「死ぬ気の到達点」
ツナがそう呟いた。その瞬間、ツナの全身から大量の死ぬ気の炎が溢れ出し、周囲に溢れ出る。あまりの炎の量にツナ以外、両足にしっかり力を入れなければ吹き飛んでしまう程であった。
「沢田の全身から炎が……!? な、何だよあれ……!?」
「わ、私も初めてみるわよ……」
ツナの全身から大量の炎が出たことに当麻は驚くと同時にあれが何なのかわからなかった為、美琴に詳細を尋ねた。しかし美琴も初めて見る為、あれが一体何なのかわからないでいた。死ぬ気の到達点。ツナが虹の代理戦争にて発現した力であり、死ぬ気の向こうにある究極の死ぬ気のことである。この力を発現するには
「全ての細胞がお前を倒す為に死を覚悟した」
(俺でもわかる……こいつは今までとは次元の違う力だってことが……)
(あいつまだ……まだこんな隠し球を……!?)
炎が消えた途端、大気が震え、実験場全体に重力がかかったかのような圧力がかかる。近くにいるだけだというのに当麻と美琴はツナから放たれる力がとてつもないものだということを感じていた。
「これが俺の覚悟だ。
(か、勝てねェ……)
ツナの真っ直ぐな瞳、そしてこの場を支配するかのような圧力に
(戦う気すら起きねェ……体が思うように動かねェ……演算ができねェ……)
さらに戦う気力すら起きず、体全身に重りをつけたかのようになり体が自分の思うように動かなかった。そして演算ができなくなり
(まさか……まさか……!?)
この絶対的な圧力を間近で感じた
(こいつはすでに辿り着いてるとでもいうのか……!?
学園都市最強の能力者に戦う気すら起こさせないと思わせる絶対的な圧力。
(いや! そんなはずはねェ!
ツナが
(だが……だが……こいつはまさしく俺が求めた力……!?)
自分の思惑を否定した
(何でだ……!? 何でてめェはこんな力を持っていて俺とは違う……!?)
(何でそんな目をしてやがる……!?)
(何でてめェは1人じゃねェんだ……!?)
(何で……!? 何で……!?)
何度、考えても
「答えは1つ。俺が死ぬ気だからだ」
(こいつ……また俺の心を……!?)
ツナは
「死ぬ気とは迷わないこと。悔いないこと。そして自分を信じること。俺は死ぬ気を繰り返す度に自分の知らない自分に出会った。そしてそれが本当の自分だと確信した時、俺は気づいた。この死ぬ気の向こうにある究極の死ぬ気にな」
ツナは思い出す。今までの戦いを。この境地の存在に気づいた時のことを。
「
「迷いだと……!?」
「そうだ」
ツナは超直感で気づいていた。
「お前は言った。全てを黙らせる絶対的な力が、自分に戦うことすら許されない程の絶対的な力が欲しいと。だがそんな力を手にせずともお前にはそれだけの力がある。さっきの力を使えばお前の望みは叶う。にも関わらずお前はその力を使っていない。それをしないのはお前の心に迷いがあるからだ」
ツナはさっきの
「それをしない理由はただ1つ」
そしてツナは理解していた。
「孤独だろ?」
「黙れ……」
「強力な力を持てば疎まれ、怨まれ、妬まれる。そのせいでお前は1人になった。孤独は地獄。学園都市最強と呼ばれようと、あらゆるものを反射できようと自分に向けられた軽蔑の視線、寂しいという気持ちまでは反射できない」
「黙れ……」
「だからこそお前はこの計画に参加したんだろ。絶大な力を手に入れれば……
「黙れ……」
「学園都市を……世界を破壊しないのはまだお前の中にまだ誰かと繋がりたいという願望がるからだ」
「黙れつってンだろ!!」
「その絶大な力を手に入れる為に
孤独の辛さを知ってるツナは知っていた。こんなやり方で孤独から逃れることはできないということを。
「
「黙れェええええええええ!!」
すると
「ガハッ!?」
だが能力を使っても当たらなかった攻撃がツナに当たるはずもなく軽々と躱された後に、顔面に拳を叩き込まれた。
「うぉおおおおお……りゃあ!」
ツナはおもいっきり拳を振り切った。ツナの拳によって
(強ェ……強すぎる……)
薄れゆく意識の中で
『
(本当……何やってンだ……俺……)
そして先程のツナの言葉を
「最後の一撃。悪くなかった」
決して誉められない一撃であったが、ツナは意識を失っている
こうして
これで
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