とある科学の大空と超電磁砲(レールガン)   作:薔薇餓鬼

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昨日は投稿時間を間違ってしまい申し訳ありませんでした。


標的(ターゲット)109 可能性

 

 学生誘拐事件の手がかりを探るべく、ツナは木山に連絡する。初春は木山と幻想御手(レベルアッパー)事件を解決に協力していた為、連絡先を知っていた。初春はツナに木山の連絡先を教えてもらい木山と連絡する。

 

「待たせてすまないね沢田君」

 

「こちらこそすいません。急に呼び出してしまって」

 

 ツナは木山と初めて出会ったファミレスにいた。ここで集合することをあらかじめ電話で決めていたのである。

 

「生徒の皆さんは大丈夫ですか?」

 

「もう少しで退院できるそうだ」

 

「そうですか。よかった」

 

 ツナは生徒たちの状態について聞く。もうすぐで退院できると知ってツナはホッとする。

 

「それで話というのは何かな?」

 

「はい。最近、学生が行方不明になってることは知っていますか?」

 

「知っているよ。ニュースで話題だからね。それがどうしたのかな?」

 

「実は……」

 

 ツナは先程、固法にから聞いた事件の概要について木山に説明する。

 

「成る程……爆発の能力者を使うが爆発系能力者はシロ。それに襲われた被害者の犯人の人物像が違うと……変装や声帯を変化させるのが得意な人物という線も薄い。つまり犯人がかつて1万の能力を使った私が怪しいと言いたいのかな」

 

「い、いや! そういうことじゃなくて!」

 

「フフッ。冗談だよ」

 

 木山の言葉を聞いてツナは慌てて訂正する。慌てるツナの姿を見て、微笑みながら冗談だと言った。

 

「要するに私の研究を誰かが悪用しているのではないか。そう言いたいんだね」

 

「はい。誰か心当たりはないですか?」

 

「私は花飾りの少女以外を幻想御手(レベルアッパー)の資料がある客室には入れなかったからね。万が一を備えて私は監視カメラを設置していたしね。監視カメラの映像は私の目と共有できるコンタクトをつけていた。花飾りの少女に見つかった後は研究資料やデータは消去した。同僚も警備員(アンチスキル)の事情聴取で幻想御手(レベルアッパー)のことは知らないと判断された。可能性は低いだろうね」

 

「そうですか……」

 

「いや……待てよ……」

 

「誰か心当たりあるんですか!?」

 

 同僚が犯人だという可能性は低いと考えた木山であったが、右手の親指と人差し指を顎に当てて何かを考え始める。ツナは木山の反応を見て、誰か心当たりがあるのだと判断する。

 

「木原幻生。私のかつての上司だった男。そして私の教え子たちを昏睡状態にした元凶だ。君は私の記憶を見たから知っているんじゃないかい?」

 

「もしかしてあのお爺さん……」

 

「ああ。あの事件があった後で色々と調べてわかったんだが、彼は研究の為に数多の研究施設を壊滅させている。学者の間ではマッドサイエンティストと呼ばれているそうだ」

 

 ツナは木山の記憶を見た時に出て来た邪悪な笑みを浮かべた老人のことを思い出す。木山は幻生のことについて木山に説明する。

 

「そして幻生は私に脳波調律について教えた。それを元ににして私は幻想御手(レベルアッパー)を作り上げたのさ」

 

「じゃあ……木原幻生が怪しいんですか?」

 

「それはなんとも言えない。彼は幻想御手(レベルアッパー)の詳しい方法を知らないはず。と言いたいんだが彼はこの学園都市に深く根付いている。正直、知っていても不思議じゃないし、脳波調律を私に教えた彼なら作り出すことも不可能じゃない」

 

「成る程……」

 

「彼は目的の為なら手段は選らばない男だが、こんなにも目立つ事件を起こすようなタイプじゃない。可能性はゼロじゃないがはっきり言って微妙だ」

 

 性格や自分に脳波調律を教えた幻生が怪しいと睨んだ木山であったが、本当に幻生が犯人であるかどうかまでは断言できなかった。

 

「もし彼を調べるというなら気をつけた方がいい。さっきも言った通り彼は数多の研究機関を壊滅させている。それに彼は神出鬼没だ。そう辿り着けるものじゃない。辿り着けたとしてもタダで済まないと思っておいた方がいい」

 

「はい」

 

 幻生が危険人物だということを身をもって理解している木山はツナに注意を促した。

 

「助かりました木山さん。ありがとうございます」

 

「礼は言わなくていい。彼がまだ犯人だと決まった訳じゃない。あくまで私の勝手な推測に過ぎないからね。別の人物という可能性もある。それにまだまだこの世には知られていない力だって考えられる。例えば超能力とは違う力を使い、学園都市をも上回るオーバーテクノロジーを持つような人間とかね」

 

「ハハハ……」

 

 例えが自分のことだと知って、ツナは苦笑いしていた。木山はツナの死ぬ気の炎が超能力とは別の原理の力を理解していた。

 

「そういえばリボーン君は元気かい? 正直、会えると思っていたのだが」

 

「リボーンは元の世界で佐天に修行をつけてますよ。あっ! 髪の長い黒髪の女の子のことです」

 

「知っているよ。花飾りの少女から聞いたからね」

 

 ツナは木山が前に佐天に会っているがあの時、佐天は自己紹介していなかった為、外見的特徴を伝えた。木山は初春から佐天のことを聞いていた為、佐天のことを知っている。

 

「彼女にも悪いことをしてしまった。あれから彼女は大丈夫かい?」

 

「自分のしたことの過ちに気づいて前を向いています。リボーンに修行つけてもらってるのもあの1件で色々と後悔したからなんですよ」

 

「そうか……」

 

 佐天が幻想御手(レベルアッパー)事件によって傷ついてしまっているのではないかと心配したが、ツナからの話を聞いて少しだけ安堵していた。

 その時だった、

 

「黒子からだ。もしもし?」

 

『沢田さん。すいません。至急、支部に戻っていただけますか?』

 

 




まさかこんな形で木山を出すとは思いもよらなかった。なんかツナと木山の会話を書くのってなんか楽しいんですよねー。


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ツナとアックアの戦い。どんな形がいい?

  • 1対1の一騎討ち
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