家光は途中で家に帰ってしまった。ツナも途中で帰って来て修行に参加。そして家光のいる家に帰って来る。
「もう寝てるし!」
帰って来て早々、家光は鼻ちょうちんを作って眠っていた。アホ面を浮かべながら眠ってる家光を見てツナはツッコミをいれる。
「ん~……? おおツナじゃねぇか……久しぶりだな~……」
「ひ、久しぶり……父さん……」
ツナのツッコミのせいで家光は目が覚めた。なんとも格好のつかない再会にツナは複雑な気分になってしまっていた。
「にしてもこんな朝早くに起きてるなんて……なんかあったのか……?」
「まだ夜だよ!」
(あんまりこういうこと言いたくないんだけど……本当にあの時と同じ人物なのかな……?)
今を朝だと勘違いしている家光にツナはツッコミをいれる。佐天はスパーリングした時のかっこ良さが微塵も感じられなかった為、本当に同一人物なのかどうか疑ってしまっていた。
「そうかまだ夜か……とりあえず酒でも飲むか? どうだツナ? お前も?」
「飲む訳ないだろ! 俺まだ未成年だぞ!」
「あれ? お前まだ未成年だっけ……?」
(寝ぼけてるんだよね……?)
本当に自分の息子の年齢を忘れているのかどうかわからず佐天は困惑していた。
「まぁ細かいことはいいじゃねぇか。飲もうぜ。丁度ここに缶ビールあるし」
「飲む訳ないだろ!」
「やっぱ反抗期か……」
「反抗期の問題じゃなくて一般常識だろ!」
「しゃぁねぇな。じゃあウィスキーでどうだ?」
「ウィスキーもお酒だろ!」
(これが久しぶりの親子の再会……?)
あまりにも奇抜な親子の再会に佐天は本当に親子の再会なのかどうか疑ってしまっていた。
晩御飯を食べ終えるとツナは風呂に入る。そして寝間着に着替えると台所へ行く
「あー! ツナしゃんが3人いるー!」
「佐天!?」
台所に行くと顔を赤くしなぜかハイになってる佐天が椅子に座っていた。そんな佐天を見てツナの驚きを上げる。
「こ、この感じまさか……」
ツナは思い出していた。前に家光がランボやフゥ太に酒を飲ませた時と同じ感じだということに。そして佐天は今、酔っているということに。
「父さん! 何で佐天に酒を飲ませてるんだよ!」
「い、いや! 父さんだって飲ませたくて飲ませたんじゃないんだって! 水の入ったコップと日本酒の入ったコップを間違えて渡しちまってだな!」
「結局、父さんのせいじゃん!」
わざと飲ませた訳ではないにしろ、結局家光がしでかしたと知って、ツッコミをいれる。
ツナは佐天に肩を貸し、自分の部屋に連れて行く。そして佐天をベッドで寝かせる。
「はぁ……父さんが帰って来たら何でこういつもいつも……」
佐天をベッドに寝かせるとツナは嘆息する。ツナは家光が帰って来てからいつもトラブル続きなのでうんざりしていたのである。
「さてとタオルを……」
「ツナさーん♪」
「佐天!?」
ツナは水を濡らしたタオルを持って来ようとする。すると日本酒のテンションがハイになった佐天が背後から抱きついてきた。佐天に抱きつかれてツナは顔を赤くする。
「えい!」
「わっ! いでっ!」
佐天はツナに抱きついたままベッドから落ちた。ツナは抱きつかれたまま傾いて床に叩きつけられる。
「つーかまえーた!」
「さ、佐天!?」
佐天は自分の頬をツナにくっつけすりすりしてきた。佐天の行動にツナは顔を真っ赤にし動揺する。
「どうですかツナさ~ん? 気持ちいいですか?」
(や、やばい! 佐天の肌、めちゃくちゃスベスベでいい匂いがする……!? って俺はこんな時に何を考えて!)
佐天は妖艶の笑みを浮かべながらツナにそう言う。ツナは顔を真っ赤にしながら動揺しながらも、佐天の肌の質感と匂いを実感していた。
「さ、佐天……お、落ち着いて……!?」
「えー? 落ち着いてますよー。もしかして私に抱き着かれて興奮してるんですかー?」
「そ、そんなんじゃ……!?」
佐天の誘惑に顔を真っ赤にしながらもなんとかツナは強がって、佐天の言葉に抗う。
「ふ~ん。じゃあ脱いじゃおっかなー? 暑くなってきちゃったしー」
「ぶはっ!」
妖艶の笑みを浮かべながらそう言うと、ツナは鼻血を吹き出した。
「えー! そんなに見たいんだー! ツナさんのエッチー! やっぱりツナさんも男の子なんですねー!」
佐天はニヤニヤしながらそう言う。佐天の言葉にツナは反論することができず顔を赤くしたまま黙ることしかできなかった。すると佐天はツナから離れた。
「しょうがないですねー。ツナさんの為に人肌脱いじゃいます」
「なっ!?」
そう言うと佐天は上着の下部に両手を添えると本当に服を脱ごうとする。そんな佐天を見てツナは顔を真っ赤にし動揺する。
「ダ、ダメだよ!! 流石にそれは不味いよ!!」
「えー? せっかくツナさんが喜ぶと思ったのにー」
「お、女の子がそんなことしちゃダメだって!」
「じゃあキスしてあげます」
「キ、キス!?」
服を脱ぐのを思い止まったと思ったら今度はキスすると佐天は言い出した。キスという単語を聞いてツナは顔を真っ赤にしながら動揺してしまう。
「いいじゃないですかー。私はツナさんの……ボンゴレのボスの妻になるんですよー。今からキスしたっていいじゃないですかー」
「俺はボンゴレを継ぐ気はないから! それに佐天と結婚しないから!」
いつものなら顔を真っ赤にしながら否定する佐天であるが、酒を飲んだせいで思考回路がめちゃくちゃになっている為、恥ずかしがることなくそう言った。ツナは佐天の発言にツッコミをいれる。
「グスッ……ツナさん酷い……私と結婚するのはそんなに嫌なんですか……?」
「い、いや! それは! その……」
さっきまでテンションが高かった佐天であったが、結婚の話が否定されたのがショックだったのか目元を潤ませてしまっていた。ツナは佐天がまさか泣くとは思ってもみなかった為、慌ててしまっていた。
「い、嫌じゃないよ! 佐天と結婚できるなんて絶対に嬉しいに決まってるじゃん! 佐天はすっごく可愛いし、料理もできるんだからさ!」
「本当ですか!? 嬉しい!」
「なっ!?」
ツナは佐天を元気づける為に慌ててそう言った。ツナの発言を聞いてショックを受けていた佐天も元気になり再びツナに抱き着いた。ツナは再び顔を真っ赤にする。
「じゃあキスしちゃいますね」
(ヤ、ヤバい!! 身動きが!?)
佐天は目を閉じて唇をツナの唇へと近づいて行く。ツナは顔を真っ赤にしながらなんとか逃れようとするも佐天にがっちりホールドされてしまった為、身動きが取れないでいた。
その時だった
「あれ?」
佐天の唇があと少しで届くというところで佐天の酔いが覚めてしまう。
(な、ななななな何でこんなことになってるのー!?)
佐天は今、自分が
「はぁああああああ!!」
そして酔っていた時に自分がツナに何をし、何を言ったのかを思い出す。そして思い出した途端、全身が真っ赤になりボンッ! と音を立てて気絶した。
こうして佐天の黒歴史が新たに刻まれたのだった。
やっぱりツナと佐天の話を書くのが一番、楽しいです!
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