とある科学の大空と超電磁砲(レールガン)   作:薔薇餓鬼

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標的(ターゲット)119 犯人の正体

 

 リボーンが犯人の正体を知っていると知って騒然する。

 

「な、何でリボーン君が……あっ! 白蘭さんの能力ですね!」

 

「違ぇぞ。こいつだ」

 

 初春は白蘭の能力で犯人を特定したと推測するがリボーンは否定する。そして懐から封筒に入った手紙を取り出した。

 

「昨日の夕方にボンゴレに9代目宛てに届いた。そしてこれがさっき俺の元に届いた。こいつが誘拐事件の犯人の手がかりだ」

 

「ボンゴレに?」

 

「それが今回の事件とどう関係してくるんですの?」

 

 リボーンが手紙の詳細を話す。ツナと黒子はこの手紙と今回の事件の犯人が関係しているのかがわからず疑問符を浮かべる。

 

「あの……話の腰を折るようで申し訳ないのですが……」

 

「さっきから仰ってるボンゴレとは一体……?」

 

 リボーンの言っていることをツナと黒子は当たり前のように理解しているが、湾内と泡浮はボンゴレが何のことかわからなかった為、ボンゴレが何なのかについて尋ねた。

 

「お前らには俺たちのことを説明しておかなぇとな。後、固法にもな。固法どこだ?」

 

「固法先輩は会議に出てます。その内、戻って来るとは思います」

 

「そうか。それと美琴に連絡してぇんだが連絡取れるか? 固法が戻って来る前にあいつに確認したいことがある」

 

「何かあった時の為にお姉様の携帯は今朝、病院に私が届けましたの。連絡は可能ですの」

 

「わかった」

 

 そう言うとリボーンの帽子の上に乗っているレオンがリボーンの掌に移動する。するとレオンが携帯に変化する。リボーンは携帯で美琴に連絡する。

 

「カ、カメレオンが携帯に……!?」

 

「どうなっていますの……!?」

 

「あれはリボーンの相棒のレオンだよ。レオンは形状記憶カメレオンっていって、一度見た物なら何でも変身できるカメレオンなんだ」

 

「沢田さんの言ってたのって本当だったんですね……」

 

「もう何でもアリですわね……」

 

 レオンが変形したことに驚きを隠せない湾内と泡浮にツナがレオンの詳細を説明した。前にツナからレオンの詳細を聞いていた初春と黒子でさえ驚きを隠せないでいた。

 

「そうか。あんがとな。退院したら俺が手当てしてやるからな」

 

 美琴にそう言うとリボーンは通話を切る。レオンは携帯から元のカメレオンの姿に戻った。

 

「やっぱりな。どうやらあいつらの予想は当たってやがったな」

 

「ただいま。あらリボーン君じゃない」

 

「お。帰ってきたな」

 

 リボーンは電話を切ると、タイミング良く固法が戻って来た。

 

「今回の事件の説明をする上でまず俺たちの正体を話さなきゃならねぇ。まず俺とツナはこの世界の人間じゃねぇ。俺たちは異世界から来た人間なんだ」

 

「い、異世界……!?」

 

「な、何を……!?」

 

 リボーンが自分たちが異世界の人間であるということを話す。異世界の人間と聞いて湾内と泡浮はリボーンは驚きを隠せないでいた。それでもリボーンはさらに続ける。ツナは世界最強のマフィアであるボンゴレファミリーの後継者であり、自分がボンゴレファミリーの現ボスであるボンゴレⅨ世(ノーノ)の命令でツナをボンゴレのボスにする為に派遣された家庭教師(かてきょー)であるということを。

 

「ツナ君が……」

 

「「……」」

 

 固法はツナが異世界の人間であるということは知っていたものの、ツナがマフィアの後継者であることは知らかった為、衝撃を受けていた。湾内と泡浮は頭がどうにかなりそうになっていた。

 

「そして昨日、ボンゴレにこの手紙が届いた。そして今日その手紙が俺の元に届いた。差出人はバミューダ・フォン・ヴェッケンシュタイン」

 

「え!? バミューダから!?」

 

「そのバミューダ・フォン……バミューダさんという方はマフィアなんですか?」

 

 手紙の差出人がバミューダだと知ってツナは驚きの声を上げ、初春はバミューダのことがわからなかった為、リボーンに尋ねる。

 

「バミューダは復讐者(ヴィディンチェ)っていう組織のリーダーに当たる男の名だ。復讐者(ヴィンディチェ)はマフィア界の掟の番人で、法で裁けない奴らを裁くんだ。マフィア界で掟を破った者は復讐者(ヴィンディチェ)によって罪を裁かれ投獄されるんだ」

 

「それで何でバミューダがボンゴレに送った手紙と今回の事件がどう関係するんだよ?」

 

「バミューダの手紙の内容に今回の事件の犯人の手がかりがあったんだ」

 

「手紙の内容に?」

 

 手紙の内容と今回の事件がどう繋がってるのかわからずツナは疑問符を浮かべる。

 

「手紙の内容はこうだ。最近、我々はエスカ・ピアーレを危険視ししていた。掟こそ破ってはいないもののとても危険な女だと」

 

「エスカ?」

 

「エスカ・ピアーレ。幻影魔女(ファータ・ヴェローラ)という異名を持つ殺し屋(ヒットマン)だ。エスカは男を騙し、数多のマフィアを壊滅し転々するっていう神出鬼没の女だぞ」

 

「ファータ・ヴェローラ……」

 

「幻影魔女……」

 

「大層な通り名ですこと」

 

 常盤台のエリート教育を受けている湾内、泡浮、黒子はエスカの異名の意味を理解していた。

 

「話の続きだ。そして最近、エスカがついに掟を破った。我々はエスカを拘束する為に動いた。だがおかしなことに捜しても捜してもエスカが見つからない。そこで我々はエスカの経歴を洗い、エスカの行方の手がかりを探すことにした。そしてあることを判明した」

 

「あること?」

 

「エスカがリスペディッツィオーネファミリーに所属していたことが判明した」

 

「そ、それって……!?」

 

「ああ。リスペディッツィオーネファミリーにいたイノルトは異世界転送装置を作り、お前をこの世界……学園都市に転送した原因をきっかけ作ったファミリーだ」

 

「じゃ、じゃあ……!?」

 

「今回の学生誘拐事件の犯人は学園都市の人間じゃねぇ。俺たちの世界の人間。エスカだ」

 

「「「「「っ!?」」」」」

 

 今回の事件の犯人が異世界の人間だと知ってツナたちは驚きを隠せないでいた。

 

 

 




まぁところどころで伏線張ってたんでわかっていたとは思いますが、今回の犯人はツナたちの世界の人間です。

ちなみにエスカはイタリア語で誘惑という意味です。
ピアーレはアッカラッピアーレから。イタリア語で欺くという意味です。



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