刑されてたな」

「まッ、どうでもいいか。死体を持って戻ろうぜ」

 

 男の遺体を引きずり来た道を引き返していく二人。

 

「………始末屋の恐怖、思い出させてあげましょう」

 

【始末屋の掟】

 国同士のいざこざ、関わるべからず。されど、救いを求むる民草あらば、彼岸の狐と変ずべし。

 

――裏どりと状況の確認からですね。

 

 私は気配を消して後をつける。

 程なく有刺鉄線で囲まれた村落へ辿り着き、兵士は男の遺体を家族諸共に村の入り口へ吊るし上げた。

 住んでいる村民は全員が痩せこけ仄暗い目をしており、兵達の会話等から税を払えない者は罰として人間狩りの獲物にされてしまうようだ。また、隣人同士を監視させ合い密告者には恩赦が与えられるらしい。

 一昔前のワコクならあり得ない光景。

 今更ながら始末屋連盟は多大な影響力があったのだと実感する。悪辣な王や領主が民草を虐げない為の抑止力が無くなった結果がこの有様。憤りを感じながら日が落ちるのを待つ。そして夜の闇が深まった頃、黒狐の仮面を被り仕事を開始した。

 じっくり観察してみたが兵達の倫理観は完全に壊れ切っている。まあ、仮に良心の残る兵士が混じっていたとしても民草を苦しめる元凶で有ることは確定的。

 先ずは高い木の上から全体の様子を俯瞰して兵士の実力や配置、巡回の死角を探った。今の私は薬の成分で鬼神の細胞を不活性化させている。その為、身体能力が著しく低下しており位階_()程度の実力しか発揮出来ない。縮地零式や斬撃飛ばし、翔走空破(空駆け)などの筋力にモノを言わせた技は軒並み使えない状態だ。半人間(位階_捌)だった頃より弱くなってしまい、強者相手だと普通に負ける可能性がある。

 

――正面戦闘は避けて暗殺に徹するとしましょう。

 

 大凡の最適ルートと暗殺順序を決め木から飛び降りて走り出す。

 先ずは村の入り口に立つ二人へ側面から接近。仕込み杖の刀を抜き放ち、撫で斬りで二人同時に始末した。そのまま村へ入り込み民家の屋根へ上がって少し待つ。すると、家の間を歩く巡回の兵士が下を横切った。

 私は静かに飛び降り、兵士の首を太ももで挟み頚椎を捻って殺害。

 三人目。

 更に近くで用を足している最中の兵士の背後へ忍び寄り、背な越しに刃を貫通させた。

 四人目。

 素早く死体を物陰に引きずり込み、民家の出隅に張り付き様子を伺う。

 

「なにか、音がしたような………」

 

 こちらへ近づいてくる兵士が一人。

 

「………」

 

 十分に引き付けてタイミングを計り、転がり出て心の臓を一突き。

 五人目。

 

 ドクンッ

 

 (あぁ、もっと楽しめるような殺し方がしたいなぁ)

 

 人間は何処を突き刺したら一番痛がるだろうか………苦痛、悲鳴、恐怖に歪む表情が見たい。気付けば止めどなくそんな事ばかりを考えいた。

 鬼神の細胞は私が抱く闘争心や殺意に反応を示し、最近は別人格のような形で思考そのものを乗っ取ろうとしてくる。

 直ぐに丸薬を一粒服用。気持ちを落ち着け、先ほど同様に死体の隠蔽を済ませて次の標的へ向かう。六人目、七人目、八、九、十……………二十九人目。音もなく駐留していた兵士全員を始末した。その後、外道共の死体を日中通ってきた雑木林の奥地へ運び込んでおく。この地域であれば、異形が一晩で食い尽くしてくれるだろう。

 翌朝、五十人ほどの村人達は様子の変化に戸惑っていた。私は怖がらせないよう村の入り口からゆっくり歩み寄っていく。

 

「村長さんはいらっしゃいますか?」

「わ、ワシじゃが………あんたは?」

 

