とある科学の大空と超電磁砲(レールガン)   作:薔薇餓鬼

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サブタイがダサい…


標的(ターゲット)112 大能力者(白井黒子)vs謎の少女

 

 

 黒子の目の前に現れた学生誘拐事件の犯人。

 

「どうしたんお姉ちゃん? そんなところで寝てたら危ないで。最近、学生が誘拐されるっていう事件が多発してるんやで」

 

 少女は倒れている黒子に向かって笑顔で言う。黒子は咄嗟にテレポートを使い小学生から距離を取る。

 

「わぁ! 急に消えた! ウチの思った通りや! その制服を着てる学生(・・・・・・・・・・)は全員、能力が使えるんやね」

 

(常盤台のを知らない?)

 

 正上内の発言を聞いて黒子は違和感を覚える。常盤台中学は学園都市において強能力者(レベル3)以上の超お嬢様学校。常盤台中学を知らない人間の方が少ない。

 

(考えられる可能性は学園都市に来たばかりの原石の能力者?)

 

 学園都市の来たばかりの原石の能力者であれば常盤台のことを知らないことも辻褄が合う。外部の侵入者という線も考えられたが学園都市は世界最高のセキュリティを誇っている。不法侵入することなど不可能に近い。

 

「さっきもお姉ちゃんと同じ制服を着た人と戦ったんやけど全然、つまらへんかった。すっごい高飛車で偉そうなこと言ってたクセに話にならへんもん」

 

(やはり婚后光子は……)

 

 少女の言葉を聞いて婚后が拐われたということを黒子は確信する。

 

「もしかしてお姉ちゃんの友達だったりするん? それやったら堪忍な」

 

「友達じゃないですの。彼女と私は犬猿の仲でしてね。ですが風紀委員(ジャッジメント)としてあなたを拘束させていただきますの」

 

 すると黒子はテレポートで小学生の後ろを取ると両足を畳んで即座に伸ばし頭に直撃させる。

 

「なっ!?」

 

 黒子の蹴りは確かに直撃する。しかし黒子の蹴りは当たらず、すり抜けた。黒子は自分の攻撃がすり抜けたことに驚きを隠せないでいた。

 

「残念。ハズレや」

 

「ガハッ!?」

 

 少女がそう言うと指をパチンと鳴らす。すると黒子の背後からに爆破が発生する。黒子は再び爆破を喰らってしまい地面に倒れてしまう。

 

(やはり幻想御手(レベルアッパー)……!?)

 

 自分の攻撃がすり抜けたことと、爆破の力を使うことから幻想御手(レベルアッパー)によって複数の能力を得た能力者なのではなかと推測する。

 

「全く戦闘経験のない能力者やないんやね。今まで戦ってきた相手よりはマシやけどウチの相手やないな」

 

「くっ!」

 

 そう言うと少女は黒子を蹴りを入れる。黒子はテレポートで少女の蹴りを躱した。

 

(いない!?)

 

 空中にテレポートした後、金属矢を放って攻撃の隙を作ろうとした黒子であったが、先程いた場所に小学生が影も形もなかった。

 

「こっちやでー」

 

「グフッ!?」

 

 黒子は背中にモロにドロップキックを喰らってしまう。蹴りを喰らわされた黒子は路地の壁に叩きつけられてしまい、地面に倒れてしまう。

 

「はぁ……はぁ……」

 

「へぇ。まだ立つんや」

 

「あなたの攻撃よりも……お姉様の電撃の方があなたの何倍も痛いんですの……これくらいどうってことありませんの……」

 

「強がりさんやね。なんなら手当てしてあげよか? 治療代は出世払いで構へんで」

 

「遠慮いたしますの……それより学生を誘拐して何を企んでいますの?」

 

「そうやねー。大人しゅう降伏してくれるんやったら教えてやってもええけど」

 

「残念ですがそういうことならお断りですわ。こうなったら実力行使で聞くことにしますの。あなたの目的も幻想御手(レベルアッパー)のことも」

 

「レベルアッパー? 何やそれ?」

 

(幻想御手(レベルアッパー)を知らない? じゃあ幻想御手(レベルアッパー)を使わずして複数の能力を……じゃあ木原幻生、もしくは木原幻生と何かしら繋がりはないということですの?)

 

 今までふざけた口調で喋っていた小学生が幻想御手(レベルアッパー)という単語をキョトンとしてしまう。黒子は小学生の反応から今回の事件に幻想御手(レベルアッパー)と木原幻生が関係がないかもしれないという可能性を示唆する。

 

(だとしたら何も使わずに多重能力者(デュアルスキル)になったとでも!? それとも何か別の方法で……どういうことかはわかりませんがここで捕らえなければ被害は広がってしまいますわ!)

 

 黒子はこの誘拐事件の犯人が自分の想定していたよりも遥かに危険な人物だと理解する。

 

(おそらくあの爆破は一定以上の距離内の好きな場所に爆破できる能力、そして姿を消して私の背後を取ったのは壁をすり抜けの応用……)

 

 黒子はこの短期間で小が使った能力の詳細を見抜いていた。

 

「じゃあ。そろそろ私と来てもらうで。お姉ちゃん」

 

「ぐっ!」

 

 少女は再び黒子の周囲を爆破させる。黒子はテレポートを使わず腕をクロスさせて爆破に耐える。そして爆煙に黒子は包まれていく。

 

「ちょっとやり過ぎたやろか?」

 

 少女が煙の中にいる黒子に向かってそう言った。黒子の返事はなかった。

 その時だった

 

「わっ! 何やこれ!」

 

 突如、少女の視界が真っ暗になる。少女は突如、視界が真っ暗になった為、慌ててしまう。少女の視界が真っ暗になった理由はビールケースだった。黒子は爆煙の中、近くにあったビールケースを少女の頭の上にテレポートさせた。そして落ちてきたケースが少女の頭にすっぽりとハマったのである。

 

「さっきのお返しですわ!」

 

「ガハッ!?」

 

 黒子は少女の背後に回り背中にドロップキックを喰らわせて吹っ飛ばした。少女は数回、バウンドしながら吹っ飛んだ後、倒れてしまう。

 

(今ですわ!)

 

 自分が身を挺して作ったチャンス。黒子は少女を気絶させる為にテレポートで一気に少女の元へ移動する。そして黒子の手が少女の手に延びる。

 

「なんてな☆」

 

「ガハッ……!?」

 

 がしかし。黒子の背後(・・)から少女が蹴りを叩き込んだ。蹴りを叩き込まれた黒子は再び吹き飛ばされ倒れてしまう。

 

「な、なぜ……!?」

 

 黒子はわからなかった。捕らえる直前までに確実に目の前にいたはずの少女が背後から攻撃を仕掛けたかということに。

 

「それを教える必要はないわ。ほな行こうかお姉ちゃん」

 

 少女の手が少しずつ少しずつ黒子へと伸びて行く。

 

 絶体絶命のピンチ。黒子の運命は!? 

 

 

 

 




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