とある科学の大空と超電磁砲(レールガン)   作:薔薇餓鬼

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今回から日常篇です。他のリボーンキャラ、春上さん、そして恋愛系の話をやりたいと思っています。


日常篇
標的(ターゲット)130 怒涛の日々1


 

 

 ツナが婚后と連絡を交換し終えた後、ツナたちはこれまで通り、通常業務へと戻る。婚后、湾内、泡浮、美琴、は帰って行く。

 

「んじゃ。俺もそろそろ帰るぞ。佐天を鍛えなきゃいけねぇしな」

 

 そう言うとリボーンも同じく支部を出て元の世界に戻ることを決める。

 

「そういや言い忘れてたが今日、獄寺が学園都市に遊びに来るらしいぞ」

 

「え!? 獄寺君たちが!?」

 

 リボーンがそう言うとツナは自分たちの仲間が学園都市に遊びに来ると知って驚いていた。リボーンはそのまま何も言わず支部を出て行った。

 

「沢田さんの世界の方ですか。私、会ってみたいです」

 

「いやー……あまり会わない方が……」

 

 初春はツナたちの世界の方と聞いて興味を抱くが、ツナはおすすめすることができなかった。

 その時

 

「通報です! 第7学区の路地で爆破事件発生です!」

 

「「爆破事件!?」」

 

 爆破事件と聞いてツナと黒子は驚きの声を上げる。エスカが爆発物を使っていた為、その場はピリピリしていた。

 

「犯人は高校生だそうです!」

 

「高校生……?」

 

 初春から犯人の特徴を聞いてツナは何かが引っ掛かっていた。

 

「急いで現場へ行きますわよ沢田さん!」

 

「え……!? ちょっ……!?」

 

 黒子はツナの肩に手を置くとテレポートして現場へと向かって行く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして現場に到着する。

 

「通報場所はここですわね……」

 

 通報のあった路地に到着すると黒子はおそるおそる路地を踏み出そうとした。

 その時だった

 

「あっ! 10代目じゃないですか!」

 

(やっぱり獄寺君だーーーー!)

 

 すると路地の奥から獄寺が出て来た。ツナはこの爆破事件がやっぱり獄寺だったと知って驚きを隠せないでいた。

 

「もしかして沢田さんの世界の方ですの?」

 

「う、うん……まぁ……」

 

 獄寺がツナのことを10代目と呼んだことで獄寺がツナの世界の人物だと黒子は理解するが一応、ツナに確認を求めた。ツナは曖昧な返事で答えた。

 

「にしても学園都市っていうのは治安が悪いんすね。ちょっと路地を通っただけで絡まれるんすから。まぁダイナマイト(こいつ)で始末したんすけど」

 

「ダ、ダイナマイト!?」

 

 獄寺がダイナマイトを出しながらそう言うと黒子はダイナマイトを出したことに驚きを隠せないでいた。

 

「獄寺は体中の至るところにダイナマイトを持ってて……スモーキングボムっていう異名で呼ばれてて……」

 

「ということはマフィアなんですの!? というか犯人はこの方だったんですか!?」

 

 いつの間にか現場にリボーンが来ておりリボーンは獄寺のことを説明する。黒子は獄寺が犯人だと知って驚きを隠せないでいた。

 

「ダイナマイトを持って来るなんて! 何を考えていますの!?」

 

「うるせぇぞ。俺が何を持ってようが勝手だろうが。果たすぞコラ」

 

「ご、獄寺君! 落ち着いて!」

 

 黒子はダイナマイトを持っていることを指摘する。獄寺は初対面である黒子に対してやる気満々だった。ツナは獄寺を止めようとする。

 その時だった

 

 ドォオオオオオン! 