 怯えた様子で初老の男性が声をあげる。

 

「始末屋、黒狐のキリカと申します」

「し、始末屋? まさかあんた兵士に何かしたんじゃ!?」

「………皆さん長い眠りについて頂きました。まあ、村長さんが想像された通りだとして………お話だけでも聞かせて貰えませんか?」

 

 兵士全員より私の方が強いのだと暗に示し、仕込み杖の鍔を鳴らす。脅すようで申し訳無いが、素直に現状を話して貰う為だ。

 

「わ、分かりました」

「………」

 

 村長の家へ招かれ、小銭を撒き散らして無念の死を遂げた男の事を伝えた。

 

「あいつ、最後にそんな事を………始末屋がまだ生き残っていたとは思いませなんだ」

「………非道が行われているのは他の村落もでしょうか?」

「国中が同じような有様ですじゃ。重税に人間狩り………こうなってから、もうかれこれ七年になりましょうか」

「七年も? ここまで民衆を虐め抜いたら普通は国が成り立たないのでは?」

 

 食糧生産や産業はどうなっているのだろうか?

 

「躑躅には大規模な金山が幾つかありまして、王はそれらを元手に食料や武器を他国から買っておるのです。国の運営に民草の力を必要とせず、わしらの事は家畜や奴隷程度に考えているのでしょうな」

「なるほど………もし、政権が崩壊した場合、周辺諸国に助けを求める事は出来ますか? 例えば夕霧とか」

 

 北東の隣国、夕霧国は昔から共和政を採用しており、良識的な国家だったはず。

 

「確かに、夕霧の議会はワシらの現状を憂い、頻繁に国境付近へ救援部隊を派遣して下さっておるが………ま、まさか! 躑躅王を討ちに行かれるおつもりか?」

「そのつもりです」

「かつてワシ等の声を聞き届けてくれた始末屋の殆どは、捉えられ処刑されたと聞いております。あなた様はお強いようですが、躑躅王や最強の武将、ゴウマには敵いますまい」

「仮に失敗しても皆さんの関与に繋がるような証拠は残しませんのでご安心ください」

 

 王や武将の実力は分からないが暗殺や不意打ちに徹すれば幾らでもやりようはある。

 

「むぅ、お止めする力はワシらにはありません。ですから何も聞いておらんという事でご勘弁くだされ」

「それで構いませんよ。兵士は全員異形の群れにやられたということにしておいてください」

 

 私は村を後にして躑躅国の首都を目指して旅路を再開。人目を避けつつ足早に進んで行くと村長の話通り、どの集落も兵達の捌け口にされ皆絶望しきっていた。道中、そんな村々を救うため、闇夜に紛れ駐留する兵士を片っ端から消していく。一晩あたり2~3個の集落を解放しつつ、一週間程で情報が伝わるより早く首都の中心に聳える躑躅城へたどり着いた。

 門番へ手を振って会釈する。

 

「止まれ、何者だ!?」

 

 槍を突き付けてくる番兵。

 

「腕に自信があるのですが、登用してもらえますか?」

 

 船旅の副産物で手に入れた異形の希少部位を手土産に見せた。

 

「またか。一応聞くが、命は惜しくないんだな」

「はい。私命知らずなので」

「なら付いてこい」

「………」

 

 謁見の間に通された私は上座で胡坐をかくギラついた眼光の男へ平伏した。

 

「我が躑躅国王、ジンカイだ」

「旅の武芸者、キリカと申します」

「ほう、武芸者か」

 

 扇子で膝を叩き、ちょび髭の重鎮へ視線を送るジンカイ。

 

「殿、貢ぎ物は沖で取れる危険度の高い異形の希少部位でございました」

「我が軍師、シャソの鑑定眼は一流だ。それほどの異形を狩れるのならば腕は確かなのだろう。登用されたいのだったな。ゴウマ、いつものをやるか」

「はっ」

 

