とある科学の大空と超電磁砲(レールガン)   作:薔薇餓鬼

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標的(ターゲット)126 終止符

 ヘルリングによってパワーアップしたエスカを余裕で圧倒するツナ。

 

「はぁ……はぁ……この私が……この私がクソガキ共に……!?」

 

 ヘルリングパワーアップしたエスカだったが美琴から受けたダメージに加えて、ツナの攻撃と自分の暴発した一撃を喰らって満身創痍だった。

 

「こうなれば!!」

 

 エスカは再び上空に移動すると再びエスカの体が大きくなる。ヘルリングの力を最大限に使い、学園都市中に広がる怨念を取り込んでいく。

 

「感じるわ!! この学園都市に広がる怨念が!! いいわ!! いいわ!! 最高だわ!!」

 

 怨念を取り込んで自身の力がさらに漲っている感じて、エスカは嬉々としていた。そして力が溜まるとエスカは両手を上げる。すると巨大な炎の球が想像され、さらに大きくなっていく。

 

「いくらお前でもこの量の死ぬ気の炎を吸収はできないでしょう!? これで終わりよ!! ボンゴレⅩ世(デーチモ)!!」

 

「な、何よこれ……!?」

 

「ま、まずいですわ! あんなものが落ちれば私たちどころか、この辺り一帯が焦土と化しますわ!」

 

 巨大な炎の球体を見て美琴は驚愕し、黒子はあの炎の球体が地面に落ちた時どれだけの被害が出るか容易に想像できてしまっていた。

 

「オペレーションX(イクス)

 

『了解シマシタボス。イクスバーナー発射シークエンスヲ開始シマス』

 

 ツナは炎の球体を見ても動じることなく静かに呟いた。そしてツナは左手を斜め左に下げ、右手を上空にいるエスカに標準を定める。

 

「炎を逆方向に噴射!? 沢田さん一体何を……!?」

 

「あ、あれって……!?」

 

 黒子はツナが何をしようとしているのかわからず困惑し、美琴は幻想猛獣(AIMビースト)を消滅させた技をツナが放とうとしていることを理解する。

 

「久しぶりだな。XBURNER(イクスバーナー)を見んのは」

 

「イクス……バーナー……?」

 

 リボーンは口元を緩ませながらそう言った。虹の代理戦争以降、リボーンはツナとスパーリングをしていたがツナのXBURNER(イクスバーナー)を見ていない。

 XBURNER(イクスバーナー)は強力な技ではあるものの発射するまでに時間を要する。そんな技をリボーン相手に撃つ時間を作ることなど不可能に近い。

 

「ツナの必殺技(とっておき)だ。それより気を抜くんじゃねぇぞ。攻撃の余波がこっちまで来るぞ」

 

「攻撃の余波って……ま、まさか……!?」

 

 リボーンの言葉を聞いて黒子は理解する。ツナは逆方向に噴射したのはあの炎の球体を破壊する為の炎を発射するのに必要な支えだということに。

 

『ライトバーナー炎圧上昇。23万……24万……25万FV(フィアンマボルテージ)

 

「いいじゃない!! いいじゃない!! ただこのまま消えるなんて面白くないわ!! このまま自分の力の弱さを嘆いて絶望する表情(かお)が見たいのよ私は!!」

 

 エスカはツナがやろうとしていることを理解する。しかしエスカは臆するどころか、逆に嬉々とした表情をかを浮かべ、喜んでいた。

 

『レフトバーナー炎圧上昇。23万……24万……25万FV(フィアンマボルテージ)ゲージシンメトリー発射スタンバイ』

 

 ついにXBURNER(イクスバーナー)を発射する準備が整った。

 

「この一撃でこの事件に終止符を打つ。覚悟しろエスカ」

 

「ほざけ!! 終わるのはお前だクソガキ!!」

 

 ツナもエスカも放つ準備が完了し、双方いつでも放つことができる状態となった。

 

魔女の導き(グイーダ・ディアーヴォラ)!!」

 

XBURNER(イクスバーナー)!!」

 

 エスカの巨大な炎の球体がツナに向かって放たれ、ツナは炎の球体に向かって大量の炎が放たれる。

 

「はぁああああああ!!」

 

「おおおおおおおお!!」

 

 炎の球体とツナの炎がぶつかる。エスカとツナは叫び声を上げる。

 

「な、何……!?」

 

 だが炎の球体が徐々に破壊されていく。破壊されていく球体を見てエスカは驚きを隠せないでいた。そして炎の球体は完全破壊される。

 

「終わりだ」

 

「わ、私が……こんな……こんなクソガキに……!? がぁあああああああああ!!」

 

 ツナの炎がエスカを包んでいく。エスカは断末魔を上げる。そしてエスカは上空から落ちるとヘルリングによって変貌した姿は元に戻る。かろうじて生きてはいるもののエスカの全身は焼け焦げており、以前のような透き通るような白い肌はどこにもなかった。

 

(あれだけの炎を……!? お姉様の超電磁砲(レールガン)の何十倍もの威力……!?)

 

 XBURNER(イクスバーナー)を初めて見た黒子は驚愕していた。辺りを焦土と化すような一撃を完全に破壊した上にエスカまで倒したのだから。

 

「魚……?」

 

「クマノミだな。こいつがこの幻覚世界を作ってたんだ」

 

「本当に幻覚だったのですのね……」

 

 ツナがエスカを倒したことで幻覚世界が崩れ、元の廃工場へと戻っていく。すると上空から大量のクマノミが降って来る。霧のクマノミ(ネッビア・ペッシ・パリアッチ)。これがエスカの(ボックス)アニマルである。黒子は元の廃工場に戻って来るのを見てこの海が幻覚だったということを理解する。

 

「これで終わりでいいのよね? また幻覚って訳じゃないわよね?」

 

「大丈夫だ。あれは間違いなく本体だ」

 

 エスカの幻覚に振り回されたせいもあったか美琴は今、倒れているエスカが幻覚なのではないかと疑ってしまっていた。ツナは幻覚ではなくエスカ本人だと断言する。

 

「でしたら後は……」

 

 黒子は携帯を取り出すとエスカを護送してもらう為に警備員(アンチスキル)に連絡しようとした。

 その時だった

 

「後は僕らに任せてくれ」

 

「この声……!?」

 

「「っ!?」」

 

 突如、ツナたちの後方から知らない声が響き渡る。ツナはこの声を知っており、美琴と黒子は知らない声が聞こえた為、慌てて後方を振り向いた。そこには丸い形をした夜の炎があった。

 

「久しぶりだね綱吉君」

 

「「っ!?」」

 

 そして夜の炎の中からバミューダとイェーガーが出て来る。黒子と美琴はバミューダの姿を見て驚きのあまり固まってしまっていた。

 

 

 掟の番人。再び

 

 

 

 




本当はXBURNER(イクスバーナー)を出すつもりはなかったんですが、出しちゃいました。さてもう少しで学生誘拐事件篇は終了です。いかがだったでしょうか?正直、美琴がこんなにもあっさり負けるのを見て、不満を抱いた方がいらっしゃったら本当に申し訳ありません。今回の学生誘拐事件篇はとあるキャラと死ぬ気の炎を使う相手と戦わせてみたい、そう思って始めた話でした。それと死ぬ気の零地点突破改も出しかったので。
正直、この学生誘拐事件篇が面白いと思っていただけたかどうかはわかりませんが、自分はやり切ったと思っています




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ツナとアックアの戦い。どんな形がいい?

  • 1対1の一騎討ち
  • ツナと天草十字正教が協力して戦う
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