 

「ま、また爆発!?」

 

「い、一体何が!?」

 

 再び爆発が起こる。再び爆発が発生した為、ツナと黒子の驚きを隠せないでいた。すると黒子の携帯に電話が入る。

 

『白井さん大変です! 公園で子供が爆発物を放っていると通報が!』

 

「こ、子供が手榴弾を放ってる!? 何を言っていますの!?」

 

「ま、まさか……」

 

「あのアホ牛……」

 

 黒子の言葉を聞いてツナと獄寺はこの爆破を起こしたのか理解していた。

 

「10代目行きましょう!」

 

「うん!」

 

「あっ! 勝手に!」

 

 勝手に動くツナと獄寺を見て怒る黒子であったが、それでも現場に向かって行く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方公園では

 

「ガハハ! 今からここはランボさんの領地だもんね!」

 

「何で子供が手榴弾持ってるのよ……沢田の世界の仲間はどうなってんのよ……」

 

 噴水の上でバカ笑いしているランボがいた。そしてたまたま居合わせた美琴がいた。周囲の人は避難したのか美琴以外、誰もいなかった。

 

「ちょっとあんた! 他の人のことも考えなさいよ!」

 

「うるさいぞ! ここはランボさんの領地! 逆らう奴には容赦しないんだもんね! ましてやパンツも履いてない奴になんて負けないんだもんね!」

 

「履いてるわよ!」

 

 手榴弾を投げた時に発生した爆風で美琴のスカートがめくれた時にランボは美琴のショートパンツを目撃していた。その為ランボは美琴が下着を履いていないと思っているのだ。美琴はちゃんと履いてると主張する。

 

「やーい! やーい! ノーパン女! 悔しかったらかかって来るんだもんね!」

 

「このっ……クソガキ!」

 

「ぎゃあああああ!」

 

「しまっ……!?」

 

 美琴の雷撃が地面を通って噴水の上にいるランボに当たる。美琴はランボの叫び声を聞いて我に返る。

 

「うわぁああああん! 痛いだもんね!」

 

「え……!?」

 

 ランボの泣き声を聞いて衝撃を受けていた。今の一撃は全力ではないものの、かなりの威力だった。その一撃を子供が喰らってタダで済むはずはない。にも関わらずランボは泣いてはいるものの五体無傷である理由がわからなかった。

 

「ったく! やっぱりアホ牛の仕業か!」

 

「美琴!?」

 

「お姉様!? 大丈夫ですか!?」

 

 美琴が驚いていると獄寺、ツナ、黒子が公園にやって来た。

 

「どうされたんですかお姉様……?」

 

「今、私……怒りで我を忘れてあの子に雷撃を喰らわせたのに……あの子に効かなかったの……」

 

「そ、そんなことが……!? ただの見間違いでは……!?」

 

 美琴が先程の出来事のことを黒子に話す。黒子は美琴の言っていることが信じられないでいた。

 

電撃皮膚(エレットゥリコ・クオイオ)だな」

 

「エレットゥリコ・クオイオ……?」

 

 獄寺は2人の会話を聞いて、なぜランボに電撃が効かなかった理由を答える。エレットゥリコ・クオイオという聞いたことのない単語に

 

「リボーンさんの話では電撃皮膚(エレットゥリコ・クオイオ)は電撃を通しやすい皮膚のことらしい。雷撃を喰らっても体の表面を通過しちまうから脳や内臓へのダメージがほとんどねぇんだ」

 

「じゃ、じゃあ……!? お姉様の雷撃を無力化したって言うんですの……!? あの子が……!?」

 

 電撃皮膚(エレットゥリコ・クオイオ)の説明を聞いて黒子は信じられないでいた。こんな幼い子供が美琴の雷撃を無力化したことに。

 

「ま、まぁ……わ、私はこのくらいで……動揺する人間じゃないしぃ……? べ、別に気にしてなんか……」

 

(美琴が壊れた!? やっぱりショックだったんだ!)

 

 いくらランボがツナの世界の人間とはいえ、あんな子供に自分の電撃が無力化されてしまったことに美琴はショックを受けてしまったのだった。

 

 

 

 




これで終わりではありませんよ。まだまだリボーンキャラが学園都市で大暴れします。お楽しみに!


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ツナとアックアの戦い。どんな形がいい?

  • 1対1の一騎討ち
  • ツナと天草十字正教が協力して戦う

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