とある科学の大空と超電磁砲(レールガン)   作:薔薇餓鬼

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標的(ターゲット)125 大空(ツナ)vs幻影魔女(エスカ)

 

 

 

 

「死ね!! 超電磁砲(レールガン)!!」

 

「させない!」

 

「ゴハッ!?」

 

 エスカの顔面に拳が叩き込まれる。拳を叩き込まれたエスカはおもいっきり吹き飛ばされる。吹き飛したのはツナだった。

 

「大丈夫か美琴!?」

 

「お姉様!? 大丈夫ですか!?」

 

「黒子……沢田……向こうは?」

 

「全員、避難完了いたしましたの。それでこちらに向かって来ましたの」

 

 美琴が救出の方がどうなったのか尋ねると、黒子は全員救出したことを報告した。

 

「それにしてもどうなっていますの? 途中から海が広がって……これも幻覚ですの?」

 

 黒子は戸惑っていた。ここに来る途中から海が広がっていたことに。これが本当に幻覚なのかということに。

 

「そのグローブのエンブレム……まさかお前のことだったとはね……ボンゴレⅩ世(デーチモ)!!」

 

「あれは……まさか……!?」

 

「な、何ですのあれは……あれも幻覚ですの……!?」

 

 エスカはツナのボンゴレギアの甲に描かれているボンゴレのマークを見て、ツナの正体に気づく。エスカの姿を見てツナは何かに気づき、黒子はあまりにもおぞましいエスカの姿を見て、恐怖しながら幻覚なのかどうか疑っていた。

 

「ヘルリングだ」

 

「やっぱりか……」

 

「ヘルリング……?」

 

 リボーンがそう答えるとツナは自分の予想が当たっていたことに気づき、黒子はヘルリングという聞いたことにない単語を聞いて驚きを隠せないでいた。

 

「死ぬ気の炎が発見される前からあるといわれる、世界に6つしかないと言われる霧属性最高ランクの呪いのリングのことだ。ヘルリングは所有者との契約によって膨大な力を与えることができる。己の精神をリングに喰わせることでな」

 

「精神を喰わせる……!? じゃあこれは幻覚じゃないんですの……!?」

 

「ああ。温厚だった人物が暴君に変わっちまった裏にはこのリングが関係してっていう噂もあるぐらいだからな。前に他のヘルリングに己の精神を喰わせた奴がいたが、あまりの強さに人格が破綻しちまってたからな。あながちその噂も嘘じゃねぇかもな」

 

 リボーンは先程、美琴にした全く同じ説明を黒子にした。己の精神を喰わせるという条件、あれが幻覚ではないのだと知って驚愕していた。

 

「相手があのボンゴレⅩ世(デーチモ)とはねぇ!! 壊しがいがあるわね!!」

 

 相手がボンゴレの次期ボスであるツナだと知ってエスカのテンションはさらにハイになる。するとエスカの体が徐々に大きくなっていく。

 

「か、体が……!?」

 

「どうなって……!?」

 

 急にエスカの体が大きくなったことに美琴と黒子は驚きを隠せないでいた。

 

「それがそのヘルリングの力か?」

 

「そうよ!! これが鬼怨念(デモーネ・リセンティメント)のヘルリングの力よ!! このリングと契約したものは絶大な力が与えられるだけじゃなく、怨念を感知して取り込みパワーアップできる!!」

 

「怨念を感知して取り込むって……」

 

「そんなことが……」

 

 エスカの体が大きくなるのを見てツナはこれがエスカのヘルリングの力だと理解する。怨念を取り込みパワーアップすると聞いて美琴と黒子は信じられないでいた。

 

「さぁ!! 来なさいボンゴレⅩ世(デーチモ)!! ぶち殺してあげるわ!!」

 

「お前には無理だ。化け物」

 

「言うじゃない!! このクソ……がっ!?」

 

 ツナは炎を逆噴射させると一気にエスカの間合いへと侵入した。そして右手を拳をおもいっきり振り上げ、エスカを上空へと飛ばした。

 

「調子に乗るな!!」

 

 角に炎を集束させると下にいるツナに向かって放った。大量の霧の炎が一直線にツナへと向かっていき、ツナに直撃する。

 

「直撃!?」

 

「沢田さん!!」

 

「アハハハハ!! 大口を叩いてた癖にその程度!? 全然、大したことないじゃない!!」

 

 エスカの攻撃が直撃したのを見て美琴と黒子は驚きを隠せず、エスカは嘲笑っていた。

 

「誰が大したことないって?」

 

