リボーンによって学生誘拐事件の犯人がツナたちの世界にいる
「ちょ、ちょっと待って! 本当にそのエスカって人が犯人だという証拠はあるの?」
「固法先輩の先輩の言う通りですわ。異世界転送装置を作ったファミリーに属していたとはいえ証拠がなければ信じることはできませんの」
固法と黒子は本当にエスカが学生誘拐事件の犯人なのかどうか信じられないでいた。
「物的な証拠はねぇ。だが今回の事件の不自然な部分は死ぬ気の炎を使った犯行であれば説明がつく」
「「「死ぬ気の炎?」」」
死ぬ気の炎を知らない固法、湾内、泡浮は疑問符を浮かべる。
「死ぬ気の炎って沢田さんが使ってる炎ですよね」
「そうだぞ。こいつを装着してやってみろ黒子」
「わ、私が!? 何ですの!?」
「口で言うよりも実際にやった方がわかるかるしな」
「で、ですが……急にやってみろと言われても……」
リボーンは懐からリングを取り出すと黒子に投げて渡した。急にやってみろと言われて黒子は戸惑ってしまう。
「覚悟を炎にするイメージだ。そうすりゃ炎が灯る。お前の
「上等ですわ。やってやりますわ」
リボーンに煽られて黒子はリングを装着すると目を閉じて集中する。
「で、出ましたわ……」
「ど、どうして……!?」
「能力は1人1系統なはずなのに……!?」
黒子のリングに嵐の炎が灯った。湾内と泡浮はすでに能力を持っている黒子が発火能力が使えることに驚きを隠せないでいた。
「死ぬ気の炎は生命エネルギーを可視化したもので普通の炎と違って死ぬ気の炎は炎自体が破壊力を持った超圧縮エネルギーだなんだ。死ぬ気の炎はお前らの能力と違って、
「そんな力が……」
「ということは沢田さんは……」
死ぬ気の炎という超能力とは全く別の力があると知って湾内と泡浮は驚くと同時にあることを理解する。
「うん。俺は能力者じゃないんだ。学園都市の言い方で言うと俺は
「「っ!?」」
ツナは
「でも沢田さんのと色が違いますね。沢田さんはオレンジですが白井さんは赤ですね」
「死ぬ気の炎には大空、嵐、雨、晴、雷、雲、霧の7つの属性があってな。色で何の属性か判断できるようになってるんだ。大空はオレンジ。嵐はレッド。雨はブルー。晴はイエロー。雷はグリーン。雲はバイオレッド。霧はインディゴっていう風にな」
初春はツナの死ぬ気の炎と黒子の死ぬ気の炎が色が違うことに気づいた。
「そして各属性にはそれぞれ特徴があるんだぞ。大空は調和。嵐は分解。雨は鎮静。晴は活性。雷は硬化。雲は増殖って言う風にな」
リボーンは死ぬ気の炎の属性と霧属性以外の炎の特徴を説明する。
「そして霧は構築。あるものをないものとし、ないものをあるものにできる。つまり幻覚を産み出せる。エスカの人物像が違うのは霧の炎で自分の姿を偽ってるからだ」
「でもいくら霧の炎が幻覚を産み出せるといっても常盤台の侵入はどう説明できるの?」
幻覚を使って人物像を変えていたのは理解できたが、幻覚と常盤台の侵入がどう関係しているのか固法にはわからなかった。
「あれは幻覚で周囲と同調して自分の姿で隠していたからだ」
「いくら幻覚を使っても監視カメラやセンサーまでを誤魔化すことなんてできるわけ……」
リボーンは常盤台の侵入も幻覚だと言うが、固法は幻覚で機械をも騙すことは不可能だと言う。
「強力な幻術は機械をも誑かす。霧の炎と強力な術士なら充分、可能だ」
「そういえば常盤台狩りの時に沢田さんが……」
「ですが本当にそんなことが可能なんですの……?」
常盤台狩りの事件の時に犯人の能力を話し合っている時にツナが言っていたことを初春と黒子は思い出していた。
「何なら証拠を見せてやるぞ」
リボーンがそう言うと指をパチンと鳴らす。すると支部内に突如、クロームが姿を現した。
「クローム!?」
「ひ、人が急に!?」
「い、一体どこから!?」
