ツナと
「あそこよ!」
美琴が指を指した先のはツナと
「え……!?」
「嘘だろ……!?」
金網の向こう側でツナが
「クソッタレがァアアアアアア!!」
「動きが単純になって来てるぞ」
「ゴフッ!?」
「おいおい……
ここに来る途中に美琴から
「そうか……
美琴はあまりに追い詰められてしまっていた為、忘れていたのである。ツナの炎の特徴を。
「効かないって……どういうことだよ?」
「あいつの炎はあんたの右手に似てるのよ」
「俺の右手と? どういうことだよ?」
「あいつの炎の特徴は調和……調和は矛盾や綻びのない状態……つまり沢田があの炎で
「マジか……」
美琴からツナの炎の特徴を聞いて当麻はツナが自分の右手と似てる力を持っているということに。
「これは……本当に現実ですか……? とミサカは今、目の前で起きている状況に……驚愕します……」
「あんた!」
「お前! 大丈夫かよ!?」
美琴と当麻の後ろから声がする。そこには重症の体を引きずってやって来た御坂妹がいた。ツナは待っていろと言ったが、戦いの行方が気になってしまった為、ここまでやって来たのである。
「命に別状はありませんし……あの方が傷口を止血してくれたので……問題ありません……とミサカは自身の体の状態について……伝えます……」
「問題ない訳ないでしょ!」
そう言うと美琴は御坂妹に肩を貸す。それを見た当麻も御坂妹に肩を貸した。
「本当はあの方を逃がそうと……思ったのですが……まさかこんなことになるとは……とミサカは予想外の展開に困惑しています……」
「俺たちだって困惑してるよ……いくら反射されないと言っても、あれだけの猛攻に難なく対応できてんだからよ……」
(美琴に……当麻!? しかもあの子まで……!?)
しかしツナは炎を使わず最小限の動きだけで躱していく。それどころかツナは美琴たちがいるのを確認する余裕まであった。
(さっきお返しだァ三下!! 今度は俺がお前の脳天をぶち抜いてやらァ!!)
飛ばした様々な物を飛ばして、目眩まししている間に
「ゴハッ!?」
だがツナは
「グフッ!?」
そして拳を離すとツナは落下する
その光景を見た美琴たちは。
「あ、足で……!?」
「あ、あいつどうやって……!?」
「ミサカにもわかりません……とミサカは今、起きた現象に驚愕します……」
ただの蹴りで
そして
(こ、この俺が……この俺が……こんな三下にィ……)
ついに
「もういい。止めだ」
(何……だと……!?)
地面に這いつくばっている
「これ以上、お前を傷つけても
そうツナは
「そこで大人しくしてろ。病院には連れて行ってやる」
(ふざけやがって……!? この俺が……この俺が三下に一方的にやられた上に……情けをかけられただと……!?)
ツナは歩を進めながらそう言う。だがこの言葉を聞いて、
「待ってろって言ったのにな……」
美琴と御坂妹が来たことに大した色々と言いたいことがあったツナであったが、自分のことを心配して来てくれのだと理解していたためこれ以上は何も言うことはしなかった。
「それにしても何で当麻がここに?」
「話せば長くなんだけどよ。偶然、この計画を知っちまってよ」
「そうか」
詳しく話したい当麻であったが御坂妹のこともあるので端的に説明した。ツナも当麻の意思を汲み取り、詳しく聞くのは後にすることにした。
「あいつは?」
「まだ意識はある。けどあそこまでやられれば実験の関係者は
美琴が
その時だった、
「くかきけこかかきくけききこかかきくここくけけけこきくかくきくこくくけくかきくこけくけくきくきこきかかか!!」
「な、何だよあれ……!?」
「おそらく……大気に流れる風の
あまりの現象に当麻は驚愕し、御坂妹は
「この手で大気に流れる風の向きを掴み取れれば世界中に流れる風の動き全てを手中に収めることができれ世界を滅ぼすことも可能。学園都市最強?
「圧縮……空気を圧縮……圧縮ねェ……いいぜェ! 愉快なことを思いついた!」
「風を一点に凝縮して生み出した
(俺の右手なら消せる……こうなったら一か八かあそこに飛び込んで……)
「……」
美琴は
「ナッツ」
「ガウ!」
そしてツナはリングからナッツを呼び出すと、展開していた炎の壁を解いた。そして肩に乗っているナッツを風で飛ばないようナッツの頭に手を置いた。
「GURURURU……GAOOOOOO!!」
ナッツの咆哮が一帯に響き渡る。ナッツは自身の技である
「は……!?」
そして
「な、何をしたんですか……!? とミサカは尋ねます……」
「ナッツは俺の炎と同じ特徴を持った俺の相棒だ。ナッツの咆哮であの
「め、めちゃくちゃだぜ……」
御坂妹が今の現象について尋ねるとツナはナッツの能力を説明した。当麻はナッツの能力を知って驚きを隠せないでいた。
(な、何だ……!? 急に猫が出て来たと思ったら……
(いや! それよりも何で動物が能力を使える!? 一体、どうなってやがる……!?)
「どうした
「なっ……!?」
「まさか学園都市最強の男が2対1で戦ったことに対して、卑怯だと言うつもりじゃないだろうな。それとも自分の知らない力だから勝てませんでしたなんて言うつもりか?」
「クソが……!?」
「お前は弱い。俺が今まで戦ってきた誰よりも」
「弱いだと……!?」
「そうだ。今まで俺は色んな奴と戦って来たが、いい奴も悪い奴もみんな覚悟を持ってた」
ツナは思い出す。マフィアを壊滅し世界大戦を起こそうとした六道骸。ボンゴレのボスの座を手にする為にクーデターを起こし、さらにボンゴレを内部分裂させたXANXAS。
「それに比べてお前から何の覚悟も感じない。自分の能力に甘えて鍛えた様子もない。少しやられただけですぐに信念を曲げた。お前は最強でも何でもない。世界一最弱な男だ」
学園都市最強の能力者と謳われてはいるが能力が強いだけで、自分自身の素の力は大したことない上に、戦闘技術すら会得していない。そして
「覚悟だァ!? 下らねェ。そんなもンあったところで何になるってんだ!?」
「だったら見せてやるよ。俺の覚悟を」
そう言うとツナはナッツをリングの中に戻す。そして両手に装着していたボンゴレギアを外した。
「悪いがこいつを見ててくれ」
「お、おい! 何やってんだよ沢田!」
「何で武器を捨てんのよ!?」
ツナはそう言うと
「何のつもりだてめェ!?」
「言ったはずだ俺の覚悟を見せるってな」
ツナが武器を外したことに
「死ぬ気の到達点」
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