 爆煙の中からツナの声がする。そして爆煙が徐々に晴れる。そこには炎の球体に包まれながら右手の手の平と左手の手を組み合わせ、四角形を作っているツナがいた。すると炎は徐々に収縮していき四角形を作っている手に炎が吸収され、ツナの炎がさらに大きくなり激しく燃え上がる。

 

「死ぬ気の零地点突破改」

 

「炎を……吸収して自分の力に変えただと!?」

 

 エスカは驚愕していた。何か吸収する機材を使わずに人体だけで炎の吸収したことに。

 

「な、何が起きたんですの……!?」

 

「あいつ何を……!? 確かに直撃したのに……!?」

 

 黒子と美琴はツナが何をしたのかわからず、困惑していた。

 

「死ぬ気の零地点突破改だ」

 

「死ぬ気の零地点……?」

 

「死ぬ気の零地点突破改。相手の死ぬ気の炎を吸収して自分の力に変換するツナ専用の技だ。死ぬ気の炎を使う奴がいないこの世界じゃあ使えない技だがな」

 

「いくらこの世界で使えないといっても……まだそんな技を……」

 

「相変わらず底が知れないわね……」

 

 リボーンから死ぬ気の零地点突破改の詳細を聞いてまたツナの凄さを実感する。

 

「流石はボンゴレⅩ世(デーチモ)!! 殺りがいがあるわね!!」

 

 エスカは有幻覚と幻覚の分身を作り出すと空中から一気にツナへと向かって行く。ツナは一歩も動くことなく最低限の動きだけでエスカの攻撃を躱す。

 

「ガハッ!?」

 

「な、何をしたんですの……!?」

 

 そして躱すと同時に有幻覚のエスカと本体だけを手刀で攻撃した。本体のエスカは消えないのでツナはエスカの背中にさらに拳を叩き込むとエスカ地面にうつ伏せの状態で倒れる。黒子はあまりのことに何が起きたのかわからず困惑していた。

 

「簡単だ。攻撃を避けつつ有幻覚と本体だけを攻撃したんだぞ」

 

「あの一瞬で幻覚と有幻覚と本体を見破ったっていうの……!?」

 

「今までツナが経験した幻覚はエスカよりも遥か上だからな。あの程度の幻覚を見破るなんざツナにとっては造作もねぇぞ」

 

 リボーンの説明を聞いて美琴は驚愕していた。ほんの数秒も満たない時間で有幻覚と本体を見破ったツナの力に。リボーンは口元を緩ませながらそう言った。

 

「くっ!」

 

 エスカは地面に向かって炎を纏った拳を叩き込むと砂を舞い上がりツナの視界が塞がる。

 

(三方からの同時攻撃……上が本体か)

 

 左方のエスカは炎を纏った腕でラリアット、右方のエスカは姿勢を低くした状態で拳に纏った炎で攻撃、上空のエスカは角に炎を集束して放とうとしておりツナは完全に包囲されてしまう。

 

「何……!?」

 

 エスカは驚きを隠せないでいた。ツナは体をおもいっきり反らすと同時に空中にほんの少しだけ浮くと、空中で仰向けになった状態で左方と右方のエスカの攻撃を避けていたのだから。

 

「がっ!?」

 

 ツナは右足で右方のエスカを上空にいる蹴り飛ばした。有幻覚のエスカと本体のエスカがぶつかる。ツナのまさかの行動に反応が遅れてしまったのである。

 

「終わりだ」

 

「ゴハッ!?」

 

 ツナは炎を逆噴射させて一瞬にして上空にいるエスカのいる場所まで移動するとエスカの背中に拳を叩き込んだ。エスカは地面におもいっきり叩きつけられた。

 

 ドォオオオオオオン! 

 

「がぁああああ!!」

 

 エスカの角に集束していた炎が暴発し爆発してしまう。エスカは断末魔が幻覚内の海に響き渡った。

 

 

 ツナ! 圧倒! 

 

 




学生誘拐事件篇をやったのは死ぬ気の零地点突破改を出したかったからです。死ぬ気の炎が出てこない学園都市じゃどうしても出せないもので。


鬼怨念(デモーネ・リセンティメント)のヘルリングの詳細
他のヘルリングと同じく戦力増加が可能。人間の嫉妬や怨念によって悪霊となり鬼の姿となった者たちが現世をさ迷った後に、リングに集まってできたヘルリング。契約した者は怨念を感知して怨念を取り込みパワーアップできる。


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ツナとアックアの戦い。どんな形がいい?

  • 1対1の一騎討ち
  • ツナと天草十字正教が協力して戦う
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