まさかクロームがここにいるとは思ってみなかった為、ツナは驚きの声を上げ、泡浮と湾内は急に人が現れた為、驚きの声を上げる。
「最初からいたぞ。幻覚で姿を消してはいたがな。なんなら監視カメラで調べてみろ。クロームは支部に入る前から幻覚を使ってるぞ」
「初春」
「はい!」
リボーンの言葉を聞いて黒子は初春に監視カメラを調べるように指示する。初春は支部の周辺にある監視カメラをハッキングして時間を遡り監視カメラの映像を見る。
「ほ、本当に……映ってない……」
初春が映像を見ると途中まではクロームの姿が映っていたが幻覚を使った瞬間、クロームの姿が消えて監視カメラの映像からクロームの姿が完全に消える。初春はクロームの姿が消えたことに驚いていた。初春の反応を見てツナとリボーン以外、パソコンの周辺に集まり映像を見る。そして全員、初春と同じく衝撃を隠せないでいた。
「な。言っただろ」
「で、では爆発はどう説明するんですの!?」
「これに関してはおそらく
「ボックスアニマル?」
「見せた方が早ぇな。ツナ、クローム」
「う、うん!」
「うん……」
リボーンが指示するとツナはリングからナッツを出し、クロームは耳に装着しているイヤリングから梟を出した。ちなみにこの梟の名はムクロウである。
「「「猫と梟!?」」」
どこからともなくナッツとムクロウが出て来た為、固法、湾内、泡浮は驚きの声を上げた。
「こいつは
リボーンはエスカの能力が
「そ、それよりもこの動物たちはどこから……」
「えっと……俺はこのリングから……」
「私はこのイヤリング……」
「ど、どうなってるのよツナ君の世界の技術は……」
泡浮がナッツとムクロウがどこから出て来たのか尋ねると、ツナとクロームはリングとイヤリングを見せつけながら答えた。
「とにかくだ。これでわかっただろ? 今回の事件がエスカの仕業だってな」
「ま、まぁ……」
リボーンのこれらの証言で黒子は完全に信じるとまでは言わなかったが、充分に可能性があるということは認めた。
「けど敵の正体がわかったとしても結局の犯人の居場所がわからないのではどうしようもないですよ」
初春が一番の問題を指摘する。敵の正体と能力の詳細がわかっても居場所がわからなければ捕えることもできない上に学生の誘拐は止めることはできない。
「だったら餌をばら蒔いて、誘き寄せりゃいいだけの話だろ」
「餌?」
リボーンの言う誘き寄せる為の餌が何なのかわからずツナは疑問符を浮かべる。
「美琴を誘拐させてエスカを誘き寄せるぞ」
「「「「「はぁああああ!?」」」」
リボーンの突拍子の無い作戦にツナたちは驚きの声を上げる。
しれっと黒子に死ぬ気の炎を出させちゃいました。前に黒子の死ぬ気の炎は雲だと思うって書いたんですがやっぱり嵐かなって思ったのでそうしました。
湾内は雨 能力と同じ水を操るから
泡浮は雲 雲は浮いてるから
婚后は嵐 能力と同じく風を操るから
この3人の属性はこんな感じかな?
アクセラレータ 雨 血の雨を降らせるから
垣根提督 霧 あらゆる物質を構築するから
御坂美琴 雷 能力と同じく電気を操るから
麦野沈利 嵐 怒涛の攻撃だから
食蜂操折 晴 性格が明るいから
藍花悦 霧 神出鬼没だから
削板軍覇 晴 了平と似てるから
神の右席
ヴェント 嵐 能力と同じく風を操るから
テッラ 霧 なんとなく
アックア 雨 水を操るから
フィアンマ 嵐と雷 全てが最強だけど、その中でもどんな攻撃をも上回れることのできる印象が強かったから
テッラだけはなんとなくです。テッラは大地という意味なので大地の炎がいいんじゃないかと思ったけどなんか止めました。
これは僕の想像です。皆さんとは違うと思います。もしこの人はこの属性なんじゃないかって思うなら感想欄でもメッセージボックスでを送って下さい。
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