仮面ライダーディケイド&リリカルなのは 九つの世界を歩む破壊神 劇場版編 作:風人Ⅱ
―尾張国境・荒野―
―ドゴォオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーオオォンッッ……ドッガァアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーアァァンッッッッ!!!!!―
家康「……ッ?!神樹が!」
アルゴゾディアートがカンパネルラとノアールと共に撤退し、残るは有象無象に湧き出る怪人の大群を撃退し続けていたライダー達と連合軍。その最中、遠方にそびえ立つ神樹カーラーンが樹の全体から無数の爆発を起こしながら崩れ落ち、崩壊していくのが皆の視界の端に見え振り返っていく。そして……
『ッ!!!?ゥッ……アガ……ウゥアァアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーアアアァッッッッ!!!!?』
―シュウゥゥゥゥゥッ……―
ライダー達と連合軍が食い止めていた怪人達が一斉に突如苦しみ出し、まるで樹と共に消え去るかのように露となって消滅していったのだった。
トランス『!怪人達が……消えていく?』
ディエンド『どうやら、零と智大達が上手くやってくれたようだね……』
その光景を前にトランス達も肩で息をしながら愕然とした様子で佇み、同じく怪人と戦っていたディエンドはその原因が零達によって邪武者ディケイドが倒されたのだと直ぐに悟り、一息吐きながら爆発と共に崩壊していく神樹カーラーンに目を向けると、神樹の方角からこちらに飛来してくる三つの影……信長達を抱えたディケイド、ツヴァイ、アマツの姿があった。
聖桜『ッ!零、早瀬さん……!』
蘭丸「姫様っ!!」
長秀「姫様……!ご無事で……!」
信長「蘭丸……長秀、勝家……心配を掛けたな」
ゆっくりと、上空から地上に下り立つディケイド達の下に駆け寄ってくる仲間達と連合軍。ディケイドの腕から降りた信長も、よほど心配していたのか各々涙を浮かべる家臣達に柔らかい笑みを向けていくと、その後ろから秀吉と共に静かに歩み寄って来る光秀と幸村、そして家康の顔に気付き驚きを浮かべた。
信長「明智に真田……それに家康、お前まで……?」
家康「……ふん、別に貴様を助けた訳ではない。余はただ、貴様に請けた借りを返しただけに過ぎぬわ」
秀吉「……ハァ……貴女も素直じゃないわね……いい加減、自分の気持ちに正直になったらどうなの?」
幸村「あんま無茶言ってやんなよ、豊臣の大将さん。徳川の大将は東海一の石頭とも呼ばれてんだから、そう簡単に自分の本音開かすほど人間出来ちゃいねーだろうさ」
光秀「まー、石頭というか、単なる典型的なツンデレにしか見えなくてこっちが恥ずかしくなるッスけどねー。その辺ちゃんと自覚があるんスかね、この人?」
家康「ぴーちくぱーちく五月蝿いわ塵芥共ッ!!喧嘩売っとるのか貴様らッ!!」
やれやれと呆れる秀吉達に憤慨して食ってかかる家康。そんな彼女達の様子に目を見張って驚いていた信長も、徐々に穏やかな笑みを浮かべていく。
邪武者ディケイドと神樹という、この戦国世界を脅かす共通の敵の存在があったおかげとはいえ、本来なら戦国バトルロワイヤルで鎬を削る敵同士である武将達が集まり、談笑している。
恐らくその光景に、自分が夢見る天下統一の未来の姿を垣間見ているのかもしれないと、ディケイドはそう考えながら少し離れた場所からジッと信長の後ろ姿を見つめていた。
ディケイド戦国CP(まぁ、武者ライダー達も神樹もなくなった以上、必然的に戦国バトルロワイヤルもなくなった訳だしな。……其処から先、アイツ等がどうするかは――――)
武者ライダーがいなくなっても天下取りの戦を続けるか、或いはそれ以外の道を模索するのか……。それは当人達が決める事だが、願わくば消えていった彼等の意志を汲んだ選択がされることを切に願いたいと思うディケイド。と、その時……
―……シュウゥゥゥゥゥッ……―
ディケイド戦国CP『……!ケータッチが……?』
突然ディケイドのバックルにセットされたケータッチから、前触れもなく無数の粒子が立ち上り始めたのである。恐らく、邪武者ディケイドに取り込まれた武者ライダー達が消えた影響でその役目を終えたのだろう。ディライトのケータッチはそのまま完全に粒子と化して消滅し、それに伴って零も変身が解除された。
零(……すまん……だが、有り難う……お前達の力で、俺もコイツ等も、助けられた……)