 引き締まった筋肉の塊のような巨漢――躑躅最強の武将、ゴウマが立ち上がった。その肉体を流れる力の配分を視る限り、実力は今の私よりも強く位階_()。ジンカイの方は位階_()くらいだから、この男さえ排除すれば後は何とかなるだろう。

 

「異形退治が得意という武芸者が如何ほどのものか。このゴウマと戦ってもらいたい」

「ゴウマは強者に目が無くてな。腕自慢ならば断るような無粋はせんよなぁ」

「もちろん、喜んで!」

「武器はその仕込み杖で良いのか?」

「ええ、良くわかりましたね」

「ふっ、戦場でもたまに見かける。こっちだ、ついてこい」

 

 上半身をさらけ出し、業物らしき大太刀を肩に担いで中庭へ向かうゴウマ。

 

「………」

 

 私は仕込み杖の柄に手をかけて庭の中央で対峙した。

 

「はじめ!」

 

 ジンカイの掛け声。

 

「ゆくぞ、むん!」

 

 真向斬りで大太刀を振り下ろしてくるゴウマ。

 

「………」

 

 身体を右へずらし、仕込み刀を鞘走らせて受け流す。そのまま懐へ潜り込もうとしたところ、大太刀の軌道が縦から横へ変化。

 

「ぉぉぉぉおおおおお!」

「………」

 

 力の流れに逆らわず防ぎ止め、円運動を利用してゴウマの背後へ回り込み斬り払う。

 

「甘いな」

 

 巨体に似合わぬ機敏さで攻撃を躱し、大太刀を軽々扱い暴風のような斬撃陣を展開するゴウマ。

 

「ッ!」

 

 身体の反応が追いつかず回避は不可能。やむを得ず、刀身に負担がかからないよう、斬撃の流れを良く視て慎重に捌いていく。

 

 ピシリッ

 

 しかし、どれだけ丁寧に扱っても間に合わせで買った安物の刀。業物と打ち合うには強度不足でヒビが入り始めてしまう。

 

――殺し合いなら私の負けですけど………

 

 この試合はあくまで実力を確かめるのが目的。

 

「大したものだ。武器さえ良い物を使えばまだまだいけそうだな」

 

 案の定、満足した様子で攻撃の手を止めるゴウマ。

 

「ほう。ゴウマと渡り合うとはお前、見所があるな」

「いいえ、渡り合うだなんてとんでもない。悔しいですが私の負けです。ゴウマ様の武芸には感服致しました。そして素晴らしいのはその大太刀! かなりの業物とお見受けします。実は私、刀には目が無くて無理を承知でお願いします。少しだけ、少しだけ触らせていただけないでしょうか?」

 

 興奮した感じでテンション高めにお願いしてみた。

 

「はははっ、この刀の良さが分かるか。良いぞ、振るってみろ」

「わあ、ありがとうございます!」

 

 大太刀を受け取り、二歩前へ進んで軽く素振りをしてみる。

 

「どうだ?」

「ずっしりしていて悪くありませんね。()()()()()()()()()()()()()()

 

 自然な動きで振り返りながら背後に立つ油断しきったゴウマの首を一閃。

 

「な! き、さま――――」

 

 ズルリッ

 

「………」

 

 巨漢の首が落ちると同時に縮地を使用。ジンカイを間合いに捉え、大太刀を振り下ろす。

 

「おのれぇ」

 

 刀を頭上に構えて防ごうとするジンカイ。

 

「………」

 

 私は大太刀の柄から手を離してジンカイの懐へ潜り込み………

 

 我流・操身術 鋭刃抜手(えいじんぬきで)

 

 その胸元を手刀で貫いた。

 

「がっ!? な、何者だ?」

「………始末屋です」

 

 右腕を引き戻し、血塗れた手で再度大太刀を掴む。

 

「し、しまつ、や………――――」

 

 白目を向いて崩れ落ちるジンカイ。

 

「ち、父上ぇぇえええええ!! 許さんぞ! 出会え出会え、狼藉者だ」

 

