御坂妹と初めて出会った次の日。8月21日。
「ええ!? また美琴の様子がおかしくなった!?」
「はいですの……」
ツナは支部の医務室で黒子と2人っきりでいた。そして黒子から再び美琴のことを聞いてツナは驚きを隠せないでいた。
「今日の朝……なぜかヤケになられているように感じましたの……」
(昨日、
黒子は朝、起きた時の美琴の様子を話した。ツナは黒子の話を聞いて美琴の様子がおかしいことと御坂妹と喧嘩したことと何か繋がりがあるのではないかと心配する。
「その様子だと沢田さんも何も知らないようですわね……」
「うん……」
「もう嫌ですわ……せっかく元気になられたと思ったのに……私はどうすればいいんですの……」
「黒子……」
せっかく元気になって喜んでいたが、また美琴の様子がおかしくなってしまった為、黒子は悲しい
(ただの姉妹喧嘩なら黒子に隠す必要はないはず……やっぱり美琴に何かあったのかも……)
姉妹喧嘩をしたことをわざわざ黒子に黙っておく理由はない為、ツナは美琴の身に何かあったのではないかと推測する。
(
考えてもわからないので
そして時刻は進み夕方。
「やっぱり携帯にも出ない……」
ダメ元でツナは美琴の携帯に電話するが美琴は出ることはなかった。
「やっぱり手がかりなしで捜すのは無謀かー……」
学園都市の中から手がかりなしで1人の人間を見つけることは容易なことではない。しかし現状、こうする以外に美琴を捜す方法がないというのも事実だった。
「ダメだ……見つからない……」
美琴を捜すこと1時間。夕日が沈み辺りは暗くなり、街頭が点灯し始める。
「今日もまた言っておかないといけないな……」
ツナはリボーンに連絡して今日もまた佐天の寮に泊まることを伝える為、ツナはポケットから携帯を取り出した。
その時だった
「っ!?」
ツナの超直感をもの凄く嫌な気配を感じ取った。嫌な気配を感じ取ったのはツナの横にある路地だった。
(何だ……凄い嫌な感じがする……)
美琴を捜している途中ではあったが、この嫌な気配を放っておけなかった為、ツナは27と書かれた手袋を両手に装着すると路地の中を進むことを決める。
路地
(嫌な感じが強くなってく……)
ツナは周囲を警戒しながらおそるおそる路地を歩いて行く。そして路地は奥に進めば進む程、嫌な気配が強くなっていくことを感じ取っていた。
「え……!?」
そしてツナはありえない光景を目にした。ツナの少し先。そこに瀕死状態の御坂妹が倒れていたのだから。
「だ、大丈夫!? 何があったの!?」
「あ、あなたは……どうして……ここに……とミサカは……尋ねます……」
ツナが尋ねると御坂妹は右目だけを開けながら掠れそうな声で答えた。
(とにかく救急車を……)
ツナはポケットの中にある携帯を取り出して救急車を呼ぼうとする。
その時だった、
「オイオイ。部外者が紛れ込ンでんじゃねェか」
「え……!?」
するとツナと御坂妹の白髪の青年がやって来た。突然、青年が現れたことにツナは驚いたのではない。こんな状況であるのにも関わらず、青年が助けを呼ぶどころか動揺していないことに驚きを隠せないでいた。
「こういう場合はどうすればいいンだァ? 実験は中止かァ? それとも実験の内容が口外されねェように口封じの為に消しておいた方がいいのかァ?」
「実験……!? 何を言って……!?」
ツナは動揺すると同時に、青年の言っている実験という意味がわからず困惑していた。
「お前がこの子やったのか……!?」
「だったらどうするってンァ? まさかこの俺を倒すとかって言うんじゃねェんだろうなァ?」
ツナは怒りを露にしながら尋ねると青年は自分が御坂妹に手をかけたことにもたいして謝罪するどころか、不気味な笑みを浮かべながらそう答えた。
「俺を学園都市第1位の能力者。
「学園都市第1位……!?」
「その方の言うことは本当です……と……ミサカは……伝えます……」
「逃げて下さい……とミサカは……警告します……」
「君を置いて逃げられる訳ないだろ!」
「問題ありません……私は……この為だけに……生まれた存在……とミサカは……自分の存在意義を……主張します……」
「何を……!? 言って……!?」
「そいつの言う通りだ」
ツナは御坂妹の言っていることの意味がわからず動揺する。一方で
「そいつは人間じゃねェ。俺に殺される為に生まれたただの
「本気で……言ってるのか……!?」
「何、怒ってンだよ。そいつは
「ふざけんな!!」
「人の命を何だと思ってるんだ!!」
「
「ナッツ!!
アクセラレータの言葉を聞いた後、ツナはナッツを通常モードで
「ここでお前を倒す!!」
(何だァ? さっきの手袋と今のパーツの変化は……)
(まァいい。どんな手を使おうが所詮は三下……俺の前じゃ何の意味も成さねェ)
だが
「
「あァ?」
ツナは
(視界を断って不意打ちを仕掛けるって寸法かァ……今まで俺に挑ンで来た奴よりはマシだが所詮は三下……考えることが単純だ……)
(攻撃が来ねェ……まさか!)
すると路地に発生した煙が一瞬にして吹き飛んで行く。煙が晴れるとそこにはツナと御坂妹の姿はどこにもなかった。
(あの発言は
ツナはあえて能力を解放し倒すと発言したことで
(舐めやがって……!? 三下の分際で……!?)
自分の心理を利用されたのが余程、気に食わなかったのか
(俺を出し抜いたのは素直に褒めてやるぜ三下ァ……だがこの俺を出し抜いておいて逃げられると思うなよォ)
(どォいうことだ? どこにもいやがらねェ……)
だが
(クソがァ!! どこまでも俺をコケにしやがって!!)
捜しても捜してもツナが見当たらない為、
一方、ツナが入った路地の反対側。その路地の裏を出た先にある古本屋。
「あれ? どこに行ったんだ
古本屋の中から本を持った当麻が出て来る。誰かを捜しているのか当麻は周囲をキョロキョロしていた。
ちょっとアクセラレータが小さい人間になっちゃいました。すいません。通常なら10031号が殺されてから本格的にストーリーが始まるのですが、僕は10031号を生かします。次回は久々のリボーンの登場です!お楽しみに!
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