直接言葉には出さず、瞼を臥せて胸の内で消えた武者ライダー達に礼の言葉を口にする。が、怪我と疲労も相まってそのままふらつき膝から崩れ落ちそうになるが、同じく既に変身を解除してたなのはが咄嗟に抱き留めた。
なのは「ちょっとっ!もぉっ、またこんな傷だらけになってっ……!また無茶な真似したんでしょっ?!」
零「っ……仕方ないだろっ……人命に関わる事だったし……ああしなきゃ、信長も智大の知り合いも助けられんかった訳だし……」
魚見「言い訳は聞きませんよ。……だから貴方が女性絡みの事件に関わると、ロクな事にならないんです」
零「あ?別にいいだろ……どうせロクな目に合わんのは俺なんだし……」
なのは「だからだよッ!」
魚見「だからでしょう」
零「……なんで其処で嫌に息が合うんだよ……というか――」
妙に息ピッタリにハモりながら怒鳴る二人から視線を逸らしながらなのはから離れると、零は先程から気になっていた、魚見の前に仰向けに倒れる人物に目を向けた。それは……
姫「ぅぅううう……きもちワルーイっ……うっぷぅっ……」
魚見が翳すヒーリングウィザードリングの治療を受けながら、額にタオルを乗せてグッタリ仰向けに倒れる人物……グロッキー状態の姫に目を向け、怪訝な表情で二人に視線を戻した。
零「……何があったんだ、コイツ……」
なのは「あ、えーっと……なんていうかぁ……」
魚見「あまり気にしないであげてください。ただ冥王の毒に当てられただけなので」
零「……毒……?」
言葉の意味が分からず小首を傾げる零だが、二人からすればあのメイオウロックシードによる暴走はあまり思い出したい記憶ではないので詳細は伝えず、なのはは苦笑いを、魚見は無言のまま姫の治療を続けていくと、そんな零の背後から、変身を解いた智大がライトと共に歩み寄ってきた。
零「智大、ライト……」
智大「よっ。お互い、どうにか無事に人質助けて生き延びれたな」
零「……そうだな。まぁ、脱出直前にいらん煽りさえなきゃ、もっとスムーズに脱出出来たんだが」
智大「固いこと言うな言うな、思いの他スリルあって良かっただろ?」
零「全然良くないッ!」
またカガミには怯えた目で見られるわ、信長は余計に自分に寄り付かなくなって脱出に手こずるわで散々な目にあったと文句を言う零。それに対して智大も飄々とした笑みで受け流すが、不意にその表情が真剣味を帯びた顔に切り替わった。
智大「けどまぁ、何もかも平穏無事に終わったとは言い難いよな。今回の事件も一先ず片付きはしたが……大輝の話じゃ、財団の幹部連中は取り逃がしちまったようだし」
零「……確かに、黒幕をふん捕まえられなかったのは痛いな……だが連中、今回は一体何が狙いで仕込んだんだ?」
ライト「……幹部達と直接対峙した彼等の証言から察するに、恐らく、邪武者と神樹のデータを集めて何者か……財団に協力を依頼したクライアントに渡す事が彼等の目的だったのだろうね。退く際、カンパネルラがそんな発言をしてたようだし」
零「クライアント、な……黒幕は一人だけじゃないってわけか……財団だけでも厄介なものを……」
智大「ま、その辺も戻ってから調査を続けるつもりだから安心しろ。俺達もこれ以上、連中の好きにさせるつもりはねぇさ」
零「そうしてもらえるなら助かる……何か分かった時は、俺にも知らせてくれ。その時は手を貸す。今回、連中にはまた借りが出来たからな」
智大「ああ、武者ライダーや信長ちゃん……いや……邪武者の件も含めて、か?」
零「…!」
智大にそう指摘され、零は僅かに息を拒み智大の顔を見た。どうして分かる?と、そんな表情を浮かべて。
智大「神樹から脱出する際、お前、妙に神妙な様子で邪武者を見てからな。何となく察しは付いてたさ……何か感じ入る物があったのか?奴に」
零「……さあな。ただ最期の瞬間、奴の―――」
―ドシャアアァッ!!!―
『……ッ!!!?』
零が智大の質問に対し言葉を紡ごうとした、その時であった。零と智大達の背後に突如凄まじい音が響き、零と智大達、お互いの無事を喜び合っていた信長達もその音がした方へと一斉に振り返ると、其処には……
邪武者ディケイド『…………ッ…………ぅっ…………』
智大「!お前は……!」
秀吉「邪武者ディケイドっ……!!」
そう、音の正体とは、崩壊した神樹カーラーンと運命を共にして消滅したと思われた今回の事件の元凶……零と智大と刀夜達に敗れ、上半身のみとなり、今にも消滅寸前となってる邪武者ディケイドが落下した音だったのだ。それを見た零達もまさか邪武者ディケイドが生きてたとは思わず驚愕する中、連合軍が零達の前に出てそれぞれの腰から刀を抜き取った。
