とある科学の大空と超電磁砲(レールガン)   作:薔薇餓鬼

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標的(ターゲット)141 試される覚悟

 

 

 

 家光の提案により家光が修行相手になることとなった。佐天とリボーンは昼飯を食べた後、並盛山へと向かって行く。

 

「よーし! 涙子ちゃん! いつでも来ていいぞ」

 

(た、戦いづらいなー……)

 

 家光が笑顔で手を広げながらそう言ったが、佐天は相手がツナの父親である為、非常に戦いづらい相手であった。

 

「油断すんじゃねぇぞ。家光はボンゴレのNo.2であると同時にバジルの主でもあるからな。未来のお義父さん(ちちおや)だからって遠慮すんじゃねぇぞ」

 

「余計なことは言いわなくていいよ!!」

 

 最初の家光の詳細だけでいいのにも関わらず、後半の佐天と家光の関係にまで言うリボーンに佐天はツッコミをいれる。

 

「それに家光はツナでも勝ったことがない相手だぞ」

 

「え……!?」

 

 リボーンは佐天に家光の強さをわかりやすく伝える為にそう答えた。リボーンの言葉を聞いて家光の強さに驚きを隠せないでいた。ツナが家光と戦ったのは虹の代理戦争で2回だけ。1回目は敗北。2回目は決着がつかなかった。

 

(ま。今じゃあわかんねぇだろうがな)

 

 しかしリボーンは最後にツナが家光と戦った時に一晩経てばもしかしたら家光に勝てると推測していた。虹の代理戦争から2年が経過した今のツナなら勝てるとリボーンは思っていた。

 

「んじゃ。始めるぞ」

 

 ズガァン! 

 

 リボーンは佐天を(ハイパー)死ぬ気モードにする為の特殊弾、恋慕弾を佐天の額に打ち込んだ。恋慕弾は打ち込まれた佐天は地面に仰向けの状態で倒れるがすぐに起き上がる。そして佐天の額に晴の炎が灯り、瞳の色は黄色に変化し、310と書かれた手袋がX(イクス)グローブへと変化していく。

 

「バジルから聞いていたが本当に初代と同じグローブを……」

 

 佐天のX(イクス)グローブを見て家光は驚いていた。佐天はシェンツとの戦いの後、色んな人物と修行している。バジルとも修行しているので上司である家光も佐天の力についてバジルから聞いている。

 

(リボーンの言う通りツナが一度も勝ったことがないっていうなら……)

 

 佐天は両手を腰の辺りに下ろすと炎をX(イクス)グローブに炎を灯す。そして逆噴射させて一気に加速して家光の腹部におもいっきり拳を叩き込んだ。

 

「いい拳だ」

 

「っ!?」

 

 佐天の拳は確実に家光の腹部にクリーンヒットした。だが家光は笑っていた。家光の顔を見た瞬間、佐天は慌ててその場から飛び引いた。

 

(効いてない……!?)

 

 ツナですら勝ったことのない家光に自分が勝てるなどとは微塵も思っていない。そもそもツナの世界の人間に勝てると思っていない。しかしそれでも佐天は驚きを隠せないでいた。k=1/2mv²。運動エネルギーは質量×速さ。物体は速くなれば速くなるという法則である。佐天の今出せる最大の速さで動き拳を叩き込んだ。それでも

 佐天の攻撃は効いていなかった。つまりそれだけ家光と自分に絶対的な差があるということを意味をしていた。

 

「でもまだまだ甘いな」

 

((ハイパー)死ぬ気モード!? しかも大空の炎!?)

 

 家光の額に大空の死ぬ気の炎が灯ったのを見て、佐天は驚きを隠せないでいた。

 

「ふんっ!」

 

「なっ!?」

 

 すると家光は地面に拳を叩き込んだ。すると地面に巨大なクレーターができる。あまりの威力に佐天は驚きを隠せないでいた。

 

「ツナと本当に一緒にいたいというならこれくらいで驚いてたらダメだぜ」

 

「っ!?」

 

 家光もツナと9代目と同じように超直感を持っている。家光は佐天の心を見透かしていた。

 

「裏社会はこんな甘い世界じゃない。裏社会で生き抜く奴はあらゆる手段を使う。そこで生き抜きたいならあの程度の拳じゃ生き抜くのは不可能。確実にあの世行きだ。諦めた方がいい。そうすれば死ななくて済む」

 

 家光は佐天を試している。死ぬ気の炎を灯している時点で佐天に覚悟があるのは理解している。今の一撃を見ても佐天の覚悟が揺るがないかどうかを。

 

「わかってるわよ。全てじゃないけどツナの実力だって知ってるし、バジルもディーノもリボーンもあなたも……この世界の人たちの強さは超能力者(レベル5)をも越える人たちばかりだってことも。そして私が弱いってことも」

 

 佐天の脳裏にはツナの戦う姿、実際にスパークリングをした人たちのことが浮かんでいた。

 

「たとえ裏社会がどんなに強い人がいようと私はツナの隣にいたい。ツナのことを護りたい。だから私はツナを越える人間になる。だって私にとってツナは絶対に譲れないもの……私の誇りだから」

 

 佐天は真っ直ぐな目で家光にそう言い放った。自分の気持ちを家光の強さを見てもなお佐天の覚悟は揺るぐことはなかった。

 

「くくっ! いい覚悟だ。すまなかったな涙子ちゃん」

 

「もしかして私を試したの?」

 

「まぁな。涙子ちゃんの覚悟が本物かどうか試したくてね。伝わったよ君の覚悟もツナへの愛もね」

 

「最後の余計よ……!!」

 

 家光が余計な言葉を言った為、佐天は視線を反らして顔を赤くしながらそう言った。

 

「修行も頑張らなきゃいけないが、ツナを射止めるのも頑張らないといけないよな。ぼやぼやしてたらツナが他の誰かに取られちまうかもしれねぇしな」

 

「他の誰か?」

 

「ん……?」

 

 家光の言葉を聞いて佐天の炎が純度を増し、瞳から色が消えて、マフィアランドで覚醒した時と同じようになる。それを見た途端、家光は違和感を覚える。

 

(こりゃ相当、ヤバいことになりそうだな……)

 

 佐天の触れてはならな領域に触れてしまったと知った家光は自分の発言に後悔するのだった。

 

 

 




また(ハイパー)ヤンデレモードが…

高評価を下さった賢者翔さん、のりべんさん。ありがとうございます!

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ツナとアックアの戦い。どんな形がいい?

  • 1対1の一騎討ち
  • ツナと天草十字正教が協力して戦う
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