 ジンカイの息子と思しき青年の怒声に反応して湧き出る数十人の侍達。その全員が抜刀して一斉に向かってくる。

 

「民草を苦しめる外道共………彼岸への水先案内はこの私、黒狐のキリカが勤めましょう」

 

 我流・一刀剣舞 狐剃刀(きつねかみそり)

 

 侍集団へ突っ込み独楽の如く回転、片っ端から斬り伏せていく。舞い散る血飛沫、一面に染まる赤色。

 

「ひぃぃいいいいいいい!!!」

「ゴウマ殿を斬った相手に敵うものか」

「今のうちに我らだけでも………」

 

 座敷の方にいる重鎮達が逃げようとしていた。

 

「一人も逃がさない」

 

 回転する勢いのまま大太刀をブーメランのように投げつけ重鎮達を纏めて両断した。

 

「武器を手放したぞッ」

「今だ! 仕留める!」

「うぉぉぉおおおおお!」

 

 ここぞとばかりに特攻してくる3人の侍。

 

「………」

 

 私は円を描いて飛ぶ大太刀が返ってくる位置に移動。

 

 ザシュザシュ!

 

 3人の侍は背後から回転する刃に斬り裂かれ真っ二つになった。

 

「た、たった一人に………そんな馬鹿な」

「………」

 

 大太刀を掴み取り、最後の一人となったジンカイの息子へ歩みよっていく。

 

「待て、待ってくれ。俺は父上に命じられて仕方なく――――」

「………これで最後」

 

 命乞いは気にも留めずその首を跳ね飛ばしてお仕事は完了。座敷の壁へ【狐】の一文字を刻み、太刀を突き立てて躑躅城を後にする。

 数日後、人道支援にやって来た夕霧国がそのまま領土を吸収、躑躅国は完全に消滅した。




人物紹介
 ジンカイ
 原作8巻の実質ラスボス的存在。原作だとヒノワに討たれて国取りをされる。

 ゴウマ
 同じく8巻に登場。原作だと不利な条件を押し付けられての敗北だったため、本来の実力は未知数。一応、一つの国の最強武将な為、強さを盛ってある。

ワコクの地名など設定集。
 22ある国のうちの一部。地名の名前が難しく多すぎて複雑( ;∀;)
 ウィキなどに情報が無いため漫画の内容から読み解ける範囲での纏め。

蒼海国
 ワコクの西海岸沿いにある国。内陸側の不知火砦は天狼との間の陸路にあり崖に挟まれ難攻不落。その東側にに影法師山がある。
 不知火砦と渚城の間にある拠点 砂州城、入江城、浜静城、漣城、煙波城があってその先に蒼海平野→龍燈城→首都、渚城。
 沖にある海鳴島に海賊の拠点がある。

天狼国
 倭国の中央を制し最大戦力を誇る国。豊かな生産力と経済力。外海へ進出するために蒼海を狙う。

砂竜国
 蒼海の下隣、天狼と海を挟んだ隣国でもある。
 南の海の玄関口、アザミの港がある。
 首都は竜門城
 
黒潮国
 天狼国の南側。海峡を挟んだ大国。ヒルギ港がある

山塊国&叢雨国連合
 いずれも天狼の隣国。天狼と戦争中。

雷火国
 天狼の同盟国。南国との貿易が行われており、洋風な品が取引されている。

北燐国
 天狼の同盟国。

瀑布国
 天狼と山塊の間の小国。天狼と小競り合いが続く。

翠嵐国
 天狼の西側に隣接する大国。天狼と小競り合いが続く。

宝珠国
 翠嵐と天狼に隣接。天狼と小競り合いが続く。

躑躅(つつじ)
 ワコクの東海岸にある圧制の国。沿岸に危険種跋扈が跋扈している。

夕霧国
 躑躅の隣国、躑躅国の圧政を憂う良識的な国。海を挟んだ本島と躑躅国に隣接する内陸に領土を持つ。

燎原(りょうげん)
 山塊と躑躅に挟まれる小国。山塊に攻められている。
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