幸村「コイツっ、まだしぶとく生きてやがったのかっ……!」
家康「ならば今度こそ、我等の手で引導を渡して息の根を止めてくれるわっ!!」
「おおっ!!!」
「殺された連中の仇だっ!!!」
「頸を跳ね飛ばしてやれぇっ!!!」
クロノス「え、ちょっと……」
零「おいっ、おい待てっ!ソイツは――――!」
仲間達と武者ライダー達の仇である邪武者ディケイドに自ら引導を与えんとし、次々と刀を抜き取っていく連合軍。そんな頭に血を上らせる彼等の姿を見て、零が連合軍の兵達を引き止めようとした。その時……
『―――止めろ』
『……!!?』
ピシャリッと、不意に突然、緊迫した空気になりつつあったその場に冷たい声が響き渡ったのだった。まるで、仲間達の仇の為に熱くなる彼等の頭を冷やす冷や水のように放たれたその一言を聞き、連合軍も思わず背筋が凍り付くような感覚に襲われて恐怖し、その声が放たれた方へ振り返っていく。其処には……
アマテラス『……………』
刀夜「……お前……?」
カガミ「き、霧之、さん?」
其処には、未だに変身した姿のまま、連合軍の兵達の後ろに空手で静かに佇むアマテラスの姿があったのだ。しかしその雰囲気は先程までトランス達と共に戦っていた時とは違い、何処か研ぎ澄まされた刃のような冷たさ、そして見た者を圧倒するようなとてつもない威圧感が放たれており、彼女と顔見知りである刀夜達も身に纏う雰囲気が一変してているアマテラスを見て目を見張る中、アマテラスが無言のまま変身を解いて霧之の姿に戻ると、彼女の顔を見た信長達の間にざわめきが広がった。
家康「き、貴様は?!」
幸村「え、ちょ、ま、まじッスか?!アンタ……!」
秀吉「――伊達……?伊達政宗公?!貴女なの?!」
ヒビキ「え?…………ええええええええええええええええッ!!!?」
なのは「だ、伊達政宗って、確か……!」
零「武者ディケイド軍の、武将だったって言う……?」
霧之「…………」
霧之の顔を見て、秀吉の口から飛び出た予想外の名前。それは、嘗て謎の襲撃によって壊滅したという武者ディケイド軍の武将であり、武者ディケイドの主君であった者の名……伊達政宗であると、霧之の顔を見てそう言い放たれ、それを聞いた零達も驚愕を露わに霧之を見た。
信長「伊達……貴様、生きて……」
霧之「…………」
半年前の武者ディケイド軍の壊滅から消息不明で、今の今まで死んでいたのだと思われた伊達政宗の生存に信長も愕然とした顔で霧之を見つめるが、霧之は周りの好奇の視線に目もくれず兵達を押し退けながら進み、瀕死の邪武者ディケイドの前に立ち、視線を合わすように腰を屈めた。
邪武者ディケイド『…………ッ!!?ぁ…………ひ…………姫、さま…………?』
そして、邪武者ディケイドも漸く霧之の顔を見て彼女の正体に気が付いたのか、驚きのあまり息を拒んでいる。その様子から、霧之が本当に伊達政宗であるのだと一同が認識させられる中、霧之は無言のまま邪武者ディケイドの手を静かに手に取った。
霧之「……すまん……すまぬ、我が武者よ……私が……私がもっと早く、この力を手に入れてさえいれば……お主に、こんな真似をさせずに済んだのに……」
ポツポツと、静かにそう語り始めた霧之の口調は先程までと違い、一個の武将としてのモノだった。
邪武者ディケイド『ひめ、さま…………』
霧之「……いいや、違うな……そもそも私自身に力が足りなかったから……皆を失い、お主を邪武者になど堕として……お主達を置き去りにして、ただ逃げる事しか叶わず……お主に向ける顔がなかったとは言え、今更、のこのこ顔を出した私を……赦してくれ……」
詫びるように、前髪で顔を隠して邪武者ディケイドに謝罪する霧之。だがそんな彼女に対して、邪武者ディケイドは首を振り、霧之の手を力無く握り返した。
邪武者ディケイド『いいえ……いいえ…………赦しを乞わねばならぬのは、私の方です…………外道に身を堕とし、貴女だけと心に決めていた…………ただ一人の主君の事さえ忘れ…………あまつさえ…………貴女と、殺された皆と共に追い求めた『夢』を汚した、この不忠義者を…………どうか、お許し下さい…………』
霧之「違う……違う!お主は決して不忠義者などではないっ!あの夜、お主や皆が身を呈して守ってくれたから今の私があるっ!お主や皆には感謝しても足らぬのだっ!なのにっ、なのに私はお主達に、何も―――!」
