とある科学の大空と超電磁砲(レールガン)   作:薔薇餓鬼

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標的(ターゲット)121 リボーンの提案

 

 

 

 リボーンの提案した案に衝撃的を受けるツナたち。

 

「み、美琴を誘拐させるって何考えてるんだよリボーン!?」

 

「そうですわ! あなたはお姉様を何だと思っているんですの!?」

 

 美琴を誘拐させるという正気の沙汰ではない作戦にツナと黒子は猛反発する。

 

「冷静になって考えてみろ。エスカは常盤台の生徒に成り済ましてでも美琴を呼んだ。つまり美琴を喉から手が出る程、欲しいと思ってんだ。だから殺されることは絶対にねぇ。だったら美琴に発信器でもつけて敢えて拐われてもらう。そうすりゃエスカも誘き寄せられる上に捕まった奴らの居場所もわかる。まさに一石二鳥だろ」

 

「ですが御坂さんにそんなことさせるなんて……」

 

「いくら犯人が御坂さんを殺せないといっても……」

 

「危険過ぎますわ……」

 

「そうね。賛同しかねるわ」

 

 リボーンの作戦を聞いて初春、湾内、泡浮、固法は反対であった。当然の話ではあるが。

 

「まぁそう話を急ぐな。俺は本物の美琴にやらせるつもりはねぇぞ。偽物の美琴(・・・・・)にやらせるって言ってんだぞ」

 

「偽物って……あっ! そっか! それならいけるかも!」

 

 リボーンの話を聞いてツナはリボーンが考えている作戦を理解した。

 

「目には目を。歯には歯を。そして幻覚には幻覚だ。幻覚の美琴でエスカを誘き寄せるんだぞ」

 

「幻覚って……でもそれじゃ発信器が取り付けられないわよ」

 

「そこは問題ねぇ。クローム」

 

「うん」

 

 固法はリボーンの作戦の問題を指摘する。リボーンはニッっと笑いながらそう言うとクロームの名前を呼ぶ。クロームは首を縦に振ると自分の横に幻覚の黒子を作り出した。

 

「わっ! そっくり!」

 

「見分けがつかないわね……」

 

 あまりに精巧な幻覚(黒子)を見て初春と固法は本物の黒子と幻覚(黒子)を見比べながら驚いていた。

 

「白井黒子ですの。よろしくお願いしますの」

 

「しゃ、喋りましたわ!?」

 

「声までそっくりだなんて……」

 

「なんかドッペルゲンガーを見てるようでなんか複雑ですわ……」

 

 姿だけでなく声までそっくりだった為、湾内と泡浮は驚きを隠せないでいた。一方で黒子は見たら死ぬと言われるドッペルゲンガーを見ているみたいであまり言い気持ちではなかった。

 

「それだけじゃねぇぞ」

 

 リボーンがそう言うと幻覚の黒子は動き始めると初春の前に移動すると、幻覚の黒子は初春の肩に右手を置いた。

 

「え!? 幻覚なのに実体がある!?」

 

「「「「「っ!?」」」」

 

 初春は幻覚の黒子に触れられているのにも関わらず、確かに質量があることが感じられていることに驚きを隠せないでいた。初春の言葉を聞いて、ツナとリボーンとクローム以外は驚きを隠せないでいた。

 

「有幻覚つってな。実体のある幻覚なんだぞ。それなら発信器だってつけられるだろ」

 

「実体のある幻覚って……」

 

超能力者(レベル5)でもできないんじゃないでしょうか……?」

 

 超能力者(レベル5)でも不可能なのではないかということを当たり前のようにやって退けるクロームを見て湾内と泡浮は驚きを隠せないでいた。

 

(あの時、吹き飛ばしたのにも関わらず、背後から攻撃を受けたのはこの有幻覚の力……)

 

 黒子は思い出す。エスカを蹴り飛ばしたのにも感触があったのにも関わらず、エスカが後ろから攻撃して来た時のことを。そして自分が吹き飛ばしたのが有幻覚のエスカだということに。黒子の予想は当たっている。あの時、見えない爆発物によって発生した煙で黒子の視界が塞がっている間にエスカは有幻覚を作り出し、自分自信は幻覚で周囲と同調することで身を潜めたのである。そして有幻覚のエスカが黒子に蹴り飛ばされた後、黒子の背後を取って攻撃を喰らわせたのである。

 

「さて。どうだ? これなら何の問題もねぇだろ」

 

「ですが相手に幻覚ってバレてしまえばこの作戦は終わってしまいますの」

 

「問題はねぇ。クロームは超一流の術士。エスカなんて三流の術士とは格が違うからな」

 

「「「「「……」」」」」

 

 エスカに幻覚の美琴がバレてしまうという可能性があると黒子は言うがリボーンは微塵も心配していなかった。学園都市を混乱に陥れるようなエスカを3流呼ばわりするリボーンにツナとクローム以外は驚きを隠せないでいた。

 

「でも現状これしか方法がないのも事実。考えても仕方がないわ。やりましょう」

 

 これ以上いい作戦がない為、固法はこの作戦に懸けることを決意する。

 

「後は……絹保と万彬だけだね」

 

「どうしたの?」

 

「実は友達が救いたいから捜査に協力したいって言ってきたんです」

 

「協力……」

 

「「お願いします!」」

 

「……」

 

 ツナが固法に事情を説明すると湾内と泡浮は固法に頭を下げて協力させてくれないかと頼む。固法はどうするべきか考える。

 

「そいつらの覚悟は本物だぞ。それにお前らはエスカに一矢報いたい訳じゃねぇんだろ」

 

「はい……」

 

「私たちは婚后さんを……私たちの友人を救いたいんです」

 

「だったらエスカに誘拐された奴らを助ける部隊とエスカと戦う部隊に別れりゃいい。エスカに誘拐された奴らを助けるんなら危険は少ないしいいんじゃねぇのか」

 

「そうねぇ……それなら危険は少ないわね。それに誘拐された人はたくさんいるから人手も欲しいわね……」

 

 リボーンの提案を聞いて、固法は右手の親指と人差し指を顎に当てながら考える。

 

「わかったわ。協力を許可するわ」

 

「「ありがとうございます!」」

 

 固法は協力を許可した。許可が出て湾内と泡浮は表情(かお)をパァッと明るくさせながらお礼を言った。

 

 

 いざ! 作戦開始! 

 

 

 

 




ようやく戦闘シーンに入れる…というかツナとクロームの台詞が少ない…

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ツナとアックアの戦い。どんな形がいい?

  • 1対1の一騎討ち
  • ツナと天草十字正教が協力して戦う
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