ライト「……そうか、そういう事か……漸く分かったよ。最後の最後の瞬間まで、邪武者ディケイドが自らこの世界に手を下せなかったワケが」
零「……どういう事だ?」
顎に手を添えながら何かを推理するライトにそう問い掛けると、ライトは親指を立ててこう説明した。
ライト「少しばかり憶測も混じってはいるが、恐らく財団は、武者ディケイドの伊達政宗への忠義心をそのままに利用したんだと思うよ。多分、邪武者としての力を与えたと共に、高度な記憶の改竄も行ったんだ。そして彼の記憶の中の伊達政宗を何者か……この場合、シャドウか例のクライアントに置き換える事で、それ以外の記憶はそのままに武者ディケイドは、本来伊達政宗に向けるべきであるハズの忠義心をその人物に向けて動いていた……」
智大「分かりやすく言えば邪武者ディケイド……いや、武者ディケイドは記憶を改竄された後に自身の主君を伊達政宗からシャドウ達にすり替えられてたって事か。だから、伊達政宗の夢だった天下統一の為に戦うのに疑問も抱かなかった……だが、もしかするとその辺りの境界線はアイツ自身も分かっていなかったのかもしれん。シャドウ達の企みの為に神樹の力を使えても、伊達政宗達が愛したこの世界を自分の手で壊す事は出来なかった、とかな。……何にせよ、色々な意味で不完全だった訳だ」
ライト「だが、その不完全のおかげで救われた部分もあるのは事実さ。そうじゃなきゃ邪武者はもっと早い段階、神樹の力を手に入れた時点でこの国土を焼き尽くしてた可能性もある……最も、財団の目的はデータ収集のようだったし、今回の件が成功しようが失敗しようがどうでもいいんだろうけどね」
零「…………」
つまり、邪武者ディケイドの政宗への忠義心を利用して神樹を手に入れ、それでも天下統一を果たせずとも財団には何の痛手もないという事。
そんな財団の非道を聞かされて零もなのは達も怒りで険しい表情を浮かべる中、邪武者ディケイドは霧之の顔を見上げ……
邪武者ディケイド『姫さま…………もし…………もし一つだけ、こんな汚れ切った私の望みを聞き入れて頂けるのなら…………一つだけ…………口にしてもよろしいですか…………?』
霧之「っ……?望み……?」
邪武者ディケイド『はい…………』
そう言って頷くと、邪武者ディケイドは握り締めてた霧之の手を放し、ゆっくりと霧之の頬に、粒子となって消え掛けている手を伸ばす。
邪武者ディケイド『どうか……御身を責めず、幸せになってください…………私は、貴女の武者ライダーとして、共に戦場を駆け抜けた日々に…………一片の、悔いもない…………ただ一つの心残りであった、貴女の健やかなお姿を見られた…………それだけで…………もう、思い残す事はない…………』
霧之「……ディケイド……」
邪武者ディケイド『…………犯した大罪は、外道の私自ら、地獄に堕ちて償います…………例えその先に、永久に終わらぬ地獄廻りが待ち受けてようとも――――』
―バリィイイイインッ!―
霧之「!ディケイドッ!」
霧之の頬に触れていた邪武者ディケイドの手が、硝子のように砕け散った。それと共に、グラリと倒れそうになる邪武者ディケイドの体を慌てて抱き留めようとするが……
邪武者ディケイド『――――貴女の未来に、幸ある限り……………それだけ…………で………………わたし、は……………………』
―バシュウゥンッ……―
霧之「ッ!!ぁ…………」
霧之の両手が、邪武者ディケイドを抱き留める前に、邪武者ディケイドは霞みとなって呆気なく消え去ったのであった……。
財団に利用するだけ利用され、何よりも大切な主君達と共に追い求めた『夢』を自らの手で汚し、最期には世界の敵として消えた。
そんな望まぬ最期を遂げさせられた自身の武者ライダーの死を前に、霧之は何も掴めなかった両手を見下ろし、ただ悔しげに拳を握り締めていく。
信長「……伊達……貴様は……」
霧之「―――違う」
そんな彼女の背中に向けて、信長が何かを告げようとするのを遮るかのように口を開き、霧之は静かに立ち上がった。
霧之「戦国世界の伊達政宗は、あの夜に死んだ。……武者ディケイドと、皆と共に……」
信長「…………。ならば、貴様は何者だ?」
その言葉から何か強い意志を感じ取ったのか、信長は敢えてそう問い掛け、霧之はアマテラスドライバーを手に握り締めて静かに振り返る。
霧之「霧之……草薙霧之。それ以上でも、それ以下でもないわ」
まるで、この世界と完全に決別するかのように、嘗て鎬を削り合った武将達を見据えてそう言い